テーマ : どうする家康/徳川家康

築山殿の父の文書 静岡大河ドラマ館で展示 家康の“守り神”印も

 大河ドラマ「どうする家康」の世界観を伝える静岡市葵区の「静岡 大河ドラマ館」で22日から、徳川家康の正室・築山殿の父である関口氏純の文書の展示が始まる。7月3日まで。

築山殿の父・関口氏純が書いたとされる「関口氏純替地証文」
築山殿の父・関口氏純が書いたとされる「関口氏純替地証文」
家康が信仰していた「摩利支天」の印
家康が信仰していた「摩利支天」の印
築山殿の父・関口氏純が書いたとされる「関口氏純替地証文」
家康が信仰していた「摩利支天」の印

 文書は氏純が1563年に書いた、土地の所有者の変更を保証する「関口氏純替地(かえち)証文」。今川氏の重臣だった氏純が今川義元の菩提(ぼだい)寺だった天沢(てんたく)寺に領地を寄進したことを記している。氏純は62年に亡くなったという伝承があるが、文書が発見された2021年以降、研究者の間で氏純の没年が見直されるようになったという。
 家康が守り神として信仰していた戦の神「摩利支天(まりしてん)」の印「摩利支天御影黄金印」も期間限定で展示する。いずれの品も、普段は同区の臨済寺に所蔵されていて、一般公開はされていない。
 市文化財課の担当者は「ドラマでも築山殿の話が盛り上がっている時期で、知名度が上がってきた。静岡にゆかりの品があると知ってもらいたい」と話し、ドラマ館への来場を呼びかけている。

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