テーマ : 新型コロナ・全国

中国や米国でコロナ変異株 「JN・1」感染拡大

 【北京共同】中国保健当局は28日、新型コロナウイルスの新変異株「JN・1」の感染例が中国で出ており、増加傾向にあると発表した。JN・1は米国やインドなど各国で急速に感染が拡大し、世界保健機関(WHO)が先週「注目すべき変異株(VOI)」に指定した。現行のワクチンで予防効果が得られるという。

春節を迎え、ちょうちんが飾られた道を歩く人たち=1月、北京
春節を迎え、ちょうちんが飾られた道を歩く人たち=1月、北京
スイスのジュネーブにある世界保健機関の本部
スイスのジュネーブにある世界保健機関の本部
春節を迎え、ちょうちんが飾られた道を歩く人たち=1月、北京
スイスのジュネーブにある世界保健機関の本部

 中国当局は年末年始や2024年2月の春節(旧正月)の大型連休で人の移動が多くなり、コロナ感染の増加が予想されるとして、マスク着用や手洗いなどの感染対策を励行するよう呼びかけた。
 中国疾病予防コントロールセンターの担当者は28日の記者会見で、JN・1は海外で感染が急速に広がり、流行の中心となっていると指摘。中国のコロナ感染状況は「低いレベルだ」としながらも、JN・1が増加しており、国内の主流となる可能性があると説明した。
 JN・1はオミクロン株派生型の系統が変異したウイルスで、感染力が強いとされる。
 中国では今年冬、子どもを中心に肺炎などの呼吸器疾患が流行。国家衛生健康委員会によると、全国の医療機関が受け付けた呼吸器疾患の件数は先週より増加した。インフルエンザが中心としている。

新型コロナ・全国の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞