テーマ : お茶・茶況

首相が新茶堪能 「世界に飛躍の時」 静岡など産地が贈呈

 静岡など全国の茶産地の関係者が19日、首相官邸で岸田文雄首相に18産地の新茶を贈呈した。主要産地の茶娘も参加して魅力をアピールし、静岡県からは川根本町茶業振興協議会が川根茶を贈った。

贈呈された新茶を試飲する岸田首相(中央)。右は日本茶業中央会の上川陽子会長=19日午後、首相官邸
贈呈された新茶を試飲する岸田首相(中央)。右は日本茶業中央会の上川陽子会長=19日午後、首相官邸

 自民党茶業振興議員連盟(会長・森山裕選挙対策委員長)と日本茶業中央会(会長・上川陽子幹事長代理=衆院静岡1区)、全国茶生産団体連合会、全国茶商工業協同組合連合会など茶業団体の代表が参加した。皇室に献上した静岡市産の手もみ茶やG7広島サミットで提供された狭山茶など3種類を飲み比べた首相は「個性、多様性があって素晴らしい。昨年の緑茶輸出額は過去最高を更新し、世界に飛躍する時を迎えている。全国の生産者に頑張っていただきたい」と期待した。
 新茶贈呈は4年ぶり。茶娘姿で川根茶を岸田首相に手渡した高田香澄さん(28)=川根本町=は贈呈式終了後の取材に「山のお茶のさわやかな香り、ふくよかな甘味を楽しんでほしい」と話した。
 (東京支社・中村綾子)

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