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エンタメ市場、9割まで回復 コロナ禍前と比べ、ぴあ総研

 ぴあ総研は26日、2022年の音楽や演劇などの入場チケット販売額を業界全体で算出した「ライブ・エンタテインメント市場規模」(速報値、オンライン配信を含まない)を発表した。新型コロナウイルス流行前の19年と比べ10・2%減の5652億円で、コロナ禍前の約9割まで回復する見通しになった。
 ジャンル別では、ポップスやクラシックなどの「音楽」は19年比6・8%減の3948億円に。ミュージカルや演劇、歌舞伎、お笑いなどの「ステージ」は同17・2%減の1703億円にまで回復した。
 また、チケット制の有料オンラインライブは、22年の国内市場規模が前年比9・1%減の466億円と推計した。コロナ禍で、観客を集める「リアルライブ」の開催が制限される中で急成長したが、リアルライブが再開されたため成長が鈍化したという。
 ぴあ総研は「感染拡大抑制と経済活動の両立が図られる中で経済の正常化が進み、ライブやエンターテインメント市場も復活への着実な歩みを進めた」と分析している。

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