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よみがえる高天神城 掛川市のアプリ人気 特設ホームページ、CGで再現

 掛川市が戦国期の山城「高天神城」をPRするために制作したデジタルコンテンツの人気が高まっている。3月下旬のリリースから約2カ月半で、特設ウェブサイトの閲覧数は2万3千回、アプリのダウンロード数は1400回を超えた。大河ドラマ「どうする家康」では7月にも高天神城が登場する見込みで、市は追い風に期待を込める。

往時の地形や構造物を再現した高天神城のCG画像。特設ウェブサイトで楽しめる
往時の地形や構造物を再現した高天神城のCG画像。特設ウェブサイトで楽しめる

 「今、よみがえる高天神城」と銘打った特設ウェブサイトでは、コンピューターグラフィックス(CG)で往時の城郭の様子を再現している。木が生い茂る現在の状態と対比できるように工夫を凝らし、地形を利用した要害の特徴の説明も加えた。アプリは拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の技術を利用して、現地での城郭歩きを楽しめる内容に仕上げている。
 市文化・スポーツ振興課によると、閲覧・利用者は県内を中心に東海圏や関東圏に広がっている。城郭ファンのグループがアプリを利用した現地散策を楽しんでいる事例もある。担当者は「樹木がない丸裸の山にして遺構を復元するのは物理的に無理。デジタルの力で地形と築城技術を堪能してほしい」と話す。
 高天神城は徳川軍と武田軍が激しい攻防を繰り広げたことで知られる。廃城は1581年で、440年以上が経過している。

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