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柴咲コウさん 浜松の棚田で田植え 大河「直虎」ロケ地、「愛着湧く場所」

 浜松市を舞台にした2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で主人公の井伊直虎役を演じた俳優柴咲コウさんが9日、同市北区引佐町の久留女木の棚田を訪れ、田植えを行った。柴咲さんは「直虎を演じていた時の記憶と、私自身が感じた風や日の心地よさが相まって愛着が湧く場所。今でも物語の続きを思い描いている」と語った。

田植えに励む柴咲コウさん=9日午後、浜松市北区引佐町の久留女木の棚田(浜松総局・山川侑哉)
田植えに励む柴咲コウさん=9日午後、浜松市北区引佐町の久留女木の棚田(浜松総局・山川侑哉)
囲み取材で報道陣の質問に答える柴咲コウさん
囲み取材で報道陣の質問に答える柴咲コウさん
地元農家らと田植えに励んだ柴咲コウさん
地元農家らと田植えに励んだ柴咲コウさん
田植えに励む柴咲コウさん=9日午後、浜松市北区引佐町の久留女木の棚田(浜松総局・山川侑哉)
囲み取材で報道陣の質問に答える柴咲コウさん
地元農家らと田植えに励んだ柴咲コウさん

 同棚田は、戦国時代に井伊家の保護を受けて開墾が進んだと伝えられ、現在も井伊家の家臣の末裔(まつえい)が耕作している。保全に取り組む「久留女木竜宮小僧の会」(西本有一会長)が休耕田を整備し、大河ドラマでは最終話などの撮影が行われた。竜宮小僧の会は、撮影スタッフに米を贈るなどドラマを通じた交流を続けていて、思い出のロケ地として再訪を望んでいた柴咲さんと思いが合致し、企画が実現した。
 柴咲さんは、西本会長や地元農家らとともに田んぼに入り、真剣な表情で苗植えに没頭した。「ドラマでも田植えのシーンがあった。少しずつ感覚を取り戻すようだった」と柴咲さん。泥に足を取られた場面では、祖先が井伊家に仕えていたという仲井文代さん(60)に助けられて笑顔を見せるなど、地元住民との交流も楽しんだ。
 仲井さんは「柴咲さんは明るく、楽しそうに田植えをしてくれた。めったにない貴重な機会になった」と喜んだ。西本会長は「棚田地域の保全、活性化に向けて今後も継続的にお付き合いしたい」と期待した。
 田植えは、柴咲さんが代表を務める事務所「レトロワグラース」と竜宮小僧の会が主催した。

 

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