テーマ : お茶・茶況

デジタル茶況(6月12日)雨天の影響を懸念 静岡県産二茶

 静岡市中の県産二茶は前日の雨天の影響で出回りがなかった。12日の天候も優れないため、売り手、買い手ともに雨後の品質への影響に気をもんでいる。
 現在の二茶取引は700~600円の範囲内での商いが多い。買い手は「前年に比べて品質は安定している」(市中問屋)と評価する。売り手は今週の天気予報を考慮しつつ「病害への対策も徹底したい」と語る。

 藤枝 JA大井川藤枝工場は6口1037キロが上場。1100~790円で取引され、下値が800円を切り始めた。生産者は雨で摘採作業を休んでいる。

 島田、金谷、川根 生産農家が雨で収穫を休んだため、入荷はなかった。

 榛原、相良 前日の降雨の影響で生産を休んだ工場が多く、出回りはほとんどなかった。

 掛川、小笠 掛川茶市場とJAサエリアは前日の雨のため取引がなかった。

 袋井、森 前日の雨で多くの工場が生産を見送った。袋井の茶業関係者は「天気との兼ね合いで生産調整する農家も出てくることが予想される」と話す。

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