テーマ : お茶・茶況

茶況(6月10日)仕入れ量は12.6%減 静岡県茶業青年団 一茶状況調査

 静岡県茶業青年団がまとめた一茶の仕入れ在庫状況調査によると、今期の荒茶総仕入れ量は前年比12・6%減、平均単価は2・5%高の2293円だった。
 調査は県内各地の団員ら38人が回答。総仕入れ量が前年より少なかった茶商は8割強に上った。価格別で「1999~1500円」が20・9%と最も高く、「2499~2000円」の18・4%が続いた。
 茶商からは「先行き不透明のため適量を仕入れた」(掛川)、「ミル芽だが、味が薄い品が多かった」(金谷)などの声があった。

 ◇静岡茶市場 二番荒茶相場(キロ・円)
 ▽成立 8,587キロ(県内209キロ、県外8,378キロ)

 ◇鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 58,916キロ
        1,190~282(平均581)


 藤枝 生産者は摘採作業を進め、12日の取引に持ち込む。取引は週明けから本格化する見通し。

 島田、金谷、川根 雨後で葉に露が残り、生産者が摘採を休んだため、島田、金谷地域ともに出回りはなかった。

 榛原、相良 前日の降雨などの影響でほとんど出回らなかった。茶業関係者の一人は「雨や芽伸びが進まない状況を受け、今後の相場展開が読めない」と話す。

 掛川、小笠 大雨で生産を休む工場が多かった。掛川の生産者は「雨量は十分だが日照時間が少なく芽伸びが遅い」と話す。

 袋井、森 森町茶業センターには13口1110キロが持ち込まれ、1280~750円の取引。中心は780円前後で、前日から20円程度下げた。南部の一部の工場に限られ、ある茶商は「荷口が増えるのを待ちたい」と話す。

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