テーマ : お茶・茶況

掛川「原泉アートデイズ!」開幕 11作家 日常から創作 茶工場や空き家 9会場 地域に滞在 経験や交流表現

 掛川市原泉地区の茶工場や空き家を会場にした広域アート展「原泉アートデイズ!」(原泉アートプロジェクト主催)が12日、開幕した。6年目を迎えた今回は、原泉にとってアートは日常との思いを込めて「交差する日常」をテーマに据えた。国内外11作家の作品を地区内9会場で展示している。11月26日まで。

グループ「作戦」の作品「野暮 Yabo」=掛川市萩間の旧原泉第2製茶工場
グループ「作戦」の作品「野暮 Yabo」=掛川市萩間の旧原泉第2製茶工場
西村さんの作品「インスタント彫刻『NEW OPEN』」=同市居尻
西村さんの作品「インスタント彫刻『NEW OPEN』」=同市居尻
グループ「作戦」の作品「野暮 Yabo」=掛川市萩間の旧原泉第2製茶工場
西村さんの作品「インスタント彫刻『NEW OPEN』」=同市居尻

 展示作品はそれぞれ、作家が地域に滞在して創作した。地域で得た経験や作家同士の交流での気づきを反映した作品がそろった。
 初回から参加する野々上聡人さんは、グループ「作戦」で創作活動の場や寝室などが一つの空間に存在する「野暮 Yabo」を出品。作品について「生活そのものが芸術」と説明し「ここでしかできない進化をさせてもらえた」と充実感をにじませた。西村卓さんは空き家に残された家具をカラフルにペイントした「インスタント彫刻『NEW OPEN』」を出品した。
 開場は期間中の木―日曜。旧原泉第2製茶工場(同市萩間)か旧田中屋(同市黒俣)で受け付けを済ませてから鑑賞する。期間中、作家のパフォーマンスや、ワークショップを予定している。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

いい茶0

お茶・茶況の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞