テーマ : 医療・健康

感染症危機想定し訓練 静岡県、政府との初動連携確認

 感染症危機の発生を想定し、政府と各自治体の連携を確認する訓練が9日、オンラインなどで行われた。政府の感染症対応の司令塔となる「内閣感染症危機管理統括庁」の発足に伴う取り組み。県庁では川勝平太知事が国との緊急連絡会議に参加し、初動段階で共有すべき情報や政府からの要請内容を確認した。

訓練で、静岡県の準備状況を説明する川勝平太知事=9日午後、静岡県庁
訓練で、静岡県の準備状況を説明する川勝平太知事=9日午後、静岡県庁

 海外のある国で新型インフルエンザの患者が数百人確認されて死者も出ている―との想定で実施した。国民生活や経済に被害を与える恐れがあるとして、政府が対策本部を設置。オンライン会議には全都道府県の知事らと国立感染症研究所長が出席し、それぞれの対策状況を報告した。
 川勝知事は「ふじのくに感染症管理センターで各機関との連携体制を構築し、県民向けの情報提供を始めた」とした上で、必要な機関に医療物資を配送する準備を進めていると説明した。他の知事からは政府に対し、ウイルスに関する最新情報の提供や水際対策の徹底などの要望があった。
 (社会部・大須賀伸江)

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