テーマ : どうする家康/徳川家康

向井水軍行列「いざ出陣」 静岡・用宗地区 武将たたえるまつり

 静岡市駿河区用宗ゆかりの武将らをたたえる「もちむね向井水軍まつり」が8日、JR用宗駅周辺で開かれた。持舟城(もちぶねじょう)城将として戦国武将の武田氏の下で活躍した向井正重と、武田氏滅亡後に徳川水軍の中心となった政綱、忠勝の向井3代にちなんだ催しで、住民らが街を練り歩くなどして地域の歴史をアピールした。

手作りの甲冑(かっちゅう)をまとう向井水軍行列=静岡市駿河区
手作りの甲冑(かっちゅう)をまとう向井水軍行列=静岡市駿河区

 メインイベントの「向井水軍行列」には、手作りの甲冑(かっちゅう)に身を包んだ住民ら約100人が参加。大漁旗やおもちゃの刀を手に、りりしい表情で県道約300メートルを練り歩いた。正重役のほか、正重以前に同城主だった徳川家康正妻の築山殿の父・関口氏純役も練り歩き、地元住民や見物客が戦国から江戸時代にかけての地区の歴史に思いをはせた。
 先頭を歩いた市立長田南小5年の白木天衣さん(10)は「大好きな徳川家康についてもっと勉強したくなった」と笑顔を見せた。
 用宗町内会会員らでつくる実行委員会が歴史資源を生かしたイベントとして企画し、今回で5回目。JR用宗駅南側の県道には、地場産品の出店も並び、買い物客でにぎわった。
 (教育文化部・鈴木美晴)

いい茶0

どうする家康/徳川家康の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞