テーマ : お茶・茶況

茶況(6月28日)沼津の本茶が終了 静岡茶市場 県産二茶

 静岡茶市場の県産二茶は東部や清水などの荷が上場した。沼津の本茶が終了し、先週比で取引数量は大きく減少している。
 二茶仕入れを終えた市中問屋は「茶期後半は水色に不足を感じる荷が多かった」と話す。  静岡市中の県産二茶の入荷量はわずかだった。来週まで東部の荷が断続的に入る見通しという。あっせん業者は「後半の生産数量が伸び悩み、飲料関係の需要に対して必要数量をそろえられない局面があった」と話す。

 ◇鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 21, 578キロ
        1, 140~140(平均440)

 藤枝 二茶は終盤に炭疽(たんそ)病の発生が目立った。減産が見込まれる。生産者の一人は「昨年の夏から秋にかけ、栽培管理を適切に行わなかった茶園もある。夏以降の管理は翌年の収穫につながる大事な作業。手を抜くと翌年は期待できない」と指摘する。

 島田、金谷、川根 金谷地域の二茶生産はほとんどの工場で終了した。島田地域は山間部の伊久美を残すのみ。

 榛原、相良 二茶の収量は前年並みか1割減との声が多い。品質について複数の茶業関係者は「全体を通してコワ葉化が目立った」と指摘する。

 掛川、小笠 二茶を終えた生産者は工場の掃除や、茶園のならし作業、防除を進めている。

 袋井、森 袋井では少量の取引が続いている。520~500円台が中心で、前日から20円程度下げた。茶商の一人は「晴天続きで生育が進み、品質が低下している」と話す。週末の雨を見越して29日までに生産を終える農家もいるという。

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