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三浦按針の功績顕彰 伊東で祭り 式典やトークショー 多彩に

 伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」は主要日の10日、式典やトークショー、大規模な花火大会などさまざまな催しを繰り広げた。徳川家康の命を受け、同市の松川河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)の功績をたたえた。

献花を行う関係者=伊東市の按針メモリアルパーク
献花を行う関係者=伊東市の按針メモリアルパーク


 按針メモリアルパークでは献花を行った。按針の胸像や伊東で建造された「サン・ブエナ・ヴェンツーラ号」のモニュメントの前で、英国をはじめとしたゆかりの国の関係者らがカーネーションをささげた。
 市観光会館で開いた式典で、小野達也市長は「按針祭を通じて偉業が国内外に広く発信され、関係各国との絆が強まると確信している。今後も按針の功績を顕彰し、偉業を新しい時代に伝えていくことが現代に生きる私たちの使命」と述べた。
 トークショーには徳川宗家19代当主の徳川家広さんと、伊東市の友好都市・英国メドウェイ市に派遣される地元の高校生2人が出演した。徳川さんは生徒の質問に答える形で、徳川家と按針、伊東の関わりなどについて話した。
 伊東海岸一帯で約1万発の花火を打ち上げ、祭りは最高潮を迎えた。
 (伊東支局・白柳一樹)

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