テーマ : どうする家康/徳川家康

歴代駿府城主の家紋 彫刻で「三つ葉葵」など展示 静岡・葵区

 静岡市は27日、家紋彫刻家江口久夫さん(86)=川根本町=の特別展を葵区の駿府城公園内の坤櫓(ひつじさるやぐら)で始めた。9月6日まで。徳川家の「三つ葉葵(あおい)」をはじめ、同市や駿府城に縁が深い歴史人物の家紋など9点をヒノキなどの材料を使って精巧な技術で彫り上げた。

手彫りの歴代駿府城主の家紋が並ぶ特別展=静岡市葵区の駿府城公園坤櫓
手彫りの歴代駿府城主の家紋が並ぶ特別展=静岡市葵区の駿府城公園坤櫓

 初代の内藤信成から始まり、徳川家康や徳川家達まで5代にわたる歴代駿府城主の家紋は、年代別に並べることで、同じ徳川家内でも葵の葉の重なり方が違うなど微妙な変化が比較できる。家康が署名として使った「花押(かおう)」の彫刻は、立体で見ることにより、時代とともに徐々に丸みを帯びていく様子が見て取れる。
 江口さんは北は松前藩から南は琉球王国まで、全国の大名の家紋計1323点を彫り、彫刻家紋数でギネス世界記録の認定を受けている。

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