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崩落の盛り土 静岡県「不適正と確認せず」 熱海土石流

 静岡県の太田博文危機管理部長は6日、県庁で開いた記者会見で、熱海市伊豆山で発生した土石流の最上部で崩落した開発行為に伴う盛り土について「現時点で(民間企業による手続きが)不適正だったと確認していない」との見解を示した。
 盛り土行為は目的によって適用される法令が異なり、許可や届け出の権限は土地改変の規模に応じて県の場合と市の場合がある。県は開発行為の経緯を市とともに追跡調査している。
 太田部長は「(盛り土付近の)権利関係が複雑な状況で整理されていない段階。民間事業を原因の一つかのように決め付けて、誹謗(ひぼう)中傷の対象にするような状況は避けたい」と現時点での詳細な説明を避けた。
 大雨時の盛り土の危険性を認識していたかに関しては「危険の認識があって(盛り土を)放置していたとは考えにくい」と述べた。
 盛り土を巡っては川勝平太知事が5日、「原因は長雨の貯蓄だが、噴き出た水が盛り土を一緒に押し流し、被害を拡大した」との認識を示している。

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