テーマ : お茶・茶況

茶況(6月23日)本山筋の工場、生産にめど 静岡茶市場 県産二茶

 静岡茶市場の県産二茶の上場量は前日の雨天を受け、2600キロにとどまった。本山筋は生産にめどをつけた工場が多く、来週以降も数量は減少していく見通し。
 県内各地で炭疽(たんそ)病、もち病の発生を懸念する声が強い。東部の生産者は「生産減につながるため、摘採を急ぎたい」と話す。
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 静岡市中の県産二茶は、東部の一部銘柄が取引され、500円台後半から半ばが付いた。あっせん業者は「飲料関連の仕入れが最終盤まで続く」とみる。

 ◇静岡茶市場二番荒茶
 ▽成立 14, 026キロ(県内2, 631キロ、県外11, 395キロ)

 ◇鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 32, 503キロ
       1, 300~210(平均449)

 藤枝 前日の雨で取引はなかった。二茶の生産は最終盤を迎えている。市場関係者によると、昨年と比較して減産の見込み。

 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場の出回りは雨で限られ、上場は472キロ、600円台が中心か。かぶせが900円台。川根地域の商いはなかった。

 榛原、相良 市内での二茶の終値は600円前後とみられる。茶業関係者の一人は「天候に振り回される場面が続きコワ葉化した荷口も多かった。取引が思うように進まなかった」と話す。

 掛川、小笠 掛川茶市場は前日の雨でほとんど出回りがなかった。二茶生産は終盤を迎えている。

 袋井、森 袋井は550~530円台の取引が中心でほぼ横ばい。最終盤を迎えて出回りが限られた。森町では北部地域の一部を除いて多くの工場で二茶の生産が終了した。

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