テーマ : お茶・茶況

茶況(6月30日)鹿児島三茶が来週上場 静岡茶市場

 静岡茶市場に来週、鹿児島県本土物三茶が上場する。例年仕入れる買い手を中心に取引が展開される見通し。
 知覧や頴娃からの荷が最速で3日にも上場する。ドリンク関連の仕入れを手がける市中問屋は「適正水準の在庫をそろえるため、例年並みの数量を仕入れる予定」と話す。  静岡市中は鹿児島県種子島産三茶の取引が続いている。静岡県産二茶は富士から少量届いた。あっせん業者によると、来週で県産二茶取引は完全に終了する。

 鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 40,177キロ
        1,100~185(平均357)


 藤枝 二茶が終了した茶園では、来期に向けて深刈り作業が進む。

 島田、金谷、川根 茶業関係者によると、二茶の収量は島田地域の遅場所で昨年比1・5割減、早場所は増産の見込み。川根地域の商いは30日で終了した。

 榛原、相良 産地問屋では水出し茶など夏用商品の販促に力を入れる。関係者の一人は「マイボトルを持ち歩く習慣に合わせた商材のPRなど、販売に工夫を凝らしたい」と話す。

 掛川、小笠 掛川茶市場によると二茶の価格は前年と比べて大きな変化はなかった。650~600円の取引が多く、500円を下回ることはなかった。

 袋井、森 袋井市内の生産者は今期を振り返り「物価高騰の影響が大きかった。肥料や農薬など、コスト面を見直す必要がある」と漏らす。

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