テーマ : お茶・茶況

茶況(6月16日)雨後で入荷は限定的 静岡市中 県産二茶

 静岡市中の県産二茶は各地から入荷があったが、前日の雨天を受けて持ち込み数量は限られた。横ばいか10円ほど下落して取引される荷が目立った。
 初倉と磐田はしっかりしていて600円台半ばから600円前後で商談が成立した。坂部や金谷は600円台後半が多い。勝間田は600円台後半から600円周辺で取引された。晴天の16日は各地で摘採が進んだ。市中の中堅問屋は「リーフ原料の手当ては最終盤。価格は想定内で推移している」と話す。
 榛原や小笠、相良は600円台で取引され、一部で生産を終える工場がみられた。富士は一部工場から入荷があった。週末以降、徐々に顔ぶれが広がっていく見通し。

静岡茶市場 二番荒茶
 ▽成立 24,867キロ(県内10,096キロ、県外14,771キロ)

鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 37,161キロ
        1,001~215(平均517)


 藤枝 前日の雨で取引はなかった。週明けまで好天が続く予報を踏まえ、二茶の生産はピークを迎えた。生産者は昼間の気温上昇による様変わりと生葉の管理に注意している。

 島田、金谷、川根 島田地域は600~500円台が中心で、15~10円の小幅な下げ。JA大井川金谷工場は13口5866キロが上場し、600~500円台。同川根工場は3口1447キロが持ち込まれ、中心は700円代後半。週末から生産のペースが加速しそう。

 榛原、相良 600円台前半の取引が目立つ。市内で二茶は終盤を迎えつつあるが、ドリンク関連業者からの引き合いが強く、下げ止まりの傾向。

 掛川、小笠 掛川茶市場は29口1万9623キロが上場し、1280~530円で取引された。高値はかぶせ。中心価格は600円台後半。JAサエリアは20口1万1350キロが上場し、730~500円台半ばで取引された。

 袋井、森 茶ピアは29口5788キロが持ち込まれた。580~560円台が中心で、20円程度の小幅な下げ。森町茶業センターは雨の影響で11口843キロの上場にとどまった。中心相場は700円前後か。

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