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被災地復興の経験報告 石巻、熱海に派遣 浜松市職員2人

 浜松市は16日、2021年度に東日本大震災の被災地の宮城県石巻市、大規模土石流が起きた熱海市へ派遣した職員2人による報告会を市役所で開いた。

派遣先での経験を報告する石黒さん(右)と高橋さん=浜松市役所
派遣先での経験を報告する石黒さん(右)と高橋さん=浜松市役所

 東・浜北土木整備事務所の石黒典隆さんは、石巻市でかさ上げ工事を中心に道路や橋の災害復旧事業に携わった。石黒さんは、同市での仕事について「初めて担当したので難しく感じた」とした上で、震災後の10年間で整備された道路や公園など復興の進展についても説明した。
 都市計画課の高橋直人さんは、土石流の被害を受けた熱海市伊豆山地区の復興計画策定関連の業務に従事。現場に足を運び、災害対応に当たった熱海市職員の話を聞いた経験も踏まえ「浜松市で策定する市防災都市づくり計画に意見を反映していきたい」と語った。
 報告を受けた鈴木康友市長は「貴重な経験を浜松の防災や施策に生かしてほしい」と2人をねぎらった。

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