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若者に建設業アピール、災害復旧の支援隊発足 静岡県協会 

 従業員の高齢化が進む建設業のイメージアップに向け、県建設業協会は災害現場で復旧作業に取り組む応急支援隊「C―DEST(シーディスト)」を発足させた。今後、ロゴマークを作成して作業用のビブスや重機、ヘルメットなどに記載し、現場での一体感とモチベーションの向上につなげる。シーディストは建設、災害、応急、支援などの英語の頭文字から名付けられ、同協会に所属する約470社の県内建設業者が災害復旧に当たる際の“旗印”とする。警察官や自衛隊と比べて災害現場で注目される機会が少ない建設業だが、同協会関係者は「真っ先に現場に駆け付けるのは建設業。土砂やがれきを除去して自衛隊などの救援ルートを確保している」と語る。

災害現場で復旧作業に取り組む建設業者=熱海市(県建設業協会提供)
災害現場で復旧作業に取り組む建設業者=熱海市(県建設業協会提供)

 建設業は作業の厳しさなどから若者の離職率が高く、就業者の年齢構成は55歳以上が35%に対して29歳以下が10%程度。災害現場からシーディストの活躍を発信することで、「社会に不可欠な仕事であると若者に知ってもらいたい」という。ロゴマークは今夏にもデザインを一般公募し、秋ごろに作成する予定。

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