テーマ : お茶・茶況

茶況(6月17日)需給つり合い取引足早 静岡市中 県産二茶

  静岡市中の県産二茶は、飲料関連の仕入れが続く中で需給がつり合い、片付きは比較的早かった。横ばいか10円ほど下落した荷が多い。品質の変化を指摘された荷は30~20円下げた。
 榛原や坂部、相良、勝間田、初倉、小笠はいずれも600円台半ばから600円周辺を中心に成立した。かぶせは1200円ほどの値が付いた。初倉は生産を終える工場が増えている。あっせん業者は「荷口間の価格差が縮まった。下物は600円前後でしっかりしているが、割高感がある荷も散見される」と語る。
 磐田は600円台前半が中心、金谷は600円台後半から半ばで取引された。県西部の茶工場幹部は「土日に摘採を進め、できる限り生産数量を伸ばしたい」と話す。
     ◇
 静岡茶市場の県産二茶は3万7400キロが上場した。本山筋の各地から入荷があり、上物は1000円周辺で手合わせした。市中問屋は「一部の品で様変わりが進んでいる」と語る。
 沼津の持ち込み数量が増え、500円台中心で取引された。

静岡茶市場 二番荒茶
 ▽成立 37,870キロ(県内37,450キロ、県外420キロ)

鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 43,140キロ
       1,288~215(平均534)


 藤枝 JA大井川藤枝工場は5工場から10口1978キロが上場し、平均は700円台前半か。前日の好天でわずかに数量が膨らんだ一方で、昼間の気温上昇により様変わりした800円台の荷口は価格交渉が難航した。

 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場には16工場から18口1万1304キロが上場し、600~500円台で取引された。同川根工場には14口6745キロが持ち込まれ、700円台半ばが中心。生産が本格化し、出回り量が膨らんできた。

 榛原、相良 600円台前半の取引が目立ち、中心相場にほとんど変化はなかった。終盤を迎え、入荷が先細りしている。

 掛川、小笠 掛川茶市場には36口3万4357キロ上場し、830~530円で取引された。平均価格は642円。JAサエリアには28口1万9036キロ上場し、700~500円台半ばで取引された。

 袋井、森 森町茶業センターは50口8369キロが上場。1050~540円で取引された。平均価格は631円。茶ピアには38口7656キロが持ち込まれた。平均は601円。

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