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難波理事 静岡県の責任言及「根底に組織文化」 熱海土石流

 難波喬司静岡県理事は熱海市伊豆山で発生した大規模土石流災害を巡る県の行政対応について「県民の生命、財産を守るため、ありとあらゆる方法を尽くすという行動に至らなかった」と述べ、県の責任に改めて言及した。相坂氏への答弁。
 難波県理事は県職員が災害を未然防止できなかった要因として「最悪の事態を想定できなかったこと」と「自分が所管する法令の権限範囲内での事務にとどまったこと」の2点を上げ、「根底にはこういう行動となってしまう組織文化がある」と述べた。
 その上で最悪の事態を想定し、組織として共有、対処することが重要だとし「職員研修や日常業務などさまざまな機会を捉え、土石流災害の事例を教訓とした意識改革と行動変容の徹底に継続的に取り組む」との考えを示した。
 熱海土石流を巡っては県の行政対応検証委員会が「県と熱海市の対応は失敗」と総括し、県も責任を認めている。

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