テーマ : 医療・健康

「メジコン」生産量、2・2倍に 塩野義せき止め薬、不足に対応

 塩野義製薬傘下で医薬品製造のシオノギファーマ(大阪府摂津市)は7日、せき止め薬「メジコン」を大幅に増産すると発表した。来年1~3月には、1カ月当たりの生産量を今年1~10月平均の約2・2倍となる約3700万錠に増やす。インフルエンザなど感染症の流行や、ジェネリック医薬品(後発薬)の品質不正に伴うせき止め薬の供給不足に対応する。
 同日、加藤晃社長が武見敬三厚生労働相に増産計画を報告した。メジコンの生産を担う人員を増やし、現在の昼夜2交代制を3交代制とする。今後は追加の設備投資も検討する。
 メジコンは国内で高いシェアを持つ。塩野義製薬の手代木功社長は10月31日の記者会見で「メジコンを含む呼吸器感染症で使う薬は、ほぼ全て増産態勢を取る。収益ではなく、やらなければならないことだ」と述べていた。

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