テーマ : どうする家康/徳川家康

駿府城の位置「家康には最適」 静岡県歴史研究会が成果発表

 静岡県歴史研究会は4日、静岡市葵区の市歴史博物館で研究発表会を開いた。同会の篠原旭会長(78)=同市駿河区=と歴史研究家の桜井明さん(71)=同区=が、徳川家康と駿府の地にまつわる研究成果を報告した。

研究成果を報告する桜井さん=静岡市葵区
研究成果を報告する桜井さん=静岡市葵区

 「竹千代(家康の幼名)は駿府で何を学んだか」とのテーマで研究した篠原会長は、家康が幼少期に駿府で戦国三大文化の一つである京風で優雅な今川文化を経験したことに着目。戦乱の時代に文化的で平和な暮らしを体験したことが、「天下太平の世」を目指すきっかけになったとの見方を示した。
 桜井さんは駿府城について考察した。朝廷や西日本の巨大勢力をコントロールしながら江戸にいる2代将軍徳川秀忠を指導する必要があった家康にとって、駿府は居住地として最適な位置にあったと説明した。その上で、駿府城に居ながら最高権力者として幕府を統治していたと指摘した。

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