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ティーライフ 米国に8月現地法人 健康食品需要見込み輸出販売強化

 ティーライフは8月上旬、輸出販売強化を目的に米国で現地法人を立ち上げる。現地の健康食品ニーズに応える形で、茶とハーブ類を配合したティーバッグ商品の販路開拓を狙う。

米国で販売予定のティーバッグ商品
米国で販売予定のティーバッグ商品

 現地法人は米国西海岸・カリフォルニア州に置く。生活習慣病予防などの観点からヘルスケア商材の需要が堅調で、有望な市場と判断した。設立予定日は8月1日で資本金は22万ドル。
 日本の緑茶輸出先トップの米国で流通する日本茶の過半は、抹茶や粉末茶が占める。同社は独自性の発揮に向け、有機栽培原料などを用いたティーバッグ商材を現地の量販店や料理店に出荷していく。
 商品ブランド名は「SENN(セン)ジャパン」。緑茶や南アフリカ原産のルイボスティーなどにペパーミントやローズマリーなどのハーブを配合し、6種類を開発した。20パック入り3千円程度で販売を予定する。
 市場調査を進め、他の商品販売も検討していく考えで、西上節也社長は「コーヒーの消費量が多い米国では、特徴がある茶商品の販路拡大余地が大きい。日本品質のアピールを進める」と話す。
 同社は化粧品やサプリメントなどのテレビ通販向け卸売り、健康茶、機能性表示食品などの通信販売を手がけている。

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