テーマ : お茶・茶況

日韓友好語り一座建立 川勝知事ら清水区で朝鮮通信使記念茶会

 1607年6月20日に徳川家康と朝鮮通信使が駿府城で会見したことを記念し20日、日韓友好を図る「朝鮮通信使記念茶会」が通信使にゆかりある静岡市清水区の清見寺で開かれた。

朝鮮通信使と徳川家康の会見を記念した茶会=静岡市清水区の清見寺
朝鮮通信使と徳川家康の会見を記念した茶会=静岡市清水区の清見寺

 茶道裏千家前家元の千玄室大宗匠(100)と川勝平太知事(74)が亭主を務め、韓国の金泰欽(キム・テフム)忠清南道知事(60)、金玉彩(キム・オクチェ)駐横浜総領事(63)と、徳川宗家19代目当主徳川家広さん(58)を招いた。静岡産の茶を使った一服を楽しみながら、豊臣政権による「唐入り」で損なわれた両国関係の改善を狙う徳川家康と通信使の平和への思いや朝鮮半島と茶道の関わりなど、両国が交流を重ねてきた歴史に思いをはせた。
 茶会後には清見寺が所蔵する通信使の書き残した詩などを観覧した。茶会を終えた金知事は、忠清南道には日本と国交の深かった百済の都がかつて置かれていたとして「忠清南道と静岡県で日韓友好の先頭に立っていきたい」と話した。

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