テーマ : お茶・茶況

茶況(10月11日)終盤で相場低調 静岡市中、県産秋冬番

 静岡市中の県産秋冬番茶取引は終盤で、前日比横ばいか5円下げの330~320円で成立した荷が多かった。一部で300円台を割り込む取引もあった。市中問屋は「仕入れの予定数量に達しているため、さらに買い入れるとなると単価を下げざるを得ない」と話す。あっせん業者は「買い手に満腹感があり、値を保つのは難しい」とみる。
今週末に生産終了も 牧之原
 牧之原市内で進む秋冬番茶生産が終盤を迎えている。今週末をめどに生産を終える製茶工場が多い。
 9月下旬から市内で始まった今期は適度な雨で生育が順調に進み増産傾向という。ただ、引き合いの弱さや品質を重視する傾向に合わせて製茶時に数量を減らした工場も見られる。
 ある茶業関係者は「生産コストを踏まえ早めに操業を終える工場もある。工場ごと収益に差が開くのでは」と指摘する。
 (榛原支局・足立健太郎)

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