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掛川市産ホップのビール完成 事業化へ第一歩 中部電力が市長に報告

 中部電力静岡支店などが掛川市で栽培したホップを使ったビールが完成した。同支店の中野進地域共生グループ長ら3人が4日、掛川市役所に久保田崇市長を訪ねてPRし、プロジェクトの内容や今後の展望などを報告した。

久保田市長(右から2人目)に掛川市産ホップの香りを紹介する関係者=掛川市役所
久保田市長(右から2人目)に掛川市産ホップの香りを紹介する関係者=掛川市役所

 同社は地域貢献活動の一環で、2022年春から市内の休耕農地を活用したホップ栽培を主導している。初めて醸造した今回のビールは、フルーティーで後味に新鮮な苦みがあるセゾンスタイル。330ミリリットル瓶200本分を醸造した。
 中野グループ長は、収穫したホップの実などを久保田市長に示し「従事者が増えて産業として成り立つのがベスト。耕作放棄地解消にもつながる」と説明した。数量を増やして事業化を目指すほか、掛川市産ホップを市外のクラフトビール醸造所に売り込むなどビールを軸にした地域振興策を描いている。

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