テーマ : お茶・茶況

茶況(6月29日)北遠の有機茶上場 静岡茶市場 県産二茶

 静岡茶市場の県産二茶は北遠の有機茶が上場した。品質は安定していて、市中問屋が例年並みの価格で仕入れた。
 県外産は鹿児島県種子島産三茶が入荷した。同県本土物三茶の取引は来週始まる。
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 静岡市中の県産二茶は少なく、一部で紅茶が取引された。二茶取引にめどをつけた買い手が多く、問屋街は閑散としている。
 市中の中堅問屋は「台ならし番茶は例年並みの数量を手当てする予定」と話す。

 藤枝 JA大井川藤枝工場は7月下旬から始まるセールに向け、加工作業や商品の袋詰めなどの準備を進めている。

 島田、金谷、川根 島田地域の伊久美はあと数日で摘採が終了する見込み。山間部の二茶収量は昨年より少ないという。

 榛原、相良 かぶせについては色のりの悪さを指摘する声が複数上がった。関係者は「管理の問題ではなく、序盤の天候不順の影響が大きく響いた」と分析する。

 掛川、小笠 指導機関は病害虫の発生がやや多いとして適期防除に努めるよう呼びかけている。

 袋井、森 袋井の茶業関係者は二茶について「気温の低い日が続いたことで生育が進まなかった」と振り返る。収量は前年比で2~3割程度の減少になる見込みという。

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