テーマ : どうする家康/徳川家康

三味線、江戸時代に庶民へ普及 浜松市楽器博物館 起源の三線も

 浜松市楽器博物館(中区)で12月12日まで、江戸時代に庶民に広まった三味線をテーマにした特別展「どうする 江戸の音楽」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。

江戸時代の三味線を紹介する学芸員=浜松市中区の市楽器博物館
江戸時代の三味線を紹介する学芸員=浜松市中区の市楽器博物館

 現代に比べてさお部分が細く、鶴、竹、松が描かれた三味線(推定1713年完成)や、三味線の起源になった三線、譜を置く見台など約50点を展示している。学芸員によると、三味線は徳川家康が築いた安定した時代を背景に急速に普及した。会場には三味線の構造や種類をはじめ、目に障害がある男性技芸者の組織「当道座」が、当時の音楽文化を担った歴史を紹介するパネルが並ぶ。
 鶴田雅之館長は「現代では三味線の作り手や演奏家が減少しているという課題がある。江戸時代の知恵や工夫を知り、今後の三味線について考えてもらえれば」と話した。

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