テーマ : お茶・茶況

茶況(6月15日)商いは600円台に集中 静岡市中 県産二茶

 静岡市中の県産二茶は前日の悪天候で摘採を休む工場が多く、持ち込み数量は少なかった。各地の荷の取引値は600円台に集中している。
 商いは横ばいか20~10円ほどの下げ幅が多かった。収量が伸び悩む一方、ドリンク関連業者が仕入れに動く中で全体的にしっかりしている。
 早場所産地は終盤を迎え、減産との見方がある。市中問屋は「県産二茶の相場動向を受け、鹿児島県本土物も堅調に推移している」と話す。

静岡茶市場 二番荒茶相場
 ▽成立 8,285キロ(県内7,775キロ、県外510キロ)

鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 71,718キロ
          930~144(平均558)


 藤枝 JA大井川藤枝工場は1工場から3口428キロが上場し、1300~760円で取引された。高値は藤枝かおり。天候の影響で出回りは限定的だった。今後も数量は伸び悩む見通し。

 島田、金谷、川根 前日の小雨で島田地域の出回りは限られ、600円台前半中心。コワ葉化した荷口が散見され、茶商は「全体的に味が薄い」と指摘する。JA大井川金谷工場は2817キロが上場、中心は600円台。同川根工場は400キロ、平均は850円。

 榛原、相良 600円台半ばから前半が取引の中心。不安定な天気の影響で出回り量は限られ、前日から20~10円の下げにとどまった。

 掛川、小笠 掛川茶市場には8口5580キロ上場し、720~670円で取引された。20~10円の小幅な下げ。雨が降った山間部の工場が操業を中止し、上場数が減少した。JAサエリアも天候の影響で出回りが限られ、6口3784キロ上場した。

 袋井、森 茶ピアは17口6205キロが上場。中心相場は600円前後とみられ、ほぼ横ばい。茶商は選択買いの傾向で、慎重な仕入れを続けている。

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