⛳宮本２位タイ浮上　細川が首位守る　ゴルフ・ファンケルクラシック

東部総局　矢嶋宏行

　ＰＧＡシニアゴルフツアーのファンケルクラシック（静岡新聞社・静岡放送後援）は１９日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部で第２ラウンドを行った。初日首位の細川和彦が７０で回り、通算９アンダーで首位を守った。

通算７アンダーで２位タイに浮上した宮本勝昌＝裾野カンツリー倶楽部（東部総局・田中秀樹）

通算７アンダーで２位タイとなった片山晋呉＝裾野カンツリー倶楽部（東部総局・田中秀樹）

通算７アンダーで２位タイのＩ・Ｊ・ジャン＝裾野カンツリー倶楽部（東部総局・田中秀樹）

　初日６位タイだった宮本勝昌（熱海市出身、御殿場市在住）、片山晋呉、Ｉ・Ｊ・ジャンが２打差の２位に並んだ。藤田寛之（葛城ゴルフ倶楽部）は首位と５打差の１０位タイに後退した。芹沢信雄（御殿場市出身）は通算５オーバーの５８位タイ。初日６オーバーの７３位だった中嶋常幸は体調不良でスタート前に棄権した。（賞金総額６３００万円、優勝１５００万円、出場７７選手＝アマ５、晴れ、３２・１度、東の風２・１メートル、観衆３４５４人）

　さえる宮本　猛チャージ
　首位と４打差の６位タイで発進した宮本が前半に猛チャージした。「ショット、パットとも良かった」。１０番までに五つのバーディーを奪い、一時は首位タイに。「常に優勝を意識している。それが楽しい」と最終日へ気持ちを高めた。
　中盤以降は一転してショット、パットともに安定感を欠き、我慢の展開が続いた。「もう少し伸ばしたかった。原因が分かれば対処したけど…」と首をかしげた。終盤は強風にも悩まされた。
　昨年途中からシニアツアーに参戦。９番ではギャラリーに囲まれてのアプローチに成功し、会場を沸かせた。「多くのギャラリーの中でプレーするのはプロゴルファー冥利（みょうり）」と雰囲気を楽しむ。
　逆転優勝に挑む最終日は大学の同級生で、数々の名勝負を繰り広げた片山とラウンドする。「明日（最終日）こそ、ベストプレーを続けられるように」と気を引き締めた。
　（東部総局・矢嶋宏行）