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インフルエンザ、10週連続増 愛媛で1機関当たり50人超

 厚生労働省は6日、全国約5千の定点医療機関に10月23~29日に新たに報告されたインフルエンザの感染者数は計9万7292人で、1医療機関当たり19・68人だったと発表した。前週比1・20倍。10週連続で増加し、3週連続で自治体の「注意報」の基準となっている10人を超えた。国立感染症研究所によると、全国の推計患者数は約67万4千人に上る。

インフルエンザワクチンの接種=2020年
インフルエンザワクチンの接種=2020年

 都道府県別では、44道府県で前週に比べて増加。愛媛が1医療機関当たり51・46人と最多で「警報」の基準となっている30人を大きく上回った。
 愛媛に次いで多いのは埼玉33・08人、山梨29・56人。少なかったのは福井3・95人、岩手4・63人、富山5・67人など。休校や学級閉鎖などになったのは全国で計4706施設だった。
 国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「今後も感染者が増える恐れがあり、重症化リスクの高い人が多い高齢者施設に広がらないよう注意する必要がある」と話している。

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