テーマ : どうする家康/徳川家康

家康の魅力と歴史、工芸品で発信 久能山東照宮に奉納 静岡市駿河区

 静岡市駿河区の久能山東照宮に26日、徳川家康にちなんだ二つの工芸品が奉納された。

金陀美具足を模したペーパーウエート=静岡市駿河区
金陀美具足を模したペーパーウエート=静岡市駿河区
家康が決断を迫られた時に思案する様を表現した陶像=静岡市駿河区
家康が決断を迫られた時に思案する様を表現した陶像=静岡市駿河区
金陀美具足を模したペーパーウエート=静岡市駿河区
家康が決断を迫られた時に思案する様を表現した陶像=静岡市駿河区


 鋳物製造業の栗田産業(同区)は、家康が着用したとされる甲冑(かっちゅう)「金陀美具足(きんだみぐそく)」を模した金箔(きんぱく)と金メッキの2種類のペーパーウエートを奉納した。同じペーパーウエートを店舗やオンラインショップで販売し、売り上げの3割を久能山東照宮へ寄付する。栗田圭副社長(44)は「家康公お抱えの鋳物師の存在が、静岡の鋳物文化の発展につながった歴史を発信したい」と話した。
 愛知県新城市の陶像作家追平陶吉さん(83)は、家康が決断を迫られた時に思案する様を表現した「家康公思案像」を制作した。高さは約45センチで、眉を八の字にゆがめた家康の表情にこだわった。これまで約500体の戦国武将の陶像を作ってきた。「一見情けない表情だが、深い思案の積み重ねで天下太平の世を築いた家康の魅力を感じてほしい」と期待した。
 (社会部・五十嵐美央)

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