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牧之原・勝間田城 家康が再利用? 小和田氏が特別講演

 牧之原市の勝間田区と牧之原御城印製作委員会はこのほど、勝間田城跡の県指定史跡40周年を記念し、静岡大の小和田哲男名誉教授を招いた特別講演会を同市の勝間田小で開いた。時代考証を担当する大河ドラマ「どうする家康」のエピソードに触れながら、家康と牧之原の城の関係性を解説した。

家康と牧之原の城の関係性について解説した小和田名誉教授=牧之原市
家康と牧之原の城の関係性について解説した小和田名誉教授=牧之原市

 小和田教授は今川氏と北条氏、武田氏が結んだ和平協定「甲相駿三国同盟」破綻後に徳川と武田が対立を深めた経緯や、遠江の情勢がめまぐるしく変化した当時の様子などを解説した。
 その上で、これまでの調査で両者の攻防が始まる前に廃城となっていたと考えられている勝間田城の歴史的価値に着目。衝突が激化する状況下で「どちらかによって再利用されていた可能性があるのでは」と持論を展開し、再調査の必要性を強調した。
 質疑応答では「どうする家康」にまつわる制作秘話などについても言及し、集まった約450人の地域住民が聞き入った。

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