テーマ : お茶・茶況

移動式カフェで景色と茶満喫 キャンプ用トレーラー活用 掛川・木村園

 掛川市下垂木の茶製造販売「木村園」(木村徳彦社長)が、キャンピングトレーラーを活用した移動式カフェ「お茶旅」を完成させた。車でけん引できるため出店場所が自由で、景色を見ながらお茶を楽しめるのが売り。20日、同市東山の「茶草場農法ビューポイント3」でお披露目した。

景色を見ながら茶を楽しめる移動式カフェのお茶旅=掛川市東山
景色を見ながら茶を楽しめる移動式カフェのお茶旅=掛川市東山
キャンピングトレーラーを活用、窓を大きく取り木材をふんだんに使った
キャンピングトレーラーを活用、窓を大きく取り木材をふんだんに使った
景色を見ながら茶を楽しめる移動式カフェのお茶旅=掛川市東山
キャンピングトレーラーを活用、窓を大きく取り木材をふんだんに使った

 お茶旅は縦5メートル、横2・2メートル。約3畳の畳スペースのほかにキッチン、トイレなどがある。景色を楽しめるよう窓を大きくとり、和室を意識して木材をふんだんに使った。同日は、東山茶と抹茶クリーム入りのどら焼きを販売。地元住民らが訪れ、粟ケ岳の茶文字を望みながら茶を味わった。
 木村園は自園自製自販で茶を扱っていたが2020年ごろ、インターネットの小売り販売を主軸にした。販売競争が激化する中で、新たな形での実店舗の開店を模索していたという。
 県内の景勝地や公園などに月1、2度の出店を検討する。茶葉の販売のほか、地場産品を使ったお茶請けを用意し、テイクアウトでの提供も模索する。木村社長は「景色のいい場所でその地の茶を飲んでもらい、茶への親しみを高めていきたい」と話した。出店は木村園のホームページや交流サイト(SNS)で告知する予定。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

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