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コロナ感染者、前週比1・26倍 増加に転じ5類変更後最多

 厚生労働省は25日、全国約5千の定点医療機関から14~20日に報告された新型コロナウイルスの感染者数は計8万6756人で、1医療機関当たり17・84人だったと発表した。前週比は1・26倍。直近は2週連続で減少していたが増加に転じ、感染症法上の位置付けが5類に変更された5月8日以降で最多となった。

新型コロナウイルス・オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)
新型コロナウイルス・オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 41都道府県で前週を上回った。前週比が最も高かったのは秋田の2・42倍。厚労省の担当者は「人の行き来が増えるお盆明けに感染のピークを迎える傾向がある。増加し続けるか注視したい」と話した。
 都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が多かったのは、岐阜31・03人、岩手30・42人、秋田28・48人。少なかったのは沖縄7・65人、鹿児島10・89人、東京10・96人。全国の新たな入院者数は1万3135人で、前週比1・04倍だった。
 日本を含む世界各地でオミクロン株派生型「EG・5」が広まりつつある。松野博一官房長官は8月25日の記者会見で「重症化するとの知見は得られていないが、国内の変異株の発生動向を継続して監視する」と述べた。

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