テーマ : お茶・茶況

茶況(6月19日)飲料関連の仕入れ継続 静岡市中 県産二茶

 静岡市中の県産二茶は飲料関連の仕入れが続き、値動きは横ばいか10円ほどの下げと堅調に推移している。あっせん業者は「リーフ原料を仕入れる動きは乏しい。ドリンク関連の商いで相場は支えられている」と指摘する。
 各産地からまとまった数量が持ち込まれた。坂部や榛原、勝間田、相良、初倉、小笠、富士の荷は600円台前半から600円弱で商談成立した。最終盤の磐田は600円台前半から500円台半ば、金谷は600円台半ば中心でそれぞれ取引された。県中部の生産者は「コワ葉化が進んでいる。摘採を急ぎたい」と話す。
      ◇
 静岡茶市場の県産二茶は各地の荷が上場した。本山筋はやや値を下げ、900円台から700円台の手合わせが多い。

 ◇静岡茶市場 二番荒茶
 ▽成立 103,350キロ(県内71,031キロ、県外32,319キロ)

 ◇鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 44,431キロ
        1,299~215(平均507)


 藤枝 JA大井川藤枝工場は3工場から7口1265キロが上場し、1200~695円で取引された。市場関係者によると、二茶の生産はほぼ終盤に入った。天候次第で今週中に片付く見通し。

 島田、金谷、川根 島田地域は500円台後半が取引の中心で、10円ほどの小幅な下げにとどまった。ある茶商は「品落ち格高の傾向にある」と指摘する。JA大井川金谷工場は16工場から19口1万2934キロが上場し、500円台中心。かぶせが900円台。

 榛原、相良 600円前後が中心でほぼもちあいの展開。二茶を終える生産者が増え始め、取引は終盤。茶業関係者の一人は「品質を考えると割高感がある」と話す。

 掛川、小笠 掛川茶市場には31口3万4557キロ上場し、700~510円で取引された。平均価格は608円。二茶生産を終了する工場が出始めた。JAサエリアには23口1万7731キロ上場した。600円前後が取引の中心。

 袋井、森 袋井の中心相場は500円台前半とみられ、前日から10円程度の下げ。荷口ごとの品質の差が広がり、茶商は選別買いに徹している。森町茶業センターには19口5295キロが上場し、630~600円台の取引が中心。

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