テーマ : 医療・健康

「地域特化の看護を」 静岡県立大 健康フェスで講演会

 静岡県立大は17、18の両日、人がその人らしく生きることを科学的に考える「生涯健康サイエンスフェス」を静岡市駿河区の同大で開いた。学生や教員ら約500人が参加し、記念講演やシンポジウムなどを行った。

看護教育について講演する南さん=静岡市駿河区の県立大
看護教育について講演する南さん=静岡市駿河区の県立大

 記念講演では、神戸市看護大前学長の南裕子さんが「地域のWell-being(ウェルビーイング)をめざす『地元創成看護学』」と題し、地域と看護教育のつながりの必要性を語った。地域によって健康問題のニーズや食文化、災害リスクが異なる点に触れ、「『普遍的』や『全国共通』の看護教育ももちろん重要だが、地域を見つめてどんな課題があるのかを考えることも大切」と指摘した。
 昨年度まで県内の大学などと共同開催していた「静岡健康・長寿学術フォーラム」を継承し、県立大が主体になって初めて実施した。17日には同大教員による研究成果の発表を行った。
 (社会部・小沢佑太郎)

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