テーマ : お茶・茶況

茶況(6月6日) 700~600円台が中心 静岡市中 県産二茶

 静岡市中の県産二茶は初倉や磐田から連日の入荷となったほか、勝間田から初荷が届いた。上物に一定の需要はあるが、700~600円台の商いが多い。
 初倉は700円台半ばから600円台前半、磐田は700~600円を中心に取引された。県西部の生産者は「出回り増加に伴い、販売単価の下落基調が続きそう」と懸念する。
 榛原や相良、坂部は800~600円台後半中心で推移している。一部の良品には1000円強から800円台半ばが付いた。榛原や相良のかぶせは1000円台半ばから前半での商い。あっせん業者は「受注生産で水色が良い荷の価格は安定している」と語る。
     ◇
 静岡茶市場の県産二茶は磐田や初倉が多い。本山筋の美和の稼働工場が増えた。富士からも持ち込みがあり、前年並みの価格で取引された。
鹿児島県茶市場(キロ・円)
▽煎茶上場 189,025キロ
        1,250~200(平均675)


 藤枝 生産者は来週末にかけて雨が続く予報を踏まえ、様子を見ながら二茶の摘採を進める。午前に収穫した生産者の一人は「葉が柔らかい。一茶と同じように二茶も量が少なそう」と話す。

 島田、金谷、川根 島田地域はわせが800円、やぶきたは750円中心。夜温が低い関係で芽伸びが進まず、摘採を遅らせる生産者もいる。川根地域は早場所で8日ごろから本格化しそう。

 榛原、相良 850~700円台での取引が目立つ。萩間など遅場所での生産も始まったが、全体的に持ち込み量は伸び悩んでいる。

 掛川、小笠 掛川茶市場には16口6080キロ上場し、1200~690円で取引された。平均価格は863円。JAサエリアには17口6808キロ上場し、1000~600円台後半で取引された。指導機関は雨予報が続くため、刈り遅れに注意するよう呼びかけている。

 袋井、森 森町で二茶の取引が始まり、27口2132キロが上場した。取引の中心は800円台とみられる。南部地域の荷口が中心で、雨を見越して7日は出回り量が膨らむ見通し。

いい茶0

お茶・茶況の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞