テーマ : お茶・茶況

茶況(3月7日)GI保護制度活用 ブランド戦略学ぶ 菊川市茶業協会講演会

 菊川市茶業協会はこのほど、地理的表示(GI)保護制度を活用した産地ブランド戦略に関する講演会を同市下平川の市中央公民館で開いた。市内生産者や行政関係者など約50人が参加し、菊川茶が登録されているGI保護制度の活用法を学んだ。

GI保護制度について講演する香坂玲教授=菊川市下平川の市中央公民館
GI保護制度について講演する香坂玲教授=菊川市下平川の市中央公民館

 東京大大学院の香坂玲教授が講師を務めた。香坂教授は、GI保護制度がフランス産ワインの地域ブランドを守るために発足したとして、場所の特性や環境が産地の品質や社会的評価とひも付けられていることが前提であることなど制度の概要を説明した。
 また、欧州ではGI登録された農作物、食品は平均で通常品の1・55倍の価格で販売されるとのデータを示し、付加価値化されていることを紹介した。
 また、菊川茶と世界農業遺産の茶草場農法を合わせたPRが有効であるとの見解を示した。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

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