テーマ : お茶・茶況

デジタル茶況(6月15日)雨後で取引量減少 静岡市中 県産二茶

 静岡市中の県産二茶は前日の雨天で摘採を中止した工場があったため、取引数量は減少した。価格は大きく変わらず、多くの荷が600円台で成立した。
 週末から来週にかけては降雨が予想される日が少なく、早場所で生産にめどをつける工場が増える見通し。榛原の生産者は「現状の芽伸びはいまひとつ。晴天が続いて収量増につながってほしい」と話す。

 藤枝 JA大井川藤枝工場は3口428キロが上場し、1300~760円で取引された。天候の影響で出回りは限定的だった。

 島田、金谷、川根 前日の小雨で島田地域の出回り量は限定的だった。600円台前半が中心か。コワ葉化した荷口が散見され、ある茶商は「全体的に味が薄い」と指摘する。

 榛原、相良 600円台半ばから前半が取引の中心。不安定な天気の影響に加え芽伸びを待つ生産者も多く出回り量は限られた。

 掛川、小笠 掛川茶市場には8口5580キロ上場し、720~670円で取引された。20~10円の小幅な下げ。

 袋井、森 森町では前日の雨でほとんど出回りはなかった。天候不順のため15日も摘採を見送るという南部地域の生産者は「刈り遅れを懸念して、収穫を急ぐ茶園もあるようだ」と話す。

いい茶0

お茶・茶況の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞