テーマ : 医療・健康

仏、公園やビーチ禁煙へ 来年法制化、関連死防止

 【パリ共同】フランスのルソー保健相は28日、公園やビーチでの喫煙を禁止する方針を明らかにした。たばこの値上げも実施する。国内で年間7万5千人とも言われる関連死を防ぐ狙い。フランスメディアによると、来年初めに法制化される予定。

たばこの火を消す男性=2015年、パリ(AP=共同)
たばこの火を消す男性=2015年、パリ(AP=共同)

 2027年までの「たばこ規制計画」の一環。標識で示される禁煙エリアを公園やビーチ、森林などに拡大する。違反の際に罰金を科すことも検討しているという。多くの銘柄のたばこが20本入り11ユーロ(約1780円)で販売されており、これを25年に12ユーロ、27年初めまでに13ユーロに値上げする方針。
 ルソー氏は声明で、フランスでは喫煙に関連して1日200人が死亡していると説明。「32年までに喫煙のない世代をつくるという挑戦を成功させるには、野心的な一歩を踏み出す必要がある」と強調した。

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