2022年7月6日(水)

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音楽・舞台・芸能の記事一覧

  • 浜松在住ピアニストの今西さん 後進育成へ新会社設立 地元から世界的音楽家を

     浜松市中区在住のピアニスト今西泰彦さん(38)が、後進の育成に向けて6月下旬、音楽家のマネジメントなどを手掛ける会社「イマジン」(同区)を設立した。自身の経験を生かし、将来的には世界で活躍するアーティストの輩出を目指す。  浜松北高2年時にピアニストを志した今西さん。東京芸大院を経て、活動の場を欧州に求めた。8年前の帰国後は浜松を拠点にコンサートの開催や、県内外で幅広い年代の約100人にピアノを指導している。  レッスンで感じていたのは、本気で音楽家を目指す教え子たちが少なかったこと。音楽で生計を立てることへの不安も聞き、「浜松は楽器をつくる街として有名だが、音楽家や芸術家はなかなか育たず、

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  • 静岡文化芸術大の同好会 ペルシャ発祥の弦楽器解説

     静岡文化芸術大の観光同好会「COOK+S(クックス)」は3日、浜松市中区の市楽器博物館でギャラリートークを行った。  同会の3年生のメンバー8人が、古代ペルシャ発祥の弦楽器「バルバット」を起源に持つピパ(中国)、ウード(アラブ世界)、リュート(欧州)と、その国や地域の文化を来館者に解説した。アラブ世界では、ウードが「楽器の王」と呼ばれることを紹介。幾何学的な模様が繰り返し描かれる「アラベスク文様」がウードや現地の建築物にあしらわれていることなどを軽快なトークで説明した。メンバーの1人は「音楽と国の文化は密接に関係している。興味を持った楽器と、その国の文化をぜひ調べてみてほしい」と呼び掛けた。

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  • 戦争や人権テーマ 静岡吹奏楽団 グランシップで演奏

     静岡県人権・地域改善推進会は2日、静岡市駿河区のグランシップでロシアによるウクライナ侵攻や人権をテーマに「ハートフルコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。約300人の聴衆が、静岡吹奏楽団の美しいハーモニーに耳を傾けた。  楽団員約40人が計7曲と音楽物語を披露した。映画「ひまわり」の主題曲に合わせ、常葉大短期大学部の有志ら14人が谷川俊太郎の詩「生きる」を朗読。会場は拍手で包まれた。  天野一会長は「ウクライナ人の心に寄り添い、音楽を通して戦争や人権問題について考えていこう」と聴衆に呼び掛けた。

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  • 「未完成」披露 富士山静岡交響楽団 浜松で公演

     富士山静岡交響楽団の名曲クラシックコンサート(静岡新聞社・静岡放送共催、ヤマハ特別協賛)が2日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。団員約60人がシューベルト交響曲第7番「未完成」など4曲を演奏した。約千人が訪れた。  指揮者は東京交響楽団正指揮者の原田慶太楼さん。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で日本人初の1位に輝いた上原彩子さんをピアニストに迎え、華やかな共演を披露した。

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  • クラシックの音色 トリオ演奏が魅了 浜松・中区でコンサート

     静岡県内で演奏活動に取り組む演奏家トリオグループ「ミナトニカ」(旧トリオ湊)のコンサートが2日、浜松市中区のクリエート浜松で開かれた。3日は静岡市葵区の札の辻クロスホールで開催予定。  県内出身のメンバーで2008年に結成したグループ。金原麻美さん(ピアノ)、西川奈穂さん(バイオリン)、池谷隼人さん(サクソフォン)の3人が、クラシックを中心に約10曲を披露した。息の合った美しい音色を響かせ、約100人の聴衆を魅了した。  3日の静岡市葵区の札の辻クロスホールでのコンサートは午後1時半開演。当日券は一般2500円、高校生以下1500円。

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  • ご当地歌「オクシズ旅情」制作 静岡市にCD寄贈 葵区の会社社長

     静岡市葵区の運送会社会長鈴木源一郎さん(72)が、市北部の中山間地「オクシズ」をテーマに作詞したご当地ソング「オクシズ旅情」を制作した。「オクシズで頑張る人の応援歌になれば」と1日、市にCDを寄贈した。  鈴木さんは同区足久保出身。趣味として「源一真」のペンネームで作詞活動している。人口が減り産業も衰退してしまったオクシズを歌で励まそうと、曲の制作に至った。  歌詞はオクシズの豊かな食や自然、夢をかなえるために地元を離れたかつての自分の姿などを表現した。同市出身の作曲家みちあゆむさんに作曲を依頼し、オクシズの山に響く雄大なイントロと覚えやすく歌いやすいメロディーに仕上げた。同市の歌手三代祐二

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  • 世界のプロ奏者と協演 清水南高芸術科の3人

     ハンガリー国立歌劇場管弦楽団でコンサートマスターとして活躍する掛川市出身の長尾春花さん(33)が、2017年に当時の同国首都主要オーケストラのコンサートマスターや首席奏者らと結成した「シゲティ弦楽四重奏団」が1日、静岡市清水区折戸の清水南高校を訪れ、生徒に演奏を披露した。  長尾さんと共に同校を訪れたのはアレクサンドル・ディムチェフスキさん(33)とルドマーニ・デーネシュさん(42)、ロージャ・リチャードさん(48)の3人。「ふるさと静岡県に恩返しをしたい」と長尾さんから相談を受けたアイワ文化福祉財団が、音楽を志す高校生に世界で活躍する演奏家を身近に感じてもらおうと企画した。  同校芸術科音

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  • ポップス名曲で聴衆魅了 浜松・社会人楽団が演奏会

     浜松市を拠点に活動する社会人吹奏楽団「浜松ポップス・ウィンド・オーケストラ」はこのほど、中区のアクトシティ浜松で第19回演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開催した。団員約40人が歌謡曲やポップスなど計14曲を披露した。  第1部では、夏を連想させる「夏祭り」や「少年時代」を盛り込んだメドレーや、アニメソングを披露。  第2部では、ジャズの人気曲「スペイン」などを軽快に奏でた。ソロ演奏もあり、活気あふれる演奏で来場者約750人を魅了した。

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  • 全国の民謡 美しい調べ披露 浜松市南区で発表会

     浜松市を中心に活動する民謡団体「民謡鈴木流峰晴会」はこのほど、設立20周年記念発表会(静岡新聞社・静岡放送後援)を南区白羽町の白羽町公会堂で開催した。会員約15人が三味線や歌など日頃の練習の成果を披露した。  北海道の「ソーラン節」や福岡県の「黒田節」など全国各地の民謡計約50曲を奏で、来場者約100人は美しい音色を楽しんだ。  地元団体による踊りや太鼓などもあった。  鈴木峰晴会主(82)は「いつでも誰でも楽しめる民謡の良さが伝われば」と話した。

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  • 近未来の静岡を熱演 ラウドヒル計画、市民文化会館で通し稽古

     静岡市民文化会館の演劇プロジェクト「ラウドヒル計画」の舞台「FLASH!アベハナネヴァーエンド」(静岡新聞社・静岡放送共催)が2、3の両日、同館中ホールで上演される。1日には通し稽古を行い、県民の出演者やスタッフ約100人が仕上がりを確認した。  近未来の静岡が舞台。バーチャルで行われるようになった安倍川花火大会をリアル開催しようと役所の若者が奮闘する。さまざまな立場の市民を巻き込む人間ドラマに、情熱的なダンスや映像を織り交ぜる。  同作は2021年10月以来の再演。総監督の勝山康晴さん(藤枝市出身)は「静岡を題材にした作品の中に、生きる喜びや何げない時間の大切さを感じ取ってほしい」と話す。

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  • 応援ソングテーマ 愛唱歌メドレーも 浜松混声合唱団

     浜松混声合唱団の演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれ、団員44人が息の合った歌声を会場に響かせた。  応援ソングをテーマに「YELL(エール)」「ワールド・イン・ユニオン」「いのちの歌」などを混声、男声、女声の合唱で歌い上げた。メドレーのステージでは、欧州の愛唱歌9曲を情感豊かに披露。ゲスト出演したフィルハーモニックウインズ浜松に所属するオーボエ奏者北村昂平さんの演奏もあり、聴衆を楽しませた。

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  • 昇太さんゲスト 落語とコラボも ハママツ・ジャズ・ウィーク

     ジャズや音楽の魅力を体感する「第30回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)が10月15~23日、市内各地で開かれる。事務局関係者が28日、市役所で概要を発表した。3年ぶりに入場制限などを撤廃して開催する。  メインは23日の「ヤマハ・ジャズ・フェスティバル」。アクトシティ浜松を舞台に、トランペットとピアノの“二刀流”として高い評価を受ける曽根麻央さんらが出演する。  新たなイベントのうち、「ジャズと落語のスペシャルエンターテインメントショー」(18日、市勤労会館)は、ジャズ歌手ウィリアムス浩子さんと落語家春風亭昇

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  • 多彩な楽曲披露 伊東シティウインドオーケストラ定演

     伊東市の吹奏楽愛好家らでつくる「伊東シティウインドオーケストラ」(稲葉誠士団長)は26日、第37回定期演奏会を同市観光会館で開いた。3部制のステージで聴衆を楽しませた。  マーチ「鳥たちの歌を聴きに行こう」を皮切りに、アルフレッド・リード作曲の「春の猟犬」、唱歌・童謡などさまざまな楽曲を披露した。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメインテーマや連続テレビ小説の主題歌「アルデバラン」も奏でた。

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  • 文楽の人形遣い体験 静岡・長田西小児童 伝統芸能学ぶ

     静岡県文化財団は28日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている「人形浄瑠璃文楽」の出前講座を静岡市駿河区の長田西小で開いた。講師の解説や実演などを通して、6年生120人は伝統芸能の理解を深めた。  児童は、文楽の柱となる「太夫」「三味線」「人形遣い」の役割をそれぞれ学んだ。文楽の概要を聞いた後、児童は人形遣いに挑戦。講師に招いた公益財団法人文楽協会の技芸員から助言をもらいつつ、息を合わせて人形の身体を動かしていた。講師陣による文楽の実演も披露された。  講座は、児童や生徒に伝統芸能や音楽などを体験してもらう「グランシップ子どもアート体験」の一環で、県内の小中学校を対象

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  • アニメ聖地 浜松の2カ所に認定プレート ゆるキャン△とエヴァ

     人気アニメゆかりの地を観光資源として活用するアニメツーリズム協会(東京都)は27日、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の2022年版で、「ゆるキャン△」と「エヴァンゲリオン」の各シリーズの“聖地”として2カ所を選定した浜松市にそれぞれの認定プレートと、ご朱印スタンプを贈った。  スタンプは約8センチ四方で、アニメのタイトルを大きくデザインした。認定プレートにはそれぞれのワンシーンなどを配した。2カ所で贈呈式を行い、ゆるキャン△に登場した西区の弁天島海浜公園では、同協会の鈴木則道専務理事が水谷供子西区長に認定プレートを手渡し、「協会も浜松の魅力を全世界に発信したい」と

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  • 新日本フィル交流演奏会 賀茂地域の児童生徒対象、南伊豆から

     新日本フィルハーモニー交響楽団による賀茂地域の児童生徒対象の交流演奏会が27日、南伊豆町で始まった。初日は同町の約120人が日本トップクラスの演奏に耳を傾けるとともに、楽器に触れ音楽に親しんだ。  文化庁共生プロジェクトの一環で、障害や年齢にかかわらず芸術に親しんでもらう狙い。同日は南中小と南伊豆中で実施した。南伊豆中ではバイオリンの田村直貴さん(44)らが弦楽四重奏を披露。生徒は繊細な演奏に酔いしれた。  モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などの演奏の合間に、田村さんが楽曲の知識や演奏技法を解説。生徒はバイオリンの弾き方を伝授された。1年の鈴木歩高さんは「あんな細い弦からき

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  • 猫の冒険 一緒にダンス 7月公演前にワークショップ 菊川

     菊川市の菊川文化会館アエルは27日、劇団たんぽぽの出張ワークショップを同市のおおぞら認定こども園で開いた。7月にアエルで上演する演劇公演「ルドルフとイッパイアッテナ」を前に実施した。  作品は猫の勇気と友情の冒険物語。劇団員の久野由美さん(55)と松下哲子さん(46)が園を訪れ、年中園児58人と劇中に流れる曲を踊った。2人は「歌と踊りが多く、元気が出る作品。子どもたちに楽しんでほしい」と話した。園児は猫の話にちなみ、動物の絵も描いた。絵は公演当日にアエルに飾る。  公演は7月24日、アエルの大ホールで行われる。開場午後1時、開演午後2時。料金は大人1500円、中学生以下900円。2歳以下は

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  • ヤマハ吹奏楽団 美しい音色響かせ アクトシティ浜松で定演

     ヤマハ吹奏楽団は25日、第56回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。昨年、常任指揮者に就いた佐々木新平さんがタクトを振り、美しいハーモニーを響かせた。  楽団はヤマハと関連会社の従業員約70人で構成する。自作楽器を使用するメンバーも見られるなど、楽器を知り尽くした「匠(たくみ)の集団」が、「クラウン・インペリアル」「吹奏楽のための第1組曲」「波の穂」など6曲を奏でた。インターネットの無料配信も行った。  同楽団は1961年創部で、全日本吹奏楽コンクールでは金賞を34回受賞している。

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  • 一体感ある演奏で聴衆魅了 富士見中・高吹奏楽部が定演

     富士市の富士見中・高吹奏楽部は26日、第53回定期演奏会を同市のロゼシアターで開いた。3年ぶりに一般客を受け入れ、聴衆約700人に息の合った演奏を届けた。部員31人は、第1部でバッハの「われらに平和を与えたまえ」やシベリウスの「カレリア組曲」などのクラシックを落ち着いた音色で披露した。  第2部は人気アニメやゲームの主題歌を軽快に奏でた。「マツケンサンバ2」では、聴衆が声援の代わりに「オ~レ~ オ~レ~」と書かれたメッセージカードを頭上に掲げ、一体感を演出した。

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  • 湖西歌舞伎 3年ぶり定期公演 コロナ禍越え400人魅了

     地元の農村歌舞伎を継承する湖西歌舞伎保存会(青島一郎会長)は26日、第41回定期公演を湖西市の新居地域センターで開いた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなる舞台。役者は迫真の演技を見せ、市内外から訪れた約400人の観衆を楽しませた。  演目は、3人の盗っ人が100両の金を巡って起こす事件を描いた「三人吉三 巴白浪 大川端庚申塚の場」と、恋心が招いた悲劇の物語「神霊矢口渡 頓兵衛住家の場」。会員11人が出演した。  化粧や着物で娘や老父に扮(ふん)した役者が舞台に登場すると、観客席からは大きな拍手が送られた。稽古を重ねた所作や言い回し、大見えを披露し、観衆を物語の世界に引き込んだ。  新

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  • 創作ステージで創立50周年祝う 裾野市文化協会

     裾野市文化協会は26日、創立50周年の記念式典と創作ステージの発表会を同市石脇の市民文化センターで開いた。  式典で、同協会の佐野彰一会長(78)は「これまで携わってきた方に感謝している。思いを引き継ぎ、次の50年をつくっていきたい」とあいさつ。村田悠市長が祝辞を述べた。  中学生と高校生の「文化・芸術」に関する優秀作文の表彰と朗読も行った。創作ステージでは裾野市への帰省をテーマにした演劇「亜希子のふるさと夢さがし」を協会会員による日本舞踊や合唱で表現した。村田市長による市民との意見交換会「地域に飛び出す市長室」の2回目も開催した。

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  • ピアノインスト ADAM atが10周年 新感覚のサウンド

     ピアノインストゥルメンタルのトップランナーADAM at(浜松市)が、活動10周年を記念するアルバム「OUTLAST」をリリースした。新感覚のサウンドが勢いを増す全10曲は、大物ゲストを迎えるなど新型コロナウイルス禍にも挑戦が詰まる。  英国を代表するロックバンドFEEDERのボーカリスト、グラント・ニコラスが参加した「Happy Place」は、共作の希望を率直に伝えて実現した。未来の見えづらいコロナ禍で「作りたい物は作っておく、という思いからダメ元で持ちかけた。心が落ち着く場所の大切さを訴える歌詞を付けてもらい、今こそ聴いてほしい曲になった」。  「22時」は初めての作詞。飲んだ後に帰る

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  • ロケ支援 浜松がダブル受賞 「ゆるキャン△2」「唐人街探偵」

     映像作品のロケ支援に関する優れた団体を表彰する「JFC(ジャパン・フィルムコミッション)アワード」の第8回表彰式がこのほど広島市で開かれ、浜松市の浜松フィルムコミッション(FC)がドラマ「ゆるキャン△2」と映画「唐人街探偵・東京MISSION」の2事例で優秀賞に輝いた。浜松FCは昨年度の映画「弱虫ペダル」の最優秀賞から2年連続受賞で、同時に2点の優秀賞を取るのは初めて。  JFCは全国約150団体が参画する、FC関連で国内最大の団体。今回は最優秀が映画「ドライブ・マイ・カー」の広島FC、優秀は5事例だった。  「ゆるキャン△2」は西区舞阪町弁天島の浜名湖に浮かぶ「いかり瀬」がオープニング映

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  • 琵琶3流派、幽玄な音色 アクトシティ浜松で演奏会

     静岡県琵琶協会はこのほど、各流琵琶演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開いた。  薩摩琵琶正派、錦心流、筑前琵琶の3流派の9人が出演し、「坂本龍馬」をはじめ歴史上の人物などをテーマにした10曲を演奏した。琵琶の音色や語りを披露し、流派による奏法の違いを見せて幽玄な音色を響かせた。  新型コロナウイルスの影響で同市での開催は3年ぶり。同市の米津浜に伝わる民話を元にした演目も発表し、聴衆を楽しませた。

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  • ドラムの楽しさ♪議論 浜松で気鋭2人が座談会

     気鋭のドラマー2人が奏法を語り合う「ドラム・ザ・座談会」が、浜松市西区のカフェ「エスケリータ68」で開かれた。バンドサウンドを下支えする苦労や楽しさについて、お互いへの敬意を込めて議論した。  インストバンド「SAKEROCK」の創設メンバー伊藤大地さんと、ジャズやラテンなど幅広い音楽性のバンド経験がある滑川博生さん(三島市)が登場。2基のドラムセットに座り、それぞれが参加した近年の楽曲を聴きながら、ドラムパートの工夫を実演、説明した。  スティックさばきの練習や、バンド演奏時のテンポの修正方法など、寄せられた質問にも専門家の立場から答えた。高校時代はロックバンド「X JAPAN」に憧れてい

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  • ラテン調のジャズ披露 浜松・中区で演奏会

     「ハママツ・トラディショナル・ミュージック・ソサエティ」はこのほど、ラテンジャズのライブ(静岡新聞社・静岡放送後援)を、浜松市中区の木下恵介記念館で開催した。  ピアニスト森村献さん、ベース山口卓也さん、パーカッション伊波淑さんのトリオ「ジャズ コン クラーベ」と、浜松出身のトロンボーン奏者白井宏司さんが出演した。  ラテン調のアレンジを加えたジャズの名曲「A列車で行こう」などを披露。リズムに変化を付けながら、息の合った演奏で聴衆を楽しませた。  同トリオは全国を回って地域のミュージシャンとライブを行い、音楽文化の振興に取り組んでいる。

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  • 音楽の力で元気届ける 掛川市大東出身のシンガー・ソングライター 花枝聖さん【とうきょうウオッチ/インタビュー】

     静岡県立池新田高を卒業後、歌手を目指して上京した。「全国へ福の風を届けて幸せにする」をコンセプトに、各地でライブなどを開催。東京都稲城市の観光大使を務め、同市の京王よみうりランド駅前でカフェも経営する。40歳。  ―音楽の道を志したのは。  「中学生の時。周りの生徒にはさまざまな才能があったが、自分には何もなかった。でも『何もないことは何でも始められる可能性がある』と解釈し直し、少年誌で連載されていた漫画の影響もあって音楽を始めた。初めてのエレキギターは浜松市で買い、掛川市の声楽教室にも通った」  ―転機はあったか。  「都内の専門学校の学内オーディションに勝ち上がったことで自信が付き、20

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  • 小説「蜜蜂と遠雷」朗読劇に ピアニストが劇中曲演奏 浜松

     浜松国際ピアノコンクールをモデルにした作家恩田陸さんの直木賞受賞作を原作とした朗読劇「蜜蜂と遠雷、と音楽」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、浜松市中区のアクトシティ浜松で上演された。  元NHKアナウンサーで一般社団法人軽井沢朗読館館長の青木裕子さんと、国内外で活躍する掛川市出身の今田篤さんらピアニスト4人が共演した。4人は劇中に登場するバッハやドビュッシーなどのピアノ音楽を朗読に合わせて披露。青木さんは、登場人物が切磋琢磨(せっさたくま)してコンクールに臨む心境などを情感豊かに表現した。  原作の魅力を小説の舞台となった浜松で伝えようと、元浜松学芸高校長の中村誠さんらが実

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  • 静岡の社会人ビッグバンド 7月ライブへ練習重ねる

     静岡市内で活動する社会人ビッグバンド「スーパー・ブラス・オーケストラ」は7月3日、ライブを同市駿河区のグランシップで開催する。20~60代の団員16人が本番に向け練習を重ねている。  ゲストに同市葵区出身で、トロンボーン奏者、作編曲家、音楽プロデューサーなど多才な活躍で知られる村田陽一さん(58)を迎える。6月上旬のリハーサルに村田さんも参加。19日のリハーサルでは、村田さんの指導を踏まえ、リズムをそろえることや、音量、音程のバランスを意識して練習した。  本番では、村田さんがアレンジしたジャズのスタンダードナンバー「マンテカ」など13曲を演奏する。奥平智団長は「レベルの高いアレンジの再現度

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  • クラシック 迫力の演奏 富士山静岡交響楽団

     富士山静岡交響楽団は19日、青少年名曲コンサート(静岡新聞社・静岡放送後援、しずしん地域文化振興財団特別協賛)を静岡市葵区の市民文化会館で開いた。  若手指揮者として期待される山脇幸人さんがタクトを振り、ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」やモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲などを披露した。息の合った迫力ある演奏で、約千人の聴衆を魅了した。  

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  • ヤマハ吹奏楽団 3年ぶり入場者制限なし 浜松で25日定演

     ヤマハ吹奏楽団は25日、第56回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開く。コロナ禍で2020年は中止、21年は入場者を半数に制限したが、今回は3年ぶりに収容定員100%(約2300人)での開催を予定する。  定演を前に、楽団メンバーの練習は熱を帯びてきた。全員がそろって演奏できたのは、4月に入ってからだった。21年に常任指揮者に就任した佐々木新平さん(40)は「ヤマハは地力があり、影響はないと感じている。満足感があって、魅力を伝えられるコンサートにしたい」と本番への手応えを口にした。  同楽団はヤマハや関連会社で管弦打楽器などを製造する従業員70人で構成し、

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  • 混声の響き、聴衆を魅了 浜松合唱団定演

     浜松市を中心とした合唱愛好家でつくる「浜松合唱団」はこのほど、本年度の定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開いた。20~70代の団員約30人が混声合唱の美しいハーモニーで聴衆約600人を魅了した。  全日本合唱連盟の岸信介前理事長らが指揮を務めた。団員らはスロベニアの作曲家ダミヤン・モチニクの無伴奏宗教曲「祈り」や、中島みゆきさんの代表曲「糸」など10曲以上を披露した。同合唱団として30年ぶりに挑戦した混声合唱曲「方舟」も息を合わせて歌い上げた。

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  • おなじみの曲、ハーモニカで演奏 浜松・中区でコンサート

     浜松市を中心としたハーモニカ愛好会による「AOIハーモニック浜松コンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、中区のクリエート浜松ふれあい広場で開かれた。  3団体27人がソロや合奏でステージに上がり、ポップスや民謡などおなじみのナンバー約40曲を披露。美しい音色をリズミカルに響かせ、聴衆を楽しませた。昨年、ハーモニカの全国コンテスト(シニアの部)で優勝した布施典男さん=浜北区=もゲストとして出演し、会場を盛り上げた。

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  • 創作時代劇出演者 舞台の魅力をPR 掛川で7月公演

     掛川市生涯学習センターが主催する創作時代劇「千代のねがい 一豊の決意」の公演(静岡新聞社・静岡放送後援)を前に、出演する役者が15日、掛川市役所に久保田崇市長を訪ねて舞台の魅力をPRした。公演は7月3日午前10時と午後3時の2回、同市御所原の同センターで開く。  劇は関ケ原の戦い後の掛川城を舞台に、城主山内一豊と妻千代の生きざまを描いた物語。千代役の磯部はるかさんは「生きることの尊さや愛をあらためて考える機会にしてほしい」、一豊役の石川亮さんは「心の変化を表現したい。本番までに詰めの調整を図っていく」とそれぞれ抱負を述べた。  前売り券は一般2300円、高校生以下1500円。当日券は各200

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  • 繊細な響き♪聴衆魅了 楽友会オーケストラ浜松が定演

     浜松市のアマチュア楽団「楽友会オーケストラ浜松」はこのほど、第18回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を、浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。  「水と自然」をテーマに、ヘンデルの「水上の音楽より」や、イヴァノビッチの「ドナウ川のさざなみ」などを優雅に奏でた。2年前に亡くなった作曲家服部克久さんの「自由の大地・変奏曲」では、迫力ある演奏と弦楽器の繊細な響きで聴衆を魅了した。同日は服部さんの命日で、追悼の思いも込めたという。高林克則団長は「自由の大地はとてもいい仕上がりとなった。演奏を楽しんでもらえていたら」と話した。

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  • 特支卒業生ら絵画、舞台美術に採用 五輪開会式出場団体が静岡公演

     東京五輪の開会式に出場したパフォーマンスグループ「toRmansion(トゥーアールマンション)」の公演「ファミリーシアター へんてこうじょう」(静岡ストパラ実行委員会主催)が11日、静岡市葵区で開かれた。  「へんてこなもの」を作り出す工場を舞台に、工場員が面ごとに絵柄の異なる箱を組み合わせて一つの絵を作り出したり、おどけたやりとりを見せたりして、子どもたちの笑いを誘った。  静岡公演では、藤枝特別支援学校の卒業生らでつくる「waC」の絵画を舞台美術に採り入れた。恐竜の絵を見て驚くシーンなど、waCの作品があって笑いや感動が成立する場面が多々みられた。グループを主宰する上ノ空はなびさんは「

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  • SPAC宮城監督 フランスでオペラ演出 7月、欧州最大級祭典

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)は9日、7月にフランスで開かれる欧州最大級のオペラの祭典「エクサン・プロバンス音楽祭」で宮城聰芸術総監督=写真=がモーツァルト作品を演出すると発表した。  音楽祭からの依頼を受けて、旧大司教館中庭のアルシュベシェ劇場で上演する。1948年に始まった音楽祭で、メイン会場となる同劇場で日本人が演出するのは初めて。  作品はモーツァルトが25歳で作曲した「イドメネオ」。古代の王イドメネオが神と取引する物語を終戦時の日本の姿と重ねる構想という。6日から22日までに計7回上演する。  宮城監督はこれまで間宮芳生さんによる脚本・作曲の「ポポイ」などでオペラの演出を手掛け

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  • 頂ーITADAKIー 音楽に満ちた極上空間【写真特集】

     野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-2022」(静岡新聞社・静岡放送共催)が4、5の両日、吉田町の県営吉田公園で開かれた。  新型コロナウイルス禍により2020、21年は開催を見送ったフェスが3年ぶりに復活。主催者、出演者、運営スタッフ、ボランティア、全国の「頂」ファンが祝意を胸に全面芝生の広場に集った。開催に当たり主催者は、手指消毒やマスク着用など感染予防策を徹底した。  延べ9600人の来場者は演奏に合わせてダンスしたり、地元飲食店の料理や酒を楽しんだり。音楽に満ちた極上の2日間を心ゆくまで楽しんだ。 3年ぶり野外フェス   アーティストが演奏を披露するメインステ

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  • 古楽器で荘厳演奏 磐田古楽協と合唱団が公演 浜松

     バッハやヘンデルらに代表されるバロック・ウィーン古典派の音楽を当時の楽器で再現する「磐田古楽協会」と合唱団「磐田バロックコア」はこのほど、設立30周年記念公演「新たなる世界へ バッハと共に」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。  古楽器オーケストラ「ムジカ・レセルヴァータ」と磐田バロックコアのメンバーらが、バッハの小品3曲を発表した。「チェンバロ協奏曲」ではチェンバロの柔らかい響きにバイオリンやリコーダーの繊細な音が重なり、美しい音色を奏でた。カンタータ4番「キリストは死の縄目につながれたり」ではソプラノ歌手森川郁子さんらの二重唱や磐田バロックコアの合唱を披露

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  • 音楽の楽しさ児童に 女性グループが演奏会 浜松・上島小

     浜松、磐田両市出身の女性音楽家グループ「オランジェ」はこのほど、浜松市中区の上島小でコンサートを開いた。新型コロナウイルスの影響で芸術鑑賞の機会が減った児童に音楽を楽しんでもらおうと企画した。6月と11月に浜松市内の10校を訪問する予定。オランジェは声楽家の川本奈緒さん(28)と宮田優さん(29)、フルート奏者土屋奈々緒さん(28)、ピアニスト山本絵里子さん(35)の4人。  5、6年生約300人を前に、曲の背景や作曲家についての解説を交えながら、バッハの「G線上のアリア」やベートーベンの「エリーゼのために」など10曲以上を披露した。  川本さんは「教科書に載っているような曲を生で聴いてほし

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  • 入門の県民講座に注力 静岡国際オペラコン実行委が会合

     静岡国際オペラコンクール実行委員会(委員長・出野勉副知事)は8日、本年度初会合を県庁で開いた。新型コロナウイルス感染拡大で2020年秋から23年秋に延期となった第9回コンクールに向け、本年度はオペラ入門の県民講座に注力する方針を確認した。  「オペラのトビラ」と題し、10~11月に静岡、沼津、浜松の3会場で、県内で活動するオペラ団体によるレクチャーコンサートを実施する。また、中学生・高校生オペラ鑑賞教室として、7~12月、県内の計11校にオペラ歌手とピアニストを派遣し、アリアや重唱などを演奏する。  事務局からは同コンクール公式ウェブサイト内に開設しているオペラ解説のブログ「トリッチ・トラッ

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  • 映画「きさらぎ駅」 世界観を車両に、ホームに 遠州鉄道が企画

     遠州鉄道(浜松市中区)は5日、さぎの宮駅(同市東区)がモチーフになったとされる都市伝説を題材とした映画「きさらぎ駅」の公開を記念し、新浜松駅(中区)の2番ホームに2両編成のギャラリー電車を設置した。  新浜松駅には大勢のファンが訪れ、車内に展示された映画の場面写真や出演者のオフショット写真を眺め、作品の世界を楽しんだ。  一方、さぎの宮駅では、駅名表示の一部が「きさらぎ」に変更され、駅名看板の前で記念撮影する人の姿が見られた。東京から父親と訪れた小池富久丸くん(6)は「電車が好き。実際に乗ったことがある電車が舞台になった映画を見てみたい」と話した。  新浜松駅のギャラリー電車設置と、さぎの宮

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  • 俳優ら演劇指導 SPAC高校生アカデミー 2期生15人が入校

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)は5日、俳優らが高校生に演劇指導などを行う「演劇アカデミー」の入校式を静岡市駿河区の県舞台芸術公園で行った。2期生として受講する県内の生徒15人が来年3月まで、実技や教養、英語、小論文を学ぶ。  講師陣のあいさつに続き、受講生がそれぞれ自己紹介した。演劇初心者という静岡農高1年の内藤万智さんは「自分に自信を持ちたくて応募した」と述べた。市立沼津高2年の水上一美さんは「人を美しく見せる演劇の神髄を知りたい」と抱負を語った。  校長の宮城聰SPAC芸術総監督はビデオ会議システムで参加。「皆さんの世界を広げる手助けをしたい」とエールを送った。

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  • 吹奏楽聞いて旅行気分 焼津でフェス 中高生、市民楽団が競演

     静岡県中部の中学、高校の吹奏楽部や市民楽団などが競演する「第31回ミュージコ吹奏楽フェスティバル」(焼津市など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が5日、同市宗高の大井川文化会館ミュージコで開かれた。テーマは「旅行」で関連する楽曲が演奏され、コロナ禍で遠くへ行けない日々が続く来場者たちが旅行気分を堪能した。  焼津市や藤枝市、島田市など県中部の16団体約460人が出場。映画音楽やポップス、クラシックなど幅広いジャンルから、力いっぱいの演奏をホールに響かせた。団員たちはリズムに合わせて体を動かしたり、足を踏みならしたりして、躍動感あるステージを作り上げた。

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  • クラシックや童謡名曲響く 浜松市天竜区で浜響演奏会

     浜松市天竜区の龍山地区文化振興事業実行委員会はこのほど、浜松交響楽団の演奏会「森林ふれあいコンサート」を同区龍山町の龍山森林文化会館で開いた。  ビバルディの「四季」をはじめ、ヨハン・シュトラウス2世のワルツ「春の声」、モーツァルトの「ジュピター」などクラシックの名曲を披露し、美しいメロディーと緩急自在な演奏で聴衆約110人を魅了した。  管楽器のアンサンブルでは、「春よ来い」「春が来た」など春をテーマにした日本の童謡のメドレーを、情緒豊かに奏でた。  聴衆の指揮者体験コーナーもあり、会場を盛り上げた。

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  • 初夏のフェス♪体で感じる音楽 吉田公園で3年ぶり「頂」

     新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた野外音楽フェス「頂-ITADAKI-2022」(静岡新聞社・静岡放送共催)が4日、吉田町の県営吉田公園で3年ぶりに開幕した。5日まで、ロックやレゲエ、ヒップホップなど多彩なジャンルのアーティスト18組が出演し、会場を盛り上げる。  大勢の観客が、初夏の日差しを浴びながら、音楽に合わせて体を揺らしたり、手を振ったりして生の演奏を楽しんだ。初日は心地よい音色と等身大の歌詞が印象的なネバーヤングビーチ、独自の音楽性で人々を魅了し続けるエゴ・ラッピンなど10組が登場。2日目は08年の初開催時にも出演した渋さ知らズオーケストラに加え、奥田民生らが出演する。  

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  • 浜松混声合唱団 本番へ練習に熱 25日、中区で演奏会

     浜松混声合唱団は25日午後2時から、浜松市中区のアクトシティ浜松で演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。本番に向けて、熱のこもった練習を続けている。  プログラムの目玉は第3ステージ「越境するアンセム-日本語に着替えた欧州唱歌」。世界各国で親しまれる愛唱歌9曲をメドレー形式で歌い上げる。フランスの楽曲を日本語に訳した、童謡「むすんでひらいて」の別バージョン「見わたせば」などを紹介する。  このほど、中区のクリエート浜松で、団員らが発声や言葉の発音を丁寧に確認した。団長の相川淳さん(43)は「コロナ禍で音楽に触れる機会が少なくなった。できる限り素晴らしい演奏を届けたい」と意気込みを語った。

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  • 落語会、密避け再開 安心して笑える新形態を模索

     新型コロナウイルスの影響で休止が相次いでいた静岡県内各地の小規模な落語会が、行動制限の緩和もあり、再開し始めている。県外から演者を招くことや、観客に高齢者が多いことから、これまで感染防止を理由に再開をためらう主催者が少なくなかった。主催者はコロナ禍に対応する新たな形態を模索し、地域に根ざした笑いの場を残そうと奮闘している。  沼津市大手町の会場で5月22日、丸2年ぶりに開かれた「まちなか寄席」。2年前、緊急事態宣言の発令で中止になった回に出演予定だった落語家立川志らべさん(46)=伊豆の国市出身=が高座に上がり、会場に集まったマスク姿の市民を笑わせた。  これまで100人前後が来場していたが

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  • 迫力の音色で聴衆魅了 伊豆フィルが定演

     伊豆フィルハーモニー管弦楽団はこのほど、第49回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を伊東市観光会館で開いた。迫力の音色をホールいっぱいに響かせ、聴衆を楽しませた。  昨年秋の演奏会は新型コロナウイルスの影響で中止したため、昨年6月以来、1年ぶりの舞台。イタリアのオペラ作曲家(ヴェルディ、マスカーニ、ポンキエッリ)の作品に加え、チャイコフスキーの交響曲第5番を演奏した。  伊豆フィルは1993年に創設した、伊東市を中心に活動するアマチュアオーケストラ。来年には創立30周年記念の節目となる第50回特別演奏会を予定する。

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  • 浜松・天竜壬生ホール 10日音楽鑑賞会 平日夜の生活に彩り

     浜松市天竜区の天竜壬生ホールで10日、クラシック音楽鑑賞会シリーズ「壬生の響き」(浜松市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の第1回公演が開かれる。地域の音楽文化の振興を目的に職員の山崎綾さんが企画。「プロの演奏家の音楽が平日の夜に楽しめる音楽文化を根付かせたい」と思いを込める。  出演者は、共に浜松市出身の小久保まいさん(ユーフォニアム)と稲垣満有子さん(ピアノ)。「心に在る音楽の旅」をテーマに、バッハやサンサーンスの定番曲などの演奏を予定している。事前アンケートで募った思い出の一曲も3曲披露する。  小久保さんは「国内で3本の指に入る小ホール。音の芯が自然に届く優しい響きを体感

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  • オペラ成功へ部員一丸 焼津中央高合唱部、3年ぶり一般公開

     焼津中央高合唱部が3年ぶりに一般公開されるオペラ公演に向けて練習に励んでいる。公演は2020年、21年とコロナ禍で観覧を保護者のみに制限していたことから、部員全員が「制限無し」の公演は初体験。演目決定以降、部活動の制限から思うように練習できない日々が続いたが、初舞台を成功させようと汗を流している。  今回で48回目となる公演。31人の部員がキャストとして演じながら、演出や衣装、舞台装置といった「裏方」もこなす。  演目は「魔笛」。モーツァルトが残した最後のオペラと言われ、親しみやすいメロディーが特徴の作品。演目を決定したのは8月。通常であればすぐに練習に取りかかるところ、コロナ禍の影響で練習

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  • 「グランシップ静岡能」 菊川で出前公演 ダイナミックな演舞堪能

     静岡県民に日本の伝統芸能を紹介する「グランシップ静岡能」(県文化財団、県、静岡新聞社・静岡放送など主催)が29日、菊川市の菊川文化会館アエルで開かれた。演目は、神通力で龍神を岩屋に閉じ込めた仙人が登場する「一角仙人」。観客約250人が、仙人と龍神のダイナミックな演舞を堪能した。  グランシップが手掛ける出前公演の一環。「一角仙人」は歌舞伎十八番「鳴神」のモデルになった演目で、観世流シテ方の山階彌右衛門さんが演じた。龍神が岩屋から飛び出す場面では、観客は息をのんで舞台の展開を見守った。  狂言「寝音曲」も上演した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う延期公演。同市では当初、2021年1月に開催が予

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  • 人魚姫の恋またいつか 「リトルマーメイド」静岡公演千秋楽

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」の静岡ロングラン公演(静岡市、静岡商工会議所、市文化振興財団、劇団四季、静岡新聞社・静岡放送主催、県共催)が29日、同市葵区の市民文化会館で千秋楽を迎えた。  同作初となった県内公演の来場者数は、計54回の上演で約9万6千人。劇団四季による過去8回の静岡ロングラン公演のうち、2003年の「キャッツ」に次ぐ2番目の動員数となった。  終演後のカーテンコールでは、王子役の俳優が「またいつか、ここ静岡で皆さまにお会いできる日を楽しみにしております」と感謝の言葉を述べた。ステージに勢ぞろいした俳優が笑顔で手を振り、満席の約2千人が総立ちで拍手を送り続けた。

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  • 琴オーケストラ 聴衆500人魅了 静岡でコンサート

     琴アンサンブル千鳥(藤枝市)は29日、静岡市駿河区のグランシップで「Kotoコンサート2022」を開いた。4種類の幅広い音域の琴とピアノ、ドラム、フルートなどと合奏する「琴オーケストラ」で18曲を披露し、聴衆を魅了した。  使用した琴は、日本古来の十三弦のほか、十七弦やソプラノ琴、ベース琴も含めた4種類。静岡市を中心に活動するピアニスト小島太郎さんらが民謡やディズニー音楽、映画音楽などを琴の演奏用に編曲して披露した。約500人の聴衆は慣れ親しんだ曲に耳を傾けた。  同団体の池谷光絹井代表(77)=藤枝市=は「たくさんの人にお琴の良さを知ってもらいたい」と話した。

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  • 日本舞踊楽しく体験 静岡でふじのくに芸術祭ワークショップ

     ふじのくに芸術祭2022のワークショップ「日本舞踊の解体新書」が29日、静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで行われ、舞踊家の村尚也さんが、日本舞踊の歴史や振り付けについて講演した。  村さんは日本舞踊という名称の由来や、歌詞の意味を体現するように踊る世界でも珍しいダンスであることなどを紹介。県日本舞踊協会の会員による「藤娘」と「七福神」の実演に合わせ、演目の歌詞について解説した。  参加者約140人には10種類の簡単な振り付けを指導した。参加者は座ったままできる手ぶりを学び、希望者は壇上ですり足やおじぎの振り付けを体験した。森田琴子さん(8)は「おじぎで頭を下げるタイミングが難しかったけ

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  • 平和の祈り、音に込め 富士でウクライナ支援演奏会

     富士市の女性ネットワーク・富士は29日、「ウクライナ支援チャリティーコンサート」を同市のロゼシアターで開いた。ウクライナ出身で同国の民俗楽器「バンドゥーラ」奏者カテリーナさん(36)らが出演し、平和への祈りを音に込めた。  澄んだ音色と歌声で「翼をください」や同国民謡など計5曲を披露したカテリーナさんは「母国ではロシア軍によって日常が一瞬で奪われた。ウクライナ人は家族を守るために頑張っている」と語った。  3月に首都キーウから来日したカテリーナさんの母マリアさん(68)も国歌を歌った。マリアさんは「私たちの国は誰にも渡さない」と力を込めて聴衆に支援を訴えた。富士市内で避難生活を送る親子2人も

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  • 企画→脚本→演技→撮影→編集… 三島舞台 若者が映画制作

     三島市を拠点に映画やCM制作などを手掛ける「WACHAJACK(ワチャジャック)SHIZUOKA」は4月、地元の若者が映画制作に挑戦するワークショップを始めた。今月28~29日の2日間は、短編映画「しゃぎり」の撮影を市内で行っている。  全国各地で撮影した短編映画9本を上映する「ミラーライアーフィルムズ」とのコラボ企画。同市出身・在住の映画監督藤森圭太郎さん(37)を講師に招き、参加者が企画、脚本制作、演技、撮影、編集までの全行程を実践している。  参加者が出し合ったアイデアを基に藤森さんが脚本を手掛けた。大場川沿いや白滝公園、浅間神社で撮影し、しゃぎりの練習場面や富士山も登場する。三島の地

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  • コント披露へ稽古 6月5日に公演 伊豆の国・劇団いず夢

     俳優の藤田弓子さんが座長を務める伊豆の国市の市民劇団「いず夢」は6月5日午後2時から、特別公演「アッと驚く為五郎-レジェンド河野洋のコントを深掘り」を同市の韮山時代劇場で開く。  現代のコントの原型をつくったとされる放送作家河野洋さんが手掛けた作品を披露する。タクシーや診察室などさまざまな場面を舞台にしたコントを披露する。団員は本番に向け、稽古に励んでいる。  合間に藤田さんが河野さんのコントに関するエピソードを紹介する。藤田さんは「人間は面白いことが好き。思い切り笑ってほしい」と話した。  全席自由席で一律千円。子どもの入場も可能。問い合わせは劇団事務局<電080(2618)9106>へ。

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  • 初挑戦の曲演奏 静フィル、定演本番に向け練習に熱

     静岡市民を中心に県内の音楽家でつくる静岡フィルハーモニー管弦楽団(江成博行理事長)は6月4日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市葵区の静岡市民文化会館で開く。団員約95人が本番に向けて練習を重ねている。  指揮者に東京音楽大講師の米津俊広さん(49)を迎える。24日のリハーサルでは、ボロディンの「ダッタン人の踊り」と、初披露するチャイコフスキーの交響曲第1番を練習した。米津さんは各パートに音の強弱や響きなどについて指示を送り、最終調整した。  本番ではドボルザークの「スラブ舞曲集」も演奏する。米津さんは「それぞれの曲の特徴や良さを楽しんでほしい」と話した。  江成理事長は「1月から

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  • 人生の豊かさ問う実話映画を上映 浜松出身・小楠監督

     浜松市出身の映画監督小楠健志さん(50)制作のドキュメンタリー作品「自転車で地球を6周して分かったこと」の上映会(NPO法人ジコサポ日本主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同市中区で開かれた。  映画の主人公は、環境活動家の松本英揮さん(61)。建設会社を営んでいた松本さんは1995年の阪神淡路大震災を機に生き方を見つめ直し、大阪市西成区で日雇い労働者に転身。同区などを拠点に自転車で世界各地を旅している。作品は松本さんの姿を通じ、人生の豊かさや経済格差、環境の問題などについて問いかける。  上映後、小楠さんが昨年2月に始めた撮影の逸話や、映像表現で意識した点などを紹介した。

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  • 返礼品に「ももクロ」とのコラボ商品 裾野市ふるさと納税

     裾野市は6月末まで、ふるさと納税の返礼品として、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」とのコラボ商品「富士山健康美容温泉水」を取り扱っている。  同市の十里木温泉が販売する富士山麓の地下1500メートルから採水した飲用の深層温泉水。同市で5月1日に開かれた「ももクロ」のコンサートに合わせ、限定商品として特別仕様のパッケージを製造した。  リーダーの百田夏菜子さん=浜松市出身=らメンバー4人のイメージカラーである赤、黄、ピンク、紫の4色。メンバーと裾野市の公式マスコットキャラクター「すそのん」のイラストをデザインした。1本500ミリリットル。ふるさと納税サイト「さとふる」で取り扱っている

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  • オペラ復活、市民が総力 2024年、浜松市で9年ぶり上演へ

     浜松市民による総合舞台芸術「市民オペラ」が2024年、アクトシティ浜松(中区)の開館30周年に合わせて9年ぶりに上演される。8回目の今回は出演だけでなく、市内音楽関係団体が中心となって運営、制作、協賛金集めを担い、これまで以上に市民主体を前面に出した公演を目指す。  浜松の音楽文化の発展、次世代を担う人材育成も見据え、機運醸成を図る。演目はアクトシティの開館イベントにも携わった横浜市の作家荒井間佐登さんによる創作オペラを予定。作曲は浜松市の作曲家鳥山妙子さんが担う。浜松シティオペラ協会、浜松交響楽団、浜松オペラ合唱団などが中心となって近く実行委を立ち上げ、公演に向けて本格的なスタートを切る

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  • 雄踏歌舞伎 2年4カ月ぶり定演 浜松市西区

     浜松市西区雄踏町の住民でつくる雄踏歌舞伎保存会「万人講」は22日、第32回定期公演(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の市雄踏文化センターで開いた。コロナ禍の影響で定演は約2年4カ月ぶり。観客約300人が会場に詰め掛けた。  小中高生9人を含む25人が出演し、3演目を披露した。「御所桜堀川夜討 弁慶上使の場」は武蔵坊弁慶が初めて会ったばかりのわが子を、忠義のために自ら手を掛ける物語。小中高生らが弁慶の娘などを表情豊かに演じ、会場から大きな拍手が送られた。  保存会の坂田忠臣会長は「ようやく日頃の稽古の成果を発表する機会を設けることができた。今後も、子どもたちや会員の芝居をしたいという気持ちに応

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  • 平和願い力強く 静岡県オーケストラスクールが演奏会

     NPO法人「県オーケストラスクール」(松本進理事長)は21、22の両日、第15回演奏会を静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開いた。両日合わせて約350人が訪れ、力強い演奏を楽しんだ。  今回のテーマは「平和を我らに」。ウクライナへのロシアによる軍事侵攻など、海外で日々発生している紛争や混乱の解決を祈る思いを演奏に乗せた。  22日は、モーツァルト作曲の「『皇帝ティートの慈悲』序曲」や、松本理事長が編曲した「平和を我らに」など7曲を披露し、場内は温かい拍手に包まれた。  演奏会は、団員の成果を発表する機会として毎年開催している。今年は市内外の小学5年生から70代の団員ら約40人が参加した

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  • 富士山麓に音楽充満 FUJI&SUN’22 29組熱演

     富士市の富士山こどもの国で14、15の両日、野外フェスティバル「FUJI&SUN(フジ・アンド・サン)’22」が開かれた。曇り空の隙間から時折富士山が顔を見せる、おおむね穏やかな天候の下、3ステージで29組が演奏を繰り広げ、延べ約4500人を楽しませた。最終アクトではいきなりの土砂降り。参加者にフェスの記憶を強く刻みつけた。  初日の昼下がり、中ステージに地元富士市の「吉原祇園太鼓セッションズ」が登場。太鼓と横笛によるおはやし、「ソーレ」の合いの手にドラムスやサックスが加わり、お祭りムードを高めた。  続く「OLAibi(オライビ)×U-zhaan(ユザーン)+大友

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  • ミュージカル♪練習に熱 浜松市立高合唱部定演、28日に

     浜松市立高合唱部は28日午後6時から、第41回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開く。聴衆を迎えての定演は3年ぶりで、部員27人が練習に熱を入れる。  映画「オズの魔法使い」の劇中歌「Over The Rainbow(オーバー・ザ・レインボー)」をミュージカル形式で発表する。生徒がライオンやロボットなど個性豊かなキャラクターになりきって歌い上げる。「群青」などポップスも組み込み、ステージを盛り上げる。  19日の練習では、パートリーダーらが前に立って音程やハーモニーを確認し、ミュージカルの振り付けも細部まで見直した。部長の大場美来さん(3年)は「3年生にとっては

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  • 天竜区の愛好家ら28日に音楽フェス 浜松・水窪文化会館

     浜松市天竜区水窪町の水窪文化会館生涯学習講演会実行委員会は28日午後1時から、地域住民らの音楽イベント「みさくぼミュージックフェスティバル」を同館で開く。  同町と佐久間町の音楽愛好家ら計7組が出演する。フォークやポップス、ニューミュージックといった多彩なジャンルの歌と演奏をはじめ、オールディーズのダンスなども披露する。  入場無料。問い合わせは水窪文化会館<電053(982)0013>へ。

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  • 会場の写真撮影担当 白鳥喬士さん 記録に残す地域の愛情【フェスを支える 3年ぶり「頂」➃完】

     ステージの内外にあふれる熱気と感動、笑顔-。静岡市葵区でウェブサイト制作会社を経営する白鳥喬士さんは、カメラクルーを率いて記録写真を残す。      ◇  静岡県内でライブなどの手伝いをしてきた縁で、初回から写真を任されてきました。7人ほどの担当者が会場に散って、フェスの隅々にまでカメラを向けます。いつも1人3万回はシャッターを切ります。  アーティストの熱演や来場者の鑑賞スタイル、会場の電気をまかなうための廃油を地域の人が持ち込む様子などシーンはさまざま。このフェスに出掛けてみたい、と思わせるようなカットを心掛けています。  フェスの撮影は、来場者の迷惑にならないところに控え、演奏中の移

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  • 文芸的才能紹介 和歌や書画並ぶ 浜松・内山真龍資料館

     浜松市天竜区大谷の内山真龍資料館で6月5日まで、真龍の残した和歌や書画に焦点を当てた展示「内山真龍と文芸」が開かれている。  内山真龍(1740~1821)は21歳で賀茂真淵に入門し学問に励む傍ら、約2600首の短歌や多くの書画を残すなど、文化人としても活躍した。  展示では、四季を描いた4幅の「山水図」(市指定文化財)や直筆の短歌短冊などが並び、真龍の文芸的才能に光を当てている。  旅先の関西で、池大雅や木村蒹葭堂ら当時の著名な文人墨客と交流したことなどもパネルで紹介している。  入館無料。午前9時~午後5時。月、火曜定休。問い合わせは同館<電053(925)4832>へ。

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  • 念願の作品、熱い舞台に 市民劇団「ムナポケ」22日まで浜北公演

     静岡県西部の会社員や主婦などを中心とした演劇プロジェクト集団「ムナポケットコーヒーハウス(通称ムナポケ)」が21、22の両日、浜松市浜北区のなゆた・浜北ホールで演劇「オイル」を公演する。新型コロナの影響で中止になった2年前の公演で披露するはずだった作品を新たなキャストで描く。  「オイル」は、米国による原爆投下で敗戦した後の島根県を舞台に、現代の日本を巧みに風刺する野田秀樹作の寓話(ぐうわ)劇。メンバーや他劇団からのゲストなど約20人が2月ごろから週2回の稽古を重ね、舞台を作り上げてきた。当日はダブルキャストで1日2回公演を行う。  ムナポケは浜松西高演劇部OBらを中心に2000年に結成。

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  • 発電機器の整備担当 石田明彦さん 廃油活用、全電力カバー【フェスを支える 3年ぶり「頂」③】

     建設用機械・器具などのレンタル・リース会社「アクティオ」の静岡支店(静岡市葵区)の課長代理。参加者らから集めた廃油を精製したバイオディーゼル燃料(BDF)で会場内の全電力をまかなう「頂」の、発電設備を一手に担う。      ◇  「頂」は2008年の第1回から、環境への負荷が低いBDFで運営するというコンセプトを掲げていました。私が関わるようになったのは、日本平が会場だった第2回から。当時、BDFを導入する野外フェスはありましたが、全電力となると前代未聞でしたね。  16年から、集めた廃油で開催2日間の全電力をまかなえるようになりました。ステージの音響や照明だけでなく、飲食のブースやトイレに

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  • 琵琶3流派12人 奏法の違い披露 静岡で県琵琶協会

     静岡県琵琶協会(松浦鶴雲会長)はこのほど、静岡市葵区のもくせい会館で「各流琵琶演奏会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。県内の薩摩琵琶正派、錦心流琵琶、筑前琵琶の3流派から計12人が出演した。  新型コロナ禍の影響で同演奏会は3年ぶりの開催。出演者は「桶狭間」「姫百合部隊」「坂本龍馬」など歴史上の出来事、人物を題材にした12曲を情感を込めて演奏。力強い琵琶の弾奏や優雅な旋律などから流派による違いを見せ、聴衆約100人を楽しませた。  出演者で薩摩琵琶正派の本多鶴霓さん(57)=静岡市=は「どの句や節で区切るということは決まっていない琵琶独特の『間』を感じ、琵琶に興味を持ってもらえれば」と

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  • 異次元の世界、客席と共有 劇団四季リトルマーメイド出演 荒川務

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」静岡公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)で、カモメのスカットルとして出演中の荒川務。「ファンタジーという異次元の世界を客席と共有できる作品。互いにいいエネルギーを交換することで作品が生き生きとする」と話す。  地上の世界に憧れ、しばしば海の上をのぞきにくる人魚姫アリエル。そこへ現れるのが物知りふうのスカットルだ。「何にでも興味を持つアリエルに、大学教授のように熱心に教える。知ったかぶりの説明も多いけど、そこがまた憎めない」。明るく楽観的なキャラクターに愛着を持つ。  水中のシーンで宙に浮くアリエルと同じように、俳優を宙につり上げる装置で空を飛び回る役

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  • 指揮者・尾高忠明 3年ぶり静響客演 5月28、29日

     富士山静岡交響楽団(静響)の新シーズン幕開けを飾る第110回定期演奏会が28日に静岡市清水文化会館マリナート、29日にアクトシティ浜松でそれぞれ開かれる。旧浜松フィルハーモニー管弦楽団と統合する前の2019年以来、3回目の共演となる指揮者の尾高忠明は、フレッシュなサウンドに期待を寄せる。静岡との接点を語ってもらった。  静響のゲストソロコンサートマスター藤原浜雄さん(元読売日本交響楽団首席ソロコンサートマスター)は、桐朋学園大で故斎藤秀雄先生の下、共に音楽を学んだ同級生。2019年、静響を初めて指揮するため降り立ったJR静岡駅でばったり再会した。「どうしてここにいるの」と声を掛けると、彼は「

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  • 故服部克久さんの楽曲に挑戦 楽友会オーケストラ浜松、6月定演

     浜松市のアマチュア楽団「楽友会オーケストラ浜松」が、6月11日に中区のアクトシティ浜松で定期演奏会を開く。演目は2年前に亡くなった作曲家服部克久さんの「自由の大地・変奏曲」。15日に同区で行った全体練習に克久さんの長女服部奈緒さんが訪れ、団員と交流した。  楽団が克久さんをしのんで選曲し、克久さんのマネジャーだった奈緒さんにプログラムへの寄稿を依頼したところ、奈緒さんが練習の観覧を希望した。奈緒さんによると、自由の大地は広く演奏されているが、変奏曲が選ばれるのは珍しく、生演奏で聴くのは自身2度目だという。  奈緒さんは「涙が出た」と感激し、「定番のメロディーが変奏し、最後に戻る場面で気持ちが

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  • 地域に音楽、今こそ 演奏会企画に賛同者続々 浜松

     新型コロナウイルス禍で芸術家の活躍の幅が狭まる中、音楽事務所「みどり音楽企画」を主宰する横田みどりさん(60)=浜松市浜北区=が地域の音楽文化普及に奮闘している。看護師として医師の夫を支えつつ、私財を投じてホールを整え、演奏会を精力的に開催。若手の育成に貢献し、現在は多くのプロからも信頼を集めている。  4月下旬、同事務所は市内の音楽工房ホールで緊急コンサートを開いた。ピアニストや声楽家ら計21人が出演し、約80人の聴衆を魅了した。同市出身の歌手竹内利樹さん(32)は「芸術の力が試される中、横田さんの話を聞き(拠点の)東京から駆け付けた」と話した。  コンサートの10日前には、同事務所は閉鎖

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  • 「重低音 ホールに響け」 浜松合唱団、発声やリズム確認 6月定演

     浜松合唱団はこのほど、6月12日の第33回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)に向けた練習を浜松市中区の県居協働センターで行った。本番に向けて発声やリズムを確認した。  合唱団は今回、30年ぶりに取り組むという混声合唱組曲「方舟」で、複数の拍子を合わせた変拍子に挑戦する。練習では20~70代の団員約30人が岸信介全日本合唱連盟理事長の指揮の下で、ピアノに合わせて発声を繰り返した。  20年以上のベテラン団員、鈴木啓介さんは「重低音が特徴的な混声合唱をホールに響き渡らせたい」と意気みを語った。  定演では他に、作曲家信長貴富さんが編曲した中島みゆきの代表曲「糸」など計3曲も披露する。

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  • 迫力の演奏、音楽劇も 浜松湖南高吹奏楽部が定演

     浜松市西区の浜松湖南高吹奏楽部はこのほど、第27回定期演奏会を中区のアクトシティ浜松で開いた。部員約90人が出演し、3部構成のステージを演出した。  クラシックステージは歌劇「トゥーランドット」や「マードックからの最後の手紙」などを披露。ポップスステージでは、部員による軽快なトークを合間に挟みながらアイドルグループのメドレーなどを奏でた。ディズニー映画「アラジン」を部員が演じるミュージカルステージも行い、聴衆を楽しませた。

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  • 「伊東祐親まつり」開幕 野村萬斎さん熱演 小中生創作能披露 

     伊東の発展の礎を築いた平安時代末期の武将・伊東祐親(すけちか)を顕彰する第47回「伊東祐親まつり」(NPO法人伊東市文化財史蹟保存会主催)が14日、市内で開幕した。市街地を流れる松川に設けた水上特設舞台で、さまざまな演目を繰り広げる。15日まで。  市指定文化財の旧旅館「東海館」を背景に舞台を設け、能楽師たちが狂言や能を披露。観客を幽玄の世界へといざなった。狂言師野村萬斎さんが狂言「蟹山伏(かにやまぶし)」を演じた。  お能教室で稽古を積んできた地元の小中学生が舞台に立ち、「小袖曽我」の舞囃子(ばやし)や創作能「八重姫」などを披露した。  東海館で開かれた式典で関係者が神事に臨み、献花を行っ

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  • 富士の麓、音楽にキャンプ...心躍るフェス 「FUJI&SUN’22」開催

     富士山麓の自然の中でアクティビティーや音楽を楽しむキャンプフェス「FUJI&SUN’22」(実行委主催)が14日、富士市の富士山こどもの国で開幕した。15日までの2日間で多彩なジャンルのバンドやシンガー計29組がステージを繰り広げる。  園内に、勾配のある地形を生かした三つの舞台を設けた。メイン会場の「サンステージ」では、ガールズバンドCHAIが開幕を飾った。フジファブリックは若者の支持を集める人気曲「若者のすべて」などを披露。中止された2020年に出演予定だったKIRINJIはバンド編成時代以降の曲を中心に会場を盛り上げた。  観客は体を揺らして音に乗り、拍手したり手を振ったり

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  • 作家・宇佐見りんさん、沼津に 思い出の書店訪問、閉店惜しむ

     沼津市出身の芥川賞作家宇佐見りんさんが14日、受賞後第1作の「くるまの娘」(河出書房新社)発刊に合わせて地元の書店に“凱旋(がいせん)”した。幼少期に行きつけだった同市のマルサン書店仲見世店にも、5月31日の閉店を前に立ち寄り、自著にサインした。  母方の実家が同市にある縁から、小学生のころは狩野川花火大会の帰りに祖母と立ち寄るのが恒例だったという。「話題書や児童書コーナーで新たな分野の本に出合うのが好きだった。心の柔らかい部分を預けている、思い入れのある書店」と振り返った。  同店は芥川賞受賞以降、関連本コーナーを入り口付近に展開している。受賞後初めて訪れた宇佐見さ

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  • シズオカ×カンヌウイーク 映画上演やアート展示、29日まで

     静岡市の姉妹都市、仏カンヌ市の国際映画祭に合わせたイベント「シズオカ×カンヌウイーク」(実行委員会主催)が14日開幕する。29日までの週末を中心に、市内各地で映画上演やマルシェ、アート展示などを行う。  14、15日は葵区鷹匠エリアを初の開催地とし、開幕行事を繰り広げる。旧そば店「つむらや」を主会場に、若手作家の映画や現代アート、音楽を楽しむ「小さく壮大な芸術祭」を催す。  メインの21、22日は葵区の七間町名店街で「街角のマルシェ」を開催し、仏料理やワイン、スイーツを販売する。ろう者による仏映画「ミスター ミシェル」が上演される。  28、29日には清水区の清水マリンパークで「

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  • 日本舞踊 藤生流竹生会と横須賀高生共演 22日、藤枝で披露

     藤枝市内で活動する日本舞踊の団体「藤生流竹生会」は22日、舞踊発表会(静岡新聞社・静岡放送後援)を市民会館で開く。掛川市の横須賀高郷土芸能部員が友情出演し、竹生会メンバーと共演する。合同練習を開催するなど、出演者は本番に向けて練習に熱を入れている。  郷土芸能部員は二つの演目に出る。芸者の舞踊である「俄(にわか)獅子」では、竹生会の藤生彩那さんが芸者役になり、部員は宴席の客役としておかめとひょっとこを演じる。おはやしも部員が担当する。同部単独で伝統の「三社祭礼囃子(ばやし)」を上演する。  このほか約30人のメンバーが60超のプログラムに出演し、日頃の練習の成果を披露する。当日は午前9時半開

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  • ウクライナ音楽家 祖国平和願い歌う 静岡で慈善コンサート

     ライオンズクラブ国際協会334-C地区は11日、ロシアによる侵攻を受けたウクライナを支援するため、ウクライナ出身の音楽家ナターシャ・グジーさんによるチャリティーコンサートを静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開いた。  ナターシャさんはウクライナの民族楽器バンドゥーラで華麗な音色を響かせながら、透明感があり、抑揚の効いた歌声を披露した。  同協会は、コンサートの前に同区の青葉公園で募金活動も行った。コンサートの収益金と募金で集まった浄財はウクライナ大使館に寄付する予定。

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  • 8月に管楽器アカデミー 浜松、3年ぶり開催へ

     浜松市とヤマハなどは12日、第28回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル(静岡新聞社・静岡放送後援)を8月2~7日に中区のアクトシティ浜松で開くと発表した。3年ぶりの開催で、国内外トップレベルの奏者による若手演奏家向けの講座や、一般を対象にしたコンサートなどを行う。  講座は「演奏家」と「中学・高校生」の2コースを開講する。同市出身で世界的サクソフォン奏者の須川展也さん、オーボエの吉井瑞穂さん、トランペットのイエルーン・ベルワルツさんらが指導に当たる。レッスンの様子を見学できる「聴講クラス」も設ける。  演奏会は、全国の楽団で活躍する奏者によるオープニングコンサート(8月2日午後7時)

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  • 人気課題曲など軽やか 富士交響吹奏楽団が定期演奏会

     富士交響吹奏楽団の第97回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、富士市のロゼシアター大ホールで開かれた。全日本吹奏楽コンクールの課題曲などが観客を魅了した。  富士見高で長年、吹奏楽を指導していた石川喬雄さんと、富士宮市立大富士中教諭の杉山佳史さんを指揮者に招いた。本年度の課題曲や往年の人気課題曲のほか、クラシック曲を吹奏楽用にアレンジした楽曲など変化に富んだ計9曲を演奏した。  イベールの交響組曲「寄港地」は石川さんの編曲を初お披露目した。約40人の楽団員が息を合わせ、異国情緒たっぷりに軽やかな音色を響かせた。

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  • 160人が迫力のダンス 「静岡BEATスタジオ」10周年記念発表会

     静岡市葵区鷹匠のダンススクール「静岡BEATスタジオ」は8日、10周年記念発表会を同市駿河区のグランシップで開いた。子どもから大人まで総勢約160人がヒップホップやガールズヒップホップ、ジャズ、ロックなど幅広いジャンルのステージを繰り広げ、千人を超える来場者は盛大な“ダンスパーティー”を楽しんだ。  4年ぶりの舞台公演。インストラクターによるオープニングで華やかに幕が上がると、生徒たちが迫力のダンスを次々に披露。全身で音を感じたダイナミックでしなやかなパフォーマンスに来場者は見入った。  BEATスタジオは2011年7月にオープン。ダンサーKYOKOこと伊与田杏子さん

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  • 英作曲家の名曲コンサート 高音質で楽しむ 沼津で20日

     沼津市振興公社は20日午後6時半から、クラシック・レコードコンサート「イギリスで活躍した作曲家たち」を同市の市民文化センターで開く。  イギリスの作曲家ヘンデルやトーマス・モーリーらの名曲を、大型スピーカーを使った豊かな音量と音質で聴くことができる。講師の解説や曲に関する資料もあり、初心者でも楽しめる。  参加無料。事前申し込みが必要。申し込み、問い合わせは市民文化センター<電055(932)6111>へ。

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  • 松本幸四郎さん舞踊披露 伊豆・修善寺の旅館「あさば」

     歌舞伎役者の松本幸四郎さんが7日、伊豆市修善寺の旅館「あさば」で舞踊を披露した。宿泊客らが鑑賞を楽しんだ。  演目は安藤広重の江戸三十六景の風景描写を主とした舞踊「広重八景」。新内多賀太夫さんの弾き語りで、松本さんは情緒豊かに舞って江戸の風情や時間の流れを表現した。  演目前には出演中のテレビドラマや家族などをテーマにトークショーを行った。松本さんは「緑に囲まれた場所に呼んでもらえると心が洗われる」と伊豆の自然に感謝した。

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  • 金色ストリートピアノ 100人演奏楽しむ 浜松でイベント

     金色のストリートピアノを設置するイベントがこのほど、浜松市中区の新川モールで開かれた。街中の活性化を目的に東区の内装工事会社「シーマー」が企画した。希望者約100人が自分の好きな曲を弾き、通りがかった歩行者を楽しませた。  同社の嶋俊輔社長(39)は「音楽を通じて人とのつながりを感じてほしい」と期待した。  会場では天竜区出身のピアノ演奏家阿蔵ちひろさん(31)と磐田市出身のフルート奏者河野聖之さん(31)を招待したコンサートも開催された。

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  • アフガン音楽紹介 2人組がコンサート 浜松市楽器博物館

     浜松市中区の市楽器博物館でこのほど、イブニングサロンコンサート「アフガニスタン音楽の夕べ」が開かれた。アフガン音楽を専門に演奏するユニット「ちゃるぱーさ」(千葉県)が出演し、多様な民族文化を背景に生まれた独特で深みのある音色と歌声を響かせた。  現地の弦楽器ラバーブの奏者佐藤圭一さんと、ボーカルと打楽器を担当するやぎちさとさんが、愛や故郷をテーマにした民謡や大衆音楽の8曲を披露した。紛争で困難な状況が続く現地だが、佐藤さんは「豊かな音楽文化がある国だと知ってほしい」と呼び掛け、歌詞に込められた意味を説明しながらアフガン音楽の魅力を紹介した。  6月21日まで、「シルクロードの十字路 アフガニ

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  • 舞踊や演芸熱演 60人が観客魅了 浜松・天竜で音楽会

     静岡県西部の舞踊や演芸団体が集う「天竜舞踊演芸音楽会」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が5日、浜松市天竜区の天竜壬生ホールで開かれた。  7団体・個人の計60人が舞台に立ち、18プログラムを熱演。寸劇やマンドリン演奏、日本舞踊、フラダンスなど多様なジャンルを発表し、観客を楽しませた。  実行委のメンバーは「コロナ禍の中、地道に練習に取り組んだ成果を発表する場を設けられてよかった」と話した。

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  • 科技高吹奏楽部 3年ぶり、観客迎え演奏会 静岡市民文化会館

     静岡市葵区の科学技術高吹奏楽部は4日、同区の市民文化会館でスプリング・コンサートを開いた。新入生を含めた部員31人が吹奏楽曲やポップス、アニメ曲などを披露し、聴衆を魅了した。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になっていた3月の定期演奏会に代え、これまでの練習の成果を披露する場として企画。3年ぶりに一般の観客を前に演奏した。  部長の3年橋ケ谷康太さん(17)は「部活動が制限される中、困難を乗り越えて仲間とステージに立つことができてうれしい」と話した。

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  • 息の合った歌声 伊東で合唱発表会

     伊東市少年少女合唱団はこのほど、第45回記念発表会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市観光会館で開いた。団員やOB、OGらが舞台に立ち、息の合った美しい歌声を響かせた。  出演者は「南風にのって」「勇気100%」などの楽曲を歌った。第2部ではヒットメドレーを披露したほか、劇団四季のミュージカル「ライオンキング」のシンバ役で知られる友石竜也さんがゲスト出演し、会場を沸かせた。  熱海土石流災害の復興チャリティーコンサートと位置付け、来場者から募金を受け付けた。集まった寄付金は熱海市に贈る。

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  • 夕闇舞台、古代の冒険 SPAC、静岡で野外劇

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)の新作演劇「ギルガメシュ叙事詩」の静岡公演が2日、静岡市葵区の駿府城公園特設会場で始まった。満席の観客が夕闇に浮かび上がる幻想的な舞台を堪能した。  古代メソポタミアの文学に基づき、自然破壊を題材にした最古の物語とされるギルガメシュ王の冒険を舞台化した。宮城聰芸術総監督の演出は、光と影を映し出した空間に打楽器の軽快な演奏を響かせた。森を守る怪物は巨大な操り人形で表現するなど迫力の舞台をつくり上げた。  市内で開催中の「ふじのくに→←せかい演劇祭2022」の一環で5日まで計4回上演する。チケットは全てキャンセル待ち。問い合わせはSPACチケ

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  • 茶園で配信ライブ 掛川、地元のアマチュアが演奏

     音楽イベントを企画する団体「掛川音楽倶楽部」は2日、掛川市八坂の茶園で配信ライブ「茶演」を行った。もえぎ色の新芽が風に揺れる中、地元のアマチュアミュージシャンが楽曲を披露した。  茶園での配信ライブは3年前から、毎年この時期に実施している。コロナ禍で屋内でのライブが難しいため、屋外で音楽活動ができるよう、同団体代表で茶農家の石神敦樹さん(44)の茶園で始めた。  ソロで出演した副島慎介さん(33)は掛川花鳥園のバードスタッフで、オリジナル曲「おいでよ 掛川花鳥園」など5曲を歌った。初めて茶園でのライブに出演し、「掛川らしい風景。すがすがしい気持ちで歌うことができた」と語った。  配信ライブは

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  • 浜名高吹奏楽部 アクトシティで定期演奏会

     浜名高吹奏楽部の第43回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)が1日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。  クラシックやポップスなど3部構成で14曲を披露した。全日本吹奏楽コンクール課題曲「ジェネシス」やドラゴンクエスト「序曲」のほか、YOASOBIのヒット曲「群青」などのメドレーを発表し、来場者約1500人を楽しませた。

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  • KIRINJI 生演奏で心地よい緩さ FUJI&SUN出演

     富士山を間近に見ながら約30組のライブとキャンプを満喫するフェスティバル「FUJI&SUN(フジ&サン)’22」(静岡新聞社・静岡放送、WOWOWなど主催)が14、15の両日、富士市の「富士山こどもの国」で開催される。主要アーティストのKIRINJIは新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった2020年の同フェスに出演予定だった。メンバーの堀込高樹は仕切り直しとなった今回の出演を心待ちにする。  堀込高樹、堀込泰行の兄弟グループ「キリンジ」として1998年にメジャーデビュー。2013年に高樹が中心の6人組バンド「KIRINJI」として再編成し、21年からは高樹のソロプロジェク

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  • ガールズユニットMUSE新曲 プロデュースKOOさん「静岡を元気にするグループに」

     静岡県内出身者でつくるガールズユニット「MUSE」(ミューズ)が29日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、SBSラジオの番組出演などで活動をPRした。  人気グループTRFのDJ KOOさんのプロデュースで、27日に初の楽曲をリリースしたばかり。リーダーの露木樹里さん(沼津市出身)は「私たちが歌って踊ることで、多くの人たちが静岡を知るきっかけになれば」と話した。  MUSEは露木さんのほか、同市出身の麻生じゅんなさん、小山町出身の梶麻里子さん、静岡市出身の柴山星莉奈さんの4人グループ。ファーストシングル「STAY GLOW(ステイグロー)」は、自分の好きなことを追求して輝き続けたいとい

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  • フォークや洋楽 多彩な演奏披露 浜松・佐久間で音楽会

     浜松市天竜区佐久間町浦川の飲食店「あい川」で30日、3年ぶりとなる春の音楽会が始まった。5月1日まで、市内や愛知県の音楽愛好家ら計17組が多彩な演奏を繰り広げる。  30日は8組が出演し、日本のフォークソングや洋楽のヒット曲などを披露した。スチールパンのゆったりとした音色や、ブルーグラスの軽快な演奏といった個性に富んだステージで聴衆を魅了した。  同店では2013年から音楽会を開催してきたが、コロナ禍で中止となっていた。店主の大塚和夫さん(70)は「(出演者が)たまったエネルギーを爆発させている」と感慨深げに語った。  入場無料。演奏は午前11時から午後4時ごろまで。

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  • 未知の文化に出会う祭典 SPAC「せかい演劇祭」静岡で開幕

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇆せかい演劇祭2022」が29日、静岡市内で始まった。新型コロナウイルス禍で招待できなかった海外作品を3年ぶりに上演し、劇場は初日から活気に包まれた。5月8日まで。  駿河区の静岡芸術劇場で開幕を飾ったのはブルガリア作品「カリギュラ」。孤独な皇帝が暴君と化す不条理劇は、緊迫感に満ちた演出で観客を圧倒した。  上演後のトークでは、演出家のディアナ・ドブレバさんが、物語に込めた思いや来日に伴う苦労などをユーモアを交えて明かした。ブルガリアのアラバジエバ駐日大使が登壇し、ブルガリアの芸術を取り上げる機会への感謝を述べた。  このほかコロンビア演出家の

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  • 不思議体験、説明は最高難度 豊島監督(浜松出身)が「東大怪談」出版

     ドキュメンタリー映画やホラー作品などを手掛けてきた豊島圭介監督(浜松市出身)が、母校の東大を巡る不可思議を集めた著作「東大怪談-東大生が体験した本当に怖い話」(サイゾー)を出版した。恐怖体験を持つ卒業生11人から寄せられた46のエピソード。科学的に説明がつかない現象は映像なしでもゾッとさせられる。  東大病院で謎の音を聞いた男性看護師、牛人間に遭遇した編集者、救世主としての重圧を背負ったシステムエンジニア-。「論理性をまとったエリートたちの告白に、どうしても理屈に収まらない部分がある。説明は極めて難しい」。東大に関心がなくてもいや応なしに引き込まれる。  猟奇的な事件のその後を追う実録番組を

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  • 琉神躍動 沖縄の芸能 拠点静岡で4年ぶり公演へ

     沖縄の民俗芸能を舞台芸術として表現するユニット「琉神」が5月7日、静岡市清水区で公演「琉神ライブ ワシタウムイ」を開く。拠点とする静岡での自主公演は4年ぶり。鈴木一行代表は「久々に公演ができる喜びを実感している。皆のコロナ疲れを吹き飛ばすステージを届けたい」と話す。  琉神オリジナルの演目をメインとした公演シリーズ「ワシタウムイ」の名は、「私たちの思い」を意味する沖縄の言葉。エイサーを軸に、沖縄太鼓や三線[さんしん]の演奏、獅子舞のパフォーマンスなどさまざまな芸能を織り交ぜる。棒術や釵[さい]など古武術の演武も取り入れる。  静岡市出身の鈴木代表は沖縄での学生時代、米国人に向けたロックライブ

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  • 地元で歌う喜び、かみしめ 劇団四季「リトルマーメイド」出演 池永美穂(静岡市出身)

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」静岡公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)で、静岡市出身の池永美穂が主人公アリエルの姉役などで出演している。「名曲が多く、ハッピーな気持ちになれる作品。地元の舞台で歌えるのは幸せ」と役に気持ちを込める。  アリエルの姉6人のうち、池永が演じるアティーナは緑色の体の四女。皆でアリエルの恋のうわさをするシーンでは、一人でパックをしているなど「少し天然とも言える役どころ。6人それぞれの個性を表す描写は楽しい」。他の姉を演じる俳優たちと、互いの立場を整理するなど役作りを深める。  県内公演では昨年のファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話」にも出演した。駆け

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  • 異形うごめく歌詞世界 逆柱さん「漏電銀座」 静岡でライブ

     漫画家逆柱いみりさん(静岡市葵区)のバンド「漏電銀座」が、同区七間町に移転オープンしたライブハウス「騒弦」で演奏を行った。ぐしゃっとした音色のギターにのせて、異形の者どもがうごめく摩訶[まか]不思議な歌詞世界を描いた。  2007年に結成したバンドの第1弾CD「ぬばたまの世界」発表後、初の地元ライブ。ナースルックで現れた逆柱さんは、ニシガヤキウコさんのドラムと自身のギターで不穏かつポップなサウンドを構築。ぬめっとした生き物たちが跋扈[ばっこ]する地下世界を歌う「ねずみの国」を皮切りに、風変わりな単音のギターフレーズを繰り返しながら、しゃがれた声で客席に言葉を投げつけた。  1980年前後の英

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  • 「ももクロ」が裾野にやって来るZ 5月1日、歓迎イベント

     人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のコンサートが5月1日、裾野市で開かれ、会場の裾野市民文化センター周辺で同市実行委員会が歓迎イベントを開く。  「ももクロ」とコラボしたパッケージの同市限定商品の水と、緑茶タブレットを販売。富士山を背景に記念撮影できるフォトブースを設置し、午前11時から午後4時まで飲食8店舗が営業する。チケットを持っていなくても利用可能。  コンサートは午後5時半開演。全国ツアーの初日で市が誘致した。問い合わせは市産業観光課<電055(995)1825>へ。

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  • 即席「自由演奏会」息ぴたり 磐田、音楽愛好家150人集う

     音楽愛好家が一堂に会して1日限りの楽団を結成するイベント「自由演奏会in磐田」(実行委主催)が24日、磐田市上新屋のアミューズ豊田で開かれた。約150人が楽器を持ち寄り、迫力ある合奏で会場を盛り上げた。  演奏会は参加者が当日配布される楽譜を手に、演奏を披露する。さまざまな年齢、演奏レベルの愛好家が県内から集まった。参加者は、発起人でチューバ奏者の杉山淳さんと指揮者の堺武弥さんの指導を受け、本番に臨んだ。  楽団はサックスやユーフォニアム、トランペットのほか、パーカッションなどで結成。クラシック曲「フニクリ・フニクラ」や音楽ユニット・YOASOBIのヒット曲「群青」などを息を合わせて奏でた。

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  • 三島フィル 1年半ぶり定演 バイオリニスト山田さん独奏も

     静岡県内最古のアマチュアオーケストラ「三島フィルハーモニー管弦楽団」の定期演奏会が24日、三島市民文化会館で開かれた。  新型コロナウイルスの影響で昨秋に延期となり、定期演奏会としては1年半ぶりの開催。ブラームスの「交響曲 第1番」と「悲劇的序曲」を演奏し、バイオリン、チェロ、ビオラなど13種類の合奏によるステージを繰り広げた。同市出身のバイオリニスト山田帆菜さんによる独奏も披露し、美しい音色で大勢の来場者を魅了した。

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  • 29日公開の映画「ツユクサ」 ロケ地・西伊豆で試写会

     西伊豆町の宇久須港などで昨夏撮影された映画「ツユクサ」の全国公開を前に、同町の中央公民館でこのほど試写会が行われた。多くの町民が鑑賞し、見慣れた風景が作中に登場する映画を楽しんだ。  同作は「大人のおとぎ話」をテーマに、日常の小さな奇跡を描いたヒューマンストーリー。小林聡美さんや松重豊さんらが出演し、新たな挑戦を後押ししてくれる内容になっている。町での撮影は3週間ほど行われ、作品シーンの約7割を占める。宇久須港のほか、黄金崎や大浜海岸が舞台になった。  星野浄晋町長と平山秀幸監督のトークも行われた。平山監督は約10年前から物語の構想があったと明かし、「舞台は海辺のきれいな街と考えていた。ロケ

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  • アカペラ中心 美しい歌声披露 浜松少年少女合唱団

     浜松少年少女合唱団の第22回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)が24日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。小学生から高校生までの団員約20人がアカペラを中心に23曲発表した。  動物をテーマにした合唱練習曲や、ラテン語の宗教曲などを披露した。事前の公募で集まった小学生以下の7人が舞台に上がり、団員と一緒に歌う場面もあった。  吉田真喜子理事長は「コロナ禍で練習に苦労した。子どもたちのエネルギーを感じてほしい」と語った。

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  • 初登場の角銅真実 「偶然」に身委ねたい FUJI&SUN

     雄大な富士山の懐で音楽ライブやキャンプ、野外活動のワークショップを楽しむフェスティバル「FUJI&SUN(フジ&サン)’22」(静岡新聞社・静岡放送、WOWOWなど主催)が5月14、15の両日、富士市の「富士山こどもの国」で開かれる。3回目の今年は約30組のアーティストが集う。初登場のシンガー・ソングライター角銅真実に、初夏の野外フェスを前にした心境を聞いた。  2020年、アルバム「oar」でメジャーデビューした。東京芸大音楽学部打楽器専攻卒。弦を中心に据えたアコースティック楽器の穏やかなアンサンブルに、静謐[せいひつ]さと力強さを兼ね備えた歌声をのせたサウンドで、音楽ファンを

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  • ウクライナ支援 慈善演奏会開催へ 6月に長泉

     長泉町国際交流協会は6月5日、ウクライナの民俗楽器「バンドゥーラ」奏者・カテリーナさんによる楽器演奏と歌のチャリティーコンサートを町文化センターベルフォーレで開く。ロシアの軍事侵攻を受ける同国の人道支援のため、収益金の全額は同国大使館に寄付するという。  ウクライナ生まれのカテリーナさんは、生後30日でチェルノブイリ原発事故に被災し、一家で町から強制退去させられた経験を持つ。19歳で活動拠点を東京へ移転。今年3月からは母親が日本に避難しているという。  会場では知徳高の生徒が募金協力を呼び掛け、特種東海製紙(同町)がウクライナカラーの青と黄色の紙ファイルを配布する。  入場料千円。チケットは

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  • 命短し、恋せよ、少女 「ゴンドラの唄」初出誌発見 静岡県立大・細川教授 100年の謎解明

     静岡県にもゆかりがある歌人吉井勇(1886~1960年)が大正初期に作詞し「命短し、恋せよ、少女(おとめ)」の歌詞で知られる「ゴンドラの唄」の初出誌が、静岡県立大国際関係学部の細川光洋教授(日本近代文学)によってこのほど発見された。時代を超えて唱えられてきた曲の出自である「底本」はこれまで100年以上見つからず、吉井がどの漢字を用い、どこに句読点を振ったのかなどは不明なままだった。  ゴンドラの唄は、森鴎外が訳したアンデルセンの「即興詩人」の一節を基に、吉井が作詞。1915年4月25日、28歳の時に芸術座の舞台「その前夜」の劇中歌として女優松井須磨子が披露した。脚本には「命」と「いのち」、「

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  • 山田洋次監督招きトークショー 23日、浜松・シネマイーラ

     「男はつらいよ」シリーズの全50作を約2年がかりで上映し、最終回となる23日に山田洋次監督を迎えてトークショーを開くミニシアター「シネマイーラ」(浜松市中区)。イベントを企画した榎本雅之館主は、主人公の寅さんと映画館支援者への感謝を口にする。  渋谷東映(東京都)の映写技師として勤め始めた50年前、同じ建物にあった渋谷松竹で上映された「男はつらいよ」。主演の渥美清さんがいつも一人で訪れ、立ち見で鑑賞していたことを覚えている。松竹作品の映写にも携わり、映写窓を通して見た寅さんは「面白おかしくて、泣けた」。  新型コロナウイルス禍を受け、全国のミニシアターは苦境が続く。シネマイーラは3週間の休業

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  • 孤立解消、舞台に効能 SPAC「せかい演劇祭」、静岡市で29日から

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに→←せかい演劇祭2022」の開幕が29日に迫った。新型コロナウイルス禍でオンライン開催など制約が続いたが、今年は3年ぶりに海外作品の上演も予定。「ふたたびつながる。演劇で、世界と。」を掲げ、ゴールデンウイークの静岡で5作品を上演する。  「新型コロナ禍で多くの人が孤立を深めている今、客席全員と分け隔てなく向き合う舞台の効能を実感してもらえると思う」。3月上旬、静岡市内で開いた記者発表で宮城聰芸術総監督が開催意義を語った。  同市駿河区の静岡芸術劇場で開幕を飾るブルガリア演劇「カリギュラ」は孤独な皇帝の不条理劇。最愛の妹を失い

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  • 迫力の演奏 聴衆を魅了 富士の市民楽団

     富士市の市民楽団「富士川ウインドアンサンブル」は17日、第4回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市の富士川ふれあいホールで開いた。  同楽団は新型コロナウイルス感染拡大で、2年連続で演奏会を中止していた。今回は2021年に迎えた結成10周年の記念公演も兼ねた。  「残酷な天使のテーゼ」や刑事ドラマのテーマ曲メドレーなど、なじみ深い曲を披露した。抑揚の効いた迫力ある演奏を聴衆約200人に届けた。

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  • 浜松市音楽文化連 6団体が成果披露 浜松市中区

     浜松市音楽文化連盟は17日、第40回音文連音楽祭(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。市内で音楽活動に励む6団体が日頃の成果を発表した。  エレキ大正琴や弦楽、合唱など多彩なジャンルの計約140人がステージに上がった。現代大正琴研究会は人気アニメ「鬼滅の刃」から「竈門炭治郎(かまどたんじろう)のうた」、浜松センター合唱団は林古渓作詞の「浜辺の歌」などを披露して観客を魅了した。  音楽祭は、市民レベルで音楽の街づくりに貢献することを目的に開いた。

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  • マンドリン愛好家 5月15日に演奏会 静岡AOI

     静岡マンドリン協会とマンドリン愛好家のグループ「ナーシャムジカ」は5月15日午後1時半から、静岡市葵区の静岡音楽館AOIでマンドリンコンサートを開く。  メンバーらがクラシックの名曲などを演奏する。静岡市出身でマンドリン界の第一人者である川口雅行さんもゲスト出演する。終盤には「ふるさと」をテーマに、ソロとアンサンブルに仕立てた作品も演奏する。  入場券は一般が前売り1500円、当日1800円。学生が前売り500円、当日800円。問い合わせは同協会<電054(259)7541>へ。

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  • 春の富士市総文祭開幕 秋と分散開催 舞台部門、熱演で魅了

     「第54回富士市総合文化祭」(市主催)が17日、同市のロゼシアターで3年ぶりに開幕した。舞台部門の春祭は6月25日までの土、日、祝日の12日間に計48団体が登場する。入場無料。  例年は10月ごろに開催していた文化祭を、ことしから春祭と秋祭に開催時期を分散した。鑑賞時間の確保や混雑軽減を図る。  初日は市三曲協会と長唄さくら会、錦心流琵琶全国一水会静岡支部の邦楽3団体が出演した。会員らは日頃の練習の成果を発揮し、息の合った演奏や力強い歌唱で聴衆を魅了した。5月21日はハンドベル愛好会5団体が一堂に会する。  展示・文芸歴史部門の秋祭は10、11の両月に開催する。

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  • 松本潤さん「わくわくしている」 大河「どうする家康」主演 オンライン記者会見、静岡県内盛り上がりに感謝

     2023年大河ドラマ「どうする家康」に徳川家康役で主演するアイドルグループ嵐の松本潤さんが15日、都内で新キャスト発表のオンライン記者会見に臨み、家康ゆかりの地の静岡県民に向けて「皆さんの愛する徳川家康を演じるプレッシャーもあるが、非常にわくわくしている」と期待感を語った。  松本さんは浜松城を訪れた親友から写真が届き、浜松市の様子を伝えてもらったエピソードを紹介。「いよいよ始まると思った。地元の方と会えてはいないが、とても盛り上がっていると聞いてうれしく思う」と話した。  徳川2代将軍秀忠の母於愛(おあい)の方を演じる俳優の広瀬アリスさん(静岡市清水区出身)は「静岡を含め、東海地方が盛り上

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  • 母国の平和願い熱唱 ウクライナ人オペラ歌手、富士宮でコンサート

     東京都在住のウクライナ人オペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさんによるミニコンサートが15日、富士宮市役所で開かれた。ステパニュックさんはウクライナ支援に対する感謝の思いや平和への願いを込めた歌を響かせた。  市役所1階に特設会場を設け、ウクライナの子どもたちが描いたキッズゲルニカや「富士山から世界平和を」「心はひとつ」などと記したボードを掲げて来庁者や市関係者が出迎えた。ステパニュックさんは胸に手を当てて国歌「ウクライナは滅びず」を力強く歌い上げた後、「見上げてごらん夜の星を」など2曲を披露した。「一日も早く平和になるように祈ってください」と呼び掛け、感謝の言葉を繰り返した。  ステパニュ

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  • 山田洋次監督 4月23日トークショー 浜松「シネマイーラ」

     浜松市中区田町の浜松市民映画館「シネマイーラ」は23日午後12時20分から、2019年に公開された「男はつらいよ」シリーズ第50作目の「男はつらいよ お帰り寅さん」の上映会と、山田洋次監督を迎えたトークショーを館内で開く。  上映作品は寅さん役の渥美清さんが亡くなってから約20年ぶりに制作された作品。トークショーでは山田監督に製作への思いや登場人物にまつわるエピーソードなどを語ってもらうという。  定員約150人。チケットは一般1200円で、当日午前10時から整理券を配布する。問い合わせはシネマイーラ<電053(489)5539>へ。

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  • 「アリエル役、自分も成長」 劇団四季「リトルマーメイド」主人公演じる若奈まりえ

     観客の目をくぎ付けにする人魚のパフォーマンスと、感情を届ける澄んだ歌声-。劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」静岡公演で主人公アリエルを演じている若奈まりえ。「自らの運命を切り開いていくところが魅力的な役。アリエルに自分も成長させてもらっている」。ヒロインの姿に、舞台の夢を追い掛けてきた自身を重ねる。  美しい歌声を持つアリエルは海の王トリトンの末娘。人間が海に落としたさまざまな物に興味を膨らませ、地上の世界に憧れる。周囲の反対を押し切って未来を選択しようとする自立した強さが印象的だ。  子どもの頃から舞台に出演するなど経験を積んできたという若奈。劇団四季のミュージカルに興味を深め、努

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  • 日本舞踊藤間流 伊世藤会が公演 三島

     日本舞踊藤間流の「伊世藤会」による公演(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、三島市民文化会館で開かれた。  子供から大人まで幅広い年代の会員32人が出演し、長唄や常磐津などの26演目を披露した。それぞれの作品に込められた物語や思いに沿って美しい舞や所作が繰り広げられ、観客は情景を思い浮かべながら舞台を楽しんだ。

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  • 4月17日に定期演奏会 焼津市民吹奏楽団

     焼津市民吹奏楽団は17日、焼津市三ケ名の焼津文化会館で第44回定期演奏会を開く。  同楽団は市内在住・在職などの10代から60代のメンバーでつくるアマチュア吹奏楽団。今回の定期演奏会は「スター」をテーマに、1部にクラシック、2部にポップスの楽曲を予定している。  チケットは前売り700円、当日900円、小学生以下無料。焼津文化会館事務室などで販売している。問い合わせは楽団事務局<電080(3145)8868>へ。

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  • 常連、大物、新進…18組出演♪ 6月に頂、3年ぶり吉田公園で

     6月4、5日に吉田町の県営吉田公園で開かれる野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-2022」(BOOM BOOM-BASH主催、静岡新聞社・静岡放送など共催)の出演者が出そろった。2020、21年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて開催を見送った同フェスに、常連組、初出場の大物、新進バンドなど18組が集う。  夕暮れ時にろうそくの明かりがステージを彩る「キャンドルタイム」には同フェス初登場の奥田民生、PUSHIMが出演。EGO-WRAPPIN’、GOMA&The Jungle Rhythm Section、渋さ知らズオーケストラといった、08年初開催の「頂」の歴史を紡いだア

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  • 3年ぶり「菜の花舞台」 俳優橋爪功さん、伊豆で朗読披露

     俳優の橋爪功さんと演劇集団「円」が朗読を披露する「第27回菜の花舞台 橋爪功とその仲間たち」(NPO豆州倶楽部・菜の花舞台実行委員会主催)が9日、伊豆市の旧土肥小体育館で始まった。10日まで。  初日は橋爪さんと円の役者3人が計5作品を朗読した。向田邦子の「かわうそ」を身ぶり手ぶりを交えて朗読した橋爪さんは「皆さんの前で披露できてうれしい」と喜んだ。役者は新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」などを披露した。  橋爪さんは連続テレビ小説「青春家族」の撮影ロケで土肥地区を訪れたのをきっかけに、住民との親睦を深めて同市小土肥に稽古場を設けた。1994年から小土肥地区の菜の花に囲まれた野外舞台で演劇

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  • 浜松出身映画監督 沢井信一郎さん しのぶ会

     昨年9月に83歳で死去した浜松市出身の映画監督沢井信一郎さんと、同年12月に67歳で死去した沢井さんの妻郷子さんの納骨式としのぶ会が9日、同市内で開かれた。映画関係者と親族、合わせて26人が遺影の前で最後の別れを惜しんだ。  会には映画監督仲間も参列した。隅田靖さんは「助監督には人間修行だと言って厳しかったが、作品に対してはものすごくまじめ。(手がけた)本数は少ないが、自分に合うものをしっかり選んだ」と強い信念で仕事に臨んだ故人への敬意を述べた。  沢井さんは1981年、松田聖子さんの「野菊の墓」で監督デビューし、84年の薬師丸ひろ子さん主演「Wの悲劇」と85年の原田知世さん主演「早春物語」

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  • 美しい音色♪観客魅了 フィルハーモニックウインズ浜松が定演

     浜松市出身者や在住者のプロ演奏家でつくる「フィルハーモニックウインズ浜松」は9日、中区のアクトシティ浜松で第10回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。  49人のメンバーが、吹奏楽のための第2組曲、交響詩「パリのアメリカ人」と、指揮者を務めた保科洋氏が作曲した交響曲第3番の3曲を演奏した。全員でのリハーサルは3日前からだったが、美しい音色を響かせ、観客の拍手が鳴り響いた。  一昨年は新型コロナの影響で開催できず、演奏会はようやく10回の節目を迎えた。フルートを担当した伊藤梨恵子副代表は「コロナで思うようにいかないことが多かったけど、10回目ができ、まずは一安心。交響曲第3番は難度

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  • 歌声は春風にのって♪ 浜松・すずめの学校合唱部、17日初定演

     浜松市内を中心とする音楽愛好者でつくる混声合唱団「すずめの学校合唱部」は17日、同市北区新都田のサーラ音楽ホールで第1回定期演奏会「心は躍る 歌声は春風にのって」を開く。部員は新型コロナ禍で活動の制限を受けてきた。ようやく迎える初めての晴れ舞台に向けて、練習に励んでいる。  同合唱部は、2019年に同市中区のあいホールで行われていた合唱教室の参加者有志で20年2月に結成した。しかし、同時期にコロナが流行し始め、活動中断を繰り返し余儀なくされた。現在は20~80代の約60人が所属。マスク着用、こまめな換気など全日本合唱連盟の感染対策のガイドラインに沿ってプロの声楽家から指導を受けてきた。  8

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  • 静岡県内の「路地裏」撮影 ハンブルク映画祭賞候補に アート作品に物語性

     静岡県内各地の映像を編集した短編映画「路地裏探訪the movie」が、6月にドイツで開かれる第23回ハンブルク日本映画祭の受賞作品にノミネートされた。三島市を拠点に活動する現代芸術家アレッサンドロ・ヨッシーニさん(57)=本名・吉野昌彦、静岡市出身=が監督を務め、アート映画にストーリー性の要素を加えた作品に仕上げた。  ヨッシーニ監督が高校生の頃に撮影した8ミリフィルムの映像や、10年前からケーブルテレビの番組で撮りためた路地裏の様子などをまとめた約40分の短編作品。ビルの間やどぶ川の脇道など普通は足を踏み入れない路地裏を訪れ、コンクリートの汚れやゴミの散らかり方など「偶然のアート」に焦点

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  • 日本舞踊・伊世藤会 三島で公演、長唄など26演目

     日本舞踊藤間流の「伊世藤会」による公演(静岡新聞社・静岡放送後援)が10日、三島市民文化会館で開かれる。入場無料。  会員32人が出演し、長唄や常磐津など26の演目を繰り広げる。歌舞伎のように複数人が物語を演じる舞台もあり、さまざまな見せ場を用意しているという。  午前10時半開演。問い合わせは伊世藤会<電055(975)9779>へ。

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  • ヤマハ「グリーンボックス」 初のモデルチェンジ

     ヤマハはこのほど、エレキギターなどのエフェクトペダル「DL4マークツー」を発売した。1999年に発売し、鮮やかな緑色のデザインから「グリーンボックス」の愛称で人気を集めるディレイ・エフェクター「DL4」を初めてモデルチェンジした。  山びこのように原音に遅れた音を繰り返し、ギターサウンドなどに奥行きと広がりを与える。音響パターンのディレイエフェクトを前モデルの2倍に当たる計30種類に増やし、本体を小型・軽量化した。  税込み価格は4万6200円。国内で初年度、1200台の販売を計画する。

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  • 全シート立体音響で臨場感 車載オーディオ、ヤマハが新技術

     ヤマハは7日、自動車の車載オーディオ商品シリーズとして、全シートで臨場感ある立体音響を体感できる技術を開発したと発表した。ドルビーラボラトリーズ社(米国)の音響規格「ドルビーアトモス」を活用した。国内外の自動車メーカーに売り込み、本年度内の量産化を目指す。  ヤマハ独自の振動板などを組み入れた計30個の高音質スピーカーを、ドアや耳元のヘッドレスト、天井部などに配置した。同社の信号処理技術により、スピーカーとの距離で感じやすい音の偏りの解消を図った。大型から小型車まで、形状や内装材が異なる車種ごとに周波数の最適なチューニングを実現する。  自動運転技術の開発競争で自動車を取り巻く環境の変化が予

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  • リトルマーメイド 国内上演9周年に俳優感謝 劇団四季静岡公演

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」が7日、国内上演9周年を迎え、静岡市民文化会館で行っているロングラン公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)のステージで俳優が感謝の言葉を述べた。  終演後、人魚姫や王子らを演じる俳優陣が舞台に並んだ。海の王トリトン役の金久烈さんが出演者を代表し「静岡での『リトルマーメイド』の航海は始まったばかり。引き続きご声援を」とあいさつした。同作は2013年4月に東京で初演し、これまで全国6都市で計3650回上演。延べ358万人が来場している。  静岡公演は5月29日まで。問い合わせは劇団四季静岡オフィス<電0570(008)110>へ。

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  • ウクライナ歌手コンサート 収益は全額キーウへ 4月27、28日と5月10日、三島のホテルで

     ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナ出身のオペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさんのチャリティーコンサート(実行委員会主催)が27、28の両日と5月10日、三島市のみしまプラザホテルで開かれる。収益は全額、ステパニュックさんの故郷に贈る「ウクライナ・キーウ州スィニャワ村支援基金」に寄付される。  日本オペラ協会に所属するステパニュックさんは東京を拠点に活動を続け、ファンが多い三島市でも毎年コンサートを開いている。チャリティーコンサートではウクライナ民謡や日本の叙情歌、クラシック曲を1時間半にわたり披露する。  各日とも午後6時開演、定員100人。入場料は3千円。問い合わせは同ホテル<電055(

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  • 「国際長編」アカデミー賞 濱口監督快挙祝い特集上映 静岡などのミニシアター「作家性に触れて」

     濱口竜介監督を世界に送り出したのは日本のミニシアターの観客だ-。米アカデミー賞で「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞に輝いたことを祝い、静岡市内のミニシアターなどが濱口監督の過去作を特別上映。低予算の自主映画で世界を切り開いてきた俊英の快挙にミニシアター文化を支えてきた関係者は沸いている。  「ドライブ・マイ・カー」を上映中の静岡シネ・ギャラリー(静岡市葵区)は特集「濱口竜介の時代」をスタート。8~14日に濱口監督の初期の代表作「PASSION」(2008年)、15~21日に「親密さ」(12年)、22~28日に「ハッピーアワー」(15年)のスケジュールを組む。川口澄生副支配人は「過去作

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  • 浜松の製茶機械会社 音楽のまちから世界へ レコード機器に参入 臨場感ある音質表現

     製茶機械製造販売の沢田工業(浜松市中区)が4月から、アナログレコードを再生する針と一体化した部品「カートリッジ」の販売に乗り出した。コロナ禍により自宅で音楽を楽しむ愛好家も多い中、50年以上オーディオを趣味としてきた沢田弘社長(70)は「音楽のまち浜松から、世界のファンに売り込みたい」と一念発起した。  受注生産を始める製品は、スマートフォンにも使われる微小なMEMS(メムス)マイクで音を拾う世界初の技術を用いた「宮司式MEMSカートリッジ」と専用アンプ(税込み計55万円)。ダイナミックで臨場感ある音質を表現できるのが特長。沢田社長は「趣味を生かしたものづくりを実現させるのが夢だった」と語る

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  • 「名倉バンド」 17日定期コンサート 浜松・浜北文化センター

     浜松市浜北区の名倉誠さん(67)が率いるアマチュアバンド「名倉バンド」が17日午後0時半から、定期コンサートを同区の浜北文化センター大ホールで開く。吉田拓郎さんの曲を中心に演奏する。  ギター兼ボーカルの名倉さんとベースやキーボード、コーラスなどの計7人で「人生を語らず」や「落陽」など約20曲を披露する。50年近くバンド活動を続ける名倉さんは「年を重ねたが、まだまだ元気だ」と張り切っている。入場無料。定員1200人。  問い合わせは名倉さん<電090(7029)4487>へ。

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  • 未来のピアニスト 生徒・学生が成果披露 浜松市中区

     日本ピアノ調律師会静岡支部(掛川市)は2日、「未来のピアニストの演奏を応援するコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開いた。  同支部の調律師の推薦を受け、将来はピアニストを目指すという県内の中高生と大学生の計10人が出演した。ショパンやシューマンなどの曲を情感豊かに発表した。ピアニストで大阪芸大教授の仲道祐子さんがアドバイザーを務め、出演者の演奏を講評した。  コンサートは4日の「ピアノ調律の日」にちなんで開催し、今回が17回目となった。

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  • 聴衆魅了「紅蓮華」など披露 浜松市立高吹奏楽部が定演

     浜松市立高吹奏楽部は2日、第26回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開いた。クラシック、ポップス、マーチングの3部構成で、2、3年の部員46人が練習の成果を披露した。  ポップスのステージは、作曲家で、昨夏の東京五輪閉会式の編曲を担当した郷間幹男さんが指揮や演出を務めた。同閉会式の楽曲を吹奏楽向けにアレンジした「紅蓮華(ぐれんげ)」「愛の賛歌」などのメドレーを奏で、聴衆を楽しませた。

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  • 音楽の街♪熱く楽しく 浜松交響楽団定演 「ロミオ」聞き比べ

     浜松交響楽団は3日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールで開いた。「二つのロミオとジュリエット」と題し、シェークスピアの戯曲を基に作られたチャイコフスキーの幻想序曲とプロコフィエフの組曲を団員95人が演奏した。  2人の作曲家による趣の異なった「ロミオとジュリエット」を聞き比べてもらう試み。2年前の定演で企画したが、この時は新型コロナウイルス感染拡大で中止になっていた。ハンガリーなどで活躍する指揮者井崎正浩さんを改めて招き、練習を重ねてきた。  聴衆約千人が迫力ある演奏を楽しんだ。掛川市出身でハンガリー国立歌劇場管弦楽団コンサートマスターのバイオリニス

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  • 人魚姫の恋♡観客魅了 劇団四季「リトルマーメイド」静岡公演開幕

     劇団四季「リトルマーメイド」の静岡ロングラン公演(静岡市、静岡商工会議所、市文化振興財団、劇団四季、静岡新聞社・静岡放送主催、県共催)は初日の2日、同市葵区の市民文化会館に約2千人の観客を迎えた。  地上の世界に憧れる人魚姫アリエルの恋と冒険の物語。人魚やカモメを演じる俳優を宙に浮かせる特殊装置のほか、魚の群れを表現するパペット(人形)などを織り交ぜて海の世界を彩り豊かに表現している。  出演俳優は情感豊かな芝居や歌で観客をおとぎの世界へと誘い、終演後のカーテンコールでは会場からの拍手に手を振って応えた。家族で訪れた西村友理子さん(35)=島田市=は「ディズニーアニメが好きな子どもに生の舞台

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  • 劇団四季「リトルマーメイド」最終通し稽古 静岡公演、2日開幕

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」静岡ロングラン公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)の最終通し稽古が1日、静岡市葵区の市民文化会館で行われた。県内初となる同作の公演は2日に開幕する。  大ホールのステージに、物語の舞台となる海底の国や地上の城を1カ月がかりで再現した。水中を泳ぐ人魚姫を宙に浮かせるなど、特殊な舞台装置も組み込む。通し稽古では本番通りの演出で本編を上演した。  劇団四季の同作は2013年に東京で初演し、これまで全国5都市で3600回以上、上演してきた。静岡公演は5月29日まで計54回。問い合わせは劇団四季静岡オフィス<電0570(008)110>へ。

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  • 野外音楽フェス「頂」チケット 吉田町返礼品に

     吉田町は31日、ふるさと納税の返礼品として6月4、5日に県営吉田公園(同町)で開かれる野外音楽フェス「頂―ITADAKI―2022」の入場チケットを取り扱うと発表した。  チケット販売大手の「ぴあ」(東京都)がふるさと納税の業務を代行する。納税金額は2万5千円からで返礼品は1日入場券、2日入場券などの3種類。税の控除額によっては、実質2千円の負担でチケットが入手できるという。  受け付けは4月1日午前10時から、「頂」や「チケットぴあ」のオフィシャルサイトで開始する。

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  • 専門スタッフの技 長期公演支える手作業【海と舞台と 「リトルマーメイド」静岡公演㊦】

     上演準備に活気づく衣装部屋に、青いシルクが柔らかに広がる。チーフスタッフの後藤満里絵さんがスチームを当てると、生地が水面のように揺れて艶めく。人魚姫アリエルの尾ひれは長さ約1・6メートル。しわをのばしながら丁寧に当てていく作業は華やかなようで力仕事だ。  本作に求められる“浮遊感”を出すシルクは「摩擦に弱く、舞台で使えば傷みやすい。ロングラン公演中も毎日のメンテナンスが欠かせない」。アリエルの姉たちの衣装には5千枚のスパンコールが縫い付けられる物もあり、日々の補修は全て手作業となる。  上演中は、場面転換時に衣装を切り替える俳優の「早替え」を舞台袖でサポート。「衣装

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  • 森口博子さん、ジャズと共演 16日にコンサート 浜松

     浜松市中区のパワー浜松ロータリークラブ(高貝亮会長)は4月16日午後3時半から、創立20周年記念の「パワージャズコンサート」を同区のアクトシティ浜松で開く。スペシャルゲストの歌手森口博子さんが、若手ジャズ奏者らと共演する。入場無料。申し込みは同12日締め切り。  同クラブは2002年10月の設立総会、03年4月の認証伝達式を経て発足し、幅広い社会奉仕活動を行っている。同コンサートは「音楽のまち浜松」の市民に演奏を楽しんでもらおうと企画した。森口さんとサックスの米沢美玖さん、ドラムスの川口千里さんら5人の奏者が共演し、ポップスやアニメソングを披露する予定。  同クラブのホームページから申し込む

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  • 音楽、コーヒーとともに夜を 伊東に新店「市民、観光客集う場に」

     伊東市富戸の陶芸体験工房「えんのかま」に隣接するレンタルスペース兼バーで、4月1日から音楽と本とコーヒーを夜間に楽しめる店が営業開始する。工房のメディア担当の柏井卓さん(48)が「自分たちが過ごしたい場所を」との思いのもと、新たに人を迎え入れる場所を開く。  店名は「abflabo(エービーエフラボ)」。従来の店名の頭文字にラボラトリー(実験室)を組み合わせた。営業は金曜日と土曜日の午後7時~11時半。工房で制作したカップを使い、コーヒーを提供する。  同店は宿泊施設が集まる伊豆高原地域に位置し、地域住民だけでなく観光客の利用も想定。柏井さんは「読書会や哲学カフェのような企画も実験的に行いた

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  • 佐久間の乗本さん「名曲で地域元気に」 オールディーズ愛語る

     浜松市天竜区佐久間町ゆかりの若者らでつくる「佐久間若者サミット」はこのほど、地域住民を講師に招いたオンライントークイベントを行った。同町浦川地区で理髪店を営む乗本和男さん(54)が、1960年前後の米国のポップスやロック音楽「オールディーズ」の魅力や地域活性化への思いなどを語った。  乗本さんは小学5年生の時にポール・アンカのヒット曲「ダイアナ」を耳にして以降、エルビス・プレスリーをはじめとするオールディーズに熱中してきた経緯を振り返った。  その上で、SNSを駆使した浦川地区や店舗の情報発信、音楽イベントの企画といった活動を紹介。「好きなことを極めると、共感する人が出てくる。大好きなオール

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  • 人気アニメを再現 観衆のまなざし、熱意に【海と舞台と 「リトルマーメイド」静岡公演㊥】

     「未知の世界に好奇心を抱き、どんな障害も乗り越える意志の強さがある。この役から勇気や希望を受け取ってほしい」  主人公の人魚姫アリエルを演じる若奈まりえさんは静岡公演でも出演候補。地上の世界に憧れ周囲の反対を押し切る「自立した強さ」に繊細さを織り交ぜる。  ディズニー作品の中でも指折りの人気を誇るプリンセスは「イメージにしっかり応えるプレッシャーは大きい」。重ねて本作は、人魚が泳ぐシーンで舞台上に浮く“フライング”にも難度の高さが表れる。コンピューター制御のワイヤにつられ、自然な動きで宙をたゆたう。  腰に付けた留め具を支点に、体幹でバランスを取るのは至難の業。特殊

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  • 開発に12年 最上位ピアノ「CFX」新モデル ヤマハ披露

     ヤマハはこのほど、モデルチェンジしたコンサートグランドピアノ「CFX」の記者説明会を東京都内で開き、約12年かけて開発した最上位モデルの音色を披露した。  新モデルは、演奏者がピアノと一体になり、意のままに奏でられる製品を目指したという。演奏したピアニストの若林顕さんは「柔和で温かさを感じた。微妙な感性の揺れ動きをいくらでも表現できる可能性がある」と印象を語った。  新型コロナウイルスの影響で、コンサートなどの中止が相次いだ中での新モデル発売。ヤマハミュージックジャパンの押木正人社長は「コロナ禍だからこそ、生の音楽が持つ力が再認識されているのではないか。音楽の力を多くの方に届けたい」と話した

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  • 演劇的手法を駆使 新次元の幸福感を【海と舞台と 「リトルマーメイド」静岡公演㊤】

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」が4月2日、静岡市葵区の市民文化会館大ホールで開幕する。5月29日までのロングラン公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)に向けて準備を進める関係者たちの思いに触れた。  「作品の世界観をラッピングトレインがよく表してくれている。各地での公演を成功させるには地域と一体になることが肝要」  2月下旬、「リトルマーメイド」のPR車両が静岡鉄道新静岡駅にお目見えした。劇団四季の吉田智誉樹社長があいさつで触れた「作品の世界観」は、工夫されたビジュアルこそが最大の特徴だ。  ディズニーの人気アニメに基づくミュージカルは2008年、米ブロードウェーで世界初登場。劇

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  • 巨匠ゆかりの旅館でメガホン 今村監督追い映像の道 浜松出身岡部さん短編撮影

     カンヌ国際映画祭で最高賞を2度受賞した今村昌平監督(1926~2006年)が約30年間通い続け、仕事に励んだことで知られる浜名湖畔の老舗旅館「琴水」(浜松市北区三ケ日町)で昨夏、短編映画の撮影が行われ、3月下旬に完成した。監督を務めたのは同旅館が実家の映像製作業岡部健太さん(26)=都内在住=。巨匠、今村監督の背中を追い、映像の道で羽ばたこうとしている。  自身2作目の短編映画で、タイトルは「今を漂うとき」。映画監督を志して実家の旅館を飛び出した主人公が、夢を諦め帰省するところから始まる。不在の間に従業員として旅館に来ていたベトナム人技能実習生との出会いなどを経て、自らの生き方を見つめ直す物

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  • 「ドライブ・マイ・カー」国際長編賞 静岡県内映画館 話題持ちきり

     「ドライブ・マイ・カー」を見てきました-。同作の米アカデミー賞国際長編映画賞受賞が発表された28日、静岡県内の上映館では快挙の話題に花が咲いた。  静岡市葵区の静岡シネ・ギャラリーは、昨年夏の本公開に続き再上映を実施中。川口澄生副支配人(41)は「昨夏も新型コロナウイルス感染拡大のさなかだったが、良作が改めて注目される機会はありがたい」と期待する。4月には濱口竜介監督の特集を組む。  友人と来館した望月峰子さん(63)=同区=は、演劇を題材にした物語に触れ「私たちも同じ劇を見ているような一体感が印象的。心に傷を持つ人たちが生きていく姿に共感した」と作品の世界に浸った。  同区の静岡東宝会館で

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  • 「ロミオとジュリエット」聴き比べ 4月3日、浜松交響楽団定演

     浜松交響楽団は4月3日午後2時から、第92回定期演奏会「2つのロミオとジュリエット」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールで開く。3月27日は同ホールで、全体練習を行った。  チャイコフスキーの幻想序曲「ロミオとジュリエット」とプロコフィエフの組曲「ロミオとジュリエット」を中心にした構成で、作曲家による表現の違いを聴き比べてもらう。ハンガリーを拠点に活躍する井崎正浩さんがタクトを振る。  本番ではほかに、掛川市出身のバイオリニスト長尾春花さんがベートーベンの「ロマンス」などを披露する。  チケットはS席2千円、A席1500円。問い合わせは浜響事務局<電053(45

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  • 春のピアノ演奏会 練習成果を披露 浜松市中区でコンサート

     浜松市中区のピアニスト田中恵子さんが主宰する浜松SPCピアノ・ワークスはこのほど、コンサート「春いちばん」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開いた。  12歳から60代までの門下生22人がバッハやショパン、ハイドン、ドビュッシーなどの曲目を披露し、日頃の練習の成果を発表した。朗読や連弾のほか、ゲスト出演した浜松交響楽団の木管メンバーによる演奏もあり、聴衆を楽しませた。  コンサートは学生や会社員、看護師らアマチュア演奏家の発表の機会を設けようと毎年開催し、今回が52回目となった。

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  • ピアノコンサート演奏者を募集 4月1日から、浜松・白羽楽器

     ピアノ販売・修理の白羽楽器(浜松市中区)が、6月18日に同社のグランドピアノ館で開くピアノ愛好者のためのコンサートの参加者を4月1日から募集する。  趣味でピアノを楽しむ大人が集い、練習の成果を気軽な気持ちで発表できる場を提供しようと企画され、今回で15回目。  18歳以上のアマチュアで、音大卒などでない趣味の人が対象。同社所有のヨーロッパ製のピアノを使い、10分以内の曲を1曲演奏できる。演奏はソロでも連弾でも可。定員15組。演奏者以外もピアノを弾けるフリータイムも設ける。  応募締め切りは5月31日。問い合わせは白羽楽器<電053(464)3015>へ。

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  • 平等な社会、舞台で訴え  静岡市民文化会館でラウドヒル計画新作

     静岡市民文化会館を拠点に演劇を創作するプロジェクト「ラウドヒル計画」の新作「Kiss of Life」の公演が26日、同市葵区の同館中ホールで始まった。27日まで。  静岡をモデルにした町で実施される町長選をめぐる物語。ジェンダー平等の実現やSDGsの推進、地域再生などを訴える陣営の姿を通じて、格差や分断のない社会の在り方を問い掛ける。同プロジェクト総監督の勝山康晴さん(藤枝市出身)と、1月に亡くなった同プロジェクトの脚本家大野裕明さんが台本を書き下ろした。  出演者は、県民が参加する同プロジェクトの中でも男女の精鋭チーム。芝居とダンスに映像を織り交ぜ、エネルギッシュなステージを作り上げてい

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  • お待たせフランス公演 SPAC新作1年越し 静岡でも5月上演

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)の新作演劇「ギルガメシュ叙事詩」のフランス公演が24日午後(日本時間25日午前)、パリの国立ケ・ブランリー美術館で始まった。  古代メソポタミアに君臨したギルガメシュ王の壮大な冒険の物語。宮城聰芸術総監督の演出は巨大な操り人形や生演奏で迫力の舞台をつくり上げ、終演後は満員の客席から大きな拍手が送られた。  公演は2021年3月に同館で予定していたが、新型コロナウイルス禍を受けて延期していた。渡航前にはウクライナ情勢を受けて直行便に変更はあったが、俳優ら約30人が現地入りした。  SPACの3年ぶりとなるフランス公演は、全5回公演のチケットが既に完売。宮城監督

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  • 浜松吹奏楽大会 3月27日、収録演奏YouTubeで配信

     全国の中高生が出演する浜松吹奏楽大会2022(浜松市、同市文化振興財団など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、オンラインで開かれる。事前に収録した参加各団体の演奏の動画を動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。  大会は第10回全国中学生交流コンサートと第34回全日本高校選抜吹奏楽大会を合わせた名称。例年は吹奏楽の普及と技術向上を目的に全国から生徒が集まるが、新型コロナウイルス感染防止のため、今年は事前収録による開催方式にした。県内からは浜松市の中学選抜吹奏楽団、湖東中、浜名高、浜松聖星高が出演する。  配信は中学生の大会が同日午前10時から、高校生の大会は午後1時から。

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  • NPO認証記念 27日にコンサート アンサンブル・ムジーク浜松

     NPO法人アンサンブル・ムジーク浜松(浜松市東区)は27日午後1時半から、NPOの法人認証取得を記念するコンサートを北区のサーラ音楽ホールで開く。  地元で活動する演奏家らが出演。モーツァルトやベートーベンの名曲、唱歌、ポップスなど幅広いジャンルの楽曲を披露する。  24日に伊藤豊子理事長らが市役所を訪ね、鈴木康友市長に開催をPRした。伊藤理事長は「多彩なプログラムを用意したので、ぜひ足を運んでほしい」と語った。  同NPOは演奏家の活動場所の提供や若手を育成する講習会開催、学校での出張演奏などに取り組んでいる。2021年11月に認証を取得した。  コンサートは入場料2千円。全席自由。

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  • あの人に聞きたい/トマトケチャップボーイズ【NEXT特捜隊】

     浜松市出身の3人組バンド「トマトケチャップボーイズ」。同市中区の女性から「取材してほしい」と依頼を受け、ギター、ボーカルの鈴木晴揮さん(24)に話を聞いた。同バンドは都内を中心にライブ活動を展開してきたが、3月いっぱいで活動を休止する。現メンバーによるラストライブ(30日、都内)を前に、バンド結成までの経緯や約5年にわたる音楽活動、突然の休止の理由、今後への思いなどを語ってもらった。  ■出発点は映画  子どもの頃から映画が好きで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「20世紀少年」を見て、バンドに憧れました。中学に入り、同級生で現メンバーの石川元啓に影響を受け、表現の軸がパンクになりまし

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  • 劇団「限界集落」が初公演 浜松・春野町、ふるさと再興に思い込め

     浜松市天竜区春野町の住民でつくる劇団「限界集落」がこのほど、同町の春野文化センターで初公演を行った。町内外から約200人が訪れ、住民手作りの劇団の門出を祝った。  初公演の演目は「ライオンキング」をアレンジしたミュージカル。ラストシーンの「この国は僕が変える。ここが僕のふるさとだ」というせりふに、ふるさと再興への思いを託した。終演後、満員の会場は大きな拍手に包まれた。  最年長で舞台に立った進藤博行さん(73)は「全員練習を重ねるごとによくなっていった。気持ちいい舞台だった」と手応えを語る。演出の松井茉未さん(33)は「一人一人の表現したいという思いが伝わる舞台になった」と振り返った。今後は

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  • ストーンズ公式写真家 有賀さんの足跡たどる 浜松で個展

     国内外の著名ミュージシャンを撮影してきた写真家有賀幹夫さん(61)=東京都=の個展が25日、浜松市中区早馬町のクリエート浜松で始まる。英国のロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」の日本人で唯一の公式写真家で、ロック界の伝説を間近で捉えてきた有賀さんの足跡をたどる。27日まで。有賀さんは1990年の初来日からストーンズの公式写真家としてライブに参加した。これまでの最後の来日となっている2014年まで、全ての日本公演を撮影してきた。  展示会は東区のレコード店「浜松CD&レコードショウ」の主催。24日は鈴木万砂人店長(57)と有賀さんが作品展示の準備を進めた。ストーンズ関連の約30点が並び、

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  • 静岡県警音楽隊 駿府城公園で軽快な演奏披露

     静岡県警音楽隊は24日、静岡市葵区の駿府城公園でコンサートを開いた。隊員らが軽快な演奏と演技を繰り広げ、公園を訪れた多くの親子連れを楽しませた。  隊員らは金管楽器によるアンサンブルで、童謡や刑事ドラマ主題歌のメドレー、おどるポンポコリンなど9曲を披露した。カラーガードはフラッグなどを使った踊りで演奏をもり立てた。合間には静岡中央署員が特殊詐欺被害防止の啓発活動を行い、「電話でお金の話をしてきたら警察に連絡を」などと呼び掛けた。  県警はカラーガード募集活動の一環として26日午後2時から、県警本部清水分庁舎(静岡市清水区)で説明会を開く。希望者は当日、直接会場へ。問い合わせは県警音楽隊<電0

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  • ウラカワオールディーズフェス 4月17日、浜松・天竜区で

     浜松市天竜区佐久間町浦川地区のダンスサークル「ウラカワオールディーズクラブ」は4月17日、1960年前後の米国のポップスなどを楽しむ「ウラカワオールディーズフェス」を同町の浦川キャンプ村で開く。  浦川小の児童や浜松山里いきいき応援隊の隊員らによる、オールディーズ楽曲のダンスと、バンド演奏を披露する。地域のグルメが楽しめる出店も予定している。  クラブを主宰する浦川地区の理容師乗本和男さん(54)は「静かな町がもう一度元気になるきっかけにしたい」と開催への思いを語る。当日は手指消毒やマスク着用などの感染症対策を実施する。  午後0時45分開演。入場無料。問い合わせはヘアーサロンノリモト<電0

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  • 3教室の生徒らギターの腕前披露 静岡市葵区で発表会

     静岡市葵区の加藤ギター教室(加藤和英代表)はこのほど、同区のしずぎんホールユーフォニアで発表会を開いた。親交のある市内二つのギター教室の生徒を含む約50人が日ごろの練習の成果を披露した。  就学前の子どもから80代まで幅広い年代の生徒がステージに上がった。クラシックギターを中心に「コンドルは飛んでいく」「カントリーロード」「星に願いを」などを演奏した。葵区の久保田ギター教室、駿河区の望月ギター教室の生徒も出演した。ギターは新型コロナウイルス禍に自宅で気軽に楽しめる趣味として注目を集めているといい、レッスンを受けて数カ月で参加する生徒もいた。

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  • 出演者とリスナー交流 SBSラジオパーク 七間町ARTIEで

     SBSラジオの出演者とリスナーの交流イベント「SBSラジオパーク」が19日、静岡市葵区の七間町ARTIE(アルティエ)で始まった。20日まで、パーソナリティーら総勢約30人が出演し、トークステージを繰り広げる。  初日は「鉄崎幹人のWASABI」でパーソナリティーを務める鉄崎幹人さんと山崎加奈アナウンサーらが登場し、軽妙なトークで来場者を楽しませた。20日は林家木久蔵さんやレイザーラモンRGさんら、「ふくわうち」に出演しているパーソナリティー全員が勢ぞろいする。イベントの様子はウェブで生配信する。  会場近くの特設スタジオから、特番のラジオ生放送も行った。20日も午後1~3時に放送する。  

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  • 「多くの経験を大切に」 高校生15人に修了証書 SPACアカデミー

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)の演劇アカデミーの修了式がこのほど、静岡市駿河区の舞台芸術公園で行われた。通年で受講した高校生15人が、アカデミー校長の宮城聰芸術総監督から修了証書を受け取った。  受講生は洋画を教材に学んできた英語でミュージカルを上演。せりふや歌唱に豊かな所作を交えて演じ、客席の保護者らを舞台の世界に引き込んだ。  一人一人が1年の活動を振り返り「不安はあったが、勇気を出して参加して良かった」「皆の夢も応援したい」「一緒に世界へ羽ばたこう」などと感想を述べた。宮城校長は「成果のアウトプットを急ぐことなく、今後も多くの経験を大切にして」と激励した。  アカデミーは世界で活躍

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  • ドキュメンタリー「名付けようのない踊り」 ダンサー田中泯、無二の存在感 効率の支配、拒む生き方

     77歳の今も現役で活躍するダンサー田中泯の生き方に迫るドキュメンタリー「名付けようのない踊り」は、世界のさまざまな場所で踊る現場を追い続けた。犬童一心監督は「効率による支配を静かに拒む姿を見る人に投げ掛けたい。無二の存在感に引きつけられる」と話す。  市民が行き交う街角、緑が風に揺れる森、波の音だけが聞こえる海岸-。田中がさまざまな場所で即興で踊る「場踊り」を、ポルトガルやパリ、福島などでカメラに収めた。雄大な自然の中で、流れる雲までが踊りと一体に感じられる。  過去作品で出演を依頼した縁から、ポルトガルでのアートフェスへの同行を誘われた犬童監督。「撮影した映像で短編を作ったら、とても良かっ

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  • 音楽の楽しさ伝えたい 指揮者アクセルロッド、菊川公演を振り返る

     新型コロナウイルス禍で再入国できなくなるリスクを避けるため昨秋から日本に長期滞在し、1月下旬に菊川市で京都市交響楽団と2回の演奏会を実現した指揮者のジョン・アクセルロッド。スイスへの帰国後にメールでインタビューし、中学生との交流もあった演奏会を振り返ってもらった。  -初日の中学生のための公演では、終演後舞台に残って生徒たちと言葉を交わした。どんな思いがあったか。  「時としてステージは遠く、威圧的に見えます。しかし、私たち音楽家は生徒たちの家族と同様、生身の人間であり、気軽に話せる存在であることを知ってほしかったのです。彼らの質問に答え、彼らに音楽の楽しさを知ってもらうために、私は話し掛

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  • 江戸の長屋イメージ♪和風ピアノ3種 ヤマハと千葉大学生考案

     ヤマハ(浜松市中区)と千葉大の学生が、江戸時代の長屋の生活様式をイメージした和風のミニピアノ3種類を制作した。東京都墨田区の同大サテライトキャンパスで18~20日に開かれる研究制作展で紹介する。  工学部2、3年の15人が同社デザイナーの指導で図案を考えた。庶民の暮らす長屋に溶け込んだデザインで、きりだんす、文机(ふづくえ)、間仕切りにそれぞれ鍵盤を配置した。きりだんすと文机のミニピアノは金属製の板を内部に組み込ませて実際に演奏できるようにしたという。  ピアノは江戸時代後期に日本に伝わり、西洋楽器として進化した。ヤマハと千葉大は昨夏から、「伝来がもっと早ければ、ピアノはどうなっていたか」と

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  • 深海の国、設営進む 劇団四季「リトルマーメイド」静岡公演

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」静岡ロングラン公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)の開幕に向け、静岡市葵区の市民文化会館大ホールで舞台装置の設営が進んでいる。  主人公の人魚姫たちがすむ海底をイメージして、ステージを額縁状に囲む枠や舞台袖の幕、床などはいずれも深い青。トラック30台分の資機材を運び込み、物語の舞台となる深海の国や地上の世界をつくり上げる。  舞台監督の大平康治さん(35)は、人魚たちが泳ぐ場面で俳優を宙に浮かせる装置に触れ「海の中の自然な動きは大きな見どころ。俳優と息を合わせて美しい舞台を届けたい」と話した。  静岡公演は4月2日から5月29日まで。問い合わせは劇団

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  • 劇団静岡県史 三浦環音楽劇上演へ 常葉大菊川高ダンス部も稽古

     27日に菊川市の菊川文化会館アエルで上演する劇団静岡県史(松尾朋虎主宰)の音楽劇「マダム・バタフライ-三浦環ものがたり」に向けて、出演者が稽古に励んでいる。地元の常葉大菊川高ダンス部の生徒も18人出演し、舞台を華やかに演出する。  オペラ「蝶々夫人」で国際的に活躍した三浦環の生涯を描く物語。三浦役の藤森美香さん(42)は「地元にゆかりのある人を知ってほしい。三浦環の生き方が現代に生きる人の一つのヒントになれば」と語る。  総出演者数は43人。アンサンブルキャストとして舞台に立つダンス部の生徒は、はかま、振り袖、ドレスと3回衣装を替える。特に番傘を持って踊る場面が見どころだ。部長の坂本明佳音さ

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  • 全国大会へ猛練習 掛川西高音楽部、マスク越しに合唱

     掛川市の掛川西高音楽部が19日に福島県で行われる第15回声楽アンサンブルコンテスト全国大会に出場する。コロナ禍で思うように合唱ができない中、部員18人が大舞台で結果を残そうと練習に励んでいる。  同校の全国大会出場は6年連続。1月に録音審査で行われた県大会で推薦され、出場を決めた。部員は感染対策のため、これまで個人やパートごとに練習をしてきたが、大会が近くなりマスクをして全員で合唱の練習を始めた。  全国大会ではラテン語と日本語の無伴奏の合唱曲2曲を発表する。花火をテーマにした日本語の曲は8パートに分かれ、音域が広く難易度が高い。部長の名倉あみさん(17)は「眉毛や口角を上げて表情を意識して

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  • 演奏会へ初の合同練習 静岡児童合唱団、21日に静岡音楽館AOI

     静岡市の音楽青葉会・静岡児童合唱団(戸崎裕子主宰)が21日、同市葵区の静岡音楽館AOIで演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。演奏会は2年半ぶり。開催に先立つ13日、同館でリハーサルを行った。  合唱団の全員が集まる合同練習は初。演奏クラス、養成部、幼児部のほか、同合唱団関係者で構成する「青葉会スペリオル」など計約40人が集まった。  マスクを着用した状態で当日の並び方や歌に合わせた振り付けなどを確認した。指揮者の戸崎文葉さん(51)は「限られた時間の中で練習をしてきた。大きなステージでみんなに楽しんで歌ってほしい」と成功を願った。  演奏会には、チェンバロを中心とした三重奏「スーパーバ

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  • 被災地出身ピアニスト 小井土さん 浜松市浜北区でリサイタル

     2017年の第21回浜松国際ピアノアカデミーコンクールで1位になったピアニスト小井土文哉さん=岩手県釜石市出身=が東日本大震災から11年になる11日、浜松市浜北区小松の音楽ホール「マレキアーレ」でリサイタルを開いた。  モーツァルトやブラームスなどの曲を優雅に奏でて聴衆を魅了した。演奏の合間には、震災がピアノの道に進むきっかけになったと語った。「震災の翌月に高校生になり、東京や海外の音楽家が支援のための演奏をしているのを聴き、心にすっと入る音楽をしようと思うようになった」と振り返った。

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  • アワーフェスティバル開幕 静岡市葵区、演劇や参加型企画など

     演劇や大道芸などパフォーミングアーツの祭典「OUR FESTIVAL(アワー フェスティバル) SHIZUOKA2022」(静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター主催)が11日、同市葵区七間町とその周辺で始まった。入場無料。主要な公演やイベントは12、13日に行われる。  同フェスティバルは、17年から開かれてきた「七間町ハプニング」をリニューアルした。演劇公演の一つ、岸田国士作「驟雨(しゅうう)」は、公募で選ばれた同市出身の大学生浜吉清太朗さん(20)=東京都=が演出を務める。地元で初演出する浜吉さんは「大正時代の戯曲。男女の性差が生む問題について現代の尺度で迫りたい」と意欲を語った。

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  • 35期生団員 美しい歌声披露 掛川少年少女合唱団

     掛川少年少女合唱団はこのほど、たんぽぽコンサートを掛川市の美感ホールで開いた。35期生の団員が美しい歌声を客席に届けた。  2~5年生の15人が出演した。童謡「たんぽぽ」で始まり、独唱や合唱を披露した。創作ミュージカルでは「ヘンゼルとグレーテル」を演じた。  合唱団はコロナ禍で感染対策をしながら、一年間練習を続けてきた。コンサートは昨年に続き規模を縮小した。合唱団は随時、団員を募集している。

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  • 杉浦さん(静岡市清水区)作曲の楽曲 全日本吹奏楽課題曲に 挑戦3度目、市長に喜び報告

     静岡市清水区の作編曲家杉浦邦弘さん(58)が作曲した楽曲が第31回朝日作曲賞(全日本吹奏楽連盟など主催)を受賞し、2022年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲に決まった。杉浦さんは8日、市役所静岡庁舎に田辺信宏市長を訪ね、受賞を報告した。  受賞曲「やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~」は山形県の民謡をイメージした作品という。懐かしさを誘うフルートの独奏で始まり、曲調は徐々に壮大な雰囲気へと盛り上がっていく。  杉浦さんは作編曲家や打楽器奏者として活動し、県内外の大学などで講師も務める。同賞には過去2度、応募していて、3度目の挑戦での朗報に「夢のよう」と喜びを語った。多くの音楽愛好家に演奏し

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  • 静響 渾身のブルックナー 管楽器中心にサウンド築く

     富士山静岡交響楽団(静響)が本年度の定期演奏会を締めくくる静岡、浜松の両公演で、首席指揮者高関健の下、渾身[こんしん]のブルックナーの交響曲を披露した。はつらつとした名演奏だった。  2月19日に静岡市清水文化会館マリナート大ホール、20日にアクトシティ浜松(浜松市中区)中ホールで開かれた第109回定期演奏会のうち、記者が聞いたのは浜松公演。ブルックナー作曲の交響曲第4番「ロマンティック」のほか、グリーグ国際ピアノコンクール覇者の高木竜馬をソリストに招きモーツァルトの協奏曲第20番を演奏した。  オーストリア出身のアントン・ブルックナー(1824~96年)は、ロマン派最大の交響曲作曲家の一人

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  • SPAC「せかい演劇祭」概要発表 国内外5作品、静岡でGW上演

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)は9日、静岡市でゴールデンウイークに開く「ふじのくに せかい演劇祭2022」の概要を発表した。SPACの新作をはじめ、国内外の演劇5作品を上演する。  静岡市駿河区の静岡芸術劇場で記者会見した宮城聰芸術総監督は、新型コロナウイルス禍によって多くの人が孤独や孤立を深めている現状を指摘。「客席と分け隔てなく向き合う演劇は世界とのつながりを回復できる」と意義を語った。  静岡芸術劇場では海外の2作品を予定する。ブルガリアの演出家による「カリギュラ」は、最愛の妹を失い暴君と化す皇帝の破滅を描く。「私のコロンビーヌ」は、コロンビアの演出家が自らの半生をユーモラスに演じ

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  • 女性アーティスト ヤマハが活躍紹介 コンテンツ開設

     ヤマハは「国際女性デー」の8日、音楽業界の女性アーティストの活躍を紹介するコンテンツ「ウーマン・フー・メーク・ウエーブス」を同社ウェブサイト内に開設した。  ドラマーの川口千里さん、サウジアラビア初の女性ラッパーのジャラさん、英国のシンガー・ソングライターのオリビア・ディーンさんの3人が、音楽への思いや女性アーティストとしてのメッセージを動画配信した。  川口さんは男女の筋力差に言及し、「筋力では鳴らせない豊かなサウンドがある。女性であることを言い訳にしないで強みにしたい」と訴えている。  同社は国連女性機関のジェンダー平等の取り組みに賛同し、女性アーティストの活動を支援して音楽文化発展への

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  • 「4尺ピアノ」音色豊か 戦前戦後、浜松で名工大橋氏が設計

     戦前戦後期に浜松市で楽器の設計製作に携わり、国産ピアノを世界水準にしたとされる名工大橋幡岩(はたいわ)氏(1896~1980年)設計の小型グランドピアノを使った演奏会が5日、中区の市博物館で開かれた。1930年代に製作された奥行き約120センチの「4尺ピアノ」と呼ばれる希少な名器で、ピアニスト平井千絵さんがシューマンなどの曲を弾いた。  大橋氏は日本楽器製造(現ヤマハ)、大橋ピアノ研究所(同市)などで設計に携わり、日本のピアノ産業に多大な功績を残した。  20世紀序盤のピアノ文化を研究する一橋大の小岩信治教授、静岡文化芸術大の奥中康人教授らのグループが大橋氏の技術に注目。市博物館が所蔵する4

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  • 浜松出身バンド 3月で活動休止 30日、都内でラストライブ

     浜松市出身の3人組バンド「トマトケチャップボーイズ」がこのほど、3月いっぱいでの活動休止を発表した。ベースの石川元啓さん(24)の脱退も公表した。  トマトケチャップボーイズは八幡中(同市中区)の同級生だった石川さんと鈴木晴揮さん(24)に、武知駿介さん(25)=市内出身=を加えた3人で17年に結成した。都内を中心にライブを展開し、18年には大型イベント「サマーソニック」にも出演を果たした。  30日には休止前最後のライブを都内で開催する予定。詳細は公式ツイッターで随時発表する。鈴木さんと武知さんは、バンド再開を視野に今後も音楽活動を継続していく。

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  • 静鉄車両で朗読劇 SPAC俳優 3月19、27日に上演

     静岡鉄道の運行車両内を“舞台”として沿線の歴史や風物を題材にした朗読劇を展開する「きょうの演劇inしずてつ」(静岡市主催)が19、27の両日上演される。開催に先立ち6日、関係者向けに試演された。  SBSラジオで毎週土曜に放送中の「きょうの演劇」の発展演目。昨秋に放送した静岡鉄道にまつわる戯曲3本を、SPAC俳優宮城嶋遥加さんが新静岡駅から新清水駅までの約20分間に身体表現を交えて朗読した。  ギターとオーボエの即興演奏に乗せ、県産茶を運んだ鉄道の歴史、沿線各駅の由来や周辺環境、過去に存在した遊園地「狐ケ崎ヤングランド」(現在の静岡市清水区)の風景などを、乗客に語り掛

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  • まちの各所で舞台上演 藤枝で演劇祭開催 6日まで

     藤枝市内の各所で演劇作品を上演する「藤枝ノ演劇祭」(藤枝宿世代をつなぐ商店街づくり実行委員会主催)が5日、蓮華寺池公園などで始まった。県内外の舞台人が出演し、まちに非日常の空間をつくり出している。6日まで。  白子名店街で白子ノ劇場を運営する演出家山田裕幸さんの発案で初めて開催した。山田さんは「観劇のためにわざわざ会場まで出掛ける演劇の特性を、まちの活性化に役立てたい」と意義を話す。  6日までの両日、山田さんが主宰する劇団ユニークポイントなど5団体が出演する。蓮華寺池公園のイベント広場や生涯学習センター、上伝馬商店街の大慶寺、茶町のひとことカフェなどを会場に、来場者の回遊を促している。  

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  • 宝塚歌劇団演出 白井鐵造の足跡たどる 出身地・春野で企画展

     浜松市天竜区春野町の春野文化センターで4日、同町出身で宝塚歌劇団の演出家として知られる白井鐵造の仕事と生涯をたどる「すみれと歩んだレビュー王 白井鐵造ふるさと展」(春野ふるさと力向上委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。6日まで。  生誕120年と白井が作詞した「すみれの花咲く頃」が初めて披露された「パリゼット」の上演90年を記念した同展。「すみれの花咲く頃」の直筆歌碑のほか、白井が手掛けた作品のポスター、年譜のパネル展示を通じ、演出家としての足跡を紹介している。  60年にわたり地元中学生が修学旅行で宝塚歌劇場を訪問した際の記念写真も並び、同町と宝塚のつながりの深さを知ることが

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  • 音楽劇「マダム・バタフライ」 3月27日、劇団静岡県史が公演

     劇団静岡県史が27日に上演する音楽劇「マダム・バタフライ-三浦環ものがたり」は、オペラ「蝶々夫人」を歌い続けたプリマドンナの物語。主人公の三浦環を演じる藤森美香は「歌に懸ける姿を今に届けたい」と気持ちを込める。  現在の御前崎市出身の父、菊川市出身の母を持つ三浦の明治から昭和にかけての生涯を描く。家族の他に滝廉太郎や山田耕筰ら音楽仲間との交流を織り交ぜ、蝶々夫人役を2千回にわたって務めた歌姫の人物像を掘り下げる。  菊川市を拠点に活動する同劇団が満を持して舞台化。脚本・演出を手掛けた主宰の松尾朋虎は「三浦の功績は静岡国際オペラコンクールなどに受け継がれている。地元の人たちに改めて伝える機会に

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  • コンサートピアノ 12年ぶり新モデル ヤマハ「CFX」

     ヤマハは2日、コンサートグランドピアノ「CFX」の新モデルを発売した。国際コンクールでも使用されるアコースティックピアノの最上位機種。演奏者と一体になって響き合うピアノを目指し、各部品の素材や構造、加工方法にこだわり、約12年ぶりにモデルチェンジした。  長年使い込んだような深みのある音を生み出す独自の木材改質技術を採用。振動を楽器全体に伝える響板の設計を変更し、中低音の響きや伸びを豊かにした。希望小売価格は税込み2310万円。コンサートホールを中心に、国内で初年度15台の販売を計画する。  コンサートグランドピアノは掛川工場(掛川市)の特別室で、熟練技術者が製造に当たる。新モデルは60人体

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  • 野平さん作曲「静岡トリロジー」最終章演奏へ 3月6日、静岡

     静岡音楽館AOI芸術監督で作曲家の野平一郎さんが静岡をテーマに書き下ろした3部作の最終章「静岡トリロジー3-瞬間と永遠の歌」が6日、静岡市駿河区のグランシップで演奏される。野平さんは「静岡の大地をつくり上げた長い時間の移り変わりを感じてもらえたらうれしい」と話す。  県文化財団の委嘱によるNHK交響楽団との共同プロジェクト。2018年に弦楽器のアンサンブル、19年に中編成の楽曲を発表してきた。富士山や駿河湾を形作った計り知れない時間と空間などを表現している。  フルオーケストラとなる今回は合唱を取り入れ、交流のあった詩人大岡信さん(三島市出身)の詩の一部を歌詞として引用した。静岡児童合唱団・

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  • 聴衆魅了 ライアー弾き語りの木村弓さんら 静岡でコンサート

     静岡銀行が環境保全のためのCSR(企業の社会的責任)事業として主催している「しずぎんユーフォニア・コンサート」(静岡新聞社・静岡放送共催)が1日、静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開かれた。  宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」の作曲とライアー(たて琴の一種)による弾き語りで知られる木村弓さんと、ピアニストの中川俊郎さんが出演し、デュオやピアノソロを披露した。  同曲や「草原の夜」といった自作曲のほか、イングランド民謡「埴生(はにゅう)の宿」などを演奏した。幻想的な音色で約200人を魅了した。  同コンサートは年間2、3回開催している。入場料は、しずぎんふるさ

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  • 半生を踊りで表現 義足のダンサー大前さん 静岡で公演

     義足のダンサー大前光市さん(42)らによる公演「ハートフルステージ Be Myself(自分らしく)」(県人権・地域改善推進会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が26日、静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで行われた。  2021年東京パラリンピック閉会式でダンスを披露した大前さんの半生を、本人が創作ダンスで表現した。県舞台芸術センター(SPAC)俳優の奥野晃士さん(53)が台本化し、所作を織り交ぜて読み上げた。浜松市中区のピアノ奏者佐々木裕一さん(25)が伴奏した。  大前さんは、過去のオーディションシーンが目に浮かぶよう意識したことに触れ「これまでの経験を表現することは恥ずかしい気持ちも

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  • 息の合った音色響く 浜松聖星高吹奏楽部が定演

     浜松聖星高吹奏楽部は27日、第25回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。部員約80人が息の合った音色を響かせた。  同校は昨年10月の全日本吹奏楽コンクールで銀賞を獲得。3年生は卒業前の集大成のステージとなった。英ロックバンド・クイーンの楽曲メドレーや、人気アニメや外国映画のテーマ曲を演奏した。バイオリニスト塩貝みつるさんと共演したほか、部員が演者を務めたミュージカル形式のステージを披露した。

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  • 響け豊かなハーモニー 沼津吹奏楽団、2年ぶり春公演

     沼津市を拠点に活動する沼津吹奏楽団は27日、第18回ひなまつりコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市のサンウェルぬまづで開いた。  団員22人が観客約50人を前に豊かなハーモニーを響かせた。「ドラゴンクエストより序曲」「炎」、さらに富士山や茶摘みなど静岡ゆかりの曲を主題とした吹奏楽曲「凱風快晴」など全11曲を演奏した。  例年は原地区センターで開催していたが、今年は新型コロナ禍の影響で会場を変更し2年ぶりに開いた。

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  • 常葉大短期大学部 集大成の音色披露 静岡市葵区で修了演奏会

     常葉大短期大学部専攻科音楽専攻は25日夜、修了演奏会を静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開いた。実技試験で優秀な成績を収めた学生11人が楽器演奏を披露し、学業の集大成を飾った。  学生は華やかなドレスに身を包んで舞台に登壇し、クラシックなど幅広い曲を演奏した。ゲディケの「トランペット協奏曲」では、管弦楽器の力強い音色とピアノ伴奏の伸びやかな旋律で、聴衆約100人を魅了した。  専攻科は短期大学部音楽科を卒業後、さらに2年間研さんする。24日には音楽科の卒業演奏会も開催した。

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  • メドレーで聴衆魅了 ドルチェ吹奏楽団が定演 浜松

     浜松市の市民吹奏楽団「ドルチェウインドオーケストラ」は27日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開いた。  楽団は2001年に結成し、定期演奏会は今回が20回目。30~40代の社会人を中心に団員約50人が、2部形式で「ミス・サイゴン」などを披露した。「イミテイション・ゴールド」など歌手山口百恵の曲もメドレーで演奏し、聴衆を楽しませた。

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  • 笑いあり涙あり「弥次喜多オペレッタ」公演 静岡・清水区

     静岡市清水区のマリナートでこのほど、新作舞台「弥次喜多オペレッタ 江尻の宿 旅路の正夢」の公演が行われた。新型コロナウイルス感染拡大に配慮した会場に計520人が訪れ、笑いあり涙ありの内容を楽しんだ。  マリナートの主催事業。弥次郎兵衛役はバリトン歌手吉武大地さん、喜多八役は劇団四季「ライオンキング」主役でテノール歌手宇都宮直高さんが務めた。オーディションで選ばれた県内の子役も参加した。  出演者らは昨年12月1日に顔合わせや本読みなどをスタートさせた。関係者によると「人情もののオリジナルストーリーに加えて音楽が素晴らしかった」などの感想が寄せられた。

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  • ♪静岡県警音楽隊 迫力ステージ、初のライブ配信 静岡で定演

     静岡県警音楽隊は26日、静岡市民文化会館で第33回定期演奏会を開いた。新型コロナウイルスの県内感染状況を考慮し、初めて無観客・ライブ配信による開催。演奏隊員16人とカラーガード4人が画面を通じ、迫力のステージと美しい音色を県民へと届けた。  隊員らは「平成ちゃっきり節」や「おどるポンポコリン」「カイト」「刑事ドラマ・テーマ集」など、幅広いジャンルの約10曲を披露。宮崎駿監督のアニメ楽曲などに合わせて縦横無尽に隊列を組み替えるドリル演奏も展開し、一糸乱れぬ演奏を響かせた。  曲の合間には、隊員らが特殊詐欺被害の防止を呼び掛ける寸劇も披露した。県警から「しずおか関所作戦」広報大使に委嘱されている

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  • アニメ映画「ブルーサーマル」 主人公役の女優・堀田真由さん 静岡で舞台あいさつ 3月4日から全国公開

     アニメ映画「ブルーサーマル」が3月4日から全国139館で公開されるのを前に、主人公の声を演じた女優の堀田真由さんがこのほど、静岡市清水区入船町の「MOVIX清水」で舞台あいさつした。堀田さんは「もともとモノクロの漫画を読んでいたので、空の青さや草木の揺れる描写がよりリアルに感じた」と述べた。  堀田さんは物語の主人公都留たまき役。「声優は初挑戦で、台本の持ち方から教えてもらった」という堀田さん。本県には撮影のため複数回訪れているといい、「御殿場プレミアム・アウトレット」や、共演者と「炭焼きレストランさわやか」にも訪れたことがあるという。堀田さんは「次は静岡おでんが食べたい」と話した。  映画

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  • 野外音楽フェス「頂」6月開催発表 吉田公園で3年ぶり

     2011年から吉田町で毎年初夏に開かれ、20、21年は新型コロナウイルス禍で中止になった野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-」の主催者が24日、3年ぶりの開催を発表した。6月4、5の両日、県営吉田公園で行う。コロナ禍以前の19年まで開かれていた県内各地の主要なフェスが、ことしはほぼ全て復活することになった。  「頂」は感染症対策として出演者数や来場者数を絞るなど、規模をこれまでに比べ抑制する。出演者は3月に発表する。小野晃義プロデューサーは「野外で音楽を聴く気持ち良さを改めて提示したい」と意気込んだ。  町は開催を歓迎する。企画課まちづくり推進部門の辻祐輔さんは「例年、来場者の半数が

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  • 等身大で共感 K(韓国)文学  親しまれる理由は

     韓国のエンターテインメントが日本で次々にヒットする中、近年韓国人作家の翻訳本がベストセラーになるなど出版界にも韓流ブームが訪れている。韓国文学が日本で「K文学」と呼ばれ、親しまれているのはなぜか。静岡県内でその理由を探った。    出版相次ぎ コーナー拡充  「K文学のコーナーはどんどん広がっている。需要はもっとある」。そう話すのは丸善ジュンク堂書店新静岡店(静岡市葵区)の文芸書担当、工島明子さん。海外文学の中で商品を補充する回数は韓国文学が圧倒的に多い。購入するのは20~30代の女性が中心で、「贈り物に」と選ぶ人もいるという。  大きな反響を呼んだのは、2018年に出版された

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  • 元祖ロードムービー 3月、静岡で特集上映 ベンダース監督の名作6本【とんがりエンタ】

     ドイツ映画の巨匠ビム・ベンダース監督が自ら監修、修復した名作6本が3月、静岡市葵区の静岡シネ・ギャラリーで特集上映される。監督の代名詞である「ロードムービー」の初期3作をはじめ、多様な作品群をまとめて見られる。  ラインアップは4~10日が「都会のアリス」(1974年)「アメリカの友人」(77年)「パリ、テキサス」(84年)で、11~17日が「まわり道」(75年)「さすらい」(76年)「ベルリン・天使の詩」(87年)。同館の川口澄生副支配人はベンダース監督について「70年代のドイツ映画の新潮流『ニュー・ジャーマン・シネマ』の担い手の一人。主人公の旅を追うロードムービーという映画ジャンルを確立

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  • 音楽フェス「朝霧JAM」開催決定 富士宮市で10月8、9日

     富士宮市で2001年から毎秋開かれていたものの、19年から3年連続で実施が見送られた大規模野外音楽フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」の4年ぶりの開催が、正式に決まった。地元住民らでつくる実行委員会と企画制作会社スマッシュ(東京)が23日、発表した。10月8、9両日に朝霧アリーナ、キャンプ場「ふもとっぱら」で行う。  朝霧ジャムは国内外の多彩な音楽家と1万人超の観客が集う県内最大級のフェスだが、19年は台風の接近で中止。20、21年もコロナの感染拡大により開催を断念せざるを得なかった。今年の出演者などは今後、順次発表する。開催期間中はマスク着用や検温などコロナ対策を徹底する。  実行委の秋

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  • 町民手作り劇、世代超え稽古 浜松・天竜区の劇団「限界集落」 3月初公演

     浜松市天竜区春野町の住民でつくる劇団「限界集落」が3月19日の初公演に向けて稽古を重ねている。演目は「ライオンキング」をアレンジした成長物語。小学生から70代までの団員が、演劇を通じて地域に前向きなメッセージを届けようと舞台で汗を流している。  劇団は、演出の松井茉未さん(33)を中心に昨年5月に立ち上げた。小中学生、農家、保健師、自治会長など世代も職業も異なるメンバーが集まった。  松井さんは音大で学んだ後、地元春野で小中学生に歌や劇の指導を行ってきた。一見、ネガティブにも取れる劇団名には「過疎の町でもみんなが輝ける」との思いを込めた。  稽古は昨年末から開始し、今月17日に初めて通し稽古

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  • 鍵盤ハーモニカ「音楽療法」効果に期待 浜松の販売会社が普及活動

     息を吹き込みながら指で音を鳴らす「鍵盤ハーモニカ」を使って健康増進やコミュニケーションの活性化を図ろうと、発祥の地の浜松市の楽器販売会社が大人向けの普及活動に乗り出す。音楽教室での個別指導に加え、高齢者施設や事業所に講師を派遣する出前教室などを計画する。  企画したのは、国産初とされる鍵盤ハーモニカ「メロディオン」を製造した鈴木楽器製作所(中区)の製品を取り扱う鈴木楽器販売(南区)とアオイ楽器店(中区)。  鈴木楽器販売の多田和修執行役員営業推進部長は「鍵盤ハーモニカは子供向けの教育楽器とのイメージが強いが、大人向けモデルも増えている。年齢を問わず、楽しく簡単に演奏できることを知ってほしい」

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  • 次郎長からっと明るく 町田康さん小説新シリーズ「男の愛」 静岡県のローカルヒーロー主人公に

     熱海市に居を移して16年目。芥川賞作家の町田康さんは小説新シリーズ「男の愛」で、静岡県のローカルヒーロー清水次郎長を主人公に据えた。浪曲で知られるアウトローの一代記を、軽妙な会話と大立ち回りを織り交ぜながら喜劇として展開する。「さまざまなエンターテインメントの題材になっている次郎長の、新しい姿を示したい」  物資を満載した千石船、荷揚げ荷下ろしの人足、料理屋、宿屋、遊女屋-。2019年9月から続くウェブ連載をまとめたシリーズの単行本第1弾「たびだちの詩」(左右社)は、にぎわう清水湊[みなと]の描写で幕が開く。  次郎長は幼少期から親しみのあるキャラクターだ。「小学生の頃には映画や歌謡曲を通じ

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  • SPAC演劇アカデミー、高校生が発表 感性と表現1年の成果

     世界で活躍する演劇人の育成を目指す県舞台芸術センター(SPAC)の「演劇アカデミー」を受講した1期生の成果発表会が20日、静岡市駿河区の舞台芸術公園で行われた。通年の稽古に参加した高校生が舞台に立ち、集団で培った感性と表現を客席に届けた。  上演作品は、三島由紀夫が若い男女の三角関係を描いた戯曲「三原色」。抽象的なせりふが並ぶ会話劇を受講生13人が情感豊かに演じ、詩的な物語の世界を深めた。日頃の稽古のメニューも披露し、体幹を鍛えたり重心を落として歩いたりするトレーニング法を実演した。  アカデミーで講師を勤めたSPAC俳優の寺内亜矢子さんは「皆が真剣に取り組み、できることが少しずつ増えていっ

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  • 記念定演生配信 華麗に鮮やかに 浜松市消防音楽隊

     浜松市消防音楽隊の定期演奏会が19日、中区のアクトシティ浜松で開かれた。25回目の記念公演だったが、コロナ禍で無観客開催に変更し、インターネットで生配信した。  消防車のサイレン音を盛り込んだ定番曲「ハローファイアマン」で始まり、洋楽や民謡、美空ひばりメドレーなどを奏でた。華麗なソロ演奏を披露したり、カラーガード隊が演奏に合わせてダンスや大きなフラッグを使った鮮やかな舞いを披露したりした。  映像を使い、過去の演奏会や災害現場での活動の様子も紹介し、多彩なステージを繰り広げた。

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  • 久々の演奏会、感謝込め 富士・元吉原吹奏楽クラブ

     富士市の元吉原吹奏楽クラブはこのほど、6年生の卒業コンサートを同市のロゼシアターで開いた。約2年もの間、披露の場を失っていた児童が思いを込めて演奏した。  同楽団は、もともとは元吉原小のクラブ活動だったが、本年度からは外部団体として始動した。3~6年生34人が、地元の演奏家の協力で毎週土曜に練習を重ねてきた。  演奏会でアニメ主題歌など計12曲を演奏した。1部は児童全員が出演、2部は6年生が木管や金管楽器のアンサンブルで魅了した。3部では大人とも共演し、「アフリカンシンフォニー」などを会場に響かせた。  3年生から活動してきた部長の6年入江海莉さんは「多くの方に支えられて活動でき、幸せ。最後

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  • トランスギターにカッタウェイ採用 ヤマハ、19日発売

     ヤマハは19日、トランスアコースティックギターの新製品「FGC―TA」と「FSC―TA」を発売する。アンプやスピーカーを接続しなくてもギター本体だけで、生音とエフェクト音が一体となった響きを奏でる。  フォークギターの定番モデルとして人気のFG、FSシリーズがベース。弦の振動を電気信号に変えてエフェクト処理し、加振器がギター全体を振動させる。ギターのボディーに近い高フレットも弾きやすいように、一部をへこませた形状のカッタウェイを採用した。  機能は同じだが、胴幅はFGCの41・2センチに対し、FSCは38・0センチとやや小ぶりになっている。カラーは複数種類あり、税込み価格は両モデルともに9万

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  • 吹奏楽部が練習成果披露 浜松修学舎高が定期演奏会

     浜松市中区の浜松修学舎高吹奏楽部はこのほど、第11回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区のアクトシティ浜松で開いた。1~3年生約80人が新型コロナウイルスの影響で活動制限を受けながら、積み重ねた練習成果を披露した。  クラシック曲とポップスの2部構成のステージ。ポップスのディズニーメドレーでは、「ミッキーマウスマーチ」や「イッツ・ア・スモールワールド」といった幅広い世代になじみのある曲を演奏し来場者を楽しませた。

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  • 2度の脳卒中、リハビリ経て再び舞台へ 静岡の声楽家・一色令子さん「同じ境遇の人の励みに」

     7年前、脳卒中を2度患い、現在も闘病生活を送る静岡市駿河区の声楽家一色令子さん(63)が2月中旬、市内でコンサートを開いた。「再び舞台で歌う姿を見てもらい、同じ境遇の人に生きる希望を与えたい」―。後遺症を抱えながらも、堂々たる歌声を届けた。  一色さんは東京芸術大音楽部声楽科を卒業後、出身の静岡市を拠点に音楽活動を開始。常葉大生や市民でつくる合唱団の歌の指導をはじめ、オペラ・ミュージカルに出演するなど幅広く活躍した。  2015年8月、激しい頭痛や吐き気に襲われ、救急搬送された。くも膜下出血だった。1週間後には脳梗塞も発症し3日間意識不明の状態が続いた。一命を取り留めたものの、右半身まひと失

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  • ”街は劇場”今年も 静岡市街地で5月、舞台パフォーマンス 「愉快な表現まだまだ」

     静岡市街地を舞台にさまざまなパフォーマンスを繰り広げる「ストレンジシード静岡2022」(市主催)が5月3~5日、葵区の駿府城公園などで行われる。観覧無料の街中イベントで、ゴールデンウイークの街歩きを楽しんでもらう。  市が第1弾として発表した出演者は「少年王者舘」「範宙遊泳」「ままごとソロ・ワークス」など15組。同公園のほか、市役所や市民文化会館周辺の広場などが会場になる。フェスティバルディレクターのウォーリー木下は「劇場の外に飛び出すことで、こんなにも美しくて愉快な表現がまだまだ生まれるんだということを見つけたい」とコメントした。  昨年は22組が出演し、新型コロナウイルス対策の下で演劇や

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  • グランドピアノもハイブリッドに デジタル技術の取り付け可能 河合楽器、18日発売

     河合楽器製作所は18日、アコースティックピアノに最新のデジタルピアノの技術を融合させたハイブリッドピアノ「AURES(オーレス)」の新モデルを発売する。従来のアップライトピアノに加え、グランドピアノへのデジタル技術の取り付けも可能になった。  消音機能と響板スピーカーを搭載。フルコンサートグランドピアノ「SK―EX」の音色を搭載し、音源システムをバージョンアップしてより豊かな演奏音を実現した。専用コントロールアプリで操作でき、アンサンブル演奏を手軽に楽しめる新しいアプリも発売と同時に公開する。  ピアノ購入時に工場でデジタル機能を取り付ける。ピアノ本体への税込み標準加算額はグランドが71万5

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  • 三浦環を音楽劇に 菊川の劇団 知事にPR、3月上演

     菊川市を拠点に活動する劇団静岡県史の松尾朋虎代表らが9日、県庁に川勝平太知事を訪ね、3月に同市で上演する音楽劇「マダム・バタフライ-三浦環ものがたり」(静岡新聞社・静岡放送後援)をPRした。  現在の同市出身の母、御前崎市出身の父を持ち、オペラ「蝶々夫人」で国際的に活躍した三浦の物語。静岡国際オペラコンクールに出場する現代女性の視点で、明治から昭和にかけてのプリマドンナの足跡をたどる。滝廉太郎や山田耕筰らも音楽仲間として登場する。  松尾さんは連続テレビ小説「エール」で三浦をモデルにした人物が話題になったことに触れ、「地元が盛り上がり、今こそ取り上げたい人物。出演者も張り切っている」と紹介。

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  • 野村万作さん、萬斎さん 狂言 迫力の表現 浜松で観衆魅了

     野村万作・萬斎狂言公演(浜松市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が9日、同市中区のアクトシティ浜松で開かれた。迫力の身体表現と発声で、約千人の観衆を魅了した。  演目は「川上」「棒縛」「茸(くさびら)」。川上は盲目の夫が地蔵に参詣したことで目が見えるようになったが、条件として悪縁の妻と別れるように告げられる内容。夫を万作さん、妻を萬斎さんが演じ、人間と運命の対峙(たいじ)を鮮やかに演じた。  ユーモラスなやりとりが繰り広げられた場面では、客席から笑い声が上がった。

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  • 浜松市民オケ 500人魅了 中区で定演、練習成果を披露

     静岡県西部のアマチュア音楽家らでつくる「浜松市民オーケストラ」は6日、浜松市中区のアクトシティ浜松で、第20回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。  総勢約80人の団員が出演し、シベリウスの交響詩「フィンランディア」作品26などを演奏して練習の成果を発揮した。「歓喜の歌」で知られるベートーベンの交響曲第9番では、市民公募の合唱団約70人と共演し、壮大な演奏を披露して約500人の聴衆を魅了した。

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  • 浜松・横尾歌舞伎 生公演は中止 6日午後1時から過去演目配信

     浜松市北区引佐町の横尾歌舞伎保存会などは3日までに、今月上旬に同町で予定していた生公演を中止することを決めた。6日午後1時から、過去の公演での演目を動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。  横尾歌舞伎は同町横尾、白岩地区に200年以上前から伝わる県指定無形民俗文化財。配信するのは、2019年の定期公演時の「寿式三番叟(さんばそう)」と、18年時の「菅原伝授手習鑑 車曳きの場」。  ユーチューブ内の横尾歌舞伎公式チャンネルから視聴できる。問い合わせは市引佐協働センター<電053(542)1112>へ。

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  • 劇作家平田さんら対談 藤枝、「演劇」通じ魅力ある街に

     藤枝市で3月に開かれる「藤枝ノ演劇祭」に向けたトークイベント「演劇を通じたまちづくりの可能性」がこのほど、藤枝市民会館で開かれた。劇作家平田オリザさんと、市内で白子ノ劇場を運営する山田裕幸さんが、まちの魅力を高める文化活動の可能性について対談した。  演劇祭を企画した山田さんは、初開催に向けた準備の様子や意義を語った。市民が文化芸術に触れる機会を提供するだけでなく「話題に上げたり、ポスターを貼ったりするだけでも参加できる。緩やかに地域とつながる仕組みがまちに人を呼び、交流を増やす鍵になる」と語った。  平田さんは演劇づくりの過程で他者の気持ちを理解し、周囲と協働する点が教育的な意味を持つと指

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  • 増す透明感 SPAC舞台「夜叉ケ池」 布施、5度目の百合役

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)が竜神伝説を題材にした舞台「夜叉ケ池」を上演している。泉鏡花の戯曲を宮城聰芸術総監督が演出。現代にも通じる他者の排除や自然へのおごりを痛烈に批判している。  水をつかさどる竜神が閉じ込められた深い山里の夜叉ケ池。各地の民話や伝説について研究していた晃は、竜神が池を出ないように毎日鐘を鳴らす。忘れたら洪水に見舞われるという伝説を信じない村人たちは、晃の妻で村一番の美女百合を雨乞いのいけにえにしようとする。一方、池では竜神「白雪姫」が池の外にいる若君に会いたいと思いを募らせて-。  2008年に初演し、今回は7年ぶり5度目。百合を演じてきた布施安寿香は「百合を表

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  • 吉原祇園祭「おはやし」レコード化 富士の地元バンド3月デビュー

     “東海一の祇園”と称される富士市吉原の吉原祇園祭のおはやしをベースにしたバンド「吉原祇園太鼓セッションズ」が3月にレコードデビューする。「吉原では誰でも太鼓をたたける」(地元住民)というほど体に刻まれたリズム。幼少期から太鼓に触れて育った祭り好きたちのローカルミュージックが、全国に発信される。  バンドは2015年に結成した。幼少期から祭りに参加する金物店の内藤佑樹さん(36)が、友人のサックス奏者川島麻友美さん(32)や地元の祭り仲間を誘った。現在は30~40代の9人で活動する。  おはやしの太鼓と笛、かねの音にギターやサックス、ドラムなどを重ねた独特な音楽は地域の

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  • 3年間の“集大成” ピアノや声楽 浜松学芸高音楽コース卒業演奏

     浜松学芸高(浜松市中区)は29日、芸術科音楽コースの卒業演奏会を校内で開いた。生徒19人が3年間の集大成を披露した。  ピアノや声楽、管弦楽器など五つの専攻に分かれて学ぶ生徒が1人ずつ発表した。サックスの軽快な曲調やピアノの繊細な音色が会場に響き、生徒の家族や学校関係者ら聴衆約80人を魅了した。  ベートーベンのピアノソナタ「告別」を奏でた六井彩華さん(17)は「人前で演奏する良い機会になった。表現力を磨き、人々を感動させられる演奏がしたい」と話した。

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  • 二胡やオルガン響く 静岡音楽館AOIでコンサート

     静岡県ボランティア協会などは29日、静岡市葵区の「静岡音楽館AOI」でニューイヤーコンサートを開催した。県内出身の奏者2人がそれぞれの演奏で新年を彩った。  中国の古典楽器である二胡(にこ)の奏者鈴木裕子さん(焼津市出身)と、パイプオルガン奏者大木麻理さん(静岡市出身)が二部に分かれて出演した。  鈴木さんは自身が作曲した、テレビCMでなじみ深い「空へ」や森山直太朗さんの「さくら」などをオルガンと共に演奏した。大木さんはバッハのオルガン曲で有名な「トッカータとフーガニ短調」や「ディズニーの宝石箱」を披露した。奏者が奏でる音色に聴衆約100人が聞き入った。  コンサートチケット収益の一部は県ボ

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  • 海を越え音楽を♪ 国内外でアーティスト奮闘、コロナ下の挑戦

     新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るい、海外から日本への入国規制が一層強まる中、ヨーロッパなどを拠点に国際的に活躍するクラシック演奏家が日本国内にとどまったり、厳しい検疫をクリアしたりして、聴衆に音楽を届けている。開催にこぎ着ける演奏会がある一方、断念を余儀なくされるケースもある。過酷な環境の下で奮闘するアーティストやコンサート開催に向けて尽力する関係者の思いを紹介する。 静岡公演のため帰国延期 昨年11月から日本滞在 指揮者ジョン・アクセルロッドさん 自炊のため都内のスーパーへ買い出しに訪れた指揮者のジョン・アクセルロッドさん。この日は浜松産のセロリなどを購入=1月中旬  今

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  • 「竜とそばかすの姫」コラボ ヤマハ子会社、劇中曲をリモート合奏

     ヤマハミュージックジャパン(東京)はこのほど、昨夏公開のアニメーション映画「竜とそばかすの姫」とのコラボレーション企画を始めた。音楽愛好家らが個別に投稿した劇中曲「はなればなれの君へ」の歌唱と演奏動画を編集し、リモートで合唱・合奏する8分弱の映像に仕上げた。  昨年秋に動画を公募し、歌付きの「合唱・合奏」と「吹奏楽」の2パターンにまとめた。全国大会常連の柏市立柏高(千葉県)の吹奏楽部員を含め、延べ約160人が出演している。  映画は母親を亡くした主人公が歌を通して未来への勇気と希望を見つけ出す物語。主人公の歌唱シーンも動画に映し出し、国内外で高評価を受けた作品の世界観を同時に楽しむことができ

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  • 静岡人インタビュー「この人」 安並貴史さん 国際的なピアニストの登竜門で優勝した 

     2021年秋にドイツで行われた「シューベルト国際コンクール」を制した。静岡市葵区出身。29歳。  -どう振り返るか。  「18年の浜松国際ピアノコンクールでの経験が生きた。その時は運よく入賞できたが、本選の協奏曲では準備不足を痛感し、国際コンクールの厳しさを思い知った。今回はその反省を生かし、本選まで見通して積極的に向き合えた」  -シューベルトに特別な思い入れはあるか。  「私の“片思い”かもしれないが、シューベルトの作品を弾く時は自然体で入っていける。全ての音に共感できる。そう思える作曲家はシューベルトぐらいだ。落ち着いた曲調の作品が多いが、演奏には歌心に加えて独

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  • 幽玄の世界へいざなう グランシップ静岡能

     新春恒例のグランシップ静岡能(県文化財団、県、県能楽協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が22日、静岡市駿河区のグランシップであり、観客を幽玄の世界にいざなった。  能の演目は「雷電」と「来殿」。雷電では宮中に襲いかかる雷神として、来殿では天下を祝福する神霊として菅原道真が登場するストーリー。雷電は宝生流20代宗家の宝生和英さんが、来殿は前田尚広さんがシテ(主役)を務めた。狂言や舞囃子(ばやし)も上演された。  雷電は来殿の原曲。廃曲となっていたが、宝生流によって2011年に復曲された。二つの演目が同時に披露されたのは東京以外では初めてという。

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  • 都市伝説「きさらぎ駅」映画化 遠鉄・さぎの宮駅モチーフ? 今夏公開予定

     浜松市東区の遠州鉄道さぎの宮駅がモチーフになったとされる都市伝説「きさらぎ駅」を題材にした実写映画が今年夏、公開される。映画館を運営するイオンエンターテイメント(東京都)が20日までに明らかにした。  俳優の恒松祐里さん(23)=東京都出身=が自身初の主演を務め、架空の駅であるきさらぎ駅の謎に迫る大学生を演じる。その他の出演者や監督などの詳細な情報は今後、公開していくという。  きさらぎ駅は2004年1月8日にインターネットの掲示板に書き込まれたストーリー。新浜松駅発の電車に乗った女性が、実在しないきさらぎ駅で下車して消息を絶ったとの内容で、さまざまな臆測を読んだ。アニメや漫画などにも度々登

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  • ローランド創業50年を記念 特設サイト開設

     ローランドは20日、創業50年を記念する特設ウェブサイトを開設した。電子楽器専業メーカーとしての歩みを1972年の創立から年代別に掲載。音楽業界に大きな影響を与えた180種類以上の製品、アーティストによる演奏画像やインタビュー、製品開発の秘話などを紹介する。  同社は関連企画として、創業50年記念の製品を発売する計画。記念モデルの第1弾は、創立記念日の4月18日に同サイトで発表するという。  三木純一社長は「創業以来、さまざまな楽器ジャンルで高品質な製品を開発し続け、世界中の音楽愛好家に知られるブランドを確立してきた。これからも共感され愛される企業であり続けるように、全社員の力を結集する」と

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  • GLAYのTAKUROさん感染 新型コロナ、静岡公演中止

     人気バンド「GLAY」のメンバー、TAKUROさん(50)が新型コロナウイルスに感染したと所属事務所が20日、公式サイトで発表した。22、23日に静岡県のエコパアリーナで開催予定だったGLAYの公演は中止する。  PCR検査の結果、他のメンバーに陽性者は出ていないという。TAKUROさんは経過観察し、当面治療に専念する予定。

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  • 劇団四季「リトルマーメイド」 静岡初上陸、4月からロングラン

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」は、米ディズニーの劇場版アニメーションを舞台化した人気ファンタジー。海底にすむ人魚たちの華やかな世界を、俳優の楽しい歌と踊り、最先端の舞台装置で再現した。ディズニー作品でも指折りの人気を誇るプリンセスが4月、初めて静岡にやってくる。  海の王トリトンの末娘アリエルは、地上の世界に憧れる好奇心旺盛な人魚姫。厳しい父や世話役のセバスチャンの目を盗んで海の外をのぞき、誠実で勇敢なエリック王子に恋をする。美しい声と引き換えに人間の姿に変えてあげようと魔女のアースラに誘われて-。  ディズニーが2008年にブロードウェーで初演し、日本では劇団四季が13年から約

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  • FUJI&SUN’22 5月14、15の両日 富士山こどもの国

     静岡新聞社・静岡放送とWOWOWなどは5月14、15の両日に富士市の「富士山こどもの国」で野外フェスティバル「FUJI&SUN’22」を開催する。  雄大な富士山を望む会場で音楽やキャンプ、アウトドア関連のアクティビティーや親子で参加するワークショップが楽しめる。出演は奥田民生、KIRINJI、ハンバートハンバート、渡辺貞夫グループ、踊ってばかりの国、どんぐりずほか。  昨年に続き、参加者全員に感染症予防対策を義務付け、会場内では適切な距離を保つ。  チケット料金などの詳細は公式ウェブサイト(https://fjsn.jp/)を参照。問い合わせはFUJI&SUN‘22

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  • 映画音楽やクラシック 音楽ユニットが演奏 掛川

     掛川市の城北地区まちづくり協議会は16日、「しろきたカフェコンサート」を同市の城北地区ふれあいセンターで開いた。サクソフォン奏者高林昇さん(浜松市南区)とピアニスト星野雅子さん(磐田市)のユニット「mezzo」が情感豊かな演奏を届けた。  mezzoの2人は「美女と野獣」や「ロミオとジュリエット」などの映画音楽とクラシックの名曲を披露した。地区住民約50人が耳を傾け、曲が終わるごとに大きな拍手を送った。  同協議会によるコンサート開催は初めて。気軽に本格的な音楽を楽しむ場を住民に提供し、地区の文化力向上を目指す。

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  • 富士宮市出身の女優 渡辺梓さん 挑戦する姿を見せたい【とうきょうウオッチ/インタビュー】

     20年以上在籍した俳優養成所「無名塾」を2021年に離れ、フリーで活動中。「人生の後半戦」と位置付け、興味あるテーマや題目に挑む。出演作はNHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル」など。52歳。  ―無名塾を離れた理由は。  「本当にやりたいことをゼロに戻って探そうと思ったから。ただの『オバチャン』で終わるかもしれないが、役者を全うできる道を見つけたい」  ―若い役者やスタッフとの仕事も多い。伝えたいことは。  「せりふが膨大で覚えられず、ぶざまな姿を見せることもある。ただ、失敗したっていいし転んでも立ち上がればいい。若い人には大切だ。人生は何があってもおかしくない。だから必死にやってきた。

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  • 朝霧JAM10月復活へ一歩 富士宮でプレイベント

     富士宮市内で毎年秋に開かれている野外音楽フェスティバル「朝霧JAM」のプレイベント(同実行委、スマッシュ主催、市後援)が16日、市民文化会館で開かれた。台風や新型コロナウイルス感染拡大で3年連続中止となった。今年10月のフェス本開催に向け、感染対策を徹底したプレイベントでつなぎ、地域とつくるフェス復活を願った。  冒頭、地元の本門寺重須孝行太鼓保存会や人気アーティストが浅間大社や朝霧アリーナなどで事前収録したライブを上映した。会場には中納良恵、折坂悠太、ハナレグミの3組が登場し、来場者はアーティストの呼び掛けに拍手で応えた。  プレイベントは文化庁の補助金を活用した。座席を指定席として来場者

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  • 迫力の舞台音楽 劇団四季「アンマスクド」静岡公演

     人気ミュージカルの作曲で知られるアンドリュー・ロイド・ウェバーさんの楽曲のコンサート「アンマスクド」の静岡公演(劇団四季、静岡新聞社・静岡放送など主催)が15日、静岡市葵区の市民文化会館大ホールで行われた。  「オペラ座の怪人」「キャッツ」「エビータ」など世界で愛される名作から、代表的な曲をショー形式で取り上げた。舞台上ではキーボードや弦楽器などのバンド奏者が迫力の生音を響かせ、劇団四季の俳優陣が物語の気分を情感豊かに歌い上げた。日本未上演の作品の楽曲も披露した。  ロイド・ウェバーさん本人がコンサートのために収録した映像で登場し、観客に語り掛ける形で作品を解説した。作曲のいきさつや舞台化ま

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  • 藤井フミヤ全国ツアー 4月2日静岡公演、16日から先行予約

     藤井フミヤが「十音楽団[とおんがくだん]」と銘打った全国ツアー静岡公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)を4月2日に開く。  ボーカル藤井を含む10人のバンド演奏と一人芝居を「融合させたコンサート」になるという。藤井は「(来場者の)人生にリンクするような演出になっている。ゆっくり自分の人生を思い返しながら楽しんでほしい」と、来場を呼び掛けている。  静岡公演は同日午後4時から静岡市清水区の清水文化会館マリナート大ホールで開かれる。チケットは全席指定で8800円。未就学児の入場不可。2月5日午前10時から各プレイガイドで販売を予定している。  「情熱細胞」では、静岡公演の先行予約をウェブと電話で

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  • 浜松開誠館高バンド「堕天使ミハエル」 全国大会特別賞の副賞

     浜松開誠館高(浜松市中区)軽音楽部の4人組バンド「堕天使ミハエル」がこのほど、バンドなどの全国大会「高校生ライブ ミュージックデイズ」で優秀賞と特別賞に輝いた。同校で特別賞の副賞としてオンライン形式でプロから演奏指導を受けた。  4人は昨年9月にオンラインで行われた予選で、優秀賞と特別賞「日本工学院ミュージックカレッジ賞」を受賞。本選での入賞はかなわなかったが、大会で審査員を務めた日本工学院講師の加茂文吉さんから直接指導を受ける機会を得た。  本選で演奏したオリジナル曲「3(スリー)」を披露し、加茂さんは「ボーカルの音域に制限を付けて作曲するように」などと助言した。4人は技術向上のチャンスを

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  • 伝統文化ポーラ賞優秀賞 長唄・杵屋さん、掛川市長に報告

     「輝くかけがわ応援大使」を務める長唄の杵屋勝彦(本名木田岳男)さん(58)=熱海市=が本年度の「第41回伝統文化ポーラ賞」優秀賞を受賞し、13日、久保田崇掛川市長に報告した。  ポーラ伝統文化振興財団が伝統文化を支えてきた人を表彰する賞。長唄は重要無形文化財に指定されていて、杵屋さんは保持者の1人。唄方として歌舞伎座などで演奏するほか、上演される機会の少ない「稀曲(ききょく)」の研究にも取り組む。掛川市では2000年以降、長唄鑑賞会を開いたり、掛川祭に出演したりしている。  杵屋さんは昨年市内で披露した長唄を収録したDVDも紹介した。DVDは祭り愛好団体の富栄寿多(ふえすた)が税込み3千円で

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  • 話題作「墓場、女子高生」上演 静岡県内の演劇集団「U―go」

     女子高校生のリアルな心の機微を描く話題作「墓場、女子高生」を、静岡県内の演劇集団「U―go」(草野冴月代表)が第1回公演として22、23日、静岡市葵区のMIRAIEリアンで上演する。中学生から大学生までの11人が、自身が抱える思いを重ねながら稽古に励む。  舞台は学校の裏山にある墓場。合唱部員たちが授業をサボっては遊ぶ。ヒステリックな教師、疲れたサラリーマン、妖怪や幽霊もやって来て-。騒動を起こしながらも、亡くなった友達、日野陽子への思いを募らせる。  「U―go」は、女性演劇集団HORIZON(同市)を率いる草野代表が、この作品の上演を掲げて参加者を募った。演出の草野代表は「新型コロナウイ

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  • 1月23日「あすなろ忌」 作家椎名さん講演 伊豆、井上靖しのぶ

     伊豆市湯ケ島ゆかりの文豪井上靖をしのぶ「あすなろ忌」(市、市教委、井上靖ふるさと会共催)が23日、同市の天城会館で開かれる。作家の椎名誠さんが「井上靖と椎名誠のあやしいつながり」と題して講演する。  講演は午後2時からで定員は218人。中高生の申し込みを優先し、残りは抽選する。読書感想文や風景画コンクールの表彰なども行う。  講演会の申し込みは<https://ssl.form-mailer.jp/fms/7993cda7726835>へ。

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  • 伊豆文学賞を審査 作家村松友視さんら 熱海・起雲閣

     第25回伊豆文学賞(県、県教育委員会、伊豆文学フェスティバル実行委員会主催)の小説・随筆・紀行文部門の審査会が12日、熱海市の起雲閣で行われた。作家の村松友視さんらが最優秀賞などの入選作を選考した。  同部門には全国から267点が寄せられ、村松さんのほか、嵐山光三郎さん、太田治子さん、三木卓さんが審査した。三木さんは書面を通じて審査に参加した。  伊豆文学賞は、多くの文学作品の舞台となった伊豆地域をはじめ、県内の自然、地名、行事、人物、歴史などを題材とした作品が対象。審査結果は掌編部門とともに14日に発表する。

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  • 国際ピアノコンクール優勝 安並さん(静岡市出身)凱旋公演 1月28日、静岡音楽館AOI

     2021年秋にドイツで行われた若手ピアニストの登竜門、シューベルト国際コンクールで優勝した静岡市葵区出身の安並貴史さん(29)が28日午後6時半から、同区の静岡音楽館AOIで凱旋(がいせん)リサイタルを開く。「コンクール期間中、故郷への感謝が日を追うごとに強くなった。節目の演奏を静岡の皆様に届けたい」と意気込む。  第1部は母校清水南高(同市清水区)で学んだラベル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ベートーベン「ソナタ第8番『悲愴』」、ショパン「ノクターン(遺作)」などを披露する。第2部は、研究対象とするハンガリーの作曲家ドホナーニの作品のほか、同コンクールで高い評価を得たシューベルトの「

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  • 宮廷ダンスの発展解説 バロック音楽紹介も 静岡市葵区で講演

     バロック時代の音楽と踊りを紹介するコンサートと講演「舞踏のススメ」が10日、静岡市葵区のMIRAIEリアンで行われた。国内外で活動するフルート奏者で東京芸術大非常勤講師の前田りり子さんが、フランスの宮廷でダンスが発展した背景について解説した。  17世紀にバロック音楽とともに社交的なダンスが盛んに行われたベルサイユ宮殿。前田さんは、絶対王政を進めたルイ14世の権力を誇示する舞台となった宮殿での華やかな日常や行事について話した。  連日のように行われたさまざまな催しに触れ「踊りは王に近づきたい貴族の間で盛んに行われた。現代の接待ゴルフのようなもの」と説明した。流行のダンスを習得するために発行さ

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  • 3月「静岡トリロジー」完結編演奏へ 作曲家・野平さん事前講演

     静岡県と県文化財団は10日、世界で活躍する作曲家野平一郎さんによる楽曲をより深く楽しむための講演会「オーケストラ塾」を静岡市駿河区のグランシップで開催した。  野平さんは3月6日に、2018年から実施しているNHK交響楽団とのプロジェクトシリーズ静岡県のために作曲したという「静岡トリロジー」の完結編を演奏する。日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を抽象的に表現した。講演会では楽譜の一部をピアノで弾いたり、前編の演奏の様子をビデオで流したりして、完結編に込めた思いを述べた。  講演会に参加した同市葵区の須田敦音さん(50)は「作曲家から詳しく話を聞けて、本番を聞くのがもっと楽しみになった」と話し

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  • 藤枝の児童、歌声磨く 16日に共演、練習に熱 東京混声合唱団が指導

     都内を拠点に活動するプロ合唱団「東京混声合唱団(東混)」と藤枝市の子どもたちが共演する「藤枝市ジュニア合唱祭」(市主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が16日、藤枝市民会館で開かれる。子どもたちは東混の団員から直接指導を受けて技術を磨いていて、本番に向けて練習に熱を入れている。  「遠くに声を届かせる意識を持って」。藤枝地区交流センターで8日に行われた練習。東混のソプラノ歌手松尾明日香さん(29)が、約25人の小学生に呼び掛けた。  10月から計6回の練習を重ねてきた。松尾さんは「ただ楽しむだけではなく質の高い合唱に仕上げたい。発声の訓練に時間を割いてきた」と話す。松下直央君(葉梨小6年)は「き

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  • 抑揚つけた名調子披露 講談師田辺鶴遊さんと門下生 静岡で発表会

     静岡市出身で「静岡講談道場」を主宰する講談師田辺鶴遊さん(43)と門下生らが9日、静岡市葵区で発表会を開いた。  講談師が基礎として学ぶ、徳川家康にまつわる「三方ケ原軍記」などの古典のほか、身近な話題を題材にした新作講談を披露した。抑揚をつけた名調子で都市ガスの魅力を語った広瀬俊弥さん(49)は「大勢のお客さまにわかりやすく伝わるように心掛けた」と語った。  静岡講談道場には小学生から70代まで幅広い年齢層の生徒が通い、講談を学んでいる。田辺さんは「古くから伝わる作品や、アイデアを凝らした新作まで楽しんで聴いてもらえた」と語った。

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  • 新春の幕開け祝い 浜松で華麗な演奏 富士山静岡交響楽団

     富士山静岡交響楽団は8日、浜松市北区のサーラ音楽ホールで「浜松ニューイヤーコンサート」を開いた。新春の幕開けを祝う華やかな演奏で約千人の観客を楽しませた。  同楽団はチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲 ニ長調」やシュトラウスの「美しく青きドナウ」など全9曲を披露した。指揮は昨年4月に首席指揮者に就任した高関健さんが務め、国内外で活躍する若手実力派バイオリニスト郷古廉さんも出演した。  同楽団は昨年、静岡交響楽団と浜松フィルハーモニー管弦楽団の統合により結成し、県内を中心に音楽の普及に取り組む。

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  • 浜松市民オーケストラ 2月定演 「歓喜の歌」は合唱隊と共演も

     浜松市民オーケストラは2月6日午後2時から、同市中区のアクトシティ浜松大ホールで第20回定期演奏会を開く。このほど市役所に鈴木康友市長を訪ね、開催をPRした。  「歓喜の歌」で知られるベートーベン交響曲第9番、シベリウスの交響詩「フィンランディア」作品26の2曲を団員約90人が演奏する。歓喜の歌は市民公募の合唱隊約70人との共演。市合唱連盟の玉川昌幸理事長が協力し練習に励んでいる。  オーケストラの鈴木孝幸代表は「歓喜の歌は引き裂かれた者たちが再び結ばれる喜びを歌っている。私たちも公演や練習ができずつらかったが、感染対策を万全にして、再会の喜びを伝えられたら」と話した。  前売り券、当日券い

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  • 小山町「森村橋」テーマに新曲 裾野のフルヤトモヒロさん

     裾野市のシンガー・ソングライター、フルヤトモヒロさん(39)が、小山町の国登録有形文化財「森村橋」をテーマにした楽曲「森村橋」を制作した。「歴史があり、多くの人の思いが詰まった橋だと伝えたい」と言葉に力を込める。  1906年に誕生した橋が時代とともに変化する町を見守り続け、常に人々の暮らしに溶け込んだ存在であると歌うバラード。橋が架かる鮎沢川や近くを走る御殿場線を歌詞に盛り込んだ。  フルヤさんは県東部のイベントや施設のテーマソングを数多く手掛けている。架橋当時の姿に復元された森村橋をテレビのロケで訪ね「レトロな橋がこつぜんと現れた」と胸を打たれ、曲づくりを始めた。  フルヤさんの公式ホー

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  • 静フィル、新春公演へ稽古 ピアニストの石井さん(浜松出身)と共演 静岡音楽館AOIで16日演奏会

     静岡市民が中心の静岡フィルハーモニー管弦楽団(静フィル)は16日、新春特別演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開く。本番に向け、約80人のメンバーが稽古を重ねている。  浜松市出身で東京音大教授のピアニスト石井克典さん(51)との初共演でベートーベンのピアノ協奏曲第4番を披露するほか、ドボルザークの交響曲第8番や謝肉祭序曲を演奏する。指揮者には、静フィルの演奏会としては2回目の登場となる大山平一郎さん(74)を招いた。  5日には協奏曲のリハーサルがあり、独奏とオーケストラの掛け合いや音の強弱、バランスなどを確認した。石井さんはビオラ奏者でもある大山さんと約20

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  • 音楽通じ社会課題解決 ヤマハ社長・中田卓也氏【新春トップインタビュー】

     ―長期化するコロナ禍の影響は。  「2021年度で現在の中期経営計画が終わる。前2回の中期計画は順調に業績を積み重ね、さらなる高みを目指したが、コロナ禍でかなり苦戦を強いられた。ただ、この期間を通じて楽器や音楽は面白いというムードが非常に盛り上がった。それを消さないよう、新しい製品群を送り出すのはもちろん、アプリケーションプログラムを積極的に展開する」  ―4月にスタートする新しい中期経営計画の内容は。  「数値的には今の中期計画の目標に再挑戦し、施策的にはさらに前へ進める。リモート応援システムや次世代ライブビューイングなど新しい生活様式に合わせた取り組みは活用が広がり、気候変動や資源循環

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  • 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 小栗旬さん「なじみの場所、一緒に楽しんで」 静岡ロケの印象は、作品に込める思いは

     2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、伊豆の国市にゆかりのある鎌倉幕府第2代執権の北条義時が主人公。撮影は同市のオープンセットを中心に静岡県内でも行われた。関係者によると、主人公ゆかりの地での撮影は極めて珍しいという。9日の初回放送を前に、主演の小栗旬さんに作品に込める思いや静岡ロケの印象を聞いた。  -義時を演じる心境は。  「すでに半年ほど撮影しているが、ずっと義時のことを考えている。前へ前へというよりは、一歩下がって状況を見守ることが多い役。どんな人だったのか、なぜこうしたのかということを1年以上考える機会はなかなかない。撮影が長丁場の大河ドラマならでは。俳優としてすごく豊かな時

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  • 劇団四季「リトルマーメイド」PR旗掲示 JR静岡駅北口

     静岡市で4月に開幕する劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」静岡ロングラン公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)のPRフラッグが7日、静岡市葵区のJR静岡駅北口にお目見えした。  人魚姫の主人公アリエルを幻想的に描いた74枚を北口ロータリー一帯に掲げた。4月2日の開幕までに、同駅から公演会場の市民文化会館までの商店街などに計約250枚を掲示していく。静岡公演で観劇の予定があるという河村樹希君(11)=同区=は「アニメやディズニーシーでも好きな作品。静岡で見られるのがとても楽しみ」と期待を膨らませた。  静岡公演のチケットの一般発売は23日から。問い合わせは劇団四季静岡オフィス<電0570(

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  • ショーで楽しむ♪名作舞台音楽 オペラ座、キャッツ…ロイド・ウェバーの楽曲演奏 1月15日、静岡「アンマスクド」

     「オペラ座の怪人」「キャッツ」など世界屈指のミュージカル音楽を生み出した作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーの楽曲を演奏するコンサート「アンマスクド」の静岡公演が15日、静岡市葵区の市民文化会館大ホールで行われる。劇団四季の俳優の歌と生バンドによるショーをコンサート形式で上演する初の試み。映像で登場する本人のナビゲートを織り交ぜ、多くのファンを酔わせてきた名作の世界へと誘う。  現代のモーツァルトとも呼ばれるロイド・ウェバーは、エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞のグランドスラム「EGOT」の称号を持つ作曲家。1948年ロンドン生まれ。作曲家の父を持つ音楽一家に育ち、オーケストラ音

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  • 自然彩る♪五感のピアノ 1月14日、小菅優が静岡公演

     ドイツを拠点に世界で活躍するピアニスト小菅優のリサイタルが14日、静岡市駿河区のグランシップで行われる。自然界の形成などを題材にした楽曲で構成する雄大なプログラム。小菅は「自然界の元素と同じように、音楽も人間にとって不可欠なもの。五感で鑑賞してほしい」と話す。  2015年までベートーベンのピアノソナタ全曲演奏シリーズに取り組み、人間の奥深くにある感情に向き合い続けた。同時にギリシャ哲学に興味を深め、自然界の四大元素をテーマにした公演シリーズを20年まで行った。今回のリサイタルは両方の曲目を味わうことができるプログラムになる。  時代を超えた世界の作曲家による楽曲は、水・火・風・大地にまつわ

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  • 虎の形 韓国の木製打楽器を特別展示 浜松市の博物館

     虎を模した韓国の木製打楽器「オ」の特別展示が、浜松市中区の市楽器博物館で開かれている。干支(えと)にちなんだ企画で、楽器には似つかわしくないユーモラスな姿に、来場者の多くが目を丸くしている。  同館によると、オは中国がルーツとされ、韓国の雅楽で使用される。曲の終盤に演奏を止める合図として、竹製の「ささら」で“頭部”を3回たたいてから、“背中”の突起をなでる動作を3回繰り返す。虎の背中をなでる行為が、動物を服従させ、危険への警報を示唆しているとの言い伝えもある。  通常展示のオとは別に、干支を記念して収蔵庫からもう一つを並べた。“体長

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  • コロナ禍、車中で練習 日本大衆音楽祭で最高賞 焼津の森本さん

     焼津市の主婦森本里奈さん(43)が第37回日本大衆音楽祭(同音楽祭実行委員会・NPO法人日本大衆音楽協会主催)で最高の内閣総理大臣賞を受賞した。コロナ禍でカラオケでの練習ができないため、外回りの車中をスタジオ代わりに、歌声を調整して本番に臨み、念願の頂点に立った。  森本さんは歌手になることを目標に高校時代、ボイストレーニングに通い、歌唱力を身に付けた。これまで県内外のさまざまなコンテストに出場してきた。今回の音楽祭は最後のコンテスト出場と決め、臨んだ。  本番で歌える曲は1曲のみ。友人の助言で挑戦曲をUruの「あなたがいることで」に決定。リズムを取ることが苦手な森本さんにとって難易度の高さ

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  • バロックの舞曲味わう 10日、静岡市葵区で演奏と解説

     バロック時代の舞曲を味わう演奏会「舞踏のススメ」が10日午後2時から、静岡市葵区のMIRAIEリアンで行われる。  国内外で活動するフルート奏者の青島由佳さん(静岡市駿河区)と前田りり子さんが、フルートの前身となるフラウト・トラベルソの二重奏でオトテール「2本のフルートのための組曲」などを演奏する。併せて実施するレクチャーでは、17~18世紀にフランス貴族の間で流行したバロックダンスについて前田さんが解説する。青島さんは「バロック時代の踊りや演奏に迫っていく体験を楽しんでほしい」と話す。  チケットは一般2500円、高校生以下500円。問い合わせは事務局<電050(5884)9119>へ。

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  • 2年ぶり復活 川名のひよんどり 浜松・引佐 全身で炎受け止め

     浜松市北区引佐町川名地区に伝わる国指定重要無形民俗文化財「川名のひよんどり」が4日、同地区の福満寺薬師堂で営まれた。コロナ禍のため昨年は取りやめた勇壮な儀式や伝統の舞などが2年ぶりに復活。保存会の前嶋功会長(73)は「通常とは少し内容を変更したが、開催できてよかった」と喜んだ。  無病息災や子孫繁栄などを祈る伝統行事で、今回が596回目。しめ縄を腰に巻いた若衆6人が薬師堂を守るように入り口に並び、禰宜(ねぎ)と向かい合った。禰宜は聖火をともしたたいまつを堂内に献納しようと8の字を描いて振り回し、若衆は両手を上げて全身で炎を受け止めた。たいまつが堂内に入れられると、若衆は縄でたたいて火を消し止

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  • 電子楽器の歴史紹介 浜松市楽器博物館が企画展

     浜松市楽器博物館(同市中区)で2022年4月12日まで、企画展「テルミン誕生101年 電子楽器の過去と未来」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。1920年に発明されたテルミンから始まる世界の電子楽器の歴史を紹介する。  本体に触れずに電波に干渉して音程や音量をコントロールするテルミンをはじめ、テルミンを改良した楽器「オンド・マルトノ」や現代のデジタルサックスなど約60点を展示した。  日本で初めて市販されたシンセサイザーや、パイプオルガンの音色を再現してジャズやロックの分野からも支持を受けたハモンドオルガンなども並び、来場者の関心を集めている。  期間中はテルミンの演奏に挑戦するワー

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  • 多彩な演出、観客盛り上げ 浜松工高吹奏楽部が定演

     浜松工業高吹奏楽部は25日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。部員約40人が多彩なステージを繰り広げた。  冒頭のマーチング演奏では、軽やかに隊列を組み替えながら、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などの曲を響かせた。校歌やクラシックの演奏を経て終盤では、童話「マッチ売りの少女」を基にした寸劇を交えて美空ひばりの「川の流れのように」などの昭和歌謡や流行のポップスを演奏するなど、楽しい演出を盛り込んだ。  3年生11人は最後の演奏会で、約2時間の演奏が終わると、観客や保護者らは部員に盛大な拍手を送った。

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  • 文科省21年度芸術祭賞 仲道さん大賞 浜松市出身のピアニスト

     文化庁は24日、優れた芸術活動を表彰する2021年度芸術祭賞の受賞者を発表した。東日本大震災の10年にわたる取材を記録映画にした「たゆたえども沈まず」を製作したテレビ岩手(盛岡市)がテレビ・ドキュメンタリー部門の大賞。「被災者の人生を丹念に追い、心の揺れや決意に向き合った」と評価した。  音楽部門ではピアニストの仲道郁代さん(58)=浜松市出身、写真=が大賞を受賞。仲道さんはピアノリサイタルシリーズ「幻想曲の模様」でブラームスやシューマンなどの作曲家に思いをはせる演奏を提示。スケールの大きさや名技が評価された。  大賞はこのほか、SFの世界に「ロミオとジュリエット」の物語をはめ込んだ「いらな

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  • 「児童舞踊」魅力知って 1月に5団体競演 アクトシティ浜松

     静岡県西部で舞踊の普及や振興に取り組む「佐藤典子同門会」は1月23日、舞踊公演「児童舞踊ヒストリー ダンス回転木馬」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールで開く。日本独自の舞踊ジャンルとされる「児童舞踊」をテーマに、県内外5団体が戦前から戦後に制作された児童舞踊の演目を競演する。  児童舞踊は大正時代に始まり、昭和初期に本格的に確立されたという。公演では「月の砂漠」「かわいい魚屋さん」など、日本現代舞踊の先駆者石井小浪や舞踊家島田豊、印牧季雄らの手掛けた児童舞踊作品を披露する。  遠州の民話を題材にした舞踊「京丸ぼたん」や、義足のダンサーとして知られる大前光市さん

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  • ボサノバ♪穏やかなうねり 静岡でデュオコンサート

     日本のボサノバの第一人者でギタリストの中村善郎さんと、パーカッション奏者長岡敬二郎さんによるデュオコンサートが静岡市内で開かれた。サンバ色の強いボサノバの曲群を、来場者が体を揺らしながら楽しんだ。  「ブラジルの酒場では毎日誰かが歌っているような曲」を集めた陽気なステージ。中村さんは透明感のあるハイトーンボイスでブラジルの伝統的な曲をポルトガル語で歌った。長岡さんが楽器をたたくリズムが、ギターの旋律に穏やかなうねりを加えた。  長岡さんからの提案で8年ほど前からライブを展開するようになった2人。新型コロナウイルス禍で各地に演奏を届けられなくなると、国内外のなじみの顔からCD制作の要望が寄せら

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  • 1年間の成果♪演奏にのせ 静岡文化芸術大吹奏楽部が定演

     静岡文化芸術大吹奏楽部「スアック・ウインド・アンサンブル」はこのほど、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区の同大で開いた。部員ら約40人が1年間の練習の成果を披露した。  日本、欧州、米国の情景をテーマとする3部構成で発表した。タイタニック号に乗船していた航海士をモチーフにした楽曲「マードックからの最後の手紙」や、ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」の曲「アナザー・デイ・オブ・サン」など計10曲を演奏し、来場者約150人を楽しませた。

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  • 存続向け団員募集 磐田Jr.マーチングバンド「ぜひ参加を」

     磐田市の児童でつくる「磐田Jr.(ジュニア)マーチングバンド」が小学3~5年生を対象に団員募集を始めた。新型コロナウイルス禍で演奏発表の機会が減少するなどバンドを知ってもらう機会が減り、団員集めに苦慮している。  市文化振興課によると、県内で小学生のマーチングバンドがあるのは同市と袋井市のみ。旧豊岡村が2003年、「豊岡Jr.マーチングバンド」として設立し、16年ごろ現在の名称になった。  週1回、豊岡南小や豊岡体育館を拠点に、現在62人で活動するが12月末に6年生32人が引退する。例年50人以上で演奏していて、団員が集まらなければ演奏が成り立たなくなることも懸念される。吉田崇音楽監督(69

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  • 焼津市少年少女合唱団 1月16日に定演 制約の中、磨いた歌声

     焼津市少年少女合唱団「ゆりかもめ」が1月16日の定期演奏会に向けて練習に励んでいる。緊急事態宣言などに伴い、5月下旬から10月上旬まで一堂に会して練習できない厳しい環境が続いたが、団員は自宅で練習したり、動画を共有したりと工夫を凝らしてきた。再開後はマスクを着用し間隔を空けるなど対策を施して、集大成の場に向けて調整を進める。  18日に焼津南小で行われた練習は、そろいの帽子や制服姿で、本番で披露する「焼津市民歌」「Seagull」などを声を合わせて、それぞれのパートの音程を確認した。  本年度の団員は市内在住の小学3年から中学3年までの男女36人。全体練習が41回分組まれていたが、12回が中

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  • 女優・渡辺梓さん 「無名塾」退団、フリーの立場で「本当の自分探し」 富士宮出身、都内公演で再出発

     富士宮市出身の女優渡辺梓さん(52)が、長年在籍した俳優養成所「無名塾」を退団し、新たな道を歩み出した。自身の生き方を見つめ直した末の決断。「人生の後半戦。ゼロに戻り、自分の本当にやりたいことを探したい」と、フリーの立場で表現活動を続ける。  12月中旬。東京都武蔵野市のアトリエ戯曲組で、髪を短くした渡辺さんが稽古に励む姿があった。「自分の意思で髪形を変えられる。自由になり、思い切りもよくなった」。自転車で転倒し、額に負った傷痕も隠さない。ありのままの自分を受け入れ、22日から始まる公演の役作りに生かした。  渡辺さんは1987年に無名塾入り。89年にNHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル

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  • 心躍るポップス♪来場者魅了 ヤマハ吹奏楽団が演奏会 浜松

     ヤマハ吹奏楽団(浜松市中区)は18日、ポップスコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区のアクトシティ浜松で開いた。団員約60人が「音のテーマパーク」をテーマに、遊園地などで耳にする心躍る曲目を演奏した。  ディズニーメドレーや映画「ジュラシックパーク」の挿入曲、映画「マイ・フェア・レディ」の「踊り明かそう」など計12曲。吹奏楽用に独自に編曲したプログラムを織り交ぜ、約1100人の来場者を魅了した。  同吹奏楽団は楽器メーカー「ヤマハ」のグループ従業員で構成する。年末恒例のポップスコンサートは2年ぶりに開催した。

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  • マトリョミン 静岡・グランシップでコンサート 開発者竹内さんら

     電子楽器「テルミン」の演奏・研究の国内第一人者、竹内正実さん(54)=浜松市西区在住=らのコンサートが19日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。竹内さんが開発した小型テルミン「マトリョミン」の演奏や体験会を通じ、障害がある人でも前向きに挑戦できる楽器の魅力を広めた。  マトリョミンはロシアの民芸品マトリョーシカを模し、電子回路やアンテナを内蔵している。手を近づけたり遠ざけたりして楽器から発せられる電波に干渉することで音の高さなどを変える。コンサートでは、竹内さんと門下生がアンサンブルを披露した。「夕焼小焼」「ホワイトクリスマス」などを独特の電子音で響かせた。  竹内さんは2016年に脳卒

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  • 浜松交響楽団などクリスマスコンサート 静岡・グランシップ

     静岡市駿河区のグランシップで19日、浜松市を拠点に活動する浜松交響楽団と国内外で活躍する演奏者による「クリスマスコンサート」が開催された。  約80人で編成した浜響を東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者の松岡究さんが指揮した。客演の須川展也さん(浜松市出身)のサクソフォン、戸田弥生さんのバイオリンの音色が会場に響いた。進行役は同市出身の講談師田辺一邑さんが務めた。  初めてオーケストラを鑑賞したという野崎裕乃さん(41)は「リズムに乗りたくなるような演奏で楽しかった」と話した。

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  • 二宮金次郎の教え 劇で紹介 掛川

     菊川市を拠点に活動する劇団静岡県史(松尾朋虎主宰)の演劇「二宮金次郎物語」が19日、掛川市生涯学習センターで行われた。演劇を通じて二宮金次郎の教えをわかりやすく紹介した。  金次郎役の山崎美代子さんら6人が出演し、歌とダンスを交えながら演じた。物語では600以上の貧しい農村の復興に尽力した金次郎の生涯を伝えた。わらじを作って大人を助けたり、夜も勉強に励んだりした少年時代や、農家出身ながら藩の財政再建を任されて奮闘する姿を描いている。  公演後は掛川市の大日本報徳社の副社長石野茂子氏が登壇し、出演者らと二宮金次郎について語った。  二宮金次郎物語は22日と23日、菊川文化会館アエルでも上演する

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  • ヒカシュー25作目 月例ライブで精製、心躍るメロディー

     結成43年のバンド「ヒカシュー」が25作目のアルバム「虹から虹へ」を発表した。新型コロナウイルス禍の中で継続した月例ライブで生まれた、メロディーが際立つ楽曲が基軸。ボーカルとさまざまな楽器を担当するリーダー巻上公一(熱海市)に、サウンドの背景を聴いた。  エストニアで録音した即興演奏曲主体の24作目「なりやまず」からちょうど1年。昭和歌謡のムードを濃厚に漂わせる旋律や心躍る8ビートが前に出た、前作と対をなす作品に仕上がった。  「(東京のライブハウス)吉祥寺スターパインズカフェでのマンスリーライブを通じてできた楽曲がほとんど。メロディーがポップなのは、三田超人さん(ギター)や坂出雅海さん(ベ

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  • 「三島で心の交流を」 国内屈指の音楽家集う演奏会、1月に

     国内屈指の一流音楽家による「三島せせらぎ音楽祭」(実行委員会、SBSプロモーションなど主催)のコンサートが来年1月16日、三島市民文化会館で開かれる。本番まで1カ月に迫った16日、出演する音楽家5人が会見し「間違いなく日本のトッププレーヤーが集まる。三島でみなさんと心の交流をしたい」と語った。  新型コロナウイルスで音楽活動が自粛を余儀なくされた昨年夏、市内で開催された小さな音楽会が今回につながった。会見した東京都交響楽団ソロコンサートマスターの矢部達哉氏(バイオリン)は「音楽家の原点を見つめ直す素晴らしい時間だった」と振り返り、「この1年、三島が頭から消えることはなかった。仲間と再び戻って

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  • 元気いっぱい創作劇を披露 富士「ワンダーラビット・クラブ」

     富士市で英語教育事業など展開する「ワンダーラビット・クラブ」はこのほど、子どもの創作ミュージカル「ミュージックフェス」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市のロゼシアターで開いた。  同クラブ副代表の匂坂祐子さんの著書「Presence 世界はすべて愛でつながっている」をミュージカルの題材にした。母親を亡くして悲しむ女の子が世界を旅して成長する物語を、4~13歳の出演者が自分たちで考えた曲とダンスを元気いっぱいに披露した。  出演者は天使や住民の役になりきった。悲しみを表現した世界では、ピアノの演奏に合わせて両手を上下にゆったりと振り、情熱あふれる場面ではサンバ調の曲にのって舞台を駆け回った。

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  • 言葉と身体、探究の舞台 SPAC冬の特別公演 静岡

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)の冬の特別公演が静岡市内で始まった。三島由紀夫の能楽戯曲に基づく「Le Tambour de soie 綾の鼓」(静岡芸術劇場)など、言葉と身体の関係性を探究する2作品。同作はフランスを拠点に活動する笈田ヨシと伊藤郁女が、演出・振り付け・出演を担う。  舞台のリハーサルに臨むダンサー(伊藤)に、清掃員の老人(笈田)は恋に落ちた。ダンサーは老人に音の出ない鼓を渡し、鳴らすことができれば願いをかなえましょうと誘惑する。能楽の構成「序破急」に沿うドラマは、和楽器のリズムで緊張感を高めていく。  「かなわぬ恋を受け入れがたいいら立ちや寂しさは全ての年寄りが持っている

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  • 浜松ライオネット児童合唱団 40年の節目、記念曲で祝う

     浜松ライオネット児童合唱団はこのほど、創立40周年記念演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。  市内の小学生から高校生までの29人が外国の合唱曲などを伸びやかに歌い、団体の節目を祝った。  40周年を記念して作られた合唱組曲「うたう どうぶつえん」も初披露した。団員はキリンやカバなど6種の動物をテーマにした曲調の異なる曲を歌い分け、培った表現力を披露した。

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  • ⚽「翼くん」生んだ静岡への思い 作者・高橋さん「伝統サッカー継いで」 SBSラジオ 17日の特番 収録

     SBSラジオ特別番組「大空に羽ばたけ!サッカー王国静岡のちょうせん状2021」の収録がこのほど、東京都内で行われた。収録後、人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者高橋陽一さん(61)に静岡のサッカーへの思いを聞いた。  ―なぜ漫画の舞台に静岡を選んだか。  「(連載が始まった1981年当時は)サッカーどころと言えば静岡だった。(幼少時代を藤枝で過ごし、ブラジルにサッカー留学したJ3藤枝MYFC元監督の)水島武蔵さんが主人公の大空翼のモデル。日本から世界的に通用する選手が生まれる話を当初から構想していた」  ―全国高校選手権が第100回を迎える。静岡県勢の印象は。  「どこが出て来るか毎回楽

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  • ピアノやバリトン独唱響く 北区サーラ音楽ホール 開館記念し演奏会

     奥浜名湖ライオンズクラブは12日、7月に開館したサーラ音楽ホール(浜松市北区)のオープン記念コンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を同館で実施した。  音楽の魅力を多くの人に届けようと企画し、数カ月の延期を経て実現した。市内など県西部出身のピアニストらがピアノ独奏を披露。バリトンの独唱や、浜松学芸高芸術科によるピアノ三重奏もあった。  来場者は一曲一曲に集中し、美しい音色を堪能した様子だった。

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  • 浜松出身音楽家 鈴木惣一朗が新アルバム コロナ禍、歌の刻印残す

     浜松市出身の音楽家鈴木惣一朗のソロプロジェクト「ワールドスタンダード」が13作目のアルバム「エデン」を発表した。2020年秋の前作「色彩音楽」と同様に自身の歌を中心に据え、女声と弦楽器を配して穏やかな音像を構築。イラストレーター横山雄の描き下ろしイラストと鈴木の全曲解説を掲載したCDブックのスタイルも前作を踏襲した。  「コロナ禍2年目の意味を、刻印として録音芸術に残す必要があった」と心境を語る。打楽器が入らない全8曲は、語り掛けるような歌声も相まって、淡いモノトーンの世界を印象づける。  「安直な希望、癒やしの歌を書くことはできない。状況が揺れているのであれば、自分の気持ちも揺れ動く。それ

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  • 音楽のまちで音体感♪ 12日まで浜松でフェス

     「サウンドデザインフェスティバル」(はままつ響きの創造プロジェクト実行委員会、浜松市主催)が11、12の両日午前10時~午後5時、同市中区のアクトシティ浜松で開かれる。楽器メーカーやアーティストが音を楽しむ体感型イベントを展開する。入場無料。  テーマは「音と創るコミュニケーションのカタチ」。展示会場にはオンラインで投稿された音を組み合わせて曲を作る「グローバル・シーケンサー」など16ブースを設ける。  地元のヤマハ、河合楽器製作所、ローランドは珍しい楽器を紹介する。ローランドは宝石の台座をイメージした斬新なデザインの「未来を示す電子ピアノ」を展示。ステージ発表やワークショップも行い、一部は

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  • 被災地に元気を 静岡県警音楽隊 熱海・伊豆山小で演奏

     静岡県警は10日、7月に大規模土石流が起きた熱海市伊豆山の伊豆山小で音楽隊コンサートを開いた。カラーガードの華麗なパフォーマンスと優しい音色を披露し、被災地の児童や地域住民に元気と癒やしを届けた。  行進曲「富士の山」を皮切りに人気アニメやジブリの主題歌など計7曲演奏した。リズミカルな曲を並べ、児童らはメロディーに合わせて手拍子したり、振り付けを踊ったりして充実したひとときを過ごした。  県警は土石流が発生して以降、伊豆山地区で捜索や復旧活動を行っている。地元から活動の協力を得たことから感謝を込めて演奏会を企画した。6年の小林雄馬君(11)は「きれいな音と息が合ったダンスを見ることができて楽

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  • 最高賞に女性グループ 無伴奏、コーラス披露 ふじのくに芸術祭

     ふじのくに芸術祭2021の合唱コンクール(静岡県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。最高賞の芸術祭賞に、インサラータ・ヴォカーレ(浜松市)が選ばれた。  同グループは浜松市在住者を中心にした女性7人。無伴奏でコーラスを披露した。メンバーの杉山多恵子さん(静岡市清水区)は、「コロナ禍で、1年以上全員で歌えなかったので、よい思い出になった」と話した。  審査員で合唱指揮者の山脇卓也さんは、「練習が十分にできない環境だが、今回の合唱を聴いてとても幸せになった」と講評した。  同コンクールには、招待演奏なども含めて中学生から高齢者まで15団体が参加し

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  • 音楽は「前向く人の応援歌」 ヤマハミュージックジャパンが企画動画 ピアニスト・よみぃさんら参加

     ヤマハ子会社のヤマハミュージックジャパン(東京)はこのほど、コロナ禍に音楽を届ける企画「おかえり、おんがく。」のコンセプトを紹介する動画配信を特設サイトで始めた。  ピアニストのよみぃさん、男性2人組ユニット「UNDER THE GUN」、大阪桐蔭高吹奏楽部が出演。ライブ演奏やコンクールが次々と中止になる葛藤を振り返った後、日常生活に音楽が少しずつ戻った時の喜びや今後の目標を語っている。音楽は「前を向くすべての人の応援歌になっていく」とのメッセージも込めた。  オンラインで音楽を聴いたり、演奏したりする機会を提供する同企画は2020年10月に開始した。ウルフルズのトータス松本さんや俳優の中川

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  • 朗読に合わせてリコーダー演奏 浜松で絵本コンサート

     絵本の朗読に合わせてリコーダーを演奏するコンサート「静岡県ゆかりの芸術家が贈る リコーダーで広がる絵本の世界」(フエニホン主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開かれた。  市内出身の作曲家ら3人が、絵本『スーホの白い馬』『あなうさピーターのはなし』『手ぶくろを買いに』のストーリーに合わせて曲を制作。同市を拠点に活動する演奏グループ「ブリエ・リコーダー・アンサンブル」が、フリーアナウンサー小沼みのりさんとタレント久保ひとみさんの読み聞かせとともに披露した。  長さ10センチほどの小型リコーダーや2メートル超のバスリコーダーを使い分け、絵本の場

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  • 病や障害を開示、つながる可能性模索 和島香太郎監督「梅切らぬバカ」 静岡県内3カ所で公開へ

     自閉症の息子とその母を中心に、彼らを取り巻く地域の人々の触れ合いを描いた映画「梅切らぬバカ」が沼津市のシネマサンシャイン沼津で上映中で、10日から静岡市葵区の静岡シネ・ギャラリー、2022年1月14日から浜松市中区のシネマイーラでも公開される。自らも病と向き合う和島香太郎監督は、「病や障害を開示しながら、人とつながっていく可能性を模索したい」と思いを込める。  母珠子を54年ぶりの映画主演となる加賀まりこ、息子“ちゅうさん”をお笑い芸人の塚地武雅が演じる。閑静な住宅街での暮らしは穏やかだが、珠子は自分の亡き後の息子を思うと心配でたまらない。悩んだ末、彼をグループホー

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  • 充実の浜響、地域に人材 岡部理事長「音楽のまち強み」

     浜松を拠点に活動するアマチュアオーケストラ「浜松交響楽団」(浜響)が19日、静岡市駿河区のグランシップでクリスマスコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。45年の活動の中で、静岡市内での公演は約40年ぶり。岡部比呂男理事長に人材を生かした公演や地域に残してきた成果について聞いた。  -チャイコフスキー「くるみ割り人形」が予定されている。どのようなコンサートに。  「親子で楽しめる企画として大ホールのフラットなスペースを客席にする。小さい子たちが飽きないように出入りは自由。サクソフォンの須川展也さんやバイオリンの戸田弥生さんら日本を代表する演奏家を招くほか、講談師の田辺一邑さんには組曲

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  • ヤマハ ジュニア世代音楽会の動画配信 国内外の代表出演

     ヤマハ(浜松市中区)は、ジュニア世代のコンクール上位入賞者による「ヤマハ・インターナショナル・ハイライト・コンサート」の配信を公式ユーチューブチャンネルで始めた。  同コンサートは世界40以上の国と地域で展開するヤマハ音楽教室の生徒が対象。国内外の13個人・団体が、事前録画した約80分間のコンサートでピアノや電子オルガン、ギターの演奏などを披露した。出演者自身の作曲や大人との共演もあり、特別企画として200人以上が参加した合唱も収録した。  同コンサートは楽器や地域別に開いているジュニアコンクールの代表を集め、2019年に始めた。第1回はシンガポールで開催したが、コロナ禍の影響で20年以降は

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  • 12月11日、16日 三島で吹奏楽クリニック

     日本屈指の一流音楽家と市民が協働で作り上げる「三島せせらぎ音楽祭」の実行委員会は11、16の両日、出演する指揮者とトランペット奏者が地元吹奏楽団に指導する「吹奏楽クリニック」を、三島市民文化会館で一般公開する。  指導者は広島交響楽団音楽総監督の下野竜也氏と、トランペット奏者の高橋敦氏。11日は市民吹奏楽団が午後6時から、16日はU―15伊豆中学生選抜吹奏楽団が午後7時から、それぞれ技術的な演奏指導を受ける。  クリニックの見学は先着150人で、事前申し込みは不要。来年1月16日には市民文化会館でコンサートを予定している。問い合わせは市文化振興課<電055(983)2756>へ。

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  • エフェクターの最新モデル発売 ローランド

     ローランドは11日、コンパクトなエフェクター「技クラフト・シリーズ」の最新モデル「FZ―1W」を発売する。  エレキギター特有のひずみのある音響を追求し、高品質のシリコン・トランジスタを採用して安定した動作性を実現した。現代の音楽に適した中低音域にはりのあるサウンドも搭載し、ビンテージとモダンを両立したモデルに仕上げた。  税込み想定価格は2万2千円前後。国内外で初年度、1万台の販売を計画する。

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  • 舞台「弥次喜多オペレッタ」 2月公演に向け初稽古 静岡

     静岡市清水区のマリナートでこのほど、2月に公演する新作舞台「弥次喜多オペレッタ 江尻の宿 旅路の正夢」出演者の顔見せや本読みなど初稽古が行われた。弥次郎兵衛役のバリトン歌手吉武大地さんや喜多八役で劇団四季「ライオンキング」の主役を務めたテノール歌手宇都宮直高さんのほか、子役の出演者らも参加した。  弥次喜多オペレッタは、マリナートの主催事業。基になった「東海道中膝栗毛(ひざくりげ)」のテーマや基本的な構成は残しつつ、現代の人々にも感動を与えるユニークな作品になっている。

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  • 御殿場西中吹奏楽部 マーチングバンド全国大会へ 華麗な演技、母校で披露 

     御殿場市立西中の吹奏楽部が、11日にさいたま市で開かれるマーチングバンドの全国大会に出場する。新型コロナウイルスの影響で十分な練習時間を確保できなかったが、部員それぞれが鍛錬を重ね、4年連続の出場権を得た。同校でこのほど、本番と同じショーを披露し、招待した地元関係者を楽しませた。  ショーのタイトルは「紅のシンフォニー」で、曲は「X JAPAN」の「紅」をアレンジした。ブラスが隊列を変えながら迫力のある音色を響かせ、カラーガードが旗などを自在に操って華麗な演技を披露した。  新型コロナの影響で8~9月は部活動ができず、自らの演奏や演技を動画撮影して顧問や外部講師に見せ、アドバイスを受けて技術

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  • 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」初回放送、東部4市町にサテライト会場

     伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公の2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の初回が放送される来年1月9日、沼津、三島、伊豆、函南の4市町と静岡県は初回放送のパブリックビューイング(PV)のサテライト会場を4市町に設置する。それぞれの会場にゲストとして出演者を招く。  伊豆の国市の本会場で義時役の小栗旬さんらが繰り広げるトークショーの様子を放映し、初回放送を楽しむ。各会場のゲストは沼津が新納慎也さん(阿野全成役)、三島が野添義弘さん(安達盛長役)、伊豆が米本学仁さん(工藤茂光役)、函南が高岸宏行さん(仁田忠常役)。全会場とも午後4時半から。  撮影は県内でも実施していて、出演者は役のゆかりの地

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  • 浜松・中田島砂丘でMV撮影 「いきものがかり」吉岡さんソロ

     人気バンド「いきものがかり」のボーカル吉岡聖恵さんがソロ活動で発売する新曲「まっさら」がこのほど完成し、浜松市南区の中田島砂丘などで撮影したミュージックビデオ(MV)の配信がYouTube(ユーチューブ)で始まった。  「まっさら」は吉岡さんらが作詞、シンガー・ソングライターの秦基博さんが作曲を手掛けた。吉岡さんのソロとしては初のオリジナル楽曲という。  MV撮影は今秋、1日がかりで行った。広々とした同砂丘と長く続く海岸線をバックに吉岡さんが伸びやかな歌声を響かせる。ロケに当たっては、市が撮影適地の情報提供や各種許可の申請などを支援した。  配信に先立ち、吉岡さんは「新鮮な景色がいっぱいで自

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  • ユーフォニアム奏者山崎さん 出身地浜松でリサイタル

     浜松市西区出身のユーフォニアム奏者、山崎由貴さんの初のリサイタル(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同市中区のアクトシティ浜松で開かれた。ミゲル・ユステ作曲の「コンクールのための独奏曲」などを奏で、豊かな音色で聴衆70人を魅了した。アルフレッド・デザンクロ作曲の「古典風小組曲」ではピアノと息の合った演奏を披露した。国内外で活躍するピアニスト大川香織さんがピアノ伴奏を務めた。  山崎さんは名古屋音楽大器楽科を首席で卒業し、東京芸術大でも学んだ。「地元を離れて頑張ってきた。浜松の人々にユーフォニアムの魅力を伝えられたら」と話した。

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  • 電子楽器テルミン ツアー最終公演 12月19日に静岡

     電子楽器「テルミン」の演奏・研究における国内第一人者で、浜松市西区在住の竹内正実さん(54)らによるコンサートツアーの最終公演が19日午後1時から、静岡市駿河区のグランシップで開かれる。  竹内さんらテルミン奏者数人が出演し、テルミンや、竹内さんが開発した小型のテルミン「マトリョミン」の音色を響かせる。  ロシアの民芸品「マトリョーシカ」を模したマトリョミンは、触れずに片手で演奏できるのが特徴。障害者への普及を図っていて、コンサート終了後には演奏体験会も行う。  前売りチケットは全席自由で中学生以上が2700円(当日3千円)、小学生以下と障害者は1600円(同1800円)。1歳未満と、障害者

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  • 浜松交響楽団 本番へ練習に熱 5日、浜松市中区で定演

     浜松交響楽団は28日、来月5日に行われる第91回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)に向けた直前練習を浜松市北区細江町のみをつくし文化センターで実施した。  本番指揮者の松岡究さんを中心にして、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」や交響曲第6番「悲愴」の音を合わせた。団員は音の強弱や細かな表現などを入念に確認し、本番に備えた。岡部比呂男理事長は「コロナ禍で演奏を直接聞く機会が減っていると思うので、生のオーケストラの響きをお届けできれば」と話した。  本番はアクトシティ浜松(同市中区)で午後2時に開演。当日券は午後0時半に販売を始める。

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  • 天国の宮城さんへダンスやコーラス ねむの木学園、静岡でステージ

     ねむの木学園(掛川市)の子どもたちや教職員らによる「ねむの木学園のこどもたちコンサート」(県、県文化財団主催)が28日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。  昨年3月に死去した同学園の設立者宮城まり子さんへの思いを込め、「まり子おかあさんの心とともに」をテーマにした。演者らは、稽古を重ねて仕上げた華麗なダンスやコーラスを披露した。宮城さんへの感謝を込めた歌声が会場に響き渡り、観客は盛大な拍手を送った。  同学園の梅津健一理事長(62)は「宮城さんの教えがしっかり受け継がれていると思う。コンサートができて良かった」と話した。

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  • ミュージカルで本田宗一郎氏顕彰 幼少期題材に浜松・天竜区

     浜松市天竜区出身でホンダ創業者の本田宗一郎氏を顕彰する「NPO法人本田宗一郎夢未来想造倶楽部」はこのほど、本田氏の幼少期を題材にしたミュージカル「本田宗一郎物語」を、同区の天竜壬生ホールで上演した。  今回で17回目を迎えた同公演。地元の小中学生を中心に、60人が舞台に立った。主役の「ちび宗一郎」役には、光明小5年の久保湊聖さんが2年連続で抜てきされた。  本田氏の好奇心や行動力を、天竜で過ごした幼年時代の逸話から回想。久保さんの伸びのある歌声や息の合ったダンスの熱演で、今年で没後30年となる本田氏の志を満員の観客に伝えた。  公演はインターネットでも同時配信された。動画配信サイト「ユーチュ

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  • リコーダー音色響く 磐田で演奏会

     磐田市や掛川市などのリコーダー愛好家でつくる「うたぶえオーケストラ」はこのほど、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市上新屋のアミューズ豊田で開いた。30から60代までのメンバー24人が美しい音色を会場に響かせた。  同団体が単独で演奏会を開くのは初めて。アルトやバスなどさまざまな音域のリコーダーを使い、アニメやポップス、クラシックなど9曲を披露。絵本の読み聞かせとともに演奏する曲もあった。

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  • プロの旋律、生徒を魅了 浜名高で富士山静岡楽団が演奏会

     富士山静岡交響楽団がこのほど、浜松市浜北区の浜名高で生演奏を披露した。1年生約370人が、プロのオーケストラに親しんだ。  同楽団は歌劇や交響曲など4曲を発表した。ハチャトゥリアンの「剣の舞」は同校の木琴を使い、躍動感あふれる旋律を聞かせた。ベートーベンの「運命」を奏でるに当たっては、指揮者の工藤俊幸さんが聞くべきポイントを解説。繰り返されるフレーズでも強弱などの細かな工夫が施されている点を指摘し、生徒たちの関心を引いた。  同楽団は2020年、静岡交響楽団と浜松フィルハーモニー管弦楽団が合併して結成した。県内を中心に音楽の普及に取り組み、同校では県の「子どもが文化と出会う機会創出事業」とし

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  • 大河ドラマ信長役に岡田准一さん 23年の「どうする家康」

     NHKは29日、松本潤さんが主人公の徳川家康を演じる2023年の大河ドラマ「どうする家康」の出演者を発表した。織田信長役を岡田准一さん、武田信玄役を阿部寛さんが務める。  このほか豊臣秀吉役でムロツヨシさん、今川義元役で野村萬斎さん、家康の正室築山殿(つきやまどの)役で有村架純さんが出演する。  会見で松本さんは「家康をやるかどうか悩んだ時に、岡田君が『1年かけて一つの役をやれるのは大きな経験』と背中を押してくれた」と明かした。主演した「軍師官兵衛」以来の大河ドラマ出演となる岡田さんは「ムロさんの秀吉を引きずり回し、松本君(演じる家康)を振り回したい」と意欲を語った。  「どうする家康」は脚

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  • 浜松国際ピアノ・フェス 若手3人演奏、終幕飾る

     浜松国際ピアノ・フェスティバル2021(浜松市、市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は28日、フィナーレを飾る演奏会「牛田智大×高木竜馬×小井土文哉 コンチェルトの饗宴」を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。若手ピアニスト3人が美しいメロディーを奏で、約1カ月にわたるイベントを締めくくった。  同フェスは新型コロナウイルスの影響で中止となった第11回浜松国際ピアノコンクールの代替イベント。2018年の同コンクール2位に入賞した牛田智大さんはショパンのピアノ協奏曲第2番ヘ短調を繊細に披露し、約2千人の聴衆を魅了した。  浜松国際ピアノコンクールの影山元紀事務局

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  • 矢野顕子、12月9日に静岡公演

     矢野顕子がソロデビュー45周年の記念アルバム「音楽はおくりもの」を携え、12月9日にツアー静岡公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)を行う。  記念盤は小原礼(ベース)、佐橋佳幸(ギター)、林立夫(ドラムス)のバンド編成で制作し、矢野が「最高の演奏で仕上げてくれた」という全10曲。このバンドでツアーを展開する。  静岡公演は同日午後6時半から、静岡市駿河区のグランシップ中ホール・大地で開かれる。チケットは指定席8800円、客席後方のジーンズシートは5000円。3歳以上はチケットが必要。3歳未満は入場不可。各プレイガイドで販売している。

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  • 浜松出身の音楽家2人演奏会 磐田

     浜松市出身の音楽家のユニット「リコハモ」がこのほど、「リコーダー×鍵盤ハーモニカ レクチャーコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市上新屋のアミューズ豊田で行った。幼稚園や小学校などで触れる身近な楽器で軽快に曲を奏でた=写真=。  磐田市在住の柿本春香さん(29)がリコーダー、浜松市在住の川村菜穂子さん(32)が鍵盤ハーモニカの説明や、リコーダーで簡単にできる曲を聴衆に指導した後、一緒に演奏もした。川村さんが制作したオリジナル曲のほか、ポップスなども披露し、聴衆を魅了した。

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  • 周遊イベント「日本平 芸と食と絶景と」 静岡、28日まで

     日本平の魅力を味わう周遊イベント「日本平 芸と食と絶景と」(実行委員会主催)が28日まで、静岡市の日本平各所で開かれている。  舞台芸術公園でのステージパフォーマンスは、県舞台芸術センター(SPAC)が新作野外劇「びしょくすきいと老婆」を上演。世界中のおいしい物を探す美食家が不思議な老婦人と出会う物語を通じて、食べる意味やおいしさの喜びを伝えている。  観劇者を対象に、チェックポイントを写真に撮る絶景フォトラリーを実施。ステージではこのほか、そば打ちの実演も来場者を楽しませている。  山頂では、地元で収穫した農産品のマルシェを開き、木を使って一輪挿しや玩具を作る体験コーナーを設けている。日本

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  • 殿様の恋、喜劇に 前進座(東京都)、30日に静岡で公演

     前進座(東京都)の演劇「一万石の恋」(静岡新聞社・静岡放送後援)が30日午後2時から、静岡市葵区の市民文化会館中ホールで行われる。  弱小藩の殿様が長屋の娘に恋をする喜劇。娘を召し抱えようと張り切る家臣たちや、きっぱりと断る娘の人間模様を面白おかしく描く。映画「男はつらいよ」シリーズを手掛け、戦前から前進座のファンという山田洋次監督が、古典落語を題材に共同で脚本を書き下ろした。  前進座は創立90周年記念公演として全国巡演を展開中。静岡公演の制作担当を務める俳優浜名実貴さん(浜松市出身)は「山田監督の創作への熱意が詰まった作品になった。泣き笑いを交えた演劇を通じて静岡に元気を届けたい」と来場

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  • 「浜松おどり」各流派門下生 華やかに舞

     浜松市文化振興財団などが主催する「市民文化フェスティバル2021 浜松おどり」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同市中区のアクトシティ浜松で開かれた。浜松日舞協会(花柳絵美舞会長)所属の各流派の門下生らが、日頃の稽古の成果を発表した。  5流派6社中の42人が出演し、6歳から80代までの門下生や師範が長唄や小唄に合わせて舞踊を披露した。観客は華やかな着物姿で舞い踊る出演者に見入っていた。  花柳会長(71)は「新型コロナウイルス禍でも、一生懸命に練習してきた。発表の場を持つことができてうれしい」と話した。

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  • 注目!高校演劇 咲かせる個性 伊東と静岡城北、関東大会へ

     高校の演劇部の演目が「高校演劇」の名の下に脚光を浴びている。「アルプススタンドのはしの方」(兵庫・東播磨高)が映画化され、「水深ゼロメートルから」(徳島市立高)がプロ劇団によって上演されるなど、昨年から今年にかけて大きな動きも相次ぐ。折しも静岡県は本年度から「演劇の都」構想を掲げ、県舞台芸術センター(SPAC)を核に観光交流や人材育成を図るプロジェクトを進めている。高校年代の底上げも重要なテーマだ。高校演劇の魅力は。静岡県の実情は。20、21日に開かれた県大会の様子を軸に考えた。  全国大会への通過点となる県高校演劇研究大会(県高校文化連盟演劇専門部、県高校演劇協議会主催)が20、21の両

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  • 上矢えり奈さん 30歳記念フォトブック発売 磐田出身タレント

     磐田市出身のタレント、上矢えり奈さんが25日、30歳を記念したフォトブック「fam!」を発売した。ファンを呼ぶ時の総称「にゃんふぁむ」から名付けた。「30歳を節目に出したかった。これまでのアイドル人生の全てを詰め込んだ」という自信作に仕上がった。  撮影地は沖縄。「初写真集を北海道で撮影し、今度は沖縄で撮りたかった。海がとてもきれいで楽しかった」。エメラルドグリーン色が広がる海辺での水着ショット、サトウキビ畑でのオフショットが沖縄のゆったりとした空気感を伝えている。  表紙を飾る1枚は、夕暮れの海辺で、ぬれた髪を振り上げてできた水しぶきが美しい放物線を描く。「どうやったら水しぶきの勢いがきれ

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  • 1年9カ月ぶり自主コンサート 静岡県警音楽隊、駿府城公園で

     静岡県警音楽隊は24日、静岡市葵区の駿府城公園でコンサートを開いた。新型コロナウイルスの影響で自主企画のコンサートは約1年9カ月ぶり。隊員らは青空の下、美しい音色を響かせた。  コンサートは昼休みの時間帯に合わせて2回行った。隊員12人が木管楽器と金管楽器のアンサンブルをそれぞれ披露し、カラーガードの3人もフラッグなどを使った華やかな演技を繰り広げた。  演奏したのは人気アニメの主題歌「おどるポンポコリン」や「紅蓮(ぐれん)華」をはじめ、「美女と野獣」「加山雄三メドレー」「クリスマスメドレー」など9曲。休憩中の会社員や散歩で通り掛かった保育園児など計55人が検温などを行って席に座り、曲に合わ

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  • 朝霧JAM復活へ一歩 富士宮の音楽フェス、1月にプレイベント

     富士宮市で毎秋開かれる野外音楽フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」を巡り、地元住民らでつくる実行委員会と企画制作会社スマッシュ(東京)は24日までに、2019年から3年連続で開催を見送ったフェスの22年再開に向け、1月16日に市内でプレイベントを開くことを決めた。富士宮市も後援し、官民で国内屈指の大規模フェスの復活を目指す。  富士宮市民文化会館に折坂悠太、ハナレグミら4組を迎える。新型コロナウイルスの感染の落ち着きや、政府のイベント開催緩和を受けて決めた。当日はマスク着用、検温など対策を徹底する。  01年から続く朝霧ジャムには毎年、約1万2千人が集った。19年は台風接近で、20、21年

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  • ♪音で世界とつながる ウェブコンテンツ公開 浜松市など

     はままつ響きの創造プロジェクト実行委員会と浜松市はこのほど、12月に開催する音をテーマにしたイベント「サウンドデザインフェスティバルin浜松2021」の一環で制作したウェブコンテンツ「グローバルシーケンサー」を公開した。世界中から投稿された音を素材に、新たな作品をつくる試み。  スマートフォンなどでグローバルシーケンサーのサイトにアクセスし、画面上のボタンを押すと音を録音できる。録音を投稿すると、サイト内の地球の画像におおよその投稿場所が表示される仕組み。12月1日には「シーケンサーモード」を追加予定。同モードは地球上のエリアを任意に選ぶと、当該エリア内で投稿された音を自動的に組み合わせて再

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  • 来庁 気軽にピアノ弾いて♪ 浜松市役所に3台設置

     浜松市などは22日、楽器のまちの振興のため、市役所1階ロビーにヤマハ、河合楽器製作所、ローランドの電子ピアノ計3台を設置し、来庁者に気軽に弾いてもらう「ストリートピアノ」のイベントを始めた。26日まで(祝日の23日は除く)。  28日まで開催中の浜松国際ピアノ・フェスティバルの関連企画。誰でも気軽に触れられるようにコンパクトなサイズの電子ピアノを並べた。午前9時~午後5時に利用できる。  開催日は毎日、午後0時15~45分に市出身ピアニストなどによるランチタイムコンサートも行う。初日はいずれも浜松学芸高卒で欧州の音楽大でも学んだ岡本遥菜さん、袴田麻純さん、鈴木絢子さんが演奏を披露した。  

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  • サーラ音楽ホールのオープン記念コンサート 12月12日に

     浜松市の奥浜名湖ライオンズクラブ(LC)の山本浜雄会長らがこのほど、市役所に鈴木康友市長を訪ね、12月12日にサーラ音楽ホール(北区)のオープン記念コンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を開くと報告した。  コンサートは同LC幹事でピアニストの宮本久美子さんのほか、浜松ゆかりのピアニストや歌手らが出演し、ショパンやシューベルトの曲を披露する。宮本さんは「子どもたちにも楽しい時間を過ごしてもらいたい」と語った。  同ホールは市民の音楽文化活動の拠点として、6月に開館。コンサートは7月に開催予定だったが、コロナ禍で延期になっていた。  チケットは一般2千円(当日2500円)、高校生500円、小中

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  • テルミン演奏♪動画で公開 障害者の才能引き出す 浜松の奏者

     電子楽器「テルミン」の演奏・研究の国内第一人者、竹内正実さん(54)=浜松市西区=が、テルミンに関する映像2本を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。竹内さんは右半身まひを患った経験からテルミンの障害者への普及も目指していて、「映像を通じ、楽器の持つ可能性を多くの人に伝えたい」と強調する。  動画のうち1本(約4分)は、竹内さんが開発した小型のテルミン「マトリョミン」の演奏映像。ロシアの民芸品「マトリョーシカ」を模した親しみやすい形と片手で演奏できるのが特徴で、まひ患者のリハビリにつながるだけでなく、障害者の音楽の才能を引き出す可能性を伝えている。  もう1本(約12分)は、

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  • 研ぎ澄まされた音の幸福感 静大サークル源流のバンド「bjons(ビョーンズ)」 新アルバム発売

     静岡大の音楽サークルを源流にしたバンド「bjons(ビョーンズ)」が3年ぶり2枚目のアルバム「CIRCLES」をリリースした。シティ・ポップや1970年代の日英米のロック、フォークの香りが漂うサウンドと、ひねりの利いたメロディーが特徴。聴いていると、日だまりの縁側でまろやかな茶をすすりながら青空を眺めているような幸福感を味わえる。  静岡で学生時代を過ごした今泉雄貴(ギター、ボーカル)、渡瀬賢吾(ギター)=浜松市出身=の2人に橋本大輔(ベース)を加えて2017年に東京で結成。現在はドラマー岡田梨沙、キーボード谷口雄がサポートメンバーとして活動をともにしている。  18年の初アルバム「SILL

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  • ドラマー村上“ポンタ”秀一さん遺品紹介 浜松で移動展

     3月に70歳で亡くなったドラマー村上“ポンタ”秀一さんをしのぶ全国移動展が20日、浜松市中区田町のジャズバー「ハァーミットドルフィン」KJホールで始まった。愛用していたドラムセットや譜面、衣装などを紹介している。21日まで。  村上さんはフォークグループ「赤い鳥」をはじめ数々の人気バンドで活動した、日本を代表するドラマーの1人。浜松にもたびたびライブで訪れていた。  展示は村上さんに縁の深い全国12カ所を巡る予定。親交のあった同市東区の画家cobble(コブル)さんが絵を付けたドラムも飾っている。当日入場券は税込み3800円。

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  • 歌舞伎役者市川右団次さん 迫力の舞台 三島で「華の舞」上演

     伝統芸能「華の舞」(三島市民文化会館主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が20日、同館で開かれ、歌舞伎役者の市川右団次さんらが迫力の舞台を披露した。  能楽独調「楠露(くすのつゆ)」、素踊り「楠公(なんこう)」は、勅命により足利尊氏との「湊川の戦い」に向かう楠木正成、長男正行を巡る親子の逸話を描いた作品。市川右団次さん、右近さんの親子が共演し、父と同じ最期を迎えたいと願う正行との別れ、戦で奮迅する正成の姿を演奏とともに力強く表現した。  歌舞伎十八番の名作「鳴神」は市川笑三郎さんが演じる「雲の絶間姫」と、色香に惑いだまされる右団次さんの「鳴神上人」とのやりとりを演じた。迫力の口調と表情、細やかな

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  • 日舞「泉樹会」松谷さん 長唄「操り三番叟」、23日焼津で公演

     日本舞踊「泉樹会」(東京都)の静岡公演が23日午前11時から、焼津市の市文化会館大ホールで行われる。会員ら約15人が踊る中で藤枝市出身の作曲家松谷卓さんが「藤間卓耶」の名前で出演し、長唄「操り三番叟」を踊る。  焼津で日舞を指導し、2020年に死去した藤間咲耶さんの追悼を兼ねた公演。同門の藤間清継さんが会主を務める同会の踊り手が、常磐津「雷船頭」「郭(くるわ)八景」などのほか、静岡の景色を題材にした長唄の新作「駿河扇景」など華やかな舞踊を繰り広げる。  松谷さんが初めて日本舞踊のために作曲した「廻水」は、宇宙からやってきた水が大地を潤す幻想的な物語のピアノ曲。松谷さんがはかま姿で演奏を担当し

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  • 力強い音色で魅了 静岡フィルハーモニー管弦楽団、秋コンサート

     静岡市民を中心に県内の音楽家らでつくる静岡フィルハーモニー管弦楽団(江成博行理事長)のオータムコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)が20日、静岡市葵区の静岡市民文化会館で開かれた。  若手実力派指揮者として知られる佐々木新平さんがタクトを振った。華やかで軽快なテンポが印象的なヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲で幕を開け、ベンジャミン・ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」などを演奏した。  ジョン・ウィリアムズの映画音楽「ジュラシックパーク」では、弦楽器の滑らかな旋律に金管楽器と打楽器の力強い音色を合わせて恐竜の世界観を表現し、聴衆を魅了した。  会場では、来場者全員に「ブラ

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  • 鈴木さん(島田出身)ピアノで魅了 静岡で慈善コンサート

     アイワ文化福祉財団(静岡市葵区)は18日夜、チャリティーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の静岡音楽館AOIで開いた。収益は地域で子ども支援や文化振興の活動を展開する団体に寄付される。  島田市出身のピアニスト鈴木啓資さんが出演した。ショパンの「英雄」やリストの「夕べの調べ」のほか、鈴木さんが熱心に研究しているというハンガリーの作曲家ドホナーニが編曲したヨハン・シュトラウス2世の「親しき仲」などを演奏した。  コンサート後半にはチェリストの石井沙和子さんと共演。エルガーの「愛のあいさつ」などで美しいハーモニーを披露し、来場者を魅了した。

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  • シゲル・カワイ国際ピアノコンクール参加受け付け 河合楽器

     河合楽器製作所は18日までに、若手演奏家を対象にした「シゲル・カワイ国際ピアノコンクール」を3年ぶりに開催すると発表した。最終審査は2022年8月6日に東京都で開く予定。同年1月15日まで参加の申し込みを受け付けている。  応募資格は1993年4月2日から2005年4月1日までに生まれた人。22年2月に予備審査を行い、1次予選とセミファイナルを経て最終審査出場者を決める。すべての審査で同社の最上位グランドピアノ「シゲル・カワイ」を使用する。  同社は17年、会社創立90周年を記念し、次世代を担う若手ピアニストの発掘などを目的にコンクールを創設した。過去2年はコロナ禍で開催を見送った。  申し

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  • 情感豊かに演奏披露 ピアニスト田村さん 浜松

     浜松市在住のピアニスト田村明子さんのコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同市中区のかじまちヤマハホールで開かれた。  今回のテーマは「会うことがかなわない大切な人への深い思慕」。著名な作曲家が作品に込めた別離や再会への思いと、コロナ禍で親しい人との語らいの機会が少なくなっている現在の状況を重ね、選曲したという。  田村さんはベートーベンのピアノソナタ第26番「告別」、同第31番などを次々と披露。高い技術で情感豊かな音色を会場いっぱいに響かせ、観客を魅了した。

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  • 第九「やっと歌える」 浜松フロイデ合唱団、12月4日本番へ熱

     浜松市近郊の合唱愛好家らで組織するNPO法人「浜松フロイデ合唱団」は12月4日、コンサート「ハママツの第九」(静岡新聞社・静岡放送後援)をアクトシティ浜松(中区)で開く。コロナ禍で合同練習の機会が限られる中、団員らは当日に向け練習に熱をこめる。  「もっと力強く。ベートーベンの意図を譜面からくみ取って」。16日夜のクリエート浜松。関西フィル首席指揮者で、今回の指揮を務める藤岡幸夫さんの声が響くと、場の空気が引き締まった。小学生から80代まで老若男女約90人の団員は指導に応えようと、アクセントや強弱を意識しながら「交響曲第9番」の練習に励んだ。  新型コロナウイルス対策で、首までを覆う合唱用の

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  • 舞台は浜名湖上 光と音、ダンスが作る幻想空間 浜松・舘山寺温泉【動画あり】

     浜松市西区の舘山寺温泉で18日夜、浜名湖上で繰り広げる舞台「グランドスケープ浜名湖@舘山寺2021」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開幕した。湖上の照明を受けながらダンサーが舞い、幻想的で華やかな空間を醸し出す。23日まで、毎夜3回の公演を行う。  湖の沖合約30メートルに長さ21メートルの台船を浮かべ、舞台を用意した。人と自然のかかわりを、地元の神事や伝統文化をモチーフにした音楽とダンスで演出した。  約40分間の上演中にせりふはなく、洪水や火事などの自然の脅威を炎や照明、多様な音で表現した。バレエやヒップホップなどを取り入れたダンスで、人々が困難に打ち勝つ様子を描いた。  親

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  • 昭和のラジオ 熱狂再確認 名物番組を新著で紹介

    川野将一さん(放送作家 浜松出身)  ラジオのヘビーリスナーを自負するテレビ放送作家の川野将一さん(浜松市出身)が、昭和時代の名物ラジオ番組とパーソナリティーの魅力を伝える著書「日本懐かしラジオ大全」(辰巳出版)を発刊した。「昭和のラジオの熱狂を確認する契機になった」と執筆を振り返る。  ニッポン放送「オールナイトニッポン」、文化放送「セイ!ヤング」、TBSラジオ「パック・イン・ミュージック」-。多くのリスナーを引き付け、時に物議を醸し、社会を揺さぶった昭和の番組のありようを、当時の放送の再現を交えて語る。徹底的な「リスナー目線」の筆致が、ラジオを愛する者の心をわしづかみにする。  全ては自

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  • 自動伴奏ピアノに最高賞 SDGsアワード ヤマハなど共同開発

     ヤマハは17日までに、東京芸術大COI拠点と共同開発した自動伴奏機能付きピアノが科学技術振興機構(JST)の「STI for SDGsアワード」で最高賞の文部科学大臣賞に選ばれたと発表した。  受賞したのは、2015年に発表した「だれでもピアノⓇ」。1本の指でピアノを弾くと、伴奏とペダルが自動追従し、ピアニストのような華麗な演奏を体験できる。  同アワードは革新的な技術で社会課題を解決し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献する取り組みを表彰する。音楽を奏でたいという障害者の思いを具現化した「だれでもピアノⓇ」は、「芸術・文化と科学技術を組み合わせた独創性の高い活動」と評価された。

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  • アーティストがわが町に 松崎町皮切りに 静岡県内16拠点に滞在

     静岡県民の創造活動を支援する組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」の新事業「マイクロ・アート・ワーケーション」が15日、松崎町で始まった。来年3月まで県内外64人のアーティストらが順次、県内に拠点を置く16の受け入れ団体(ホスト)の活動エリアに4~7日間滞在し、フィールドワークや地域住民との交流を行う。  アーティストは14都府県から芸術家やダンサー、音楽家らが、ホストはまちづくりや文化・芸術活動に取り組む団体や会社が参加する。  16日は各地のホストの先陣を切る形で、松崎町観光協会と同町役場が、演劇家藤原佳奈さん(34)=長野県=、現代美術家・画家持塚三樹さん(46)=藤枝市=、作家中村

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  • 浜松国際ピアノフェス 小川典子さんが楽曲披露

     浜松国際ピアノ・フェスティバル2021(浜松市、市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は14日、演奏会「審査委員長が奏でる名器」をアクトシティ浜松(中区)で開いた。同フェスはコロナ禍で中止になった第11回浜松国際ピアノコンクールの代替行事で、同コンクール審査委員長のピアニスト小川典子さんが流麗なメロディーを響かせた。  「小川典子playsサティonエラール」と題し、エリック・サティ(1866~1925年)の楽曲を次々と披露。代表作「3つのジムノペディ」をはじめ、“異端児”とも称された近代フランスの作曲家が生んだ旋律を華麗なタッチで奏でた。  演奏会では、19

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  • IOC映画製作、音楽担当で参加 浜松出身の村松さんが報告

     浜松市出身で同市の「やらまいか大使」を務める作曲家・村松崇継さん(43)がこのほど、市役所に鈴木康友市長を訪ね、国際オリンピック委員会(IOC)が今年、オリンピック文化遺産財団を通じて製作した短編アニメーション映画で音楽を担当したと報告した。  映画のタイトルは「トゥモローズ・リーブズ(あしたの葉)」。国や言葉、文化の異なる子どもたちが自然のために力を合わせるストーリー。オリンピックが掲げる「卓越」「友情」といった価値観を盛り込んでいる。東京オリンピックに合わせて製作された。  村松さんは、同作の音楽を1年近くかけて完成させたことなど舞台裏の苦労を紹介した。今後の活動として、経済的に恵まれな

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  • テノール、バリトン歌手がコンサート 静岡・清水マリナート

     「ブラウエライター青い騎士 秋のドラマチックコンサート」がこのほど、静岡市清水区の清水マリナートであった。劇団四季「ライオンキング」の主役を務めたテノール歌手の宇都宮直高さんと、バリトン歌手の吉武大地さんの2人が息の合った歌声を披露した。  約100人の観客が訪れ、映画やミュージカルの主題歌や童謡メドレー、オリジナルソングなど計13曲を楽しんだ。2人は来年2月にマリナートが主催する新作舞台「弥次喜多オペレッタ 江尻の宿 旅路の正夢」に、吉武さんは弥次郎兵衛役、宇都宮さんは喜多八役で出演予定。  ドラマチックコンサートではオペレッタの楽曲「道は続くよ」も初披露された。

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  • 疾走感のあふれるメロディー♪未来へと導く 「she9」歌うテーマ曲「トライミライ」【静岡県市町駅伝】

     静岡市内で12月4日に開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)のテーマ曲は、4人組ガールズバンド「she9(シーキュー)」の「トライミライ」。ボーカルのなみだじゅりとドラムの苑が同市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、楽曲への思いを語った。  日々、誰しも抱える悩みや葛藤。「悩んで」「もがいて」―。疾走感のあるメロディーが未来へと導く。「走って」と繰り返す曲がテーマ曲に選ばれ、「本当に走る場面で聞いてもらえるなんて」と皆で喜んだという。メンバーは全員県外出身だが、「静岡との縁ができてうれしい」とじゅり。  作詞作曲をじゅり、アレンジを苑とギターのAMI、ベースのy

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  • ピアノを解体 仕組み解説 浜松・東区で調律実演、演奏も

     浜松市とはままつ響きの創造プロジェクト実行委員会は13日、東区のイオンモール浜松市野で「ピアノの解体ショーとミニコンサート」を開いた。  12月に市内で開く「サウンドデザインフェスティバルin浜松2021」のプレイベント。ピアノの解体ショーは河合楽器製作所(中区)の社員がグランドピアノの鍵盤部分を本体から引き出し、鍵盤内部の動きや素材などを解説した。調律の実演では、同社の調律師が弦の張り具合の調整や、弦をたたくハンマーの高さと堅さの調整作業を披露した。  調律が終わったピアノを使ったピアニストとソプラノ歌手によるコンサートも行い、100人ほどの来場者が美しい音色と歌声を楽しんだ。

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  • いなさ人形劇まつり開幕 無観客、動画ライブ配信 14日まで

     静岡県内外の人形劇団が出演する第33回浜松市いなさ人形劇まつり(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が13日、同市北区引佐町の引佐協働センターなどで開幕した。昨年同様、観客を入れずに動画ライブ配信を実施している。14日まで。  動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用し、無料で配信している。プロの部に出演した「よろず劇場とんがらし」は多数の人形を使って軽快なトークを展開する「さんびきのこぶた?」を披露。声色を変えた人形との掛け合いを次々に見せるなど、物語をおもしろおかしく表現した。  14日は午前9時半から。同まつりホームページから見たい劇のチャンネルを選ぶか、ユーチューブで検索して視聴でき

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  • いなさ人形劇まつり、13日から 無観客、ライブ配信 2年連続

     静岡県内外の人形劇団が集まる「浜松市いなさ人形劇まつり」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が13、14の両日、同市北区の引佐協働センターなどで開かれる。昨年に続き観客を入れず、無料動画ライブ配信で実施する。  プロ12団体、アマチュア2団体、引佐町内の小学生劇団3団体による2日間の計29公演を配信する。同まつりホームページ(HP)から見たい劇のチャンネルを選ぶか、動画投稿サイト「ユーチューブ」で検索して視聴できる。配信時間などはHPで確認できる。  担当者は「足を運ばなくても視聴できるので、気軽に見てもらえれば」と話した。問い合わせは同センター内の実行委<053(542)1112>へ。

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  • ピアノとマリンバ ハーモニー響く 浜松・天竜区で公演

     浜松市内在住の演奏家による公演「浜松市天竜区ふれあいコンサート」(同実行委員会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同区の浦川小体育館で開かれた。  ピアノ奏者の高山加織さんとマリンバ奏者の間瀬早綾香さんが、「ハンガリー舞曲第5番」「剣の舞」といったクラシックの名曲や、「とんがり帽子」「栄冠は君に輝く」といった古関裕而の作品のメドレーなど多彩な楽曲を披露した。  流麗なピアノと小気味よいマリンバのハーモニーで、各楽曲が持つ明るさや哀愁などの個性を巧みに表現し、地域住民ら約110人を魅了した。

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  • 市川海老蔵さん富士で歌舞伎公演 美しい自然や文化を後世に

     持続可能な地球環境の実現を目指した、歌舞伎俳優市川海老蔵さんの特別公演「アース&ヒューマン」(静岡新聞社・静岡放送主催)が9日、富士市のロゼシアターで開かれた。  美しい自然や文化を後世に引き継いでいこうと、海老蔵さんが企画した。「三番叟(さんばそう)」では、五穀豊穣(ほうじょう)を願い、地固めをする力強い足拍子や種まきを表す所作を披露。「延年之舞」は、無病息災や家内安全の祈りを込めた舞で観客を魅了した。  環境問題をテーマにしたスペシャルトークも行った。植樹活動を続けている海老蔵さんは「専門家に話を伺う機会が増え、自分がいかに無知だったかと気付かされた」と話した。また、子どもたちと一緒に行

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  • 生誕600年“巨星”宗祇法師 連句の世界、膨らむイメージ 裾野で愛好家団体イベント

     室町時代に活躍した連歌の“巨星”宗祇法師の生誕600年を記念し、法師が眠る裾野市で、愛好家団体「裾野市宗祇法師の会」などによる著名文学者を招いた連句のイベント「紡ぐ言霊 紡ぐ人の和」が開かれた。俳人長谷川櫂さん、歌人小島ゆかりさん、文芸評論家三浦雅士さんが、メールなどのやりとりで事前に完成させた36句からなる連句「歌仙」の読み解きを行った。1句ごとにインスピレーションを得た絵画や文学作品などを示しながら、聴衆とともにイメージを膨らませた。  発句「富士すがしユニオンジャックのヨットの帆」を作った三浦さんは、英国人が撮影した駿河湾を走るヨットの写真、葛飾北斎の浮世絵「神

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  • 浜松国際ピアノ・フェス開幕 浜コン優勝者ら凱旋公演 28日まで

     コロナ禍で中止になった第11回浜松国際ピアノコンクールの代替イベント、浜松国際ピアノ・フェスティバル2021(浜松市、市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、同市中区のアクトシティ浜松で始まった。28日まで、同大会の入賞者らによるコンサートが繰り広げられる。  初日は2018年の前回大会優勝者ジャン・チャクムルさん=トルコ出身=の凱旋(がいせん)公演が行われた。シューベルトの「ピアノ・ソナタ」やシューマンの「暁の歌」などを奏で、高い技術力で観客を魅了した。期間中は同大会審査委員長を担う小川典子氏や世界的ピアニストの上原彩子氏が生演奏するほか、第11回大会の日本人応募者によるリサ

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  • 太鼓演奏♪力強く 静岡市葵区で2年ぶりフェス

     静岡太鼓フェスティバル2021(静岡市文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、葵区の市民文化会館で開かれた。静岡太鼓連盟に所属する4団体と駿河総合高の和太鼓部が出演し、力強い演奏を繰り広げた。市芸術祭の一環。  4団体は静岡合唱団なかま郷土部、和太鼓会あらぐさ、東豊太鼓、麻機太鼓保存会。新型コロナウイルス禍で練習機会が減ったものの、掛け声とともに息の合ったばちさばきを見せた。駿河総合高和太鼓部もステージ上で躍動し、観客から大きな拍手を浴びた。  開催は2年ぶり。同連盟の法月慶満会長は「有志が集まり、ここまでこぎ着けた。多くのお客さんに来ていただき、開催できて良かった」と喜びを語った。

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  • 静岡人インタビュー「この人」 池谷拓真さん 全国コンクールで最高賞を受賞した浜松市立高マンドリン部の前部長

     部員約40人が出場した全国高校ギター・マンドリン音楽コンクールで、吹奏楽曲として知られる「マゼランの未知なる大陸への挑戦」を披露し、栄冠をつかみ取った。普通科3年生。18歳。  ―最高賞受賞の知らせを聞いた時の気持ちは。  「新型コロナの影響で終了後の表彰式はなかったので、宿泊先のホテルに戻ってから結果を知った。とてもうれしかったし、部員の努力が報われたという思いを強くした」  ―無観客開催の影響は。  「会場には審査員の方しかおらず、いつもと雰囲気も違っていた。自分たちは観客に向けて弾くスタイルだったので少し残念だった。それでも演奏が始まった後は夢中で、精いっぱいやろうという気持ちは出せた

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  • 劇団四季「リトルマーメイド」 静岡県内初公演、4月から

     劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」静岡ロングラン公演(静岡市、静岡商工会議所、市文化振興財団、劇団四季、静岡新聞社・静岡放送主催、県共催)の製作発表会が4日、同市葵区の市民文化会館で行われた。2022年4月2日から5月29日まで、同館大ホールで計54回上演する。同作の静岡県内公演は初めて。  田辺信宏市長や榛葉英二静岡放送社長らが登壇した。劇団四季の吉田智誉樹社長は公演実績を説明し「各地でファミリー層の来場が多く、観劇する人の幅を広げてくれる作品。生の演劇を通じて生きる喜びを伝え続けたい」と述べた。  米ディズニーの劇場版アニメーションの舞台化。劇団四季版は2013年に初演し、上演回

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  • いにしえの響きよみがえる 復元古楽器を演奏 静岡・顕光院

     日本最古の琵琶や尺八などを復元した楽器群のアンサンブル「天平楽府」の演奏会がこのほど、静岡市葵区の顕光院で行われ、いにしえの響きを本堂によみがえらせた。  奈良・正倉院が所蔵する約1300年前の古楽器や古代音楽の譜面に基づいて演奏する室内楽団。演奏会には日本と中国のプロ奏者10人が出演し、独奏曲や合奏曲を演奏した。静岡市のフルート奏者古川はるなさんは横笛を担当した。  静岡の音楽愛好家でつくる「静岡ミュージッキング・ラボ」によるコンサートシリーズの一環。市内にある文化資源を舞台に、空間と呼応した音楽体験の機会を提供している。

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  • 伊豆の国で1月 小栗旬さんらトークショー 大河初回放送に合わせ

     伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公の2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の市推進協議会は1日、放送開始日の来年1月9日に義時役の小栗旬さんら出演者を招いた「グランド・プレミアin伊豆の国」を市内で開くと発表した。  出演者によるトークショーと第1回放送のパブリックビューイングを行う。トークショーに参加するのは小栗さんのほか、源頼朝役の大泉洋さん、北条政子役の小池栄子さん、北条宗時役の片岡愛之助さん、北条時政役の坂東彌十郎さん、阿波局役の宮沢エマさん。  会場はアクシスかつらぎで午後4時半から。入場無料。定員400人で事前申し込み制。12月10日必着で事務局の市観光課に郵便往復はがきを送付す

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  • ピアノとマリンバ 童謡など楽曲披露 7日、浜松市天竜区

     浜松市内在住の演奏家による公演「浜松市天竜区ふれあいコンサート」(同実行委員会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、同区の浦川小体育館で開かれる。  ピアノ奏者の高山加織さんと、マリンバ奏者の間瀬早綾香さんが、クラシックの名曲や日本の童謡など多彩な楽曲を演奏する。  開演は午後2時。入場無料。問い合わせ、申し込みは天竜壬生ホール<電053(922)3301>へ。

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  • バンドネオン音色に酔う 三浦一馬さん 静岡・清水区で公演

     「三浦一馬 the Trio 石田泰尚*山中惇史」(静岡新聞社・静岡放送主催)が31日、静岡市清水区のマリナートで開かれた。訪れた人たちは、軽快で哀愁も漂うタンゴの名曲の数々に酔いしれた。  バンドネオン奏者として第一線で活躍中の三浦さんと演奏家2人によるトリオコンサート。三浦さんは冒頭、「マリナートには初めて来たが、たくさんの人たちに集まってもらいうれしい。タンゴづくしを楽しんでください」などとあいさつした。  生誕100年となるアルゼンチン出身のバンドネオン奏者アストル・ピアソラ作曲の「アディオス・ノニーノ」や「オブリヴィオン」のほか、古典とされる曲も多く演奏し、幅広い客層が拍手を浴びせ

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  • 劇団四季「はじまりの樹の神話」 11月、浜松と静岡で公演

     劇団四季の新作ファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話-こそあどの森の物語」は、心を開いて仲間とつながる大切さを幅広い世代に伝えるファンタジー。11月には静岡県内2カ所で公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が行われる。  森で暮らす内気な少年スキッパーは、大昔から来た少女ハシバミを助け出した。彼女の力になりたい思いを強める中で、仲間の力を借りながら世界を広げていく。児童文学作家の岡田淳の「こそあどの森の物語」シリーズにある物語が原作だ。  キャラクターの魅力を引き出す脚本は見る人の想像力を刺激し、演劇的な表現を追求した演出がそれぞれの存在意義を浮かび上がらせる。歌いたくなるメロディーに明快

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  • お寺や教会で音楽体験 文化資源巡る演奏会 31日から

     寺院や教会など静岡の文化資源を生かしたコンサートシリーズが31日、静岡市葵区の顕光院を皮切りにスタートする。12月までに4回の公演を繰り広げ、音楽を通じて地域の歴史や文化に関心を深めてもらう。  静岡の音楽愛好家らでつくる静岡ミュージッキング・ラボが企画した。準備を進めるピアニスト後藤友香理さんとフルートの古川はるなさんは「音楽を聴くだけではない特別な体験と合わせて、魅力的な空間や人材を多くの人に知ってほしい」と話す。  初回は、奈良・正倉院が所蔵する日本最古の琵琶、笙(しょう)などの楽器群の復元品によるアンサンブル公演。開催に先立ち、30日には清水区の承元寺で実演付きのレクチャーを実施する

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  • 権力去った町 生き生き 大木真実さん(スキマcinema主宰)【選ぶを描く みんなの選挙しずおか 映画編】

     沼津市で移動式ミニシアター「スキマcinema」を主宰する大木真実さん(42)は、半世紀前のフランス映画「まぼろしの市街戦」の名シーンに市井の人々の理想と現実をみる。「やりたいことができる生き生きした場面と、大きな力の下にしらける場面が対照的。善しあしは明らかで、では政治はどう在るべきか」  舞台は第1次世界大戦末期のフランス。ドイツの占領軍が去った町で精神科病棟の患者たちは思い思いの役を演じ、サーカスの動物たちと共にかつてない自由を味わう。華やかな衣装が象徴する陽気な解放感は、仕掛けられた爆弾の下での時限的なユートピアでもある。  お祭り騒ぎで皮肉る反戦コメディーは、自国の軍隊が戻った日常

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  • 子どもミュージカル 12月披露へ劇中曲初練習 富士で出演12人

     富士市で英語教育事業などを企画運営する「ワンダーラビット・クラブ」は24日、子どもたちが披露する創作ミュージカル事業「ミュージックフェス」(静岡新聞社・静岡放送後援)の初練習を同市の富士川ふれあいホールで開いた。出演者が劇中の曲のイメージを共有した。  ミュージカルは同クラブ副代表の匂坂祐子さんの著書「Presence 世界はすべて愛でつながっている」を題材にした。母を亡くして悲しむ主人公が空想の世界を旅する物語を、4~11歳の子ども12人で演じる。  12月に同市のロゼシアターで行う本番に向けて計5回練習する。初回のこの日は合唱を通して仲を深めた。子どもたちは曲作りにも参加し、主人公の気持

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  • 駿府博物館「平和のための宴」 1967年、板谷房作 共存の世界、強く訴える【美と快と-収蔵品物語⑮】

     清水市立第四中(現静岡市立清水第四中)で教えた後、1953年に単身フランスに渡り、現地で高い評価を勝ち取った洋画家板谷房(1923~71年)。若き才能を見抜き、彼を物心両面で支えたのは静岡新聞社・静岡放送を創設した大石光之助(1896~1971年)だった。68年の個展を飾った代表作「平和のための宴」も、大石が買い上げた。長く門外不出だったが、寄託先の駿府博物館が今年、約半世紀ぶりに公開している。  板谷は福岡県出身。東京美術学校卒業後、清水に赴いた。清水四中で教えたのは約9カ月。大石はこの短期間に、二科展入選しか実績がない板谷の後押しを決めた。  近代の日本美術に詳しく、自らの父親が板谷と縁

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  • ♪ハママツ・ジャズ・ウィーク最終日 エリック・ミヤシロさん、佐藤竹善さんら熱く

     「第29回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)は24日、最終日のメインイベント「ヤマハジャズフェスティバル」を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。編成の異なる3組が、ジャズの多面的な魅力を届けた。  最終の第3部では、トランペット奏者エリック・ミヤシロさんがリーダーと指揮を務めた17人編成の「ヤマハ・オールスタービッグバンド」が、重厚で緻密な管楽器のアンサンブルを披露した。シンガー・ソングライター佐藤竹善さんを迎え、ジャズのスタンダード曲やロックバンド「クイーン」のヒット曲など、幅広い選曲で楽しませた。  第1部ではピアニストRINA(

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  • 浜松市中心街 芸術の秋一色「オープンアート」 31日まで

     浜松市中心街の個店などを美術作品が彩るイベント「浜松オープンアート」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、中区などで始まった。多彩な作品展示のほか、音楽ライブやワークショップも企画した。31日まで。  4回目の開催で、ゆりの木通りや肴町商店街、有楽街、板屋町周辺、浜松城公園を中心とした44カ所が会場。市内や市にゆかりの約40人が出品し、店舗のショーウインドーなどに絵画をはじめとした作品を並べている。  中区田町のブティック「ミカエルスター」では、映像作家と同店のオリジナルブランドの衣服がコラボした映像作品を投影した。造形作家の木彫作品や、びょうぶに点描で抽象画を表現した力作も店内

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  • 巨匠へ敬意のバンドネオン 31日、三浦一馬トリオ静岡公演

     バンドネオン奏者三浦一馬とバイオリンの石田泰尚、ピアノの山中惇史によるトリオコンサート(静岡新聞社・静岡放送主催)が31日午後2時から、静岡市清水区の清水文化会館マリナート大ホールで行われる。  生誕100年となるアルゼンチン出身のバンドネオン奏者アストル・ピアソラ作曲「アディオス・ノニーノ」「ブエノスアイレスの冬」「オブリヴィオン」などを演奏する。三浦は「バンドネオンにとって偉大な作曲家を知ることができるプログラム。トリオに向けた編曲の妙を楽しんでほしい」と話す。  チケットは一般4千円、高校生以下2500円。全席指定。未就学児は入場不可。問い合わせは静岡新聞社・静岡放送事業部<電054(

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  • 幽玄 三保松原に天女舞う 静岡で「羽衣薪能」

     第38回羽衣まつり(同まつり運営委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)のメインイベント三保羽衣薪能が23日、静岡市清水区の三保松原文化創造センター「みほしるべ」前の広場で開かれた。たいまつの明かりが暗闇に浮かび上がる幽玄な雰囲気の中、観客たちは演目「羽衣替之型」を楽しんだ。  まつりは新型コロナウイルス感染拡大の影響などで3年ぶり。能「羽衣」をこよなく愛した舞踊家で、地元に顕彰碑もあるエレーヌ・ジュグラリス夫人の母国フランスのフィリップ・セトン駐日大使も訪れ「エレーヌ夫人がフランスに能の伝統を伝え、日本に関心のあるほかのフランスの芸術家たちも能に関心を持つようになった」と述べた。金春流の桜

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  • 朝鮮通信使、生き生き描く 中学生ら市民が歴史劇 静岡市清水区

     江戸期に李氏朝鮮が幕府へと派遣した「朝鮮通信使」の来朝を描く歴史劇「絆の帯」が23日、静岡市清水区の興津生涯学習交流館で初演された。中学生から60代までの市民ら22人が、交流する両国の人々を見事に演じた。  劇は通信使について現代の興津地区の中学生が知るところから始まる。過去にさかのぼり、豊臣政権下で断絶した国交の回復を徳川家康が図り、外交の成果として実現した朝鮮通信使が東海道を江戸に向けて進む姿までを描いた。日本の風景と風俗に感嘆する通信使の姿や、異国の装束に関心を寄せる町民、「興津鯛」をはじめとした供応料理の情報などを盛り込み、往時を生き生きとした姿で描写した。  朝鮮通信使についての歴

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  • 静大生「スウィング」 プロ指導技術発揮 浜松ジャズ・ウィーク

     「ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)は23日、静岡大生による「ネクストジェネレーション ジャズステージ」を同市中区のかじまちヤマハホールで開いた。トッププロの指導を受けた学生らがエネルギッシュな演奏を会場に響かせた。  ヤマハミュージックリテイリングが学生ジャズビッグバンドを支援する「次世代育成スペシャルワークショップ」の一環。国内外で活躍するジャズトランペット奏者篠原正樹さんを講師に迎え、ビッグバンド「静岡大ジャズフェノメナ」の1~3年生約30人が4月から月に1度、指導を受けてきた。  静大バンドは「チューニング・アップ」などを披露

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  • ヤマハのデジタルサックス アジアデザイン賞で最高賞

     ヤマハは22日までに、デジタルサックス「YDS―150」が本年度のアジアデザイン賞の最高賞を受賞したと発表した。ギターアンプ「THR―2」も金賞に選ばれた。  香港デザインセンターが主催し、アジアの生活様式を反映した優れた製品などを選出する。2003年に始まり、同社の最高賞受賞は3回目。新機軸の管楽器として、20年11月に発売したデジタルサックスは全73音色を搭載し、初心者から経験者まで場所や時間を選ばず気軽に演奏を楽しめる。高い機能性と、アコースティックと同じ素材を使った斬新なデザインが評価された。  同社は「奏者の気持ちを大切にした楽器作りを通して、今後も生活様式に寄り添った商品を提供し

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  • 戦没者を慰霊 美しい演舞披露 静岡県護国神社

     静岡市葵区の県護国神社で22日、戦没者を慰霊する秋季大祭の一環「管弦祭の夕べ」が開かれた。  会場では神社関係者や市民ら約150人が、奉納行事の管弦と神前神楽を見守った。君が代の演奏では柔らかな音色が響いた。華やかな衣装を着た女性は美しい演舞を披露し、集まった人たちを魅了した。参列者は厳かな雰囲気の中、五穀豊穣(ほうじょう)と平和を祈った。  23日には手筒花火を奉納する予定。

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  • 音、光、映像…ライブの迫力を“再現” 浜松ジャズ・ウィーク

     浜松市で開催中の「ハママツ・ジャズ・ウィーク」(市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)の一環で、ヤマハの映像、音響、照明技術を駆使したバーチャルライブが22日、浜松市中区田町のキャトルセゾン浜松で行われた。観客約50人が、実際に人が演奏しているかのように再現された次世代のライブを体験した。  10日にヤマハ銀座スタジオ(東京都)で公演したライブを、ヤマハが開発中のライブビューイングシステムを使い、映像と音、光で忠実に再現しながら上映した。ジャズバンド「foxcaptureplan(フォックス・キャプチャー・プラン)」ら2組の計14曲が演奏された。  ステージには等身大のミ

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  • ジャズ演奏♪茶室で堪能 竹あかり雰囲気盛り上げ 藤枝・玉露の里

     藤枝市岡部町新舟の「玉露の里」は20日夜、開館30周年を記念し、茶室でジャズを鑑賞するイベント「観月祭」を開いた。満月の下、参加者は幻想的な雰囲気を楽しんだ。  茶室「瓢月(ひょうげつ)亭」の広縁のスペースを使い、演奏団が楽器で音色を奏でたり、生歌を披露したりした。2回のイベントに計23人が参加し、抹茶と茶菓子を味わいながら聴き入った。庭園を竹あかりでライトアップし、雰囲気を盛り上げた。  同施設を運営する静鉄リテイリングの前田大輔社長は「特別感のあるイベントにしたかった。ジャズとお茶という意外性のある組み合わせを提案できたら」と話した。  31日まで記念切符や玉露みず餅などの限定販売を行っ

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  • 「シゲルカワイ」使用 ショパン・コンクール2位ガジェヴさんも

     「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール」で反田さんとともに2位に選ばれたアレクサンダー・ガジェヴさん(イタリア出身)は、河合楽器製作所のフルコンサートピアノ「SK(シゲルカワイ)―EX」を使用した。同社の調律師やスタッフらは21日までの期間中、出演者が最高の状態で演奏できるようにサポートした。  本選に進んだ12人のうち、過去最多となる3人が「SK―EX」を使用。ジェイ・ジェイ・ジュン・リー・ブイさん(カナダ)も6位に入賞した。  コロナ禍で入場者数が制限される中、同社は調律師3人とスタッフ3人を派遣。欧州地域の駐在員も加わり、練習から演奏者を支援した。  「SK―EX」はフルコンサートピ

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  • 手軽に曲作り ローランドが無料アプリ提供

     ローランドは20日、レコーディング用の無料アプリ「Zentracker」の提供を始めた。スマートフォンやタブレット端末にダウンロードすると、簡単な操作で音楽の録音や編集、ミキシングができる。  録音トラック数は無制限で、16種類のエフェクトや200以上のオーディオ・ループを内蔵する。ドライブ機能を使えば、録音した曲のデータやミキシングした音響をバンド仲間ら複数人で共有することも可能。ローランドのクラウドサービスに加入すると、20種類以上のループ素材パックを使って本格的な曲作りができるという。

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  • アマチュア楽団 定期演奏会 浜松、コロナ禍で2年ぶり

     浜松市を拠点に活動するアマチュア楽団「楽友会オーケストラ浜松」はこのほど、第17回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。  定期演奏会はコロナ禍の影響で2年ぶり。オリンピックをテーマにした第1部は1964年の東京オリンピックファンファーレで華々しく開演し、パリ、ロサンゼルスと今後の五輪開催国にちなんだ名曲を届けた。ベートーベン生誕250年を記念して交響曲第6番「田園」なども披露し、聴衆を魅了した。

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  • ピアニスト今西泰彦「ショパンの魅力存分に」 故郷浜松で8公演

     浜松市出身のピアニスト今西泰彦が12月17日から、ピアノコンサート「タイム フォー ショパン」を同市中区のカワイ浜松ブリエでスタートする。故郷への思いを胸に来年7月まで、全8回公演で約130曲を披露。ピアノの詩人と評されるショパンの魅力を19世紀当時の文化や歴史的背景を踏まえながら紹介する。  今西は浜松北高から東京芸大を経て渡欧し、ドイツやイタリア、フランスで音楽を学んだ。芸術家として自分が得た知識や経験を故郷に還元しようと考え、7年前に帰郷。音楽活動の傍ら、同市を拠点に後進の育成にも励んでいる。  昨年来の新型コロナウイルスの感染拡大で音楽と向き合う時間が増え、ショパン作品を見つめ直した

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  • 県民舞台芸術プロジェクト 安倍川花火題材に2年半ぶり大型作品

     静岡市民文化会館を拠点に静岡県民が舞台芸術をつくるプロジェクト「ラウドヒル計画」。安倍川花火大会を題材にした2年半ぶりとなる大型作品「FLASH! アベハナネヴァーエンド」が30、31の両日、同館中ホールで上演される。総監督を務める勝山康晴(藤枝市出身)は「日常がガードだらけの今こそ、心も体もむき出しの人間と舞台を見てもらいたい」と力が入る。  舞台は今から半世紀後の静岡。感染症対策から切り離せなくなった社会は、監視と格差による閉塞[へいそく]感が広がっていた。花火大会までバーチャルで楽しむことが常識になっている中、伝説の花火師を祖父に持つ役所の職員がリアル開催を実現しようと奮闘する。これま

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  • ショパンピアノコンクール日本人快挙 浜松国際ピアノコン優勝者入賞

     クラシック音楽の世界三大コンクールの一つ「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール」の最終結果が21日未明(日本時間同日午前)、ポーランドの首都ワルシャワで発表され、東京都出身の反田恭平さん(27)が2位、山口県出身の小林愛実さん(26)が4位に選ばれた。日本人の2位入賞は1970年の内田光子さん(熱海市出身、現在は英国籍)以来、約50年ぶりの快挙。優勝はカナダのブルース・リウさん(24)。  2位には反田さんのほか、浜松市で2015年に開催された第9回浜松国際ピアノコンクールの優勝者アレクサンダー・ガジェヴさん(26)=イタリア出身=も入賞した。  ■強じんな構成力  静岡音楽館AOI芸術

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  • オクシズの魅力発信 SBSラジオ「きょうの演劇」、11月放送

     静岡市の風景や人の営みなどさまざまな「まち」の魅力を掘り起こし、SBSラジオで発信するアートプロジェクト「きょうの演劇」はこのほど、11月に放送する同市中山間地域「オクシズ特集」に向け、各地区で取材活動を行った。  7月から始まった番組では、アートプロジェクトのメンバーが市内の名物や名所・旧跡などをテーマにした戯曲(台本)を創作。県舞台芸術センター(SPAC)の俳優が朗読する。これまでに「静岡の水」や「しずてつ」をテーマに戯曲を“上演”してきた。  取材のため同市葵区の玉川地区を訪れたのは、劇作家の石神夏希さん(41)とメンバーの柚木康裕さん(56)。地区で自主保育グ

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  • ピアノトリオ♪浜松・伊佐見小で出前コンサート ジャズ・ウィーク

     浜松市で開催中の「第29回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)の一環で19日、「出前ジャズコンサート」が同市西区の伊佐見小で行われた。5、6年生約160人がジャズの生演奏に触れた。  市内出身のピアニスト中嶋美弥さんらのピアノトリオ「Dear Blues」が同校を訪れ、ジャズの名曲「A列車で行こう」をはじめ、東京五輪のテーマソングとなった嵐の「カイト」や人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌をジャズ調にアレンジして披露した。児童は手拍子をしながら演奏を楽しんだ。  中嶋さんはジャズの特徴の一つとして即興演奏を挙げ、「ジャズは世界で一番自由な音楽と言

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  • ヤマハ吹奏楽団 家族向け演奏会 10月30日、浜松

     ヤマハ吹奏楽団は30日午後2時から、ファミリーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市北区新都田のサーラ音楽ホールで開く。  親子で気軽に音楽を楽しんでもらおうと、初めて企画した。団員55人が「聖者の行進」「ドレミの歌」「勇気100%」など9曲を演奏する。歌手の大原ゆい子さんがゲスト出演する。  入場料は一般千円、小学生以下500円(保護者のひざ上での鑑賞は無料)。前売り券は電子チケットぴあ、アクトシティ浜松チケットセンターなどで取り扱っている。

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  • 中高生バンド 聴衆魅了 全国から選抜7校 浜松ジャズ・ウィーク

     浜松市内で開催中の「第29回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(市、静岡新聞社・静岡放送、ヤマハなど主催)の関連イベント「スチューデントジャズフェスティバル」が17日、同市北区のサーラ音楽ホールで開かれた。全国から選抜された7校の中高生ビッグバンドが、若さあふれるジャズサウンドを奏でた。  市内からは八幡中、浜松修学舎中・高、浜松西高、浜松北高の吹奏楽部が出演。各バンドとも質の高い演奏を披露し、軽快なリズムに合わせて客席から手拍子が起こった。  ラストは参加校の代表者とジャズピアニスト兼作曲家の守屋純子さん、ジャズトランペット奏者の岡崎好朗さんが共演するスペシャルバンドがステージに上がり、イベント

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  • 連弾♪ピアノ自在に 兄弟デュオのレ・フレール 24日、長泉公演

     兄弟ピアノデュオ「レ・フレール」のコンサート「マジカルピアノ」(長泉町文化センター主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が24日午後4時から、同センターで行われる。  斎藤守也、圭土兄弟による「1台4手連弾」の情熱的なパフォーマンス。2人のオリジナル曲のほか、ディズニーの名曲などを自在に演奏する。守也は「楽しい曲をぜひ多くの世代に聴いてほしい」とPR。圭土は「静岡ではデビュー前から多くのコンサートをさせてもらっている」と当日を心待ちにする。  コンサートは長泉ピアノマラソンの30周年記念企画。一般5000円、高校生以下3500円。一般のペアチケットは9000円。全席指定。3歳以下は入場不可。  問

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  • 穴からのぞいて鑑賞 コロナ禍の円形劇場 静岡・用宗漁港で公演

     愛知県名古屋市を活動拠点にする「月灯りの移動劇場」が16日夜、駿河区用宗の用宗漁港で新型コロナウイルス感染症対策を施したソーシャルディスタンス円形劇場を公演した。17日まで。  観客は舞台を円形に囲んだ木製パネルで1席ずつ区切られた客席に座り、縦3センチ横19センチ程の郵便ポストの様な形をした穴から演舞をのぞくことで鑑賞に集中できる。感染症対策を作品の演出に活用した。演じた作品は、日本の伝統的な舞踏を現代的にした「ピーピング・ガーデン リ:クリエイション」。ダンサーの浅井信好さんと杉浦ゆらさんがゆったりとしたダンスで背景を演出し、マイム俳優の奥野衆英さんが激しい動きで演じた。  振り付けも考

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  • 2年ぶりハママツ・ジャズ・ウィーク開幕 親子で楽しく心潤う生演奏

     浜松市で2年ぶりのハママツ・ジャズ・ウィーク(市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)が16日、開幕した。初日は「親子で楽しむジャズコンサート」が、浜松市中区のあいホールで開かれた。親子連れ約90人がユーモアあふれるジャズ演奏を鑑賞した。  作詞・作曲家や絵本作家として活躍する中川ひろたかさんが率いるグループ「モダンギャグカルテット-おかさんといっしょ」がジャズ調にアレンジした「きらきらぼし」や中川さんの代表曲「にじ」を披露した。解説を交えてジャズの特徴を紹介したり、楽器がソロを順番に行う「ソロ回し」を実演したりした。演奏と共に絵本の朗読も行った。  子どもたちに人気の音楽

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  • 即興演奏、会場を高揚 熱海未来音楽祭

     音楽家で詩人の巻上公一さん(熱海市)が手掛けるジャンル横断型フェスティバル「第3回熱海未来音楽祭」が16日、同市内で開幕し、各所で音楽やパフォーミングアーツの演目が繰り広げられた。  起雲閣で行われた音楽ライブ「大空にとりなしの祈りあり」では、テルミンや尺八、ベースなどを担当する巻上さんとバリトンサックスやフルートの吉田隆一さん、打楽器の井谷享志さんが即興演奏を披露した。それぞれが自発的に生み出す旋律やリズムが重なり、起伏に富んだ音楽が生まれた。  第2部では女性2人ユニット「CONTACT(コンタクト)」が加わった。熱海宝子さんによる異星人を主人公にした物語の朗読、纐纈雅代さんの奔放なアル

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  • 静岡人インタビュー「この人」 五条玲緒さん ピティナ・ピアノコンペで4位に入賞

     8月に都内で行われた若手ピアニストの登竜門ピティナ・ピアノコンペティションの最上級部門で4位入賞した。東京芸術大3年。静岡市駿河区出身。21歳。  -コンペの感想を。  「小学生低学年時代からほぼ毎年参加してきた。最上級部門への出場は今回で4回目。準備期間や本番を通し、成長を実感できた。過去最高の成績が伴ったのは幸運だった」  -オーケストラとの初共演はどうだったか。  「プロオケとの共演も、会場のサントリーホールでの演奏も初めてだった。大好きなラフマニノフの協奏曲第2番を演奏できたのは貴重だった。指揮者の先生やオケのサポートで安心して演奏できた」  -静岡への思いは。  「これまで静岡音楽

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  • 民俗芸能保存へ 助成対象を募集 静岡県信連

     静岡県信用農業協同組合連合会(県信連)は11月30日まで、民俗芸能保存、伝承活動に取り組む団体・個人を支援する助成金の対象者を募集する。  民俗芸能の道具、衣装の修理や、伝承のための記録といった活動が対象で、助成額は50万円以内。必要書類を各JAに提出して申し込む。問い合わせは県信連<電054(284)9652>へ。

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  • バーチャルライブ初登場 熱気再現 ハママツ・ジャズ・ウィーク

     浜松市で16日に開幕する「ハママツ・ジャズ・ウィーク」(市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)に、映像、音響、照明技術を駆使した最先端のバーチャルライブが初登場する。ヤマハ銀座スタジオ(東京都)で収録したライブ映像を基に、浜松でライブ空間の熱気の“完全再現”を図る。  バーチャルライブを行うのは22日午後7時から。会場は浜松市中区田町のキャトルセゾン浜松。ジャズ・ウィークとヤマハ銀座スタジオのコラボ企画で、コロナ禍で遠方への外出が難しい中、イベントに参加できないファンにもライブ会場の雰囲気を楽しんでもらおうと準備を進めた。  ヤマハが開発中のライブ

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  • 稽古に熱 劇団からっかぜ、2年ぶり秋公演

     浜松市を拠点に活動するアマチュア劇団「劇団からっかぜ」(布施佑一郎代表)が16日から、永井愛作の戯曲「兄帰る」を市内で上演(静岡新聞社・静岡放送後援)する。2年ぶりとなる秋公演を前に、団員らが稽古に打ち込んでいる。  物語は、16年ぶりに突然実家に帰ってきた厄介者の長男を巡り、家族の間で巻き起こる騒動をコメディタッチで描く。13日夜は、同市西区篠原町にある同劇団アトリエに団員が集まり、音響や舞台照明の演出に加え、役者のせりふのタイミングを入念に確認した。  劇団は1954年の設立で、現在は16人が所属する。新型コロナウイルスの影響で昨年は思うように活動ができなかっただけに、布施代表は「上演で

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  • 実力派とのファミリー感強み ピアニスト宮本貴奈 24日「ヤマハジャズフェスティバル」出演

     国内外で活躍する作編曲家でピアニストの宮本貴奈が24日、第29回ハママツ・ジャズ・ウィーク(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)のメインステージ「ヤマハジャズフェスティバル」に出演する。実力派との共演に「自由度の高い演奏で音楽の喜びを届けたい」との思いを込める。  「頼れるベース」のパット・グリン、「ジャズに新しい風を吹かせてくれる」というドラムス小名坂誠哉とのトリオ。ギター小沼ようすけとトロンボーン中川英二郎をゲストに迎え、色彩感豊かなステージをつくり上げる。  バークリー音楽大でジャズ作曲と映画音楽を学び、英語圏で20年にわたり活動してきた。人気歌手のサポートの

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  • 音楽のまち、2年ぶり祭典「ジャズ・ウィーク」 16日から24日まで、国内勢熱演

     「音楽のまち」を象徴する一大イベントが浜松市に戻ってくる。「第29回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)は16日、2年ぶりに開幕を迎える。関係者は「コロナ禍の“自粛疲れ”を経た今こそ、生の音楽の魅力、迫力を体感してほしい」と声に力を込める。24日まで、市内で多彩なライブイベントを繰り広げる。  開幕を2日後に控えた14日、同市中区のヤマハ関係施設。事務局のコロナ対策担当、藪下晴彦さん(54)らが各会場内外の段取りを打ち合わせていた。  今回会場となるのはコンサートホールなど市内約20カ所。事前の消毒の徹底に加え、終

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  • M.O.J.I. フットサル「アグレミーナ」をラップで後押し

     浜松市中区のラッパーM.O.J.I.(モジ)(36)が、フットサルF2リーグのアグレミーナ浜松の応援歌「Day By Day」を発表した。F1リーグ昇格を目指して戦うチームとヒップホップに支えられて生きる自分を重ね、不撓[ふとう]不屈の精神をリリック(詞)に込めた。  背に背負ったエリアナンバーは053さ/浜松から羽ばたくまた/何度だって諦めず/Going my way(「Day By Day」)  静岡市の高校生トラックメーカーIbukiEni9ma(イブキ・エニグマ)による端正なトラックに乗せ、チームをラップで後押しする。「選手との個人的なつながりが楽曲制作の発端だった。楽しみながらチャ

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  • プラネタリウム音源をCDに 富士川楽座、人気声優を起用

     富士市の富士川まちづくり会社は、同市の道の駅「富士川楽座」内のプラネタリウムで上映する番組「星降る場所へ」の音源のサウンドトラックをCD化した。10月初旬からプラネタリウム前の富士山のめぐみ本舗などで販売している。  プラネタリウムの上映番組は、満天の星空に合った音楽や声優を起用するなどして自社制作している。以前から音源化を求める声があり、初めてCD化した。  第1弾の星降る場所へは、収録時間20分22秒。過去と現在、何万光年先の星空を投影し、星空の旅を楽しむ内容で、ナレーションに有名なアニメ作品などに多数出演する人気声優の吉野裕行さんを起用した。2014年に制作した作品を再編集し、12月ま

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  • 茶エンナーレ 開会式で公演映像配信 劇団静岡県史が掛川市長訪問

     菊川市を拠点に活動する劇団静岡県史は13日、掛川市役所を訪れ、16日に開幕する「かけがわ茶エンナーレ2020+1」の開会式の2部で映像配信する公演「徳川家康と山内一豊~小夜の中山物語~」を久保田崇市長にPRした。  茶エンナーレの市民プログラムの一つで、掛川市在住の劇団員が中心となって演じる。家康役の四ノ宮康介さん、一豊役の藤森美香さん、豊臣秀吉役の山崎美代子さんが衣装姿で訪問した。  公演は掛川城主の山内一豊が小夜の中山峠の中腹にある久延寺で徳川家康に茶をもてなしたというエピソードを描いた物語。主宰の松尾交子さんは「一豊と家康がどのように仲良くなったのか見てほしい」と語った。  16日は開

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  • 人気アニメ「響け!ユーフォニアム」×ヤマハ 11月末まで特別企画

     ヤマハミュージックジャパン(東京)は10月から、高校の吹奏楽部を描いた人気アニメ「響け!ユーフォニアム」との連携企画を始めた。特設サイトや動画投稿サイトでの情報発信、楽器販売店での記念展などを11月末まで展開する。  コロナ禍が続く中、音楽のある生活を取り戻してほしいとの思いを込めて企画した。特設サイトではアニメのモデルになった楽器を紹介し、「吹奏楽の楽しさ」をテーマに制作した動画を公開。ヤマハミュージックリテイリングの公式ユーチューブチャンネルで、出演声優のトークショーやミニコンサートを生配信する。  東京と大阪、名古屋の楽器販売店ではアニメに登場する楽器などを巡回展示し、最新技術を使った

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  • クラシックの名曲を熱演 島田フィルがコンサート

     島田市を拠点に活動する島田フィルハーモニー管弦楽団の「第6回島フィルコンサート」がこのほど、同市のプラザおおるりで開かれ、約250人がクラシックの名曲を堪能した。  昨年は新型コロナの影響で中止し、2年ぶりの開催。サポートメンバーを含む43人が出演し、昨年生誕250周年を迎えたベートーベンの交響曲第5番「運命」をメインに、音楽の都ウィーンにちなんだ5曲を披露した。  曲の前には指揮者の高羽正則さんによる解説があり、観客は楽曲にまつわるエピソードや楽器の特徴、聴きどころなども踏まえて演奏を楽しんだ。  

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  • 劇団たんぽぽ「はままつ演劇クラブ」始動 小中学生20人活動

     浜松市東区の劇団たんぽぽが10月上旬、子どもたちが演劇に携わりながら表現の楽しさなどを学ぶ「はままつ演劇クラブ」を始めた。浜北区の浜北文化センターを拠点に市内の小中学生約20人が活動に励んでいて、来年3月には同センターで成果発表会を開く。  初回は体の動きでさまざまな表現をするワークショップに取り組んだ。参加者同士がぶつからないように歩き回り、掛け声に合わせて止まったり跳ねたりした。輪になり、隣にいるいずれかの相手の目を見て手をたたき、相手も同様の行為を繰り返すといったゲームにも挑戦した。今後は台本を読む練習などにも取り組み、成果発表会では芝居の公演につなげたい考え。児童劇団に興味があって参

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  • 藤田弓子さん座長「劇団いず夢」 30日、2年ぶりに定期公演

     女優の藤田弓子さんが座長を務める伊豆の国市劇団いず夢は30日、第30回定期公演「令和版与話情(よわなさけ)ない浮名横櫛(うきなのよこぐし)」を同市の韮山時代劇場で開く。昨年度は新型コロナウイルスの影響で公演ができず、2年ぶりの開催になる。  1999年の旗揚げ公演で披露したコント仕立ての内容に令和版として現在の風潮や社会情勢を盛り込んだ。主人公の陽気なばあちゃんを演じる藤田さんは「自粛や我慢を強いられる中、人間が目の前で演じる感動を届けたい」と語り、団員とともに稽古に励んでいる。  午後2時からと同6時からの2公演。自由席で料金は千円。予約を受け付けている。未就学児は入場不可。  問い合わせ

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  • ヤマハが設立記念日イベント 中田社長がサプライズ演奏

     ヤマハは12日、設立記念日「ヤマハデー」のイベントを浜松市中区の本社で行い、世界30カ国以上のグループ従業員から募った演奏動画をミュージックビデオ(MV)に編集してオンラインで社内配信した。サプライズで登場した中田卓也社長が「練習歴約2年」というアルトサックスの演奏を披露し、MVに参加した。  社内コミュニケーションの一環。ヤマハ音楽教室のCM曲を基にしたオリジナル曲の演奏動画で、470組3350人がギターやキーボード、ダンスなどの動画を投稿した。  中田社長は動画公開に合わせて主旋律を奏でた。従業員に向けて「コロナ禍でも世界中の皆と演奏動画でつながり、一つの音楽になった」と語った。演奏動画

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  • フルートで心癒やして♪ 10月14日、浜松市西区で演奏会

     コロナ禍で生活する人々に音楽で心を癒やしてもらおうと企画した「ほのぼのミニ音楽コンサート」が14日正午から、浜松市西区の浜名湖ガーデンパークの屋外ステージで開催される。観覧無料。  同市のボランティア団体「こまたす推進プロジェクト」の主催。同市を拠点に活動するフルート奏者鈴木健二郎さんが演奏し、新型コロナウイルス感染者への差別撲滅を訴えるシンガー・ソングライターのイ・ヨンボさんが歌を披露する。  16日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する番組の公開収録。14日は正午から2人がそれぞれパーソナリティーとトークを行い、午後2時ごろから演奏と歌唱を収録する。会場ではマスク着用と参加者名簿へ

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  • 教師から声楽家へ転身 水船さんが講演や歌声 浜松・奥山小

     浜松市北区引佐町の奥山小でこのほど、同市出身の声楽家・水船桂太郎さんらを招いた「はごろも『夢』講演会」が開かれた。オペラに親しむ特別コンサートや、夢をテーマにしたキャリア講座があり、児童は真剣な表情で曲や話に耳を傾けた。  水船さんはソプラノ歌手中島実紀さん、ピアノ奏者三津原久美子さんとともに同校を訪れ、校歌やトゥーランドット「誰も寝てはならぬ」など数曲を歌唱。三津原さんのピアノに合わせ、中島さんとともに魔笛「パパゲーノとパパゲーナ」なども披露した。  3年生以上を対象とした講演では、教師から声楽家に転身した水船さん自身の経験から学んだことを伝授。児童に向けて「夢を持ち、好きなことをとことん

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  • 2022年夏公演へ練習開始 磐田こどもミュージカル

     磐田こどもミュージカル13期生に新たに入団した児童らが9日、来夏に開催予定の市新市民文化会館オープン記念公演に向け、磐田市豊岡の竜洋なぎの木会館で初練習に臨んだ。高学年と低学年2グループに分かれ、真剣な表情で歌唱の稽古に取り組んだ。  記念公演に向けた増員のために9月、追加オーディションを行い小学生9人が加わった。現在、小中高生計40人で活動する。舞踊などの練習を月2、3回市内施設で行う。  子どもたちは、発声に必要になる腹式呼吸を習得するため、腹部に手を置いて短く息を吐いたり、合唱曲の練習をしたりした。歌唱部門の指導者を務める内山尚美さんは「気持ちをひとつに、互いに高め合う集団になってほし

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  • 立体音響で音空間共有 ヤマハの最新技術利用 静岡で新形態コンサート

     ヤマハの臨場感あふれる立体音響技術を活用したクラシックコンサート「マリナートが森になる」が8日、静岡市清水区の清水文化会館で開かれた。大ホールと小ホール、リハーサル室の離れた3カ所を映像と音響機器で結び、音空間を共有する新しい形のコンサートを演出した。  イベント企画のオフィスTEN(東京)が主催し、ヤマハが技術協力した。鑑賞者が詰め掛けた大ホールの四方にスピーカー約60台を設置。大ホールのオーケストラと小ホールの合唱団、リハーサル室のピアノやピッコロなどのソロ奏者が、オーケストラを率いる西本智実さんの指揮で演奏と歌声を合わせた。  同社の最新技術で音の響きや位置を自在に操り、プッチーニやド

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  • 大正琴 全国大会に意欲 長泉のグループ 小中生4人

     長泉町の大正琴演奏グループ「ことふれんど ジュニアアンサンブル・こどもくらぶ」に所属する小中学生4人が、10日に宮崎県で開かれる「全国子供大正琴コンクール」のソロ部門(12歳以下)に出場する。子どもたちは「聴いている人が引き込まれる演奏をしたい」と意気込む。  出場するのは、若林杏奈さん(加藤学園暁秀初等2)、芹沢郁奈さん(長泉小4)、大島千佳さん(清水中1)、若林慧磨さん(不二聖心女子学院中1)。大正琴は、ピアノのような鍵盤を押さえ、弦をはじいて演奏する。同グループは、演奏を通じてボランティア活動などに取り組んでいる。  4人は全国からエントリーした23人による1次選考(ビデオ審査)を通過

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  • 中学生歌手、東亜樹さん 焼津の浜辺でコンサート

     中学2年生の歌手東亜樹さん=東京都=の無料コンサートがこのほど、焼津市の石津浜公園で開かれた。市民やファンら約30人が美しい歌声に酔いしれた。  東さんの本県の後援会長山口洋さん(焼津市)が企画した。駿河湾が広がる絶景を背景に、美空ひばりや三橋美智也といった昭和の歌い手の名曲など約15曲を披露した。集まった市民たちは時折、歌声に合わせて手拍子するなどしてステージを楽しんだ。東さんは5歳から全国の福祉施設で慰問コンサートを始めた。高い歌唱力から、テレビの歌番組にも多数出演している。

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  • ピンクのピアノ、広島へ 奏者のADAM atさん寄贈

     SBSラジオのパーソナリティーでピアノ奏者のADAM atさん(浜松市在住)が、幼少期に弾き楽しんだピアノを広島県竹原市の道の駅「たけはら」にストリートピアノとして寄贈する。6日は修理が行われていた同市中区の白羽楽器をADAM atさんが訪れて、修理完了を確認。11月上旬に道の駅でお披露目の式典が開かれ、贈られる。  ピアノは栃木県の祖母の営む喫茶店に置かれていたピンク色のKAWAIの1966年製。今年4月にピアノの処分の話が出た際、引き取り先として以前イベントで訪れた竹原市が上がった。景観が気に入っていて、古い物を残していこうとする街の活動にも共感し、自身が残したいピアノを贈れたらいいなと

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  • SPAC「みつばち共和国」公演 演出のシェフェールさん「美しい生態系伝えたい」

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)が国内外の名作を届ける公演シリーズ「秋→春のシーズン」が静岡市駿河区の静岡芸術劇場で始まった。開幕を飾る「みつばち共和国」は、ハチの巣の四季を見つめながら環境問題にも意識を巡らす。舞台化したフランス演出家のセリーヌ・シェフェールは「美しい生態系の神秘と危機を、演劇の手法で伝えたい」と話す。  卵を産む女王バチ、花粉運びにせわしく動き回る働きバチ、女王バチに吸い寄せられる雄バチ-。季節ごとの営みはきまじめでつつましく、時に非情だ。3人の俳優が数万の群れと養蜂家を演じる。  ノーベル文学賞作家メーテルリンクのエッセー「蜜蜂の生活」に基づく脚本。シェフェ

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  • 神事モチーフ 11月に浜名湖上で舞台 浜松の実行委、6日間

     舘山寺温泉観光協会などでつくる実行委員会は4日、浜名湖上の舞台芸術「グランドスケープ浜名湖@舘山寺2021」(静岡新聞社・静岡放送後援)を11月18日から6日間、浜松市西区の浜名湖舘山寺ベイガーデン横特設会場で上演すると発表した。湖面に張り巡らした照明などを利用し、浜松の神事や伝統文化をモチーフにした迫力の舞台を演出する。  2020年12月に実証実験を行った湖上舞台を事業化した。振り付けや作曲には浜松市出身のアーティストを起用。将来的なインバウンド需要も見据え、せりふはなく、音楽やダンスで人と自然の関わりを表現する。浜松市役所で報道向けに発表した金原貴実行委員長(舘山寺温泉観光協会長)は「

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  • 磐田の音楽交流拠点守れ ライブハウス、CFで支援呼び掛け

     新型コロナウイルス禍で存続の窮地に立たされているライブハウス「FMSTAGE(エフエムステージ)」(磐田市二之宮東)の飯田浩平店長(40)が「30年続く磐田の音楽文化拠点を守り、次世代まで残したい」とクラウドファンディング(CF)への協力を呼び掛けている。  エフエムステージは1991年に開業した。高校生や社会人のほか、メジャーデビューを目指すバンドも利用し、地元で長年親しまれている。人気バンド「バックナンバー」や「マキシマムザホルモン」が無名時代に演奏したこともある。  昨年以降、1カ月の収益は7割以上減少。設備維持に給付金を充てるが度重なる営業自粛で先が見通せず、9月下旬、CFを始めた。

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  • ヤマハ、テナー音域のヴェノーヴァ 8日発売

     ヤマハは8日、新タイプのアコースティック管楽器「ヴェノーヴァ」のテナー音域モデルを発売する。  演奏をより手軽に楽しめる斬新なデザインの「カジュアルな管楽器」として、2017年に発売したヴェノーヴァのソプラノ、アルト音域に続く第3弾。演奏しやすいリコーダーに似た指使いで、テナーサクソフォンのような落ち着いた音色を奏でることができる。  軽量で耐久性に優れたABS樹脂製のため、水洗いが可能。長さは約70センチ。想定価格は税込み3万円前後。国内で初年度3千本の販売を計画する。

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  • 泣いてもOK 子ども向け演奏会 富士

     子ども向けクラシックコンサート「1時間の小さな演奏会」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、富士市のロゼシアターで開かれた。  千葉県松戸市の市民団体「One hour Concert事務局」が小さな子どもが泣いても許される雰囲気の中、親子で音楽を楽しんでもらう狙いで企画した。  演奏は子どもが集中できる1時間以内に設定した。弦楽四重奏「ウッドランド・ノーツ・カルテット」がクラシック曲に加え、アンパンマンマーチなど子どもが楽しめる曲をコミカルな動きを交えて披露した。  0~6歳の子どもと保護者50人が鑑賞した。子どもたちは演奏に合わせて跳びはねるなど思い思いに音楽を楽しんだ。

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  • 安並さん優勝(静岡市出身) 独シューベルト国際ピアノコンクール

     9月24日から10月3日までドイツ・ドルトムントで行われた若手ピアニストの登竜門シューベルト国際コンクールで、静岡市葵区出身の安並貴史さん(29)=東京都=が優勝した。6日、取材に応じ「音楽性を豊かにしてくれた恩師や家族、友人に感謝したい」と話した。  世界から138人が参加し、3次予選を勝ち抜いた3人がファイナルに進出した。安並さんは予選でシューベルトのソナタなどを弾き、ファイナルではオーケストラとベートーベンの協奏曲第3番を共演した。弱い音をコントロールした繊細な表現が評価された。  安並さんは清水南高を経て東京音大大学院博士課程を修了。同大で石井克典氏=浜松市出身=に師事した。東京を拠

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  • バンドネオン奏者 ピアニストが協奏 12月にAOI

     タミヤは12月14日午後6時半から、「タミヤコンサート2021冬-三浦一馬バンドネオンリサイタル」を静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開く。入場無料。  バンドネオン奏者の三浦さんとピアニスト山中惇史さんが、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」などを披露する。  希望者ははがきに、郵便番号、住所、氏名、電話番号、希望枚数(2枚まで)を記入し、〒422-8610 静岡市駿河区恩田原3の7「タミヤコンサート」係に申し込む。10月25日必着。  問い合わせは同社<電054(286)5105>へ。

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  • 美しい歌声で音楽劇 浜松ゆかり声楽家ら 中区でコンサート-浜松

     第33回Uホールコンサート「夢をあなたに オペレッタ・ガラ・コンサート」(浜松市勤労福祉協会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、同市中区の市勤労会館Uホールで開かれた。  同市出身のソプラノ歌手川村有香さんや、浜松学芸高校出身のバリトン歌手竹内利樹さんをはじめとした浜松ゆかりの声楽家らが出演した。  スッペ作曲の「ボッカチオ」やサリバン作曲の「ミカド」などの作品から約10曲の音楽劇を上演した。レハール作曲の「メリーウィドウ」では、バイオリンの演奏とともに美しい歌声を会場に響かせた。

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  • 音楽とクラフトの野外フェス 11月開催、御殿場市長にPR

     御殿場市の御殿場高原時之栖で11月6、7の両日、音楽とクラフトの野外フェスティバル「クリーマ ヤマビコフェス2021」が開催される。主催する「クリーマ」(東京都)の丸林耕太郎社長が4日、市役所に勝又正美市長を訪ねて「世代を超えて楽しめるイベント」とPRした。  富士山を背にしたステージに、2日間で12組のアーティストが出演する。全国のクラフト作家約130組が出店し、雑貨や服などを販売する。アウトドアを楽しめるコーナーも設ける。  手作り品の売買サイトを運営するクリーマの丸林社長は「御殿場市に良いパワーを与えられるようなイベントにする」と語った。入場人数制限などの新型コロナウイルス対策を説明し

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  • 春風亭昇太さん客員教授に 東海大海洋学部、日本文化を担当

     テレビ番組「笑点」の司会も務める人気落語家の春風亭昇太さん(61)が、東海大海洋学部の客員教授に就任し、東京都港区の同大高輪キャンパスで5日、委嘱式が行われた。  昇太さんは伝統芸能をはじめ日本の城にも造詣が深く、日本文化について教えるという。11月22日には静岡市にある同学部キャンパスで就任記念の特別公開授業を行う予定。  山田清志学長から委嘱状を授与された昇太さんは「落語を聞いたことがない学生に生の落語に触れてもらってもいいし、お城を一緒に巡るのもいいかもしれない」と話した。報道陣から謎掛けを求められると「東海大学客員教授と掛けてストライキと解きます。講義(抗議)しまくります」と言って笑

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  • ミツバチの神秘 舞台で表現 SPACが静岡、下田で上演

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)は3日までに、世界の名作を届ける演劇シリーズ「秋→春のシーズン2021-2022」の作品「みつばち共和国」の上演を、静岡市駿河区の静岡芸術劇場などで開始した。  原作はベルギーの作家メーテルリンクのエッセー「蜜蜂の生活」で、演出はフランスの演出家セリーヌ・シェフェールさん。ミツバチの生態を舞台と映像で鮮やかに表現し、生態を脅かす環境問題に触れる。何万匹ものミツバチが一つの生命体のように連動する神秘に包まれた生態が、四季の移ろいとともに劇場に広がり、大人から子どもまで楽しめる作品となっている。  10日の公演後には、ふじのくに地球環境史ミュージアムの

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  • 交響曲や歌劇を披露 グランシップリニューアル記念 静岡

     静岡県文化財団は2日、静岡市駿河区のグランシップの全館リニューアルオープンを記念したコンサートを同所で開いた。大勝秀也さんが指揮者を務め、富士山静岡交響楽団が交響曲と歌劇を演奏した。  2部構成の前半はテレビドラマ「のだめカンタービレ」のテーマ曲に使われたベートーベンの「交響曲第7番」を軽快に奏でた。後半は日本を代表するソプラノ歌手森麻季さんを招いて歌劇の演奏を繰り広げた。グノーの歌劇「ファウスト」から「宝石の歌」を披露。森さんは伸びやかな歌声を響かせた。時折現れるトライアングルの音色が光る宝石を連想させ、来場者を楽しませた。  グランシップは耐震工事のため昨年9月から休館していた。工事が完

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  • 静岡出身のオルガン奏者 大木麻理 バッハ全曲演奏に挑戦

     国内外で活躍する静岡市出身のオルガン奏者大木麻理が、バッハによるオルガン作品の全曲演奏に挑む。同市葵区の静岡音楽館AOIで8日にスタートするシリーズは、10年を超える壮大な構想。「バッハの曲に一生をかけて向き合っていくという思い。故郷の人たちと一緒に完奏したい」と腕をまくる。  バッハのオルガン曲は約250曲。母親もオルガンを弾く大木にとっては「子どもの頃からバッハ全集が家にあった。自分も本格的に習い始める中で、いつか弾くことになると漠然と思っていた」。  東京芸術大音楽学部を首席で卒業し、本場ドイツに留学。現地の国際コンクールで優勝し、現在はミューザ川崎シンフォニーホールのホール奏者を務め

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  • 佐藤竹善「ポップスとの“接着剤”に」 ヤマハジャズフェス出演

     浜松市で16~24日に開催される「第29回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)のメインステージ「ヤマハジャズフェスティバル」(24日)に、シンガー・ソングライターの佐藤竹善がトランペッターのエリック・ミヤシロ率いる17人編成のビッグバンドとともに出演する。ライブや音源を通じて何度となくジャズへの敬愛を表現してきた佐藤は「僕のボーカルが、ポップスのファンとジャズの“接着剤”になってくれたら」と願いを込める。  2019年に東京、大阪で演奏し、20年のライブCDも好評を博したビッグバンドプロジェクトの“続

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  • 若手芸術家2人が立体作品や舞踏 循環を表現 熱海、4日まで

     熱海市桃山町のアーティクル・アトリエ&ギャラリーで2日、「young熱海アートプロジェクト『巡る』」が始まった。若手アーティスト2人が立体作品や舞踏を通じて人や物の循環を表現している。4日まで。  同市出身の渡辺杏樹さんが、若者が気軽に芸術に触れられるイベントや場所をつくろうと企画した。プロジェクトの第1弾として、御殿場市出身の美術作家さとうなつみさんと舞踏家のカナキティさんが参加した。さとうさんはススキやヨモギなどの自生植物を素材にした和紙や張り子の人間を展示。「人間が土に帰るまでの循環を表現した」という。カナキティさんは、さとうさんの作品とコラボレーションする舞踏を3日午後3時と6時半に

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  • 音楽家の自己プロデュースは 7日から浜松市中区で講座

     浜松市の芸術文化振興支援組織「浜松アーツ&クリエイション」は7、20日と11月1日の計3回、中区のアクトシティ浜松研修交流センターで開く「音楽家のためのサバイバル講座」の受講者を募集している。参加無料。  プロ・アマの音楽家らを対象に、デビューして活動を継続・拡大していくための自己プロデュース方法などを講師の音大教授らが指導する。7日は「いかに自分を社会にデビューさせるか」、20日は「応援者をいかに得るか」、11月1日は「音楽家として生きていくために」がテーマ。  各回とも市内の楽器奏者1人がファシリテーターを務め、講師との対談を通じて音楽家の自己プロデュースの在り方などを紹介する。定員は各

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  • 楽曲への愛 語り尽くす 静岡・AOIで毎月開催

     静岡音楽館AOI(静岡市葵区)で、市内外のクラシックファンが思い出の楽曲を紹介するサークル「“この1曲”をとことん語る」が毎月開催されている。ジャンルは室内楽、管弦楽、宗教音楽などさまざま。当番制で参加者が曲の魅力や好きになったきっかけなどを発表し、作品への愛を分かち合う。  1回1時間半。15日夜は11人が集まり、同区の平井建郎さん(66)がフランスの作曲家ジャック・イベール(1890~1962年)の交響的絵画「寄港地」、祝典序曲などを取り上げた。  海軍士官として地中海の沿岸各地を巡った経験を反映したイベールの出世作「寄港地」は、初演したラムルー管弦楽団(パリ)を

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  • 本当の「多様性」問う 10月2日、静岡で特別上映会 「であること」

     「LGBTQ(性的少数者)とひとくくりにされる人たちは、本当にマイノリティーなのだろうか。本当の意味での多様性とは―」。そんな問いをテーマに、LGBTQ当事者たちとの対話を記録したドキュメンタリー映画「であること」の特別上映会(サールナートホール主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が10月2日、静岡市葵区の同ホールで開かれる。  企画の発案者でプロデューサーの西山ももこが2020年夏、20~40代の友人ら9人を訪ね歩いた。普段はテレビ番組の海外ロケコーディネーターなどとして活動する西山。ある番組の制作会議で出た「ゲイのネタは扱えない」という言葉に大きな違和感を覚えた。「人に対する見方、見せ方がス

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  • ドラマ「前科者」、映像化で考える「更生保護」 再犯防ぐ歩みに寄り添う

     保護観察処分を受けた人や刑務所から仮出所した人などの再犯を防ぐ目的で社会復帰を支援する保護司を描いた漫画「前科者」(原作・香川まさひと、作画・月島冬二)が、今秋WOWOWで連続ドラマ化され、年明けには映画が公開される。静岡県は静岡市で約130年前に金原明善らが全国初の更生保護施設を開いたことで、現在の更生保護制度の出発地点とされている。映像作品発表を機に、制度の現状とこれからを考えた。  (文化生活部・橋爪充、社会部・佐藤章弘)    ■「前科者」映像化 加茂義隆プロデューサーに聞く  「前科者」の映像化を企画した加茂義隆プロデューサーに、製作のいきさつや作品に寄せる心情を聞いた。  -どん

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  • 古関裕而 幻の楽曲「静岡ファンタジー」をCD収録 今春静鉄で発見

     1964年東京五輪の「オリンピック・マーチ」を作曲した古関裕而(09~89年)の「幻の楽曲」とされ、今春静岡市内で音源が発掘されたご当地ソング「静岡ファンタジー」が、古関楽曲を集めたCDに収録されることになった。  29日発売のCDは、古関が所属していたレコード会社日本コロムビア(東京)が編集した「古関裕而秘曲集」の「歌謡曲編」「社歌・企業ソング編」に続く第3弾「新民謡・ご当地ソング編」。古関が生涯に作った約5千曲から47曲を選んだ。  「静岡ファンタジー」は、レコード会社の「吹き込み台帳」に49年の録音が記録されているが、音源や楽譜のありかが不明で、研究者の間で「幻の楽曲」とされていた。古

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  • 島田出身音楽家がコンサート 臨場感ある演奏披露

     島田市ゆかりのアーティスト応援コンサート(2021年度市芸術文化事業)が26日、同市のプラザおおるりホールで開かれた。5組が出演し、臨場感あふれる演奏を届けた。  いずれも島田市出身の浜田基生さん(サックス)、鈴木啓資さん(ピアノ)、初鹿野翔さん(パーカッション)、天野貴文さん(トランペット)、大塚ハレルヤさん(津軽三味線)が出演した。各演者は個人のほか、活動団体のメンバーと演奏を披露した。  新型コロナの影響で演奏機会が少なくなっている音楽家を応援しようと企画された。感染対策として、入場者数をホールの定員の半分にした。  動画投稿サイト「ユーチューブ」の市文化芸術公式チャンネルで録画した演

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  • ブルース演奏 浜松に響く 愛好家がフェス配信

     浜松市内の音楽愛好家でつくる浜松ブルース振興会は26日、「浜松ブルースフェスティバル2021」(静岡新聞社・静岡放送後援)をオンラインで開いた。  同市の「ブルースジャンキーズ」など県内外から8バンドが出演し、同市西区のライブハウス「マルガリータ」からブルースの生演奏を配信した。  同イベントは10回目で、コロナ禍で2年ぶりの開催となった。第1回にも出演した著名なギタリスト菊田俊介さん(55)が最後に登場し、「ブルースの王様」とも称されたB・B・キングら大物ミュージシャンと共演した円熟の演奏を披露した。  自らも出演した浜松ブルース振興会の藤田泰正会長(65)は「無観客でも全員が快く出演して

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  • オペラ歌手三浦環の生い立ちは 菊川で親戚の元木さん講演

     菊川市の菊川文化会館アエルは26日、地元にゆかりのあるオペラ歌手三浦環について学ぶ第1回勉強会を開いた。三浦環の母方の親戚で、同市出身の元木房子さん(75)が講師を務めた。  三浦環は大正から昭和にかけてオペラ「蝶々夫人」の主役として世界各地で2千回公演した歌手。母親の永田登波は菊川市出身で、同市小沢には生家の記念碑が建っている。  元木さんは三浦環の生い立ちや海外での活躍について語った。音楽学校に自転車で通い「自転車美人」と有名になったエピソードや、ビタミンCを発見した三浦政太郎との結婚、米国ウィルソン大統領の前で歌ったことなどを、生前の写真や録音された歌声と合わせて紹介した。  勉強会は

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  • トランスジェンダー題材「片袖の魚」 映画初主演、細江出身イシヅカユウさん「一つの物語、楽しんで」

     自認する性と生まれつきの性が異なるトランスジェンダーが主人公の映画「片袖の魚」が浜松市内で公開されるのに合わせ、主演する北区細江町出身のモデルで当事者のイシヅカユウさん(30)のトークイベント(浜松TG研究会など主催)が25日、中区のあいホールで開かれた。  作品は男性の体を持ち、心は女性の主人公が新たな一歩を踏み出そうとする物語。日本初となるトランスジェンダー女性の俳優オーディションが行われ、イシヅカさんが主役に選ばれた。映画主演は初という。  登壇したイシヅカさんは、「男の子のシャツを着たくなくてすごく泣いた」「黒いランドセルが嫌だった」など、男性の体を持つことに苦しんだ幼少期のエピソー

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  • SPAC舞台に喝采 ロシア極東 初の国際演劇祭

     【ウラジオストク共同】ロシア極東ウラジオストクで24日、初の国際演劇祭が開幕し、初日に静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の宮城聡さん(62)が演出した「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」が上演された。躍動感あふれる舞台にロシア人らが喝采を送った。新型コロナウイルス感染拡大後、SPACが海外で公演するのは初めて。出演者とスタッフの約40人が現地入りした。  古代インドの叙事詩をモチーフとしながらも、平安時代を思わせる舞台で王と姫の運命を描く。打楽器の演奏や踊りをふんだんに盛り込み、ロシア民謡も飛び出した。客席からは大きな拍手が起き、最後は総立ちになった。  観客の医師エカテリーナさん(

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  • 19世紀のピアノ 音色響く 浜松市楽器博物館でコンサート

     浜松市楽器博物館はこのほど、レクチャーコンサート「シューベルトとフォルテピアノの密な関係―同時代の作曲家作品とともに」を同市中区のアクトシティ浜松研修交流センターで開いた。  18、19世紀の歴史的ピアノの演奏を中心に活動するピアニスト川口成彦さんと、国内外で活躍するフルート奏者柴田俊幸さんが出演し、シューベルトや同時代の作曲家ツェルニーなどの曲を奏でた。  フォルテピアノは現在使われているモダンピアノ以前に使用され、膝でペダルを押し上げるのが特徴。この日は、19世紀に製造されたフォルテピアノとフルートで、美しい音色を会場に響かせた。

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  • 秋風コンサート「室内楽の良さ感じて」 静岡で9月26日本番

     静岡市内のプロ奏者でつくる県演奏家協会静岡第2支部は26日、ソロや室内楽を奏でる「秋風コンサート」を同市葵区呉服町の札の辻クロスホールで開く。本番に向け稽古が大詰めを迎えている。  弦楽器やピアノ、木管楽器、ハープの演奏家8人が出演。全国で活躍するチェリスト生田奉子さんがJ・S・バッハ作曲の「無伴奏チェロ組曲第4番」を独奏する。このほかA・マイアー作曲の「バイオリンとピアノのためのソナタ」、ピアノ連弾によるA・ピアソラの「アディオス・ノニーノ」、R・シュトラウスの「クラリネットとファゴットのための二重コンチェルティーノ」も披露される。  コンチェルティーノはクラリネット、ファゴットにハープな

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  • 中古鍵盤ハーモニカを寄贈 熱海国際交流協「教育に貢献したい」

     熱海国際交流協会はこのほど、静岡文化芸術大の学生団体「HANDs」に中古の鍵盤ハーモニカ4台を届けた。HANDsは外国人学校などに楽器を直接届け、子どもたちに音楽を教える活動に取り組んでいる。  家庭で不要になった鍵盤ハーモニカ4台を集め、同協会のメンバーが消毒して届けた。中島美江副会長は「協力してくれた人の気持ちが届き、子どもたちの教育に少しでも貢献できれば」と話した。  HANDsは例年、鍵盤ハーモニカをフィリピンの小学校に届けているが、新型コロナウイルスの影響で渡航できないため、昨年から県内のブラジル人学校に寄贈している。本年度は磐田市と浜松市のブラジル人学校に贈る予定。本年度分の募集

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  • ヤマハ音楽教室 11月に50周年演奏会 特設サイト開設

     ヤマハ音楽振興会(東京)は11月23日、国内外のヤマハ音楽教室に通う15歳以下の子どもを対象にした「ジュニアオリジナルコンサート(JOC)」を大阪市で開く。1972年に始まったJOCの50周年を記念し、インターネットの特設サイトも開設した。  子どもたちが心に感じたことを曲にして、ピアノや電子オルガンなどで自ら演奏するコンサート。今回は在籍生に加え、過去に出演し、現在は第一線で活躍する音楽家やアーティストも参加する。特設サイトでは過去の出演者の思い出やエピソードを紹介している。  当日は午後5時半開演。インターネットでライブ配信する。

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  • 歌声に一体感 ジュニアクワイア浜松、アクトシティで定演

     浜松市周辺の小中高生でつくる合唱団「ジュニアクワイア浜松」はこのほど、第27回定期演奏会を中区のアクトシティ浜松で開いた。  小学3年~高校3年の男女67人が「グレゴリオ聖歌」や滝廉太郎の「花」などの曲目で練習の成果を披露した。コロナ禍で全体練習が限られるなど制約があった中、マスク姿で一体感ある歌声を響かせた。演奏後には高校3年生9人の卒団式を行った。  曲数を減らし、演奏時間を当初予定の半分に減らして開いた。会場の観客は関係者に限定し、一般向けにはオンライン配信した。

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  • 楽曲付き絵本、全国に届け 東部の団体制作、CFで支援募る

     静岡県東部の飲食店関係者らが業界や地域の活性化に取り組む団体「Make My Day」が、オリジナルの歌とその世界観を表現した絵本を制作し、全国の保育施設や災害被災地の子どもに贈るプロジェクトに乗り出した。30日までクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。  メンバーの一人で、デザイナー・DJの君山正好さん(49)=長泉町=が、東日本大震災の復興ボランティアの経験から「被災地の子どもに多くの絵本が贈られたのが忘れられない。自分たちも、子どもが楽しめる絵本を全国に届けたい」と発案した。  楽曲と絵本の題名は「ぐるぐる」。楽曲の制作と歌唱はボランティア仲間の音楽ユニット「TOKYO №

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  • ヤマハ電子ドラム 最上位2種一新

     ヤマハは25日、電子ドラム「DTX Drums」の10シリーズ=写真=と8シリーズを発売する。ハイエンドモデルの2種をフルモデルチェンジし、理想的なアコースティックサウンドと演奏感、さまざまな音を搭載した電子楽器ならではの利便性を追求した。  電子ドラムの心臓部とも言える音源モジュールには、著名なスタジオで録音したトップドラマーの演奏音を収録。スタジオの音の広がりなどを忠実に再現した。ノブを回すだけで音を自在に変化できる新機能も搭載した。  レコーディングやライブ、自宅練習での使用を想定。ヘッドはシリコーンとメッシュの2種類、シェルカラーも木目調と黒の2種類を用意した。税込み価格は28万60

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  • 詩の「形」から感じるもの 中原中也の会で岡本さん、三角さん

     中原中也記念館(山口市)に事務局を置く愛好者組織「中原中也の会」が第26回大会をオンラインで開き、静岡県内で毎秋開催している「しずおか連詩の会」への参加歴がある詩人2人が「中也賞詩人が考えるデザインのこと」と題して、詩の文字配置や意図について語り合った。  登場したのは岡本啓さんと三角みづ紀さん。岡本さんは、奇数行に1文字下げを用い、単語と単語の間に空白を多用した中也の「曇天」を紹介し、「詩の形によって、詩の中に出てくる黒い旗がぱたぱた動く様子が強調される。空白部分に風が通過するような感じが伝わる」と評した。  三角さんは字数をそろえた3行、2行を連ねた自作「金景菊」を引用した。だいだい色の

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  • 情感豊か ピアノで名曲 横山幸雄さん浜松でコンサート

     河合楽器製作所は17日、「カワイコンサート2021」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。著名なピアニスト横山幸雄さんが出演し、美しい旋律を奏でた。  ベートーベンやリスト、ショパンの名曲の数々を、情感豊かに披露して聴衆を魅了した。横山さんは1990年のショパン国際ピアノコンクールで歴代の日本人最年少で入賞し、長年にわたり第一線で活動を続ける。  同コンサートはプロの演奏を楽しんでもらうことを目的に1971年から始まり、今年50周年を迎えた。

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  • 小堀遠州もっと知って “鬼滅ワールド”随所、SPACなどが映像

     静岡県舞台芸術センター「SPAC」の俳優や遠州流茶道家がこのほど、江戸時代の茶人小堀遠州の魅力を伝える映像「旅ゆけば 綺麗(きれい)さび」を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。人気アニメ「鬼滅の刃」の世界観を取り入れて、遠州が東海道を旅する様子を独創的に表現している。  小堀遠州が確立した「綺麗さび」の美意識を知ってもらおうと、SPAC俳優奥野晃士さん(52)=静岡市葵区=が、知人で遠州流茶道家の堀内宗長さん(東京)に持ち掛けた。遠州が記した東海道旅日記をテーマに、遠州役の堀内さんが三島宿から金谷宿まで旅する様子を描いた。奥野さんが監督、脚本を手掛けた。  「鬼滅の刃」に武士道

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  • 民謡民舞70人披露 浜松で県連合大会

     民謡民舞県連合大会(日本民謡協会県連合委員会、日本民謡協会共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、浜松市南区の市可美公園総合センターで開かれた。民謡のコンクールでは藤枝市の吉原等さん(峰謡富士山連合)が総合優勝した。  年齢別の5部門に県内4団体から約70人が出場し、練習の成果を披露した。三味線や尺八の音色に合わせ、全国各地の民謡を伸びやかに歌い上げた。  民謡各部門の優勝者は次の通り。  高年三部 近藤やゑ(郷の音会)▽高年二部 森郁子(峰謡富士山連合)▽高年一部 吉原等(峰謡富士山連合)▽中年部 小池祥子(雄和の会)▽成年部 長屋雄祐(郷の音会)

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  • 全国アマチュアオーケストラフェス 2022年9月に静岡で

     アマチュアオーケストラの祭典「全国アマチュアオーケストラフェスティバル」の第50回大会が2022年9月2~4日の3日間、静岡市駿河区のグランシップで開かれることが決まり、主催の日本アマチュアオーケストラ連盟と大会実行委がこのほど、内容を公表した。静岡開催に即した演奏形態や演出を取り入れ、節目の大会で県の魅力を発信する。  大会は国内のアマチュア演奏家300人以上の参加が予想され、アジアやヨーロッパからの来日も予定されている。同施設で年1回催される大規模演奏会「音楽の広場」の特色で、指揮者を囲むように演奏者を配置する「円形型演奏」を採用する。同演奏会に出演している広上淳一氏が指揮者を務める。

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  • SPAC秋→春 「桜の園」など3作上演「他者を見つめつながる」 

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)は14日、世界の名作を届ける10月からの演劇シリーズ「秋→春のシーズン2021―2022」の作品を発表した。ロシアの劇作家チェーホフ作の「桜の園」など3作を静岡市駿河区の静岡芸術劇場などで上演する。  オンライン会見に臨んだ宮城聰芸術総監督は「世界中が自国に閉じこもっている今、他者を見つめつながりをつくることは芸術が果たす役割」と語った。  ベルギーの作家メーテルリンクのエッセーに基づく「みつばち共和国」は、昨年の同シリーズで初演した。神秘に包まれたミツバチの生態を四季の移ろいと共に再現する。初演時はフランスからリモートで演出したセリーヌ・シェフェ

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  • 電子楽器テルミン普及に使命感 まひ経験の竹内さん(浜松)

     電子楽器「テルミン」の演奏・研究の国内第一人者、竹内正実さん(54)=浜松市西区=が今秋から、障害者への普及に本腰を入れる。福祉の観点ではなく、「1人1人のミュージシャンとしての可能性を見いだしたい」と強調する。右半身まひを患った自身の経験を踏まえ、音楽界の拡大につながると意欲を見せる。  かすかに揺れるハミングを思わせ、風が鳴るような旋律が、浜名湖に近い竹内さんの事務所に響く。音の正体は、ロシアの民芸品マトリョーシカの形をしたテルミン「マトリョミン」。利き手とは逆の左手で奏でる。「時々、利き手がどちらだったか分からなくなる」。柔和な笑みを浮かべるが、道のりは順風満帆ではなかった。  201

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  • 富士宮・朝霧JAМ 3年連続開催中止 緊急事態宣言延長踏まえ

     富士宮市の朝霧アリーナと周辺で毎年10月に開かれている野外音楽フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」の実行委員会と企画制作会社スマッシュ(東京)は14日、静岡県の緊急事態宣言の期限延長を踏まえ、同フェスの今秋の開催見送りを決めた。  台風接近に伴って開催直前に取りやめた2019年、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて断念した20年に続く3年連続の開催中止。  地元住民らでつくる運営ボランティア団体「朝霧ジャムズ」の堀内潤代表(54)=富士宮市=は「約40人のコアメンバーと昨年から月1回の会合を重ね、開催に向けて準備を進めていた。中止は致し方ないがとても残念」と無念さを口にし、「全国の&ldq

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  • こどもミュージカル13期生 動画で審査、9人全員合格 磐田

     磐田こどもミュージカル育成委員会と磐田市は4日、磐田こどもミュージカル第13期生追加入団オーディションを同市豊岡の竜洋なぎの木会館で行った。育成委員らが、小学3~5年生9人の動画を審査した。  来夏に予定する新市民文化会館オープン記念公演に向け、団員を増員するために実施した。ミュージカルは舞台芸術を通じた人間育成を目指して1993年に設立された。  歌唱、せりふ(演技)、リズム運動(舞踊)の3部門の課題を評価し、応募者全員を追加した。今月から練習を始め、現在、活動している市内在住・在学の小学5年から高校3年までの31人とともに、記念公演を行う。  (磐田支局・太田達也)

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  • 団員105人成果を披露 ジュニアオケ浜松が定演 アクト浜松

     浜松市周辺の小中高生でつくる楽団「ジュニアオーケストラ浜松」は5日、第27回定期演奏会を中区のアクトシティ浜松で開いた。  団員105人が練習の成果を披露した。コロナ禍で練習時間は限られていたが、本番は息の合った演奏で観客を楽しませた。演奏後、高校3年生の団員19人の卒団式も実施した。  2年ぶりの開催。プログラムを変更し、演奏時間を当初予定の半分程度に減らした。観客は保護者など関係者に限定。一般向けにはオンライン配信した。  

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  • 映画の名曲 聴衆を魅了 富士山静岡交響楽団

     富士山静岡交響楽団は5日、特別演奏会「Plays ガーシュイン~懐かしの映画音楽~」(静岡新聞社・静岡放送共催、トヨタユナイテッド静岡特別協賛)を静岡市駿河区のグランシップで開いた。  映画音楽をコンサートで積極的に取り上げている竹本泰蔵さんの指揮で、「荒野の七人」「ゴッドファーザー」など名作の劇中で使われている音楽をオーケストラの豊かな音色で奏でた。  「ニュー・シネマ・パラダイス」は、ピアノとフルートやオーボエなどの木管楽器の旋律が、郷愁漂う映画の世界観を表現した。「ロッキー」は、トランペットなどの金管楽器と打楽器を中心に力強い演奏を披露した。ガーシュインの名曲「巴里(パリ)のアメリカ人

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  • エレクトーン親しんで♪ 楽器4店、浜松市中区で初のコンクール

     三遠地域の楽器店でつくる実行委主催の「三遠エレクトーンコンクール2021」が5日、浜松市中区の市地域情報センターで初開催された。  実行委はアオイ楽器店と足立楽器店(ともに浜松市)、兵藤楽器店(掛川市)、オリエント楽器(愛知県豊川市)の4店で組織。演奏人口の裾野拡大を目指し、協力して実施を決めたという。  会場では、小学生から一般までの35人が日頃の練習成果を競った。参加者は「翼をください」などの楽曲を次々と披露した。  電子オルガンアレンジャーらによる審査の際は楽器の電子機能を使った音色やリズムの調整技術、編曲の内容は対象から外した。実行委の川上嘉将さん(49)=アオイ楽器店社長=は「演奏

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  • 新人音楽家、聴衆を魅了 東部出身の7人が演奏会 沼津

     静岡県東部出身の音大卒業生が技巧を披露する第36回県東部地区新人演奏会(同運営委員会主催)が5日、沼津市民文化センターで開かれた。将来を嘱望される20代の音楽家7人が、美しい歌声や音色で聴衆を魅了した。  出演したのはソプラノの冨川明日香さん(小山町)、ピアノの山形真輝さん(三島市)、テノールの白石渉さん(沼津市)、作編曲の諏訪部勇斗さん(富士宮市)、ソプラノの中道美央さん(御殿場市)、バイオリンの荒川太一さん(伊豆市)、ピアノの佐藤大樹さん(沼津市)。1人10分ほどの持ち時間で、シューベルトやラフマニノフの楽曲やオリジナル曲などを披露し、客席の約200人を楽しませた。  客数を減らして席の

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  • ヤマハ「楽器工作つくろう、ならそう!」受賞 キッズデザイン賞

     NPO法人キッズデザイン協議会(東京)は2日までに、第15回「キッズデザイン賞」の受賞作品234点を決めた。安全に使用でき、子どもの健やかな成長につながる製品やサービス、研究活動などが対象。県内からはヤマハの「楽器工作つくろう、ならそう!」が選ばれた。  楽器工作は段ボールや輪ゴムなどを使い、ギター、ラッパ、ドラムの3種類を制作できる。型紙と作り方はホームページで無料公開。シンプルな作りながらしっかりとした音が鳴り、演奏のこつも紹介している。同社は「音楽を通してコロナ禍に自宅で過ごす時間を豊かにしてほしい」としている。同社の受賞は3回目。  協議会によると、全国から409点の応募があった。新

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  • SPAC「星の王子さま」 9月4日と5日に無料配信

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)は4、5の両日午後6時から、県内中高生による演劇「星の王子さま」を配信する。視聴無料。  8月に予定していた公演に向けた最終稽古の映像。SPACの人材育成事業「シアタースクール」のプログラムに20人が参加し、準備を重ねてきた。新型コロナウイルスの影響で当日の公演自体は中止したが、成果を発表する機会として配信を企画した。  映像は約80分。両日とも内容は同じ。アーカイブ配信はない。視聴希望者はSPACの公式サイト内にあるフォームから事前に申し込む。  問い合わせはSPACチケットセンター<電054(202)3399>へ。

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  • 伊豆の国ゆかりの大河ドラマ 小栗旬さんら市内で撮影

     伊豆の国市ゆかりの北条義時を主人公とする2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の撮影がこのほど、同市内の屋外に設けられたオープンセットなどで行われた。NHKによると、大河ドラマで主人公のゆかりの地にオープンセットを建てて、大規模な撮影を実施するのは珍しいという。  収録は7月上旬の2週間、感染対策をとりながら行った。小栗旬さんが演じる義時ら北条勢が伊豆の平家方の館を攻めるシーンや、大泉洋さんが演じる源頼朝の軍が挙兵して鎌倉に入る場面などを撮影した。小栗旬さんは「すぐ近くに北条ゆかりの地があり、すごく良い場所にオープンセットを建てていただいた。当時のことを想像しやすく、タイムスリップし

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  • 表現力豊かに舞う チームケッズプロ、野外劇場で観客魅了 静岡

     静岡市駿河区の森本バレエ研究所の生徒らでつくるチーム「ケッズプロ」が28、29の両日、形式にとらわれず感情を表現する「コンテンポラリーダンス」の公演「醜い花」を県舞台芸術公園内の野外劇場「有度」で開いた。10代~60代のダンサー約20人が、豊かな表現力で観客を楽しませた。  小説家原田宗典さんの「醜い花」を舞台化した。出演者たちは足を高くあげるなど全身を使いながら、作品の世界観を表現した。草木や光を使って野外劇場ならではの幻想的なシーンを演出し、2日間で約270人を魅了した。  会場入り口では手指の消毒や検温を行い、座席の間隔を開けるなどの新型コロナウイルス感染症の防止対策を講じた上で実施し

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  • 天竜芸術祭中止 浜松、今秋開催予定

     浜松市天竜区の天竜芸術祭芸能発表会実行委は、今秋開催予定だった「第17回天竜芸術祭」の開催中止を決定した。新型コロナ感染拡大防止のため。

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  • 対話と表現♪自分が今すべきこと ピアニストRINA 10月、ハママツ・ジャズ・ウィークに出演

     浜松市中心部を舞台にした音楽イベント「第29回ハママツ・ジャズ・ウィーク」が10月、同市中区のアクトシティ浜松などで行われる。メインステージとなるヤマハジャズフェスティバルにトリオで出演するピアニストRINAは「不安な時代に音楽を必要としている人はたくさんいる。音の対話と表現を届けることが、自分が今すべきこと」と語る。  ベース佐藤潤一、ドラムス小田桐和寛とのトリオによる初のステージ。6月に収録で顔を合わせ「この3人は何かができる、と直感した。何が起こるか今から楽しみ」。会場のアクトシティは、子どものころに客席からステージを見つめた憧れのホールでもある。  国立音大時代からピアニスト小曽根真

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  • 重厚かつ繊細、音色響く 若手ピアニスト演奏 浜松

     河合楽器製作所(浜松市中区)は28日、10月のショパン国際ピアノコンクールの本選出場者を招いた壮行演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)をアクトシティ浜松(同区)で開いた。国内トップレベルの若手演奏家たちが、「ピアノの詩人」と称されるショパンの楽曲を奏でた。  出演したのは、7月の予備予選を通過した沢田蒼梧さんと京増修史さん、進藤実優さん、岩井亜咲さん、竹田理琴乃さん、伊藤順一さんの6人。「ピアノソナタ第2番変ロ短調『葬送』」などの曲を情感たっぷりに演奏し、約150人の聴衆を魅了。本選と同じピアノ「カワイSK―EX」を使用し、重厚かつ繊細な音色を響かせた。  同社の水谷佳子広報課長は「浜松国際ピ

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  • 白秋作詞の箏曲披露 湖西で演奏会、浜名湖の情景表現

     詩人北原白秋(1885~1942年)が浜名湖にちなんで作詞した箏曲の演奏会がこのほど、湖西市鷲津にある白秋ゆかりの本興寺で行われ、「浜名の湖(うみ)」などが披露された。  同寺の金原日達住職(86)が9月で住職を退任するのを前に資料を整理した際、「浜名の湖」の琴の譜面を見つけた。作詞は白秋、作曲は金原住職の同級生だった河井道子さん(故人)で、20年ほど前に河井さんからもらった。白秋が鷲津の滞在時に利用した旅館を家族が営んでいたことから、河井さんは白秋と縁があった。金原住職が長年眠っていた曲を聞いてみたいと、演奏会を企画した。  同市で活動する琴英会(佐原松敬主宰)が依頼を受け協力した。浜名湖

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  • 音をテーマにイベント 浜松市内で12月、オンライン活用

     浜松市は12月11、12の両日、音をテーマにしたイベント「サウンドデザインフェスティバルin浜松2021」を市内で開催すると市民文教委員会で報告した。オンラインを活用し、誰もが音づくりを楽しめる特別企画を実施するなど、新型コロナウイルス感染拡大に対応した新たなイベントの在り方創出を目指す。  特別企画は「グローバル・シーケンサー(仮称)」。オンライン上にさまざまな音を投稿できる場を設け、その音を使って曲をつくったり、作品をSNSで発表したりできるようにする。同市が加盟するユネスコ創造都市ネットワークを通じ、海外からの参加も呼び掛ける。  開催当日は中区のアクトシティ浜松と浜松科学館、市楽器博

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  • 10月10日予定の「絆コンサート」中止 浜松

     青少年の心を育てる会・浜松は24日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、10月10日に浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで開催予定だった「絆コンサート」の中止を決めた。  窓口でチケット購入済みの人にはチケットと交換で返金する。インターネットサイト「ヤフーパスマーケット」での購入者には自動で返金される。問い合わせは事務局<電053(430)5700>(平日の午前9時~午後6時)へ。

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  • 息の合った歌と踊り披露 静岡でこどもミュージカル公演

     静岡市こどもミュージカル2021「AYAKASHIバトルオンライン」(実行委主催)が21、22日の両日、同市葵区の市民文化会館で開かれた。公募で選ばれた同市の小学4年から高校3年までの62人が出演。約5カ月間、稽古を重ねてきた成果を発揮し、息の合った踊りや響き渡る歌声で観客を魅了した。  演目はオンラインゲームの仮想空間を舞台にしたオリジナルストーリー。ゲームのアバター(分身)と現実の自分を照らし合わせながら、子どもが成長していく姿を描いた。  来場人数を制限するなど新型コロナウイルスの感染防止対策をして行った。  

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  • 天竜の文化風景、音楽で コンサート、オンライン生配信 浜松

     浜松市天竜区ゆかりの音楽家らでつくる「天竜四季の森」と、同区佐久間町出身の若者らでつくる「佐久間若者サミット」は22日、天竜川流域の文化や風景をテーマにしたコンサートなどのイベント「龍の水辺芸術祭2021」(静岡新聞社・静岡放送後援)をオンラインで開いた。  同区龍山町の龍山森林文化会館を会場に、イベントの模様を動画投稿サイト「ユーチューブ」と写真共有アプリ「インスタグラム」で生配信した。  同町出身の音楽家鈴木のぞみさんらでつくる天竜四季の森音楽団は、天竜区の四季をモチーフに朗読を盛り込んだ組曲「天竜四季の音」や、「大河のひかり」などの楽曲を演奏。幻想的な音色を響かせた。  佐久間町の住民

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  • 野平一郎・静岡音楽館AOI芸術監督 東京文化会館音楽監督に就任

     静岡音楽館AOI(静岡市葵区)芸術監督の作曲家・ピアニスト野平一郎氏(68)が、クラシック音楽や舞台芸術の殿堂ともいわれる東京文化会館(東京都台東区上野公園)の第3代音楽監督に9月1日から就任することが、21日までに分かった。AOIの芸術監督は続投する。  同文化会館は1961年開館。本格的な音楽ホールとして東京都が開都500年事業で建設し、60年にわたって日本の舞台芸術文化の中心を担っている。2004年から東京音楽コンクールや若手芸術家の支援・育成などを柱とした自主事業を統括する音楽監督を置く。同コンクールピアノ部門審査員長も務める野平氏は指揮者小林研一郎氏(81)の後任となる。  野平氏

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  • スノドカフェ七間町、閉店へ 人と文化の社交場、今後の展開に注目

     静岡市葵区の市街地でさまざまな文化イベントを繰り広げているカフェ「スノドカフェ七間町」が、29日で閉店する。芸術活動に関する企画を積極的に開き、市民が集う社交場として親しまれてきた。常連客からは惜しむ声と共に、今後の展開に関心が寄せられている。  同市清水区にあったカフェの2号店として2014年に開店。静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)の企画を担当する店主の柚木康裕さん(55)が、演劇やアート、音楽に関するワークショップやセミナーを仕掛けてきた。柚木さんは「新型コロナウイルス禍でイベントが開催できない中、より求められる場のあり方を見つけたいと考えた」と話す。  もともと映画

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  • 浜松・天竜ゆかりの音楽家 若者と共演 8月22日、オンラインで

     浜松市天竜区ゆかりの音楽家らでつくる「天竜四季の森」と、同区佐久間町出身の若者でつくる「佐久間若者サミット」は22日午後1時から、コンサートなどのイベント「龍の水辺芸術祭2021」(静岡新聞社・静岡放送後援)をオンラインで開催する。  天竜川流域の風景と伝統文化をテーマに、さくま飛龍太鼓のパフォーマンスをはじめ、楽団による天竜区の四季を題材にした朗読と組曲の演奏、ライブペイントなどを行う。浜松山里いきいき応援隊の隊員による区内各地域の紹介もある。  イベントはユーチューブとインスタグラムで生配信する。

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  • 服部バレエスクール30周年記念し熱演 富士、OGやゲストも参加

     富士市、沼津市でバレエ教室を展開する「服部バレエスクール」の「30周年記念フェスティバル」がこのほど、富士市のロゼシアター大ホールで開かれた。ゲストを迎え、多彩な演舞を熱演した。  発表会は5部構成。3歳から70代までの研修生やOG計約70人と関係団体のメンバーが出演した。  1部の「思い出のアルバム」は30年の歴史が詰め込まれた。「回想」では、これまでの舞台の名場面が少しずつ次々と上演され、同スクールの歩んだ道を印象付けた。発表会の定番の演目「イッツショータイム」では現役生とOG計50人が息の合った踊りで会場を沸かせた。  和太鼓集団「鬼太鼓座」の演奏に合わせて舞う演目もあり、客席から大き

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  • 静岡市出身の五条さん 若手ピアニストの登竜門、4位入賞

     若手ピアニストの登竜門ピティナ・ピアノコンペティション(全日本ピアノ指導者協会主催)の最上級に当たる「特級」部門の最終選考が19日、東京・サントリーホールで開かれた。静岡市駿河区出身の五条玲緒さん(21)=東京芸術大3年=が4位に入賞した。  年齢制限のない約200人から予選を勝ち抜いた4人が出場し、オーケストラと共演した。五条さんは、19世紀ロシア出身の作曲家ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を披露した。同コンペティションは45回目。国内外で活躍する一線のピアニスト11人が審査した。

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  • 音楽授業で活用を 河合楽器、音符ソフトを無料公開

     河合楽器製作所は、小中学校の音楽授業で使うタブレット端末の五線譜上に音符を書き込めるソフトウエア「おんぷノート」を無料公開した。書き込んだ多彩な音を即座に確認でき、出来上がった楽譜は教師や児童・生徒間で共有できる。  全国の小学校の約4割と中学の約3割で導入されるiPad(アイパッド)用アプリをダウンロードすれば、指やタッチペンで五線譜上に音符を直接書き込めて、修正や消すことが簡単にできる。  2014年に発売した「タッチノーテーション」の機能を基に、小中学校用に音符の種類などを調整。ハーモニカやリコーダー、三味線・琴など、代表的な鍵盤・管・弦楽器の計34音色を搭載した。  楽譜認識・作成の

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  • 演劇が果たす「役割」は 磐田でSPAC総監督

     静岡県西部の舞踊団やバレエ教室などでつくる「佐藤典子同門会」は15日、県舞台芸術センター(SPAC)の宮城聰芸術総監督(62)を講師に招いた講演会を同市見付のワークピア磐田で開いた。「演劇が果たす役割」と題し社会における舞台芸術の重要性を訴えた。  宮城総監督は、多様性を認める役を近代芸術は担ってきたと指摘。「会員制交流サイト(SNS)やインターネットは価値観の違う人との溝を深くする」とした上で、「人同士が対面で会うことが、さまざまな価値観が共存できる社会をつくる」と話した。  SPACの活動意義についての紹介や、佐藤さんが企画・監修した映像作品の上映も行われた。

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  • ラッパーAwich 9月に新作 葛藤と覚悟、曲に込める

     9月に新EP「Queendom」を発表することが決まったラッパーのAwich(エイウィッチ)が8月1日、沼津市内でライブを行った。音源やライブで急速に評価を高める「ヒップホップクイーン」に、自身の表現の根源を聞いた。  リードトラックとして7月30日に「GILA GILA feat.JP THE WAVY, YZERR」をリリースした。「正しいとか間違いとか。良いとか悪いとか。全ての価値は絶対的ではなく相対的なもの。この曲には、それを伝える上での私の葛藤と覚悟を込めた」  川崎市出身の人気グループBADHOP(バッドホップ)のラッパーYZERR(ワイザー)が参加している。「ただ曲を作ろうとい

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  • 作曲家林哲司が作品集 ヒットメーカー、歩み回顧

     シティポップの名曲がブームを起こしている作曲家林哲司(富士市出身)が、作品集「林哲司melody collection」をリリースした。年代やレコード会社の枠を超え、ヒットメーカーの歩みを改めて世に送る。  年代の副題を付けた2枚組アルバムの3タイトル。竹内まりや「September」、杏里「悲しみがとまらない」、杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」など、ベスト盤と呼ぶべき楽曲を全部で100曲ほど選んだ。  約40年前に林が作曲した松原みきの「真夜中のドア stay with me」が、世界規模の「シティポップ・リバイバル」をけん引している。作品

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  • 琵琶の歴史や製作過程を紹介 浜松市楽器博物館

     浜松市中区の市楽器博物館でこのほど、企画展「琵琶 こころとかたちの物語」(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。奈良時代に中国から伝わったとされる琵琶の歴史や製作過程などを紹介する。12月7日まで。  楽琵琶や薩摩琵琶など、日本国内で発展した5種類の琵琶などを展示した。琵琶の原型となった弦楽器は古代ペルシャが発祥で、シルクロードを通じてユーラシア大陸の東西に広がったとみられる。日本で雅楽の演奏に使われた歴史や、文学、信仰に与えた影響についても解説している。  演奏家や製作者が、琵琶の特徴や製作工程を動画で紹介するコーナーも設けた。

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  • トランペット奏者 伸びやかな音色 浜松・アクトでコンサート

     浜松市文化振興財団は14日、トランペット奏者三村梨紗さん(23)を招いたコンサート「幸和ハウジングクラシックスペシャル アクト・ニューアーティスト・シリーズ2021」(静岡新聞社・静岡放送後援)をアクトシティ浜松音楽工房ホール(同市中区)で開いた。  三村さんは2019年の日本管打楽器コンクールで優勝し、20年に東京芸術大を首席で卒業。多数のオーケストラと共演している。この日はピアニスト永原緑さん(46)の演奏に乗せ、伸びやかな音色を披露。聴衆約160人を魅了した。  活躍が期待されている若手演奏家を招く同シリーズは、1995年から開催。今回の公演は21年度の全5回のうちの3回目で、次回は1

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  • 音楽、踊り、星を同時に 浜松・アクトでコンサート

     音楽とダンス、プラネタリウムを通して芸術と人との結び付きなどを表現する「音とダンスと星をつなげるコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)が14日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。  同区出身のユーフォニアム奏者小久保まいさんをはじめとした演奏家やダンサー計8人が出演した。ステージ上のスクリーンに映し出されたプラネタリウムの映像とともに、ホルストの「木星」や星にちなんだ楽曲を披露した。  全国で移動式プラネタリウムの上映を行う高橋真理子さんが、星座や太陽系など宇宙の成り立ちを演奏に合わせて解説した。約300人の聴衆は映し出される幻想的な星空を鑑賞しながら、演奏とダンスを楽しんだ。

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  • プロダンサー2人 故郷の磐田・浜松に拠点 次世代の才能発掘

     静岡県西部地区出身のプロダンサー2人が代表を務める「ペアトレリズム Lab.(ラボ)」が、磐田、浜松両市を拠点に活動を始めた。EXILE(エグザイル)のバックダンサーも務めた2人は「培った経験や人脈を故郷に還元したい」と都内から拠点を移した。本格的なパフォーマンスやトレーニングを指導する場を設け次世代の才能発掘を目指す。  代表はDaiKi(ダイキ)さん(40)=本名大石貴之、磐田市出身=とVANY(バニー)さん(41)=本名中沢翔、袋井市出身=。浜松市でプロダンサーとして活動していたVANYさんに高校生だったDaiKiさんがダンスを習いに行ったのが出会い。その後2人は上京し、有名アーティス

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  • プラタナスコンサート 平和祈る合唱、オンライン配信

     音楽を通して平和の大切さを訴える「プラタナスコンサート」(浜松市、静岡新聞社・静岡放送主催)が14日、新型コロナウイルス対策のため、オンラインで始まる。15日の終戦の日に向けた恒例行事。公式ホームページで9月30日まで、浜松市歌の合唱動画などを配信する。  メイン企画の「市歌大合唱」は、市民らから寄せられた合唱の映像27本を一つの動画にまとめた。市内の中高8校や合唱団、個人など約370人が参加している。  コンサートのテーマソング「小さな街のプラタナス」の合唱、浜松ゆかりのアーティストのリモートコンサートも配信する。動画は公式ホームページ<http://www.at-s.com/e/plat

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  • 11月の浜松いなさ人形劇まつり 2年連続、ウェブ配信で

     浜松市は13日までに、同市北区で11月13、14の両日実施する「市いなさ人形劇まつり」について、動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用した無料動画配信形式で行うことを決めた。  同まつりは県内外からプロ、アマチュアの人形劇団が集結して劇を披露する同区引佐町の恒例行事。昨年も新型コロナウイルスの影響でウェブでの配信を行った。  視聴方法などの詳細については10月中旬以降に発表する予定。

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  • 最高賞に真中さん(山名小) 中東遠PTCピアノコンクール 袋井

     第37回中東遠PTCピアノコンクール(中東遠ピアノ指導者連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、袋井市月見の里学遊館で開かれた。最高の「PTC賞」には市立山名小6年の真中泉さんが輝いた。  中東遠の園児や小中高生ら約220人がソロ、デュオなど17部門に出場し、課題曲を演奏した。受賞者は11月に同所で開かれる記念コンサートに出演する。  主な受賞者は次の通り。  【ソロ】金賞 A部門 松本理世(藤枝順心高付属幼稚園)▽B部門 関塚心晴(磐田長野小2)▽C部門 鈴木英登(袋井北小3)▽D部門 真中泉(袋井山名小6)▽E部門 近藤愛奈(静岡大教育学部付属島田中1)F部門 鈴木穂香(浜松学芸

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  • BOSSブランド ギターバッグ発売 ローランド

     ローランドはこのほど、使い勝手やデザイン性、耐久性などを兼ね備えた「BOSS(ボス)」ブランドのエレキギター用バッグ2種類を発売した。  軽量ながら高い基本性能を備えた「CB-EG10」と、多層構造の外装で防水性を強化し、厚みのある内部パッドで保護性能を高めた「CB-EG20」。  想定価格はEG10が9350円前後、EG20が1万6500円前後。初年度の国内外の販売予定は各6千台。

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  • 手話も交えて熱唱 浜松少年少女合唱団が定期演奏会

     浜松少年少女合唱団の第21回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。県西部の小学生から高校生までの団員27人が、美しいハーモニーを会場に響かせた。  谷川俊太郎さん作詞の合唱曲をはじめ、ポーランド民謡など、多彩な22曲をピアノやチェロの伴奏とともに歌った。子供たちにもっと歌を披露する場を与えようと、初めて企画した「いっしょにうたいましょう」では、公募で集まった7人が団員とともに舞台に上がり2曲を合唱した。新沢としひこさん作詞、中川ひろたかさん作曲の「にじ」は、手話を交えて伸びやかな声で歌い上げた。

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  • 浴衣でピアノ演奏 磐田の教室、発表会 “ファッションショー”も

     磐田市中泉の星野ピアノ教室はこのほど、コロナ禍における教室生の発表の場と地元繊維産業の応援のため「浴衣でピアノ発表会」を同市上新屋のアミューズ豊田で開いた。子供を中心に約65人が出演し、一人ずつ色とりどりの浴衣をまとって演奏を披露した。  指導者の星野雅子さんが企画し、浴衣製造「竹杉商事」(浜松市、杉田雅紀代表)などが協力した。出演者が色鮮やかな花の模様やシックな色合いなど多様な種類から1点を選んで着用し、クラシックやポップス曲などを優雅に奏でた。演奏後に杉田代表が浴衣の特徴を解説する“ファッションショー”の要素も盛り込んだ。  感染防止対策のためステージ発表は地区単

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  • 専門店フロアに劇場空間 沼津の松島さん、即興パフォーマンス

     国内屈指の舞台芸術カンパニー「パパ・タラフマラ」(2012年解散)のメイン・パフォーマーを務めた美術家松島誠さん(57)=沼津市=が7、8の両日、同市のイシバシプラザでインスタレーション展示と即興のソロパフォーマンスを行った。専門店が並ぶフロアの一角に、劇場空間を現出させた。  施設2階の約100平方メートルの店舗跡にかつて舞台美術として使用したオブジェや、7月に掛川市のアート企画「原泉アートプロジェクト」で制作した作品を配置。沼津市の海岸の映像を流す中、約5分の舞いを披露した。  空中から何かをつかみ取るかのように手を上下させたり、緩急を付けてくるりくるりと体の軸を回したり。滑らかに波打つ

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  • 世界的ピアニスト フィルム演奏会 8月13日からMOA美術館

     熱海市のMOA美術館は13~15日、同市土砂災害復興支援企画として、世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチさんのフィルムコンサートを同美術館能楽堂で開く。料金無料(入館料別途)。市民は入館無料。  アルゲリッチさんは2017、18年に同館で公演している。今回の災害を受け、音楽で被災者の心を癒やし、復興の力にしてもらおうとフィルムコンサートの開催を申し出た。  土石流の犠牲者を哀悼し、「被災された皆さまのご無事と皆さまに再び平穏な日常が戻ることを心から願っています」とのメッセージも寄せている。  当日は1998年から大分県別府市で開かれている「別府アルゲリッチ音楽祭」の映像を午前11時と午後1

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  • ラップミュージック 米国発祥、8月11日が誕生日【ストリートカルチャー温故知新㊤】

     東京五輪での新種目スケートボードの日本勢の活躍を機に、街路や公園など都市空間に根差した「ストリートカルチャー」への注目が高まっている。代表例を三つ取り上げ、起源やスタイルなどを県内の識者に解説してもらう新連載。第1回は言葉を武器にした音楽ラップミュージックについて、四半世紀にわたり活動を続けるラッパーGOMAさん(41)=静岡市葵区=に聞いた。  ■起源はパーティー  ラップは米国の黒人がつくりだした音楽表現です。1973年8月11日、ニューヨークの公営住宅で催されたパーティーが発祥。米国上院は先日、この8月11日を、ラップを含めたヒップホップ文化の記念日とすることを決めました。  ジャマ

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  • 長唄「松の翁」 舞台は実は沼津? 帯笑園当主宅に直筆本 “富士説”覆す発見か

     東海道きっての名園として知られる沼津市原の国登録記念物「帯笑園」の現当主植松靖博さん(82)がこのほど、江戸末期から明治にかけて三味線の名人として名をはせた三代目杵屋正次郎が作曲した長唄「松の翁」の直筆の唄本を自宅で発見した。富士市内の庭園で詠まれたと伝わっていた名曲だが、帯笑園が題材だった可能性が強まり、関係者は「長唄界の通説を覆す発見」と声をそろえる。  松の翁は1877(明治10)年、正次郎が伊勢参りの途中に立ち寄った庭園で、珍しい植物が集まる眺めに感嘆して作詞・作曲したとされる。三味線や歌の節が洗練された品の良い曲で、現在でも広く演奏されている。  唄本は、植松さんが書庫を整理してい

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  • 本田宗一郎の生涯 講談で振り返る 9月、浜松でイベント

     ホンダ創業者で浜松市天竜区出身の本田宗一郎氏の生誕115年と没後30年の記念イベント「はままつ偉人講談 本田宗一郎物語」(浜松市文化振興財団など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が9月23日、同区二俣町の天竜壬生ホールで開かれる。  講談師の5代目宝井琴鶴さんが本田氏の生涯を振り返る「本田宗一郎物語」を、田辺いちかさんが「三方ケ原軍記前日譚(たん) 湯水の行水」を読む。  「本田宗一郎物語」は本田氏と親交のあった5代目宝井馬琴の創作。孫弟子にあたる琴鶴さんが馬琴のオリジナルを伝える。  午後3時開演。入場料1500円。問い合わせは天竜壬生ホール<電053(922)3301>へ。

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  • 静岡県代表で東海出場 焼津市民吹奏楽団、念願の1位通過報告

     焼津市民吹奏楽団の志村博之団長、望月洋次郎音楽監督が10日、焼津市役所に中野弘道市長を訪ね、9月5日開催の東海吹奏楽コンクールに県代表として出場することを報告した。  同楽団は7月18日に開催した県吹奏楽コンクールの職場・一般の部で最高賞の県知事賞を受賞し、8年ぶりの東海大会への出場を決めた。  志村団長が「念願の1位通過をしました」と報告すると、中野市長は「県トップの技術を身につけた」と喜んだ。望月監督は「焼津の文化発展のためにこれからも努力したい」と語った。  

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  • バイオリン、歌声で支援に感謝 熱海・伊豆山の親子ら動画手作り

     熱海市伊豆山の大規模土石流からの復旧復興を願うとともに、市外からの被災地支援への謝意を伝えるため、市内の演奏家と伊豆山地区に住む親子の計3人が演奏動画を手作りした。発生から1カ月が経過した3日から、動画配信サイト「ユーチューブ」で心を癒やす歌声と音色を発信している。  バイオリニストの真野有奈さんが7月下旬、伊豆山に住み、被災を免れたピアノ教室指導者の水野久恵さんと中学生の可麗さん親子と一緒に、市内の起雲閣で竹内まりやさんの曲「いのちの歌」を収録した。  可麗さんは動画の冒頭で「地域の多くの人が被害を受け、毎日千人近くの人たちから助けを受けています。私たちの音楽を、心を込めて届けます」とあい

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  • 奥行き230センチサイズ ベーゼンドルファー、高級ピアノ発売

     ヤマハミュージックジャパン(東京)はこのほど、子会社べーゼンドルファー(オーストリア)のグランドピアノ新製品「Model 230VC」を国内発売した。  190年以上の伝統があるグランドピアノを現代向けに設計し直した「VC」ラインでは5機種目で、「280VC」に次ぐ高級モデル。奥行き230センチと自宅内にも設置しやすいサイズながら、フルコンサート用さながらの音の迫力と重厚感、色彩感あふれる音色を兼ね備えた。  受注後、同国の職人が手作業で仕上げる。価格は2200万円。

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  • ピアニストの犬飼さんと臼井さん 磐田で21日に演奏会

     国内外で活動するピアニストの犬飼新之介さん(浜松市出身)と臼井秀馬さん(磐田市出身)が21日、「ピアノデュオコンサート」を磐田市上新屋のアミューズ豊田で開く。  国内外のコンクールで入賞経験がある2人が、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」などのクラシック曲を披露する。チケットは3千円(高校生以下2千円)。掛川市御所原の兵藤楽器店などで購入できる。

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  • 名曲思わせる香水「音楽の香り」 浜松の楽器店が商品化

     浜松市中区のアオイ楽器店(川上嘉将社長)はこのほど、バッハ、ベートーベン、ショパンの名曲の特徴をイメージした香水「音楽の香り」を開発し、発売した。  コロナ禍で音楽教室が休講になった昨年、川上社長は「前半、中盤、後半と変化する楽曲と同様、香りも時間で変わる。音楽のまちの楽器店として特性を具体化できないか」と思い立った。「G線上のアリア」「エリーゼのために」「幻想即興曲」を選び、都内の香水制作会社などの協力で商品化に結び付けた。  外箱は楽譜をイメージし、バーコードをグランドピアノの形にするなど細部にこだわった。想定価格は5280円で、各300個を用意。卸業者の協力を得て全国の楽器店での販売を

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  • 伊藤京子さん死去 掛川出身、ソプラノ歌手 94歳

     戦後のオペラ界で活躍したソプラノ歌手、伊藤京子(いとう・きょうこ、本名長谷川京=はせがわ・きょう)さんが25日午前10時16分、死去した。94歳。掛川市出身。葬儀は近親者で行った。喪主は長女毛利留美子(もうり・るみこ)さん。  東京音楽学校(現東京芸術大)を経て、1949年日本音楽コンクール第1位入賞、50年に日本初演のプッチーニ「トゥーランドット」のリュー役でオペラデビュー。ベルディ「椿姫」など多くのオペラでプリマドンナを務め、團伊玖磨氏の「夕鶴」のつうを当たり役とした。日本歌曲にも熱心に取り組んだ。  88年紫綬褒章。静岡国際オペラコンクール審査委員長、県民オペラ芸術監督などを歴任し、常

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  • ライブの空気感楽しんで 浜松交響楽団がコンサート

     第15回浜松いわた信用金庫「夢に追いかぜコンサートin浜松 愛と冒険の物語」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。浜松交響楽団がクラシック曲を中心に演奏し、来場者を楽しませた。  団員約80人はモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」序曲やマーラーの「アダージェット」といった有名曲を奏でた。ソロ演奏を披露したバイオリニスト奥村愛さんは進行役として、演奏の合間に曲を解説。「新型コロナウイルスの影響で生演奏の機会が減ったが、体に伝わる音の振動などライブの空気感を楽しんでほしい」と来場者に呼び掛けた。

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  • ピアノ・デュオ 10月にタミヤコンサート 静岡

     タミヤは10月20日午後6時半から、「タミヤコンサート2021秋-ピアノ・デュオで聴くオーケストラの響き」を静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開く。無料。  ピアニスト稲島早織さんと大石真裕さんが、スメタナの連作交響詩「わが祖国」などを披露する。入場希望者ははがきに、郵便番号、住所、氏名、電話番号、希望枚数(2枚まで)を記入し、〒422-8610 静岡市駿河区恩田原3の7「タミヤコンサート」係に申し込む。8月23日必着。  問い合わせは同社<電054(286)5105>へ。

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  • 浜松国際ピアノコンクール 11月に代替行事 市、生演奏とオンライン

     浜松市は20日、新型コロナウイルスの感染拡大で中止を決定した第11回浜松国際ピアノコンクールについて、11月7~28日に生演奏とオンライン配信を組み合わせた代替イベント「(仮称)浜松ピアノ音楽祭」を開催することを、市議会市民文教委員会で報告した。  代替イベントの会場は、ピアノコンクールと同じアクトシティ浜松。初日のオープニングコンサートは2018年の前回優勝者ジャン・チャクムル氏=トルコ出身=が凱旋(がいせん)公演を行う。  11月14日はコンクール審査委員長の小川典子さんがピアノ演奏を披露する。同26、27両日は、コンクールに申し込んだピアニストのうち、希望者によるリサイタルをオンライン

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  • 静岡市「まるちゃん音頭」刷新 声優TARAKOさんが歌唱

     静岡市は19日、市のPRソング「まるちゃんの静岡音頭」の新バージョンをお披露目した。アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公の「まる子」役を務めるTARAKOさんを新たな歌唱者に迎え、市役所庁舎内やイベントで流すなどして市の魅力発信に活用する。新音頭の完成を記念し、静岡鉄道は20日から、ちびまる子ちゃんのラッピング電車の運行を始める。  19日に静鉄新静岡駅で出発式が行われた。田辺信宏市長は「より一層まるちゃん音頭らしい曲になった。さらに多くの人に知ってもらい、好きになってもらいたい」、川井敏行社長は「電車移動が少しでも彩り、潤えば」とそれぞれ期待し、テープカットで新バージョンの完成を祝った。  

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  • ヘッドホン通じライブ楽しむ 浜松で新機軸の音楽イベント

     音楽バンドのライブ演奏をスピーカーではなく、ヘッドホンやイヤホンを介して楽しむ新機軸のイベント「昭和フェス2021」(実行委員会主催)が17日、浜松市西区の舘山寺門前広場で開かれた。  ローランド元社長の菊本忠男さん(79)=同市北区=が提唱し普及を進める「サイレントストリートミュージック」プロジェクトが支援する、初めての本格イベント。三つのステージに市内で活動する10組が出演した。  ギター、ベース、キーボード、ドラムなどの音を直接音響機器につなぎ、バランスを整えた上で、聴衆一人一人に配布したラジオに電波を介して届けた。ザ・ビートルズの楽曲を披露した5人組「The音楽部」のリーダー尾崎誠さ

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  • バイオリンの音色、聴衆魅了 天満さん 静岡・葵区で演奏会

     SBS学苑パルシェ校は16日、静岡市葵区の静岡音楽館AOIでバイオリニスト天満敦子さんの「お話と演奏の会」を開いた。バイオリンの名器として知られる「ストラディバリウス」の音色を奏でた。  毎年開催され、今回で11回目。ルーマニアの作曲家ポルムベスクの「望郷のバラード」をはじめ、「シチリアーナ」「タイスの瞑想(めいそう)曲」など約10曲を披露した。ストラディバリウスの伸びやかに響く音で会場を包み、聴衆の心を揺さぶった。  天満さんは思い出とともに曲を紹介したほか、ユーモアを交えたトークも展開し、ファンを喜ばせた。

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  • 7種類リコーダー演奏 奏者の柿本さん、袋井特支磐田分校で披露

     磐田市在住のリコーダー奏者柿本春香さん(29)がこのほど、同市見付の袋井特別支援学校磐田見付分校で、音楽の贈り物コンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を行った。生徒約40人を前に、ソプラノやアルト、バスなど大小7種類のリコーダーの生演奏を披露した。  コロナ禍でも安心して芸術文化に触れる機会を提供する県の「ふじのくに#エールアートプロジェクト」の一環。演奏間のマスク着用や飛まつ防止ボードなどの対策を講じて実施した。柿本さんは曲調に合う音域のリコーダーを使い分けながら、人気のアニメテーマ曲からジブリ音楽、朧月夜(おぼろづきよ)、ふじの山といった唱歌まで12曲を演奏。軽やかで温かみのある音色を響

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  • ジャズの調べ、地域住民魅了 浜松・天竜区でコンサート

     浜松市天竜区水窪町の水窪文化会館は9日、県内外で活躍する演奏家を招いた「サマーコンサート2021 in Misakubo」を同館で開いた。  県内を中心に活動するサックス奏者森山瑞樹さん率いる「森山瑞樹ジャズカルテット」が、「A列車で行こう」「チュニジアの夜」といったジャズの名曲を披露し、小中学生から高齢者まで地域住民約100人が洗練された音色に聞き入った。  「名探偵コナン」や「モンスターズ・インク」などアニメ作品のテーマ曲のほか、水窪小と水窪中の校歌をジャズバージョンで演奏し、聴衆を魅了した。

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  • 熱海土石流被災者支援へライブ、22日配信 巻上公一と佐藤正治

     熱海市伊豆山の大規模土石流の被災者を支援するため、同市に住む音楽家で詩人の巻上公一、打楽器奏者の佐藤正治が「伊豆山エールプロジェクト」と題し、22日午後3時からチャリティー配信ライブを行う。  2人のユニット「アルジャンスー」として演奏する。ロシア連邦アルタイ共和国の国民的歌手ボロット・バイルシェフとの共演から生まれたデュオで、シベリア各地の諸民族との交流も行っている。巻上のボイスパフォーマンスやテルミン、口琴と佐藤の多様な打楽器による即興演奏を主軸とする。  配信チケットは千円で、購入サイトから申し込む。収益全額を義援金として被災地に届ける。佐藤は「自分たちに近い場所で大きな被害があり、胸

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  • 9月浜名湖フォークジャンボリー 2022年に延期

     9月25、26日に浜松市西区で開催予定だったフォーク音楽イベント「第17回浜名湖フォークジャンボリー」の実行委員会は9日、新型コロナウイルスの感染再拡大の状況を踏まえ、同イベントを来年9月に延期すると決定した。  コロナ禍での延期は昨年9月に続いて2年連続。県内外から出演予定だった50組には来年も参加を依頼する。  2005年以来、同区の浜名湖ガーデンパークを舞台に開催を続け、アマチュアのフォークイベントとしては全国有数という。  実行委員長の新海稔和さん(同市北区)は「年配者の参加が多いため、コロナ収束後に満を持して再開したい。2年分の思いを込めてフォークで皆さんを元気にしたい」と話してい

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  • 劇団四季「The Bridge」県内公演 静岡で開幕

     劇団四季の新作ミュージカル「The Bridge(ザ・ブリッジ)―歌の架け橋」の静岡公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が8日、静岡市葵区の市民文化会館大ホールで始まった。  劇団四季の代表的な作品から人気の楽曲を集めたショー形式の舞台。出演者は「アラジン」「美女と野獣」「キャッツ」などの名曲に合わせて情感豊かな歌と躍動的なダンスを繰り広げた。  劇団の過去と未来、劇団と観客に渡す橋をイメージした作品は、困難な時代を乗り越える力を感じ取ってもらう願いを込めた。俳優の荒木美保さん(同市出身)が演出を手掛けた。  県内の一般公演は同会館で10、11日に行うほか、15日に菊川、17、18日に浜松、

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  • 遠隔合奏サービス iPhone、iPadでも ヤマハが公開

     ヤマハはこのほど、コロナ禍の昨年6月から無料公開しているオンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM(シンクルーム)」で、新たにiPhone(アイフォーン)とiPad(アイパッド)版を公開した。  シンクルームは、アプリをインストールしてアカウント登録すれば、自宅など離れた場所にいる演奏愛好家がインターネット回線を介して最大5拠点でつながり、新しい形のセッションを楽しめる。  これまでスマートフォン版はアンドロイドのみの対応だったが、改良を重ねて特に若年層に人気のアイフォーンなどでの利用も可能にした。第5世代(5G)移動通信システムでの利用を推奨する。

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  • 浜北・プレ葉ウォークに音楽教室 ヤマハ

     浜松市浜北区のショッピングセンター「プレ葉ウォーク浜北」2階に5日、ヤマハ音楽教室「浜松プレ葉ウォークセンター」がオープンした。ヤマハエレクトーンデモンストレーターの松井宏行さんがプレ葉1階の常設ステージで記念演奏し、幅広い世代が学べる新教室をPRした。  ヤマハグループのヤマハミュージックリテイリング(東京都)が13年ぶりに浜松市内で新規開設する直営教室で、浜北区内の子ども向け音楽・英語教室など4会場を統廃合した。駐車場が広く利便性の高いショッピングセンター内への創設は市内初で、大人向けのギターやサックスなどの教室も新たに用意し、受講生開拓を図る。  教室数は11部屋で、生徒数は約300人

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  • 40回目、節目の定演熱く 浜松・積志ウィンドアンサンブル

     浜松市東区の積志協働センターを拠点に活動する市民楽団「積志ウィンドアンサンブル」は4日、第40回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。団員約50人が思いを込めて熱演した。  明るく軽快なメロディーが特徴の「フニクリ・フニクラ狂詩曲」で華やかに幕を開け、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の吹奏楽編曲版などを披露した。「祝い」にちなんだ楽曲も演奏し、40回目という節目の公演を聴衆とともに祝った。

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