テーマ : どうする家康/徳川家康

満観峰(静岡市駿河区、焼津市) 山頂の展望広場に東屋整備【山ある記】

 満観峰(470メートル)は、焼津・静岡側から整備された登山道がいくつもあり、富士山から伊豆半島・駿河湾などの大パノラマが楽しめる。山頂の広い展望広場には東屋[あずまや]が整備され、年々若い登山者も増えて人気上昇中の山だ。焼津側登山口の花沢の里は、古い家並みが残り風情がある。

満観峰山頂から東側に望む富士山
満観峰山頂から東側に望む富士山
満観峰
満観峰
満観峰山頂から東側に望む富士山
満観峰

 今回は静岡側から小野薬師寺―朝鮮岩―満観峰―小坂へと里山歩きを楽しむ。JR安倍川駅を出発し、丸子川の青木橋を渡って井尻方向に進む。参道本道から小野薬師寺に登る。山桜の咲き誇る境内から朝鮮岩までの尾根道をゆっくり登坂する。いつ見ても朝鮮岩からの眺望は素晴らしい。ここからは雨上がりで滑りやすい木の根の張る下り坂を巻いて満観峰を目指す。1時間40分ほどかけて山頂に到着する。心地よい天気の中、富士山や駿河湾、静岡・志太平野を眺め昼食を取る。
 おなかを満たした後は、春にはヤマブキや桜花が咲き誇る景色をめでながら小坂方面に下山する。徳川家康の「お手植えミカンの木」があり、文治3(1187)年、源頼朝の家臣、土肥次郎実平によって創建されたといわれる安養寺で休憩する。奈良時代の「万葉の小径」を抜け、小坂の大和田地蔵堂に出る。JR用宗駅まではもう一歩きだ。
 (静岡県ワンダーフォーゲル会・近藤博義)

いい茶0

どうする家康/徳川家康の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞