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徳川宗家収蔵品の拠点に 浜松ドラマ館事後活用 市長見通し

 鈴木康友浜松市長は24日の定例記者会見で、浜松大河ドラマ館(中区元城町)の建物をドラマ終了後に徳川記念財団(東京、徳川家広理事長)の資料所蔵施設とする構想について「文化財を含め、各地に分散している2万5千点ほどの資料が浜松に集約されると思う」と述べ、徳川宗家の資料を収蔵する国内拠点施設になるとの見通しを示した。

浜松城そばにオープンし、観光客でにぎわう浜松大河ドラマ館=24日午後、浜松市中区
浜松城そばにオープンし、観光客でにぎわう浜松大河ドラマ館=24日午後、浜松市中区

 市によると、国内には尾張徳川家伝来品を中心に展示する徳川美術館(名古屋市)や、水戸徳川家ゆかりの徳川ミュージアム(水戸市)などがあるが、徳川宗家の資料を一括所蔵し、公開している施設はない。浜松市からドラマ館の事後活用策の申し出を受けた財団が応じ、3月上旬の理事会で浜松への収蔵品集約と財団浜松本部の設置が決まった。
 今後は市と財団が協議を重ね、収蔵に必要な広さや機能が不足する場合は、来年1月のドラマ館としての営業終了後に施設の改修などについて検討する。
 鈴木市長は「貴重な文化財をしっかりと収蔵し、見せ方も工夫して集客に結びつける。ドラマのブームを一過性に終わらせず、この地を新しい歴史ゾーンとして活性化させたい」と期待を込めた。

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