テーマ : お茶・茶況

茶況(6月20日)最終盤で中場所減少 静岡市中 県産二茶

 静岡市中の県産二茶は、最終盤の中場所産地からの持ち込み数量が減少した。飲料関連を除く商いに一服感がある。
 10円ほど下げて取引される荷が多く、榛原や相良、勝間田、坂部、小笠は600円台前半から600円前後で商談が成立した。先週末以降、榛原や勝間田などで生産を終えたり、契約栽培に移行したりする工場が増えている。あっせん業者は「飲料関連の引き合いは堅調の一方、茶期前の想定より持ち込み数量は少ない」と話す。
 富士は600円前後で成立した。東部の生産者は「飲料需要に適した茶づくりに徹する」と話す。
      ◇
 静岡茶市場の県産二茶は約2万7600キロ上場した。本山筋は900円前後から700円周辺で商談成立した。軟調の展開で50円ほど下げた荷もみられた。最終盤の初倉は500円台で取引された。

 ◇静岡茶市場 二番荒茶
 ▽成立 34,105キロ(県内27,598キロ、県外6,507キロ)


 藤枝 JA大井川藤枝工場は5工場から8口1163キロが上場し、1350~620円で取引された。平均は700円台前半。藤枝かおりは高値でも引き合いが強い傾向が続く。

 島田、金谷、川根 島田地域は500円台後半が中心。終盤を迎え、仕入れを打ち切る買い手もいる。JA大井川金谷工場は15口1万3571キロが上場し、700~500円台。同川根工場は13口4622キロが持ち込まれ、700円台前半が中心か。

 榛原、相良 600円周辺が取引の中心で前日から10~5円の下げ。契約栽培の生産が主体になりつつあり、仕入れを終える問屋もみられる。

 掛川、小笠 掛川茶市場には26口2万9310キロ上場し、1030~500円で取引された。高値はつゆひかり。中心価格は600円台。JAサエリアには15口9862キロ上場した。中心価格は600円前後。

 袋井、森 森町茶業センターは19口7080キロが上場し、中心相場は620円前後。品質に大きな変化はなく、小幅な下げが続いている。袋井は550円前後の取引が中心で、前日からほぼ横ばいだった。

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