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5月の生活保護申請11・4%増 厚労省、コロナや物価高が一因

 厚生労働省は2日、5月の生活保護申請は2万2680件で、前年同月と比べ11・4%増えたと発表した。増加は5カ月連続。伸び率が2桁となるのは4カ月連続で、調査が現在の形式となった2012年度以降で初めて。新型コロナウイルス禍や長引く物価高騰が増加の一因とみられる。

厚生労働省が入る中央合同庁舎=東京・霞が関
厚生労働省が入る中央合同庁舎=東京・霞が関

 5月から生活保護を受け始めたのは1万9847世帯で、前年同月比16・5%増加した。それ以前から受けている人を含む受給世帯数は164万8101世帯となり、0・5%増だった。
 厚労省の担当者は「引き続き動向を注視したい。生活保護が必要な人はためらわず申請してほしい」と話している。

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