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「家康ゆかりの地」発信へ交流 静岡、浜松と愛知・岡崎 3市商議所が連携強化

 徳川家康公ゆかりの地の発信を掲げる「全国家康公ネットワーク」は2日、浜松市内で視察交流会を開き、会員の静岡、浜松、愛知県岡崎市の各商工会議所の正副会頭や市関係者ら約40人が参加した。放映中の大河ドラマ「どうする家康」を契機にした観光振興や地域活性化に関する活動について情報共有し、“アフター大河”を含めた3市の連携の重要性を再確認した。

観光ボランティアガイドの説明を聞きながら浜松城周辺を巡る商工会議所の関係者ら=2日午前、浜松市中区
観光ボランティアガイドの説明を聞きながら浜松城周辺を巡る商工会議所の関係者ら=2日午前、浜松市中区

 視察交流会は2月の岡崎市、4月の静岡市に続いて開いた。浜松市の中野祐介市長が「ゆかりの地が手を携え、地域を盛り上げていきたい」とあいさつし、市担当者が家康公に関連した行事や発信の取り組みの実績などを報告した。
 参加者は大河ドラマ館(同市中区)を見学後、浜松観光ボランティアガイドの会メンバーの案内で浜松城周辺を巡った。
 昼食時は、浜松商議所の斉藤薫会頭が「17年間を浜松で過ごし、後に天下人となった家康公の躍進を支えた」と、この日振る舞われた地場産豚肉や遠州灘産ヒラメなど旬の食材でつくる浜松パワーフードを紹介。岡崎の大林市郎会頭は若年層に対する家康公の偉業の発信強化、静岡の岸田裕之会頭は大河ドラマ館への誘客増へ意欲を語った。
 家康公に仕えた井伊直政ら井伊家ゆかりの龍潭寺(同市北区)も訪問した。
 (浜松総局・山本雅子)

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