テーマ : お茶・茶況

茶況(6月21日)600円前後で取引 静岡市中 県産二茶

 静岡市中の県産二茶はじり安の展開で、600円前後の商いが多い。中場所産地からの入荷量・銘柄共に減少が続いている。
 生産最終盤の荷は10円ほどの下げ幅が多く、ドリンク関連業者らが手当てした。一部で600円台半ばや500円台半ばの品もみられた。炭疽(たんそ)病の影響が広がる中、水色の欠点を指摘される荷の商談は難航した。
 市中問屋は「昨年より割高感を感じる荷が多い」と話す。

 ◇静岡茶市場 二番荒茶
 ▽成立 36,232キロ(県内21,475キロ、県外14,757キロ)

 ◇鹿児島県茶市場(キロ・円)
 ▽煎茶上場 49,593キロ
        1,268~205(平均472)


 藤枝 JA大井川藤枝工場は2工場から5口823キロが上場し、1400~580円で取引された。高値は藤枝かおり。出回りは限定的だった。二茶の生産は週明けにほぼ終了する見通し。

 島田、金谷、川根 島田地域は終盤に差しかかり、遅場所でも二茶生産を終える農家が出てきた。JA大井川金谷工場には13口1万745キロが上場し、500円台で取引された。同川根工場は10口2547キロが持ち込まれ、700円台が中心とみられる。

 榛原、相良 中心相場は600円前後でほぼ横ばい。茶業関係者によると、日数の経過に加えて一部では炭疽(たんそ)病が確認されているという。市内での二茶取引は最終盤を迎えた。

 掛川、小笠 掛川茶市場には23口2万6162キロ上場し、1100~520円で取引された。中心価格は600円台。高値はかぶせ。有機栽培茶の出回りが始まった。JAサエリアには9口7431キロ上場した。中心価格は600円前後。

 袋井、森 袋井は550~530円台の取引が中心。終盤で出回りが限られ、10円程度の小幅な下げ。茶商の一人は「ここ数日、色が乗ってきた」と評価する。森町茶業センターには12口5744キロが上場し、中心相場は620円前後。

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